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基本情報



略歴

朱焔国出身にして、次期当主。
ガーマス7970年、友好国であるシャルティア王国の国立リストレア魔導学園に留学生として入学する。

学園では豊穣なる聖杯世代と呼ばれ、学園内外において多くの発見や討伐任務に従事、卒業を控えた頃に起きた魔導学園占拠事件も、皆と協力して事件解決に貢献する。

7972年2月、使者として訪れた国立リストレア魔導学園生徒たちの前で、卒業と同時に正式に里長の地位を譲リ受けることを発表。
卒業後は里長として、共に学生時代を過ごした仲間たちを従え朱焔国の舵取りを任される。

しかし、各地への引継ぎを終え、ようやく里長としての実務的な仕事をはじめた矢先、シャルティア国が突然同盟を破棄して朱焔国に侵略をはじめる。
決戦となった暁美ヶ原の戦いには参戦せず、里で勝利を祈るが叶わず、朱焔里の戦いによって朱焔国は滅亡、父である式守一颯が身代わりとなり珠月を逃がし、その後は仲間たちと共にブレイアスに合流する。

そこから三ヶ月は水面下の活動に徹する。
反王国の動きは激しくなっていたが、それらは別々に行動していた為、各個撃破される危険性があった、そこで、それらの組織の元へ行き協力体制を敷くように説得して回った。
これにより、各地のブレイアス支部、民衆が中心となる反王国組織、交戦中のレミリアル国、一度は滅ぼされたがいまだ反抗勢力の多いギアノ国、朱焔国、そして次は自分たちに攻め込んでくるのかと戦々恐々しているキサス国、ビーコック国、そして国立リストレア魔導学園が反王国という一つの連合軍になりつつあった。
これらの行動は極秘裏に行われていた為、具体的な内容は残されていないが、遺産戦争において最も大きな転機となったのはこの三ヶ月だと多くの戦史家が認めている。

7974年1月、ゴルドラドの遺産を所持している国立リストレア魔導学園に対して、これらを没収することを目的にリクハルドを総指揮官とした王国軍が出陣。(魔導学園攻略戦
母校の危機を救うべく駆けつけると、最初は卒業生を危険な目にあわせたくないと考える教師と衝突するが、結果的に協力し、ゴルドラドの遺産を使いこなしてリクハルド指揮する王国軍を撃退し、学園からは同盟の証としてゴルドラドの遺産である「イルコア」を受け取った。

王国軍の中にはかつての卒業生であるシエルラナもいたが、ラナはこの戦いで落命、しかし彼女たちの知らない場所での戦いだったこともあり、その事実を知るのは先のこととなる。

ブレイアスは、戦果を上げ続けながら王国や王家に特別忠誠を誓っているわけではないルードルフを引き抜くため、オリヴィアの協力を仰ぎ水面下で引き抜きの準備を進めていた。

その後ブレイアスの任務としてゴルドラドの遺産である「カルザイアス」を発見するが、帰路の途中国立リストレア魔導学園に立ち寄って鑑定を頼んでいたタイミングで王国軍による二度目の学園攻略戦が始まり、なし崩し的に防衛戦に参戦する。
ラナを失った貴族組と、もはや和解はありえないほど互いに憎悪をぶつける戦いを繰り広げ、激闘の最中に「ノルスデッド」を破壊し王族のリクハルドを討つが、籠城戦の末学園は陥落、炎上する学園から脱出する。

7974年6月、ブレイアスは水面下で準備していた反王国連合軍による挙兵を決意、ブレイアスの乱が勃発する。
そのための拠点造りとして流民に対してゴルドラドの遺産であるミノスを使用するが、毒を撒く作戦だとは知らされずに衝撃を受ける。

