アットウィキロゴ


基本情報



略歴

シャルティア王国平民。
ルードルフとは家族ぐるみの付き合いであったが、野良魔物との戦いで揃って両親を失い、その後は二人で狩りをして生計を立ててきた。
山奥で人とほとんど接触しないまま育ち、本人も普段は研究室に引き籠って魔導研究に没頭する日々を送っていた為世間知らずな面がある。

ガーマス7970年、国立リストレア魔導学園への入試試験を受けて合格、山を下りて街中で生活することとなる。
それまで他者と比較されることがなかった為本人は無自覚だったが、アステリアの魔導における分析能力や仮説、実験結果の成功率は群を抜いており、豊穣なる聖杯と呼ばれた優秀な世代の中でも、魔導における素質は頭一つ抜けていた。

学園の地下施設を探索していた時に、「形代の黒核」を手に入れる。

それまで伝説上だけの存在だと思われていたゴルドラドが発掘されたことにより、各地の遺跡の再調査が行われ、人手不足から魔導学園の生徒も駆り出される。
アステリア達はイスタリア遺跡に残されたかすかな魔力の流れを察知して、これまで未発見だった深部と、ゴルドラドの歴史が描かれた壁画を見つけ出す。

ルードルフのために、「形代の黒核」を利用した魔導シールドを作り、更にメルの依頼で真紅の石ゴルドラドの魔導具を融合させた真紅の幻影を作り出す等、学生時代から実績を積み重ねた。

卒業を控えた頃に起きた魔導学園占拠事件も、率先して前線にたって事件解決に貢献する。

卒業後は小さな魔導研究所に所属、設備は学園とは比べ物にならない小規模な場所だったが、好きに研究をしていいという待遇から、同じく卒業直後のイルダと共に各地の遺跡調査を行っていたが、ヴィオラにスカウトされブレイアスに参加することとなる。

イアンズ湿地帯にゴルドラドの遺産である「ミノス」が眠っているとの情報を得て回収に向かうが、それは銀鷲組が仕掛けた罠であり、かつての学友たちと戦場で血の同窓会を迎えることとなる。
この戦いはディアナが躊躇なく「アグラスの笛」を使った事でかろうじて逆転勝利を収めるが、エルメット遺跡における遺産争奪戦ではグリフォードを失い、「ノルスデッド」も奪われる。

シャルティア国が突然同盟国である朱焔国に侵略をはじめると、援軍としてブレイアスから派遣されるが、軍勢を率いてではなくあくまでも個人での行動であった。
暁美ヶ原の戦いでは琥珀みつき率いる強襲部隊に所属し、王国軍をあと一歩まで追い詰めるもゴルドラドの遺産である巨大鎧兵ノルスデッドの乱入により決戦に敗北、続く朱焔里の戦いによって朱焔国は滅亡、式守珠月を守りながら脱出し、そのままブレイアスに合流させる。

ブレイアスに戻ると、そこから三ヶ月は水面下の活動に徹する。
反王国の動きは激しくなっていたが、それらは別々に行動していた為、各個撃破される危険性があった、それらの組織の元へ行き、協力体制を敷くように説得して回った。
これにより、各地のブレイアス支部、民衆が中心となる反王国組織、交戦中のレミリアル国、一度は滅ぼされたがいまだ反抗勢力の多いギアノ国、朱焔国、そして次は自分たちに攻め込んでくるのかと戦々恐々しているキサス国、ビーコック国、そして国立リストレア魔導学園が反王国という一つの連合軍になりつつあった。
これらの行動は極秘裏に行われていた為、具体的な内容は残されていないが、遺産戦争において最も大きな転機となったのはこの三ヶ月だと多くの戦史家が認めている。

7974年1月、ゴルドラドの遺産を所持している国立リストレア魔導学園に対して、これらを没収することを目的にリクハルドを総指揮官とした王国軍が出陣。
母校の危機を救うべく駆けつけると、最初は卒業生を危険な目にあわせたくないと考える教師と衝突するが、結果的に協力し、ゴルドラドの遺産を使いこなしてリクハルド指揮する王国軍を撃退し、学園からは同盟の証としてゴルドラドの遺産である「イルコア」を受け取った。

王国軍の中にはかつての卒業生であるシエルラナもいたが、ラナはこの戦いで落命、しかし彼女たちの知らない場所での戦いだったこともあり、その事実を知るのは先のこととなる。

その後、ベンノの依頼により、ゴルドラドの遺産である「ミノス」の修復を頼まれ、研究の結果修復に必要なビストリア鉱石を突き止めて修復に成功する。

ブレイアスは、戦果を上げ続けながら王国や王家に特別忠誠を誓っているわけではないルードルフを引き抜くため、オリヴィアの協力を仰ぎ水面下で引き抜きの準備を進めていた。

その後ブレイアスの任務としてゴルドラドの遺産である「カルザイアス」を発見するが、帰路の途中国立リストレア魔導学園に立ち寄って鑑定を頼んでいたタイミングで王国軍による二度目の学園攻略戦が始まり、なし崩し的に防衛戦に参戦する。
ラナを失った貴族組と、もはや和解はありえないほど互いに憎悪をぶつける戦いを繰り広げ、激闘の最中に「ノルスデッド」を破壊し王族のリクハルドを討つが、籠城戦の末学園は陥落、炎上する学園から脱出する。(魔導学園攻略戦

