概要
戦闘に至るまでの背景
▲7973年1月における勢力図
シャルティア王国は、発掘した
ゴルドラドの遺産を兵器として使うことで、周辺国に対して侵略を続けていた。
しかし、
レミリアル国への侵攻軍を預かっていた王族の
マルティンは、自身の失策により敗北を喫する。
部下である
ガレリアの裏工作により敗戦の責任を追及されることはなかったが、王位継承の順列を上げるためにどうしても手柄が欲しかった
マルティンは、同盟国である
朱焔国への攻撃を進言した。
「同盟を組みながら裏では反王国組織である
ブレイアスと手を組み、いつ寝首をかいてくるかわからない」という理由をでっちあげるが、皮肉なことにこの侵攻によって実際に
朱焔は
ブレイアスと手を組むこととなる。
両軍の戦力
戦闘経緯
兵力の差は明白であったが、暁美ヶ原は地形を利用することで包囲されることを避けることができたため、
朱焔国軍はここで決戦を挑むしかなかった。
里長になったばかりの
式守珠月は里に残し、里長の親族を総大将にしながらも、実戦部隊は珠月の学生時代からの護衛であり友人でもある
琥珀みつきたちに任せた。
更に、かつて学園で共に
豊穣なる聖杯と呼ばれた平民組が
ブレイアスからの援軍として合流するが、
ヴィオラ達も組織の中でまだ確たる地位を手に入れているわけではなかったので、軍勢を伴ってではなくあくまでも個人単位での援軍であった。
王国軍においては、新進気鋭の
銀鷲組を出陣メンバーに加え、更に流民に土地の譲渡を条件に配下になるよう話を持ち掛ける。
流民の長である
エメラインたちは王国軍を信用できないとこの話に乗らなかったが、既に内部で対立状態となっていた
コンスタン、
ヤルコスはこの話に乗り、更に
アルマの敵討ち(実際はこの時一命をとりとめて
銀鷲組にいたが、その事実を知らない)に燃える
アルンも言葉巧み操りに出陣させた。
両軍は暁美ヶ原の地で衝突するが、
朱焔国軍は戦いながら徐々に後退をはじめる。
これを罠だと警戒する
ガレリアだが、兵力で圧倒していることから前線の部隊は次々と突撃を仕掛け、やがて
マルティンの本陣は手薄になっていく。
ガレリアの読み通りこれは懐深く誘い出す罠であったが、練度の高い
朱焔国軍のおびき寄せの策は完璧であり、徐々に
ガレリア本人ですらこれは芝居ではなく本当に後退しているのではないかと考え出す。
こうして前線の部隊は誘い込まれるが、ここで最大限に地形を利用した
朱焔国軍の完全包囲によって猛反撃を受ける。
更に、伏兵として山中に隠れていた
琥珀みつき率いる強襲部隊が、
マルティンの本陣に向けて突撃。
本陣の混乱によって前線の部隊も浮足立ち、このまま
朱焔国軍の勝利かと思われた。
しかし、そこに現れたのは本国から援軍として派遣されていた王族の
リクハルドと、彼が操る
ゴルドラドの遺産である動く巨大鎧兵
ノルスデッドであった。
感情なく、あらゆる敵兵を踏み潰していく巨像の兵により本陣奇襲部隊は逆に混乱、今度は逆に
朱焔国軍が浮足立ち、王国軍の猛反撃を受ける。
これ以上の強襲は不可能と察した
琥珀みつきは全軍撤退を決意、自らは戦場に残り仲間の後退を援護した。
戦いの結末
マルティンは、自身の生命が脅かされたことと、すべての手柄を叔父に奪われたことから激昂し、本陣に奇襲を仕掛けた部隊の捕虜を全員処刑した。
その方法は残虐を極め、兵士たちに「捕虜を使ってどれだけ自分を楽しませるか」競わせたという。
記録に残っているだけでも「捕虜同士に勝った方を助けると言い殺し合いをさせる」「捕虜に自分の上官を殺させる」等の処刑方法が記されている。
最終更新:2026年04月20日 05:25