サイクロプス(ガンダムSEED)

登録日:2012/02/18(土) 18:52:36
更新日:2021/09/09 Thu 19:58:18
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……この犠牲により、戦争が早期終結に向かわん事を切に願う…


青き清浄なる世界の為に…


3…2…1…!


【概要】

サイクロプスとは、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズに登場する戦略兵器

構造としては、マイクロ波発生用装置である多数の大型パラボナアンテナを敷き詰めたもの。
原理はマイクロ波を放射し、その強度を増加させることで、周囲一帯にマイクロ波加熱を生じさせるというもの。





ぶっちゃけ巨大な電子レンジ兼自爆装置である。


【使用時の影響】

原理自体は単純だが、放射される凄まじいマイクロ波は、身体の大部分が水分と熱に弱い蛋白質で構成されている人間含む生物にとっては脅威であり、
サイクロプスのマイクロ波を浴びると、有効範囲内にいる生物は、体内にある水分が急激に加熱・沸騰させられて一瞬で焼死する。
更に沸騰した水分は体内で水蒸気となり、やがて全身の皮膚を突き破って爆発し、北斗神拳を食らったモヒカンの如く身体が破裂してしまう。
この描写はかなりグロイため、トラウマになった人も多い。

また、水以外の物質もある程度は加熱される上、大気中の水蒸気からの輻射熱も発生する。
そのため、搭載している燃料や弾薬が加熱されて誘爆するため、MSや戦艦を始めとした兵器群や軍施設等も破壊する事が可能。
加えて、もちろん水蒸気爆発も爆発なので、当然それによる衝撃波や爆風も周辺に被害をもたらす。

ついでに、発生しているのは強烈な電磁波であるため、範囲内のコンピューターなども使い物にならなくなる。
本編ではサイクロプス起動時、その射程内にいたジンのコクピットモニターにホワイトノイズが走る程度の描写だったが、
小説版ではアラートすら鳴らずに唐突にモビルスーツの操作系統がダウンして操作不能になるという描写になっている。

こうして、発生した強力なマイクロ波で人間も兵器もコンピューターも死なせた後、エネルギーが臨界に達すると表層の地盤すら崩壊させ爆発。
射程圏内の全てを吹き飛ばして巨大なクレーターに変えてしまう。

因みに後のジェネシスに使われたγ線はほぼ何でも透過するのに対し、マイクロ波は薄い鉄板かそこそこ細かい金網があれば案外簡単に遮断できるとのこと。
現実の電子レンジが今回のように勝手に爆発したり、近寄っても火傷せずに使えるのはその性質を利用する為らしい。
と言っても所詮は家電レベルの話なので、兵器として出力をマシマシにする場合はその限りではないのだろうが…。

ちなみに、C.E.世界では核分裂を抑制し電波も妨害するニュートロンジャマーがザフトによって地球圏とプラント周辺に散布されており、
電波であるマイクロ波も当然Nジャマーの効果を受けるのだが、完全にシャットアウトされることはないため、
サイクロプスの効果範囲を狭くする*1ことでNジャマーの妨害を無視することができる。
さらに、効果範囲内を吹き飛ばすのはあくまでマイクロ波なので放射能汚染も起こらないため、比較的クリーンで使い易い自爆システムとして使用される事となったのである。


【使用条件と配備】

使用すれば効果範囲内をクレーターにしてしまうほどの威力を誇るため、起動時には司令官クラスの将校二人が、起動装置に同時にキーを差し込み、回す必要がある。

本来は兵器ではなく、レアメタルが混ざった氷を融解させる為の装置として月面のエンデュミオン・クレーターに設置されていた。
が、本編開始以前、月面を巡るグリマルディ戦線の敗色が濃厚になった時に地球連合軍がレアメタル採掘施設がザフトに渡らない様、
これを暴走・自爆させた結果、大損害を出したザフトが月から撤退したことが、サイクロプスの軍事転用の発端となった。

この一件では直前の戦闘を含めて敵味方共に多くの死者を出し、その数少ない生き残りの一人がムウ・ラ・フラガである。
地球連合軍は自爆同然の行動で味方にも多数の被害を出した事実から世間の目を逸らす意味合いも含めてムウの戦果を殊更に持ち上げ、
その結果、ムウは「エンデュミオンの鷹」という異名を持つエースパイロットに祭り上げられたのである。