拠点を手に入れると、各地から集結した軍勢を率いて王都を目指して北上し、王国軍との決戦となるアルブレッド渓谷の戦いに勝利する。
その直後に、反王国連合軍として連携して挙兵していた朱焔国再興部隊が勢いをつけ、式守珠月を迎えて本格的に国の再興に動き出したいと打診してきたため、一旦ブレイアスから離れて朱焔国に戻る。

しかし、自分たちが離脱している間にブレイアスシエルの大返しによって半壊、朱焔国の復興がある程度見えたこともあり、かつての学友たちを助けるべく再びブレイアスに合流、スメリア森の戦いを経て王都に迫るが、国王ボルニファースは既に暗殺され、今度はボナトゥーラによる恐怖政治が始まる。

フィルツからの密書によって、ボナトゥーラこそが遺産戦争をはじめたきっかけを作った男だったことを知ると、これを大義名分にするべく政変の時期を待った。
その間に、領地や爵位を没収された豊穣なる聖杯の貴族組もブレイアスにスカウトし、戦力を増強させていたが、ディアナが処刑されたことによりついに7976年2月聖杯の蜂起と呼ばれる政変を起こし、ボナトゥーラ一派を討って、セシルを国王とした新たな国造りを始めた。

朱焔国の再興が思いのほか早く進んだことから、国立リストレア魔導学園再建に手を貸す一方で、学園に残されていた痕跡から校長のカミルの生存と、彼が最後まで秘匿していたゴルドラドの遺産であるティメスガーナオルクガイナ、そしてゴルドラドがかつて存在した場所が世界樹に繋がる翡翠の森にあると知り、すべての深淵を覗きこむべくその地へと訪れる。

翡翠の森に到着すると、狐々から朱焔国の真実を告げられる。
ゴルドラドは、世界を滅ぼしかねない威力をもった魔導具ティメスガーナを作り出すが、国の命令とはいえ、危険な魔導兵器を生み出してしまった事に罪悪感を覚えた当時の魔導研究者たちは、濫用されることを恐れて密かに起動するために必要な翡翠の数珠という魔導具を作り、それを「鍵」として代々守る様にあえてゴルドラドとは違う独自の文化をもった朱焔国を意図的に作り出した。

しかしそこにカミルが自分の儀式を邪魔されない為の時間稼ぎのため呼び寄せたルードルフが現れ、獅子王グレイファントの怨念によってシャルティア国を亡ぼすことしか考えられなくなった彼の前に敗北し、ティメスガーナ起動に必要な翡翠の数珠も奪われる。
シャルティア国の王都を射程に捉えて動き始めたティメスガーナの砲身の中で再びルードルフと戦い、衝撃で正気を取り戻したルードルフが自らの命を引き換えに魔力炉に飛び込むことでティメスガーナは止められた。

更に、娘のルチアを蘇生させようと世界の法則を変えようとした校長カミルと対峙するが、ゴルドラドの叡智をもってしても禁忌を変えることはできず、カミルは娘のもとへと旅立った。

一連の騒動のすべての元凶はゴルドラドの遺産であり、これはまだ人類が手にするべきものではなかったと結論を出したアステリアは、世界樹に存在するゴルドラドの遺産すべての原動力となる魔力の源である水晶の破壊を提案、これに賛同して協力した。

その後は里長としての役目を果たすべく、国内の統制と外交に東奔西走する。
新政権におけるシャルティア国とは蜜月関係だったこともあり、農耕や工業のノウハウを数多く授かり国内を発展させ、その見返りにシャルティア国最大の貿易相手となる。
急進的に国の文化が変化していくことに不安を持つ民もいたが、結果をもって納得させた、これは彼女自身の「朱焔はもうゴルドラドに託された鍵を守るだけの一族ではなくなった」という自負からきている。

朱焔は、里長が男の場合は実子に、巫女の場合は養子をみつけて後継者とするのが通例であったため、後継者となる新たな人材の発見にも常に気を配り、7988年に後継者に国を託した。


関連項目


最終更新:2026年06月21日 00:34