モビルアーマー(ガンダムSEED)

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モビルアーマー(ガンダムSEED) - (2017/01/08 (日) 23:50:46) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/09/10 (金) 18:17:36
更新日:2024/04/12 Fri 17:47:46
所要時間:約 7 分で読めます




モビルアーマー(以下、MA)とは、ガンダムシリーズに登場する兵器。
本項目では『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのMAについて記述していく。


■概要

『SEED』世界のMAは、その殆どが地球連合軍によって開発された物で、それまでの宇宙戦闘機から派生した「汎用重戦闘機」であり、『1st』等の宇宙世紀シリーズにおける「非人型の巨大機動兵器」といったMAの概念とは毛色が異なる。
そのため獣型のバクゥなども作中ではMSに分類されている。

その起源は古く、本編開始から30年以上前のC.E.35における大西洋連邦月面軍事「プトレマイオス」建造発覚と共に最初のMAシリーズが公のものとなり、C.E.70頃まで連合宇宙軍の主力兵器として開発が続けられていた。
しかし、ザフトがMSを実戦投入して以降その根本的な性能差が浮き彫りとなり、『SEED』の時点では「MSに比べると旧世代の代物」という立ち位置になっていた。
だが、『DESTINY』以降は宇宙世紀シリーズなどに近い巨大機動兵器も登場するようになり、MAの定義も概ね既存のシリーズに近い「非人型機動兵器の総称」といったところに落ち着いてきている。



■各MA紹介

メビウス・ゼロ


『SEED』時代の最強のMA。
当初の連合の戦力で、ガンバレルよって唯一ジンとタメを張れる機体だった。
しかし、ガンバレルの使用に高い空間認識能力が要求され、必然的に乗り熟せるパイロットが限られた。更にその数少ないパイロットも月面エンデュミオンクレーターでの戦闘時にその殆どが死亡しており(一説によると、敵の殲滅と施設破棄を兼ねて内部にあったサイクロプスを作動させた結果とも言われている)、本編開始時には、ほぼムウ・ラ・フラガの専用機となっている(後に、モーガン・シュバリエにもその適性があった事が判明)。
ガンバレルはドラグーン・システムの原型となっている。
なお、後に本機をほぼそのままストライカーパック化した「ガンバレルストライカー」が開発されている。



メビウス


ゼロの簡易量産機。
火力はガタ落ちしているが、旋回能力に勝っている。ジンとの戦力比は、当初5:1だったが、後に3:1に改められた。
よく勘違いされるがゼロのデチューン版であり、ゼロの強化前ではない(似た認識をされている機体にジンワスプがある)。

リニアガンと核ミサイル、ビームキャノン装備の3タイプがある。
血のバレンタイン…というか、戦争の本格化と核攻撃関連の元凶。

ASTRAY』第1話ではも搭乗。
『X ASTRAY』では、ハイペリオンが敵軍に突撃。ダメージを与えた後にメビウス隊の一斉砲火で止めを差すという戦法が描かれた。



◆ミストラル


いわゆるC.E.世界の「ボール」。
一応MAにカテゴライズされるが、殆ど作業用ポッドみたいな物。
武装は機銃二門のみと貧弱で勿論戦闘ではまるで役にも立たないが、強行偵察型ジンの狙撃ライフルを弾く程度の装甲は持っている。
アークエンジェルにも搭載されており、ユニウス7の氷を採取する為に出撃した。

ロウ達も本機に改造を施した「キメラ」を使う事もある。
ちなみにロウ機はジンの腕を移植し更に片方の手首がドリルになっている魔改造である。



エグザス


ゼロ直系の発展機。劇中ではネオ・ロアノーク専用機として登場した。
火力がかなり強化されており、ビーム兵器やミサイルランチャーが搭載され、ザフトの最新鋭機にも引けを取らないスペックを持つ。

後に『Dアストレイ』にてモーガン機も登場。



ザムザザー


ゾイド。嘘だけど。『DESTINY』から登場した新型MA。3人乗り。┌(`ф´┐)┐

椰子蟹に似たフォルムを持ち、通常MSの3倍はあろうかという巨体を誇る。最大の特徴は背面に搭載された『陽電子リフレクター』。これは所謂ビームシールドで、その名の如く、陽電子砲すら弾く耐久性を見せる。
だが正面からの攻撃を防ぐには、大きく前のめりになる必要があるのでいちいち大変

また、大型故に火力も高い。初登場時にはミネルバのタンホイザーを防ぎインパルスの片足を引き千切り、撃墜寸前まで追い詰めた。
しかしシンが本編中初のS.E.E.Dを発動。射撃をシールドでかいくぐられ、肉薄されてビームサーベルを突き刺され撃墜された。