アイデア自体は19世紀末から存在する、戦前のSFにも幾度となく登場した*2SFガジェット「怪力光線」の現代版である。


劇中では、オペレーション・スピットブレイクの全容を予め把握していた地球連合軍上層部が密かにアラスカ基地に設置しており、
自分たちは安全圏に逃げた上で、切り捨ててもよい兵士たちを囮とし、充分にザフト兵をアラスカ基地に引き込んだ上で基地諸共自爆させようとした。
アークエンジェル級二番艦「ドミニオン」が建造されたこともあって用済みとなったアークエンジェルも、囮である「守備隊」として編成されていたが、
とある事情で事態を把握したムウがスカイグラスパーで強引にアークエンジェルに着艦して艦長のマリューに状況と上層部の目論見を明かし、マリューは撤退を決断。
駆け付けたフリーダム…キラの援護もあり、アークエンジェルはギリギリサイクロプスの効果範囲*3に逃れたが、
サイクロプスが収まった後、アラスカ基地の周辺は、ぽっかりと空いた巨大なクレーター以外、建物も生物もない死の大地へと変貌していた。

ちなみに、こちらは最初から自爆用途で設置されたため、威力を増し増しにしているという設定がある。


その性質上動かす事が出来ないため、能動的に攻撃で使用しようとしても、前提条件として敵軍を効果範囲内に誘い込む必要があるという欠点がある。
言ってしまえば自爆・地雷以外の使い方がないので、設置場所は敵軍が攻めてくるような重要拠点に絞られる上、
そんな重要拠点をがら空きにして待ち構えれば「何か罠があります」と言っているようなもので、怪しんだ敵軍に攻撃を躊躇される恐れもあるため、
ある程度の守備兵の配置は必要であるが、当然そうすればサイクロプスに味方である守備兵も巻き込まれ、敵と共に壊滅してしまう。
総じて、戦略兵器としてはかなり扱い辛いリスキーな兵器と言える。

なお、両勢力は共に情報統制も行っており、特に連合軍上層部は馬鹿正直に「味方諸共自爆しました」なんて発表するはずもなく、
エンデュミオンの一件は上述の通り「エンデュミオンの鷹」を目くらましにすることで連合軍内部でも限られた者しか真相を知らず、
巨大なクレーターと、自軍にも大量の犠牲者を生み出したアラスカ基地のサイクロプスに関しても、ザフトの新兵器と発表している。
この発表を見たマリューたちは、自分たちも捨て石として実質見殺しにされたこともあり、連合軍上層部への疑念を深めていくこととなった。


【作中の使用時の背景】


「青き清浄なる世界の為に…」


…普通、世界の事を考えてる奴等のする事じゃないが…

戦争終結を狙うザフトは、オペレーション・スピットブレイクでの標的にパナマ基地*4をちらつかせていたが、
パトリック・ザラ達の策*5*6によって急遽目的をアラスカ基地に変更。
アラスカ基地にはジョシュア(JOSH-A)と呼ばれる地球連合軍統合最高司令部が置かれており、一息に地球連合軍の頭を潰してしまおうという大胆な作戦だったが、
パトリックに接近していて、これを事前に知ったクルーゼが連合側に情報を流し、一足先に基地の連合軍上層部はザフトの真意を知ることとなった。

基地の防衛に付いている部隊は、大西洋連邦の潜在敵であるユーラシア連邦軍などであり、基本的に他の軍事作戦には不要と判断された戦力の寄せ集めだったため、
例え各地から主力部隊を大急ぎで集めても間に合わないので*7、現状の戦力ではザフトの総攻撃を防げないことは分かっていた。
そのため、上層部はアラスカ基地に赴任していた高官及びムウやナタルなどの優秀な人材、フレイのようにこの先有用と思われる者を異動という形で基地から脱出させ、
それ以外の守備隊、要は上層部にとって不要な者たちは何も知らせずに防衛にあたらせ、密かに設置したサイクロプスの効果範囲に敵軍を一人でも多く誘い込むための捨て石にするという作戦を立てた。

当然、サイクロプスの起動キーを持つウィリアム・サザーランド大佐ともう一人の将官を含む高官たちも予め基地から脱出し、
安全圏に逃れた上で戦況を伺い、充分ザフト兵がアラスカ基地内に入り込んだところで起動させるという段取りになった。
ちなみに、連合への影響が強いブルーコスモスも承知……というよりも状況から推奨した行動であり、当然そちらからの批難も出ていない。

上述の通り、異動命令が出されながらクルーゼの気配を察知して基地に残り、事態を把握したムウが命がけでアークエンジェルに作戦の全容を知らせたことで、
指揮官であるマリュー・ラミアスは自身の指示が敵前逃亡にあたることを知りつつ、責任は全て自分にあると告げた上で自艦及び周囲の僚艦に撤退指示を出した。
何も知らないザフトの猛攻によって撃沈寸前に追い込まれるも、救援に現れたキラのフリーダムの援護を受けて脱出に成功。
同時に、マリューから聞いた作戦の内容をキラがオープンチャンネルで、連合・ザフト問わず周囲のモビルスーツや軍艦に撤退を呼びかけた。
フリーダムをその行動から「連合軍の新型」と判断したイザーク・ジュールを始めとするザフト軍は、不信感を持って攻撃を仕掛けるも、
フリーダムはメインカメラや脚部、武装を破壊するなどして応戦しながらもパイロットの命を奪おうとはせず、粘り強く撤退を呼びかけたため、
端からマリューの指示を受けた一部の連合軍艦が撤退を始めていたこともあり、ザフトのモビルスーツ・戦艦の一部も戦闘区域から離脱を選択。
結果として、効果範囲内の両軍が全滅することは避けられた。

