登録日:2011/02/16 (水) 16:47:54
更新日:2024/05/07 Tue 09:39:03NEW!
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1993年にスーパーファミコン用ソフトとしてカプコンから発売された横スクロールアