ズートピア
ストーリー
肉食動物と草食動物が平和的に過ごす動物たちの世界の都市部
ズートピアに、ウサギ初の警察官となる夢を叶えた新米巡査
ジュディ・ホップスがやってくる。
ズートピア警察学校をトップの成績で卒業し、都会での活躍を夢見るジュディは
ZPD(ズートピア警察署)配属初日に14人の動物が行方不明になっている事件の捜査に立候補するが、
ボゴ署長から小さなウサギに与えられたのは駐車違反の取り締まりだった。ジュディはキツネという理由で差別を受ける
ニック・ワイルドと
フィニックを助けてあげる。しかし、彼らは詐欺師コンビでジュディはまんまと利用されてしまう。
次の日、ジュディは駐車違反の取り締まりそっちのけで窃盗犯の
デューク・ウィーゼルトンを逮捕する。ボゴ署長は危険な追跡を行った反抗的なジュディを解雇しようとするが、行方不明の夫
エミットの捜索を依頼してきたカワウソの
オッタートン夫人と羊の
ドーン・ベルウェザー副市長のおかげで、48時間の猶予期間を貰うことに。ジュディは時間内にエミットを探し出すことができるのか…?
概要
夢を信じてウサギ初の警察官となった
ジュディ・ホップス巡査が、夢を信じることを辞めたキツネの
ニック・ワイルドと共に動物の連続行方不明事件を調査する過程で、動物社会に残る種族同士の壁や差別といった問題に直面していく。
欧州や中東などの一部の国と地域では『ズートロポリス(Zootropolis)』と呼ばれている。
起源
本作の制作の発端は
バイロン・ハワードが
ジョン・ラセターに6つの物語のアイディアを説明していたことに始まる。「動物版三銃士」「1960年代を舞台に子供を動物に変えてしまうマッドサイエンティストの猫の物語」「宇宙の賞金稼ぎのパグの物語」などであった。子供の頃から、キツネを主人公としたディズニーの『
ロビン・フッド』が大好きだったハワードは、全く新しい擬人化された動物のアニメーションを作ろうとしていた。動物たちが現代の人間さながらに生活する様子を描くこのアニメーションはラセターに支持された。この時の様子をハワードは「高く掲げられた赤ちゃん
シンバのようだった」と語っている。
ラセターは前述の1960年代や宇宙のパグといった要素も盛り込んでみたらどうか、と提案した。『Savage Seas』という国際スパイのウサギ、ジャック・サベージの物語を構想し始めた。脚本家は
ジャレド・ブッシュはこのプロジェクトに参加した時、父と祖父がCIAで働いていたことからとても興奮したという。
『Savage Seas』のプロジェクトは進行し、舞台として動物たちの住む街を構築することとなった。次第にこの動物たちの街に焦点が当てられ、本プロジェクトは本格的に『ズートピア』へと移行していった。主人公はキツネの
ニック・ワイルドと相棒のウサギ、
ジュディ・ホップスとなったが、2014年11月、ジュディが主人公に据えられることとなった。
製作
『ズートピア』は2013年8月のエキスポで発表された。動物の調査はケニアや、サンディエゴ動物園、
ディズニー・アニマルキングダムなどで8ヶ月にわたって実施され、製作された動物のモデルは800000体にも及ぶ。よりリアリティを追求するために、ロンドン自然史博物館などでの調査も行われた。ズートピアの都市部のデザインには、ニューヨーク、サンフランシスコ、ラスベガス、パリ、上海、香港、ブラジリアなどが挙げられている。
製作当初、動物の毛並みを表現するソフトウェアは『
ボルト』(2008年)のものが使われていた。しかし、『ズートピア』ではより質を向上させるため、ディズニーの技術者によって「iGroom」というソフトウェアが開発された。また、『
シュガー・ラッシュ』(2012年)向けに開発されたリアルタイム3Dモデラー「ニトロ」、『
アナと雪の女王』(2013年)の草木ジェネレーター、『
ベイマックス』(2014年)のレンダラー「ハイペリオン」などが使用された。
キャスト
- 吹替版:2016年4月23日公開。 ※Blu-ray・DVD収録
スタッフ
情報集計中…
用語集
オブジェクト
ロケーション
カンパニー
楽曲
最終更新:2024年09月08日 19:19