しかし、キラの行動からその撤退勧告を「ブラフ」と受け取って無視した者や、脱出しようにも既に間に合わなかった者も特にザフトにはおり、
最終的に、サイクロプスによってアラスカ基地で殉職した者は連合軍・ザフトを含めてすさまじい数に上り、
特にザフトはこれにより投入戦力の80%を喪失するという大打撃を被り、後のパナマ基地攻略戦にも少なくない影響を及ぼす事となった。

「クリーンで使い易い兵器」というのはあくまでも、放射線等を発生させず一定範囲内を徹底的に破壊出来る自爆用システムという意味の評価なのである。


使用機会自体が限定的な為か、敵味方諸共殺害という全方位から批判を浴びる様な殺戮兵器の為か、以後の公式の使用記録はない。



【その後の流れ】

以前から連合軍上層部の対応に不信感と反感を抱いていたアークエンジェルクルーたちは、
この「何も知らない味方の兵を捨て石としてでもザフト軍を壊滅させる」という作戦と、その捨て石に選ばれたことから、
連合軍上層部への不信感や反感を強くすることとなり、後にアークエンジェルが連合軍を脱走し、独立勢力となるきっかけとなった。
なお、連合軍から抜けることをマリューが決定し、その決定を不服とする者はオーブで下船してよいと発表した際、
元々軍属だった者も含む多くのクルーが残ったことについて、ムウは「サイクロプスの件が相当頭に来ていたのだろう」と評していた。
ちなみに、アークエンジェルがそのまま連合に戻った場合、命令を無視して敵前逃亡したとして重罰に処されていた可能性が高く、
仮に下船したとしても、地球連合に復帰するクルーはおそらく出なかったと思われる。

一方、転属命令を出されて逃がされたナタル・バジルールは、この件を知った時は動揺し、かつてのクルーを思って取り乱しており、
結局連合軍に残り、ドミニオンの艦長に抜擢されるものの、この時に抱いた連合軍上層部への疑念は彼女の胸に残り、
彼女が最終的にドミニオンに乗り込んだムルタ・アズラエルをその暴挙から連合軍共々見限り、彼に反抗するきっかけとなった。


守備隊は最後の一兵に至るまで勇敢に戦った!
我々はこのジョシュア崩壊の日を大いなる哀しみと共に歴史に刻まなければならない!

…が、我らは決して屈しない!!
我々が生きる平和な大地を!安全な空を奪う権利が!一体コーディネイターのどこにあるというのか!?

この犠牲は大きい!!…が!我々はこの犠牲を乗り越え、立ち向かわなければならない!!

地球の安全と平和、そして未来を守るため!そして今こそ力を結集させ、思い上がったコーディネイター等と戦うのだ!!



地球軍司令部はJOSH-AH崩壊をザフトの新兵器によるものとして発表している。
軍上層部が自らサイクロプスを使用した事も、差し当たりユーラシア連邦軍を捨て駒にして崩壊させた事も伏せた挙句、ザフトへの対抗心とコーディネイターへの敵対感情を滾らせるためのプロパガンダに利用したのは、
確かに冷酷非情ではあるが、真実を発表するわけにもいかない以上、ある意味当然といえるかもしれない。

ザフトにしても、敵・味方問わず無差別にサイクロプスに巻き込むこの自爆によって受けた大損害で兵たちに連合への報復心を植え付け、
次に目標に定めたパナマ基地の攻略成功の際、無力化した地球軍兵士を、投降を許さずにしらみつぶしに虐殺する地獄絵図が展開されることとなった。
ただし、大量破壊兵器の使用禁止等といった戦時条約は連合とザフトでは結ばれておらず、サイクロプス単体での行為は違反行為とは見なされにくい。
むしろ、パナマ戦で投降した兵士への組織的な大量虐殺は捕虜の権利を定めた「コルシカ条約」に明確な違反へと繋がっており、地球連合の捕虜条約黙殺に関する格好の大義名分になった。
イザークもザフトとして戦ったが、アラスカでフリーダムに助けられた事とパナマで自軍が生み出した惨状*8を見た事で、
ストライクガンダムへの復讐心に囚われていた自分を顧みる事に繋がった。
理由はこれだけではないが、パトリック・ザラの怒りが増した大きな要因でもあり、彼はより過激な行動に出る様になってしまった。