「これからはMAの時代だよ。ザフトの真似事をして作った蚊蜻蛉のようなMSなぞ…」とか言ってたが。
後に宇宙仕様となったものが数機量産されている。



ゲルズゲー


『DESTINY』から登場した新型MA。3人乗り。

ストライクダガーの上半身に蜘蛛のような多脚の脚を持つアラクネみたいな機体。
何処に3人乗っているかは謎、ただしザムザザーと同じ3人乗りシートなので、MS部分でないことは確かである。
ダガーが両手に保持したビームライフルや前脚に内蔵したビーム砲が武器。
ザムザザー同様、陽電子リフレクターを装備し、ローエングリンゲートを防衛していたが、セイバーに撃墜される。

『Dアストレイ』でも試作機が登場。
しかし、「醜い機体にビームシールドを積んだ」とカナードの怒りを買い、ボコボコにされた。その後もワラワラ出てくることもあったが特に活躍はしていない。



ユークリッド


『DESTINY』にて初登場。何人乗りかは不明。たぶん3人。
見た目はエルメスに少し似ている。
量産されたゲルスゲーやザムザザーと共に地球軍本部や月面で防衛にあたっていたがやはり的みたいな物だった。
連ザⅡ+にも出演していない為か影が薄い。



◆ペルグランデ

型式番号:TSX-MA717/ZD

…なんだこれ。まきびし?
究極のゲテモノ。3人乗り。
トゲがたくさんついた黄色い機体。
NJC(核エンジン)とPS装甲、更に6基の大型ドラグーンを搭載。
パイロットの脳みそを外科手術で3人とも繋ぎ、擬似的に超空間認識能力持ち(ムウ的なニュータイプ)にして、運用する。なにそれこわい。
つまり、一人は縦の動きに専念。一人は横の動きに専念。一人は斜めの動きに専念。といった制御方法。
分離式のコクピットを持つが使うとドラグーンの制御は出来なくなるため緊急脱出時にしか使えない。

因みにコレを作ったのはアズラエルんとこの企業。
「これ、ビジネスの世界じゃ常識ですよ?」



◆プロトカオス

型式番号:XMF-P192P

初のザフト製MA。VPS装甲搭載。
元々、MS開発に傾倒したことからザフトでは普及していなかったMA系兵器の実用性を検証するために建造された機体であり、カオスインパルスを経てカオスの原型となった。
カオスとの差異としてはカリドゥス改がモノアイになり機動兵装ポッドが4基に。頭部や腕部などのMS的な要素は無い。
そのため全体的にメビウス・ゼロに似たシルエットになっている。

6機建造されたらしいが内3機は高速機動試験で修復不能なほどに損壊し廃棄され、残った3機はアーモリーワンに保管されていた。
主なパイロットはコートニー・ヒエロニムス。



◆マーズタンク

型式番号:GSW-M02

火星圏オールトレール・コロニーで運用されている作業用MA。
円盤状の本体から作業アーム兼用の三本の足が生えた独特なシルエットをしており飛行時には足を折り畳む(低重力の火星では単独飛行可能)。
中央からアームを伸ばし先端のセンサーユニットを露出する。
完全な作業用機体であるため武装は無いが、この機体を基に火星製戦闘用MS2号機「ガードシェル」が開発された。



□ゲームでの活躍


◆連合VSZAFTシリーズ

ゼロは初代から、ザムザザーとゲルズゲーは連ザUの家庭版で登場。
ちなみにメビウスも動くだけのターゲットとしてならちらっと登場している。


ゼロ(コスト200)はガンバレルを使った全方位攻撃が嫌らしいが、操作性がスカイグラスパー系同様にもはや別ゲー。
メイン射撃はリニアガンなのだが、誘導は皆無で動く的にはなかなか当たらない。
こんな扱い辛いMAで戦ってたフラガさんパネェ。

一方ザムザとゲルズは高コスト機で、操作も普通のMSと謙遜ない。違いを挙げるならこちらはダウン状態にならないという事くらいか。
パイロットが1人乗りしてるけどツッコんではいけない。

弱点は、如何せん体が大きいので攻撃を食らいやすく、接近されると弱い。囲まれたりなんかするともう目も当てられない
リフレクターを展開することで射撃武器全般を防ぐことはできる(ザムザは張ったまま動ける)。また一応格闘も使えるのである程度の迎撃には対応出来る。
近付かれる前に持ち前の高火力で封殺してしまおう。


◆BATTLE DESTINY

ゼロ、エグザ2色、ザムザが登場。ゲルズゲェ………。メビウスはやっぱり敵限定
いずれも操作法は連ザとあんま変わらないが、ゼロ&エグザはR長押しでターゲットに向かって行く仕様もあり、リニアガンが当て易くなった。………が、エグザは何故かリニアガンからビームを発射する。どういうことなの……?。



蒼き清浄なる追記・修正のために…

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