ニノ・プレアデル - 聖華世界 @ wiki

ニノ・プレアデル

［解説］

ク・コル村で暮らす12歳の少女。(聖華暦832年）
村の人気宿である「遊月亭」の看板娘であり、村人や冒険者から愛される村のマスコット。
純真無垢を絵に描いたような娘で明るく礼儀正しい。
父ラドと母ノレドを誰よりも尊敬し、将来は宿屋を継ぐために日頃から家の仕事を手伝っている。そのため家事炊事能力が極めて高い。

聖華暦831年6月、アイオイ・ユークリッドを標的とするジャ・ファルの作戦に巻き込まれ村で大火災が発生。
ニノ達、遊月亭一家も避難しようとするが、サンギーヌ・ルットが率いる機兵部隊が村に侵入。
標的を探して村を片っ端から破壊。
遊月亭一家は倒壊する家屋の下敷きとなってしまった。
ガレキの下敷きとなる寸前、父ラドがニノを突き飛ばしており彼女だけは間一髪のところで助かった。

その後、アイオイに追い詰められたサンギーヌは逃げ遅れていたニノを見つけ、人質にとってアイオイに武装解除を迫る。
しかし、背後から忍び寄っていたコーダン・テルミッドの一撃によって操縦槽を貫かれ騒動の首謀者であったサンギーヌは死亡する。

難民キャンプに収容されたニノだが、両親を失い天涯孤独になった不安と絶望に潰されそうになっていた。
そこにコーダン・テルミッドと名乗る男が現れ、彼女の身元引受人に名乗りでた。

三年後

［解説］

コーダン・テルミッドの下宿先でお世話になっている。
そこから中央都市アマルーナにある国立アマルーナ総合学院の中等部に通っている。

秀才のニノは既に卒業できるくらいの単位を収めている。
本人が希望すれば飛び級で大学部への編入も可能であったが、断って中等部に在籍している。
学院長からのせめてもの頼みとあって大学の錬金術研究ゼミには加わった。
最近はもっぱらポーションの研究をしているようだ。

放課後は『栄光の宴』でアルバイトしており、ギルドの受付嬢だったり家事炊事などを手伝って収入を得ている。
（コーダン一人に働かせるのは悪いと思って自分でも働き始めた）
持ち前の明るさと人好きする性格もあり、あっという間にギルドに馴染んでギルドメンバーの一員のように扱われている。

自分の命を助けてくれたコーダンの事を異性として深く愛しており、成人したら交際を申し込むつもりでいる。
（肝心のコーダンの方はニノのことを家族としかみていないのだが）

技能

コーダン・テルミッドに護身のための暗殺術を仕込まれており（！？）生身での戦闘力が人並外れている。
元々なんでも出来る天才肌なので、格闘術や体さばき、ナイフや暗器の扱いもあっという間に上達した。
ナイフは普段持ち歩いていないが、スカートの下には投擲用のニードルを複数本仕込んである。

正式な訓練を受けた訳ではないので機兵の操縦は得意ではない。
魔法はそれなりにできるが、どちらかというと錬金術が得意。

3年前の事件以来、ニノは心に闇を抱えており、自分や自分が大切に想う相手に危害を加える輩には容赦がない。
両親があっけなく死んだのを目の当たりにしたせいか、人間の命を軽く考えるようになってしまっており、敵意を持つ人間を殺す事にためらいはない。
コーダンも知らない事だが、実は既に何人か悪人を殺した事がある。
（きっちり隠蔽したのでニノが殺したことを誰も知らない）