小説版によると直後の第三次ビクトリア攻防戦では、このパナマでのザフト側の大規模な違反行動が原因で、
ビクトリア基地のザフト兵は投降が認められず、連合軍に虐殺されてしまった。

また、サイクロプス使用を把握しながらもドサクサに紛れて基地に潜入したクルーゼによって、
アークエンジェルに戻るために転属命令を無視しようとしていたフレイが攫われるという展開にも繋がっている。

なお、クルーゼの内通が無ければサイクロプスを設置する暇もなく、多くの高官共々制圧されていた可能性は高い。
これは、今回のサイクロプス使用は連合軍高官が事前に安全圏に逃亡でき、かつ、次の拠点を見繕う余裕があったためで、
仮に自分たち諸共自爆した場合、頭を失った連合軍は当然大混乱に陥る。
そうなると一気にザフトに趨勢が傾くため、(時期によって程度は異なれど本心ではナチュラルを全滅させたいパトリックの思惑に左右されずに)ザフト勝利の形で戦争終結に向かっていた可能性も結構あったりする。
これは仮に連合が降伏したとすればザフト内部でもそれを受け入れる者は多いだろうし、多くのプラント民にとってはなおさらであるため*9


サイクロプス使用前まではオマージュ元である『機動戦士ガンダム』(ファーストガンダム)をなぞる様な展開だったが、以上を見ても分かる様にここから独自の展開に移行していった。
SEED作中に於いて、サイクロプスは様々な意味で大きな転換点となる兵器であったと言える。


『X ASTRAY』でもこの一件は語られ、特務部隊Xのメリオル・ピスティスから、ユーラシア連邦が大西洋連邦を快く思わない理由として挙げられた。



【その他作品にて】

スパロボシリーズでは大体原作通りの扱いであり、捨て駒にした味方諸共ザフトを皆殺しにする点が、
アークエンジェルだけでなくプレイヤー部隊の面々の怒りをも買っていた。

特に『第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~』では、囮にされていたプレイヤー部隊をアラスカ基地から逃がした岡防衛長官がサイクロプスで命を落としてしまった。
岡防衛長官の死後、彼の娘であるめぐみは同胞(ブルーコスモス派の連邦軍)の手によって父親を失いながらも連邦軍を信じて争いを平和的に解決しようと前向きに考えていたが、
腐敗しつつある地球連邦の情勢に嘆いていたカミーユ(とクスハ)は、人類同士の戦いに対する不満が最高潮に達してしまった
なお、防衛部隊が真相に気付いて脱出しようとするとモビルドールが妨害するように仕組まれているという悪辣な仕組みになっていた。
他にも三輪長官が一矢を封印戦争時の怨みからリンチしたり、リリーナレディ・アン、救助にやってきた万丈が原作とは違い現地に来ていたアズラエルに隔壁を下されて脱出不可能になっていたのを、
ヒイロがツインバスターライフルで隔壁だけをぶち抜いたりなどイベント目白押しである。





追記・修正はサイクロプスに耐えてからお願いします。

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最終更新:2021年09月09日 19:58

*1 と言っても実際の使用例から見て分かる様に、戦闘地域を覆ってしまう程の戦略規模の効果範囲

*2 そればかりか第2次大戦中日本軍が試作を行い、電源の問題から実用性皆無としてボツにしている。ガトリング砲やトロイダルCVTに見られる様、大昔にボツになったり一度廃れたりした技術が技術の進歩によって復活する事は現実でもままある事である。

*3 サイクロプスが起爆し、瞬く間に広がっていく強烈な電磁波は、小説版では「死神の手」と称されている。

*4 この時点で連合が唯一マスドライバーを保有する宇宙港でもある

*5 作戦を決定したプラント最高評議会内部でもシーゲルやカナーバら一部議員はパナマと知らされていた。

*6 最も本心を秘匿しすぎたせいで参加部隊からしたら作戦発動直後に目的地が急遽変更となり、事実上の作戦開始が72時間遅れる羽目になる

*7 ついでにそんな動きを見せればザフトにも「作戦が漏れている」と疑念を抱かせかねない。

*8 イザーク当人は作戦終了後の虐殺には参加しておらず、小説版では虐殺を「くだらない」と吐き捨てつつ、味方の兵が見せた残虐性に少し恐れを抱いていたことが描写されている。

*9 パトリックが後々も自由に行動出来ていた理由は軍のトップで秘密裏に様々な兵器を開発出来たことと、独裁体制を整えたことと元々の情報統制や戦況の悪化とそれを受けての演説など、工作の積み重ねによるものであってプラント民の総意というわけではない。事実、ザラ派と思わしきレイ・ユウキですら諸々を犠牲にしてまでのナチュラル殲滅には明確に反対した。