7974年6月、ブレイアスは水面下で準備していた反王国連合軍による挙兵を決意、ブレイアスの乱が勃発する。
そのための拠点造りとして流民に対してゴルドラドの遺産であるミノスを使用するが、毒を撒く作戦だとは知らされずに衝撃を受ける。
特に、自分が修復したミノスを使い、しかも自分の手で霧を撒いたアステリアは、毒に苦しむ流民たちの姿を見て心的障害を受けた。

拠点を手に入れると、各地から集結した軍勢を率いて王都を目指して北上し、王国軍との決戦となるアルブレッド渓谷の戦いに参戦、ラ・ウィルガードを使って風向きを変えるという最も大事な任務をやり遂げて勝利に貢献するも、ここでも旧友であるエイダの喪失に立ち会う。
ミノスの一件から精神的に限界を迎えたアステリアは、既にこの戦いが「勝利後の統治方法」にまで話が進んでいることから、自分が抜けても問題ないと判断、皆の了承を得てブレイアスから離脱する。

その後はあてもなく、王都へ向かう軍勢と真逆の南を目指して旅立ち、行く先々で魔物退治や治癒など、魔導の力を使った人助けの旅を続けていたが、道中でアルンエミリアと遭遇、流民の里に毒を流した相手ということもあり、アルンに組み伏せられ首を絞められるが、その最中に襲ってきた魔物を撃退したことから冷静さを取り戻したアルンと話し合いの機会を得て、誤解を解く。
更にエルフリーデの求婚を断ったことから出奔状態となっていたルードルフと合流、彼の頼みでシャルティアの鎧を手に入れることとなる。
この時、オリヴィアを亡くした原因が自分の作った真紅の幻影だと知ると、ミノスに続いての事で彼女の精神は限界を迎え、ルードルフの鎧探しを正面から拒絶することができなかった。
結果的に鎧を手に入れたルードルフは自分の前から姿を消し、嫌な予感を感じた彼女はブレイアスに戻ることを決意する。

王都を目指す中、シエルの大返しによって突如現れた部隊の奇襲を受けて一度は崩壊寸前に追い込まれるが、朱焔国の援軍を得て、スメリア森の戦いに勝利、再び王都を目指す。
そこに舞い込んだのは行方不明になっていたベンノボナトゥーラオレールバルドゥルの生存と、国王ボルニファース暗殺成功の知らせであった。
ベンノの作戦の囮として利用されていたことに不満を持ちつつも、悲願であった王家の打倒そのものには成功し、ボナトゥーラを国王とした新たな政権において中枢を担う人材に指名された。

ただし、ボナトゥーラたちの新政権と合流することに一抹の不安を感じ、治安維持部隊という名目でブレイアスの名前を残し、豊穣なる聖杯世代だけの部隊として組織を受け継いで存続させた。
その疑念は現実のものとなり、ボナトゥーラたちの新政権は出だしから財政面でつまづき、目線を逸らす為に旧体制の貴族たちを見せしめに処刑していったが、やがてその毒牙は自分たちの統治に反論した平民たちにも向けられていく。

やがて、フィルツからの密書によって、ボナトゥーラこそが遺産戦争をはじめたきっかけを作った男だったことを知ると、これを大義名分にするべく政変の時期を待った。
その間に、領地や爵位を没収された豊穣なる聖杯の貴族組もブレイアスにスカウトし、戦力を増強させていたが、ディアナが処刑されたことによりついに7976年2月聖杯の蜂起と呼ばれる政変を起こし、ボナトゥーラ一派を討って、セシルを国王とした新たな国造りを始めた。

その後、国立リストレア魔導学園再建に携わる一方で、学園に残されていた痕跡から校長のカミルの生存と、彼が最後まで秘匿していたゴルドラドの遺産である「世界を滅ぼしかねない破壊兵器」ティメスガーナ、「世界のルールすら書き換える魔導書」オルクガイナの存在、そしてゴルドラドがかつてあった場所が世界樹に繋がる翡翠の森にあると知り、すべての深淵を覗きこむべくその地へと訪れる。

しかしそこにカミルが自分の儀式を邪魔されない為の時間稼ぎのため呼び寄せたルードルフが現れる。
獅子王グレイファントの怨念によってシャルティア国を亡ぼすことしか考えられなくなった彼の前に敗北し、ティメスガーナ起動に必要な翡翠の数珠も奪われる。
シャルティア国の王都を射程に捉えて動き始めたティメスガーナの砲身の中で再びルードルフと戦い、自らが作り出した盾の弱点である形代の黒核を集中攻撃することでルードルフをひるませるが、その衝撃で正気を取り戻したルードルフは、自らの命を引き換えに魔力炉に飛び込んでティメスガーナを止めた。

更に、娘のルチアを蘇生させようと世界の法則を変えようとした校長カミルと対峙するが、ゴルドラドの叡智をもってしても禁忌を変えることはできず儀式は失敗、カミルは娘のもとへと旅立った。

一連の騒動のすべての元凶はゴルドラドの遺産であり、これはまだ人類が手にするべきものではなかったと結論を出したアステリアは、世界樹に存在するゴルドラドの遺産すべての原動力となる魔力の源である水晶の破壊を提案し、仲間の協力を得て実行する。



人物

  • かつて存在していたと言われている魔導国家ゴルドラドにあこがれを抱き、自らもその研究を続けていた。
  • 新たな術式の方程式を生み出したり、二つの術を合成させる理想的な比率といった高難易度の魔導研究を次々と成功させている。これはまず頭の中に理屈ではなく直感的に天啓の様な答えが見えて、そこにたどり着くための道なりのような計算を後付けで考えているからだと後年本人は語っている。


関連項目


最終更新:2026年06月15日 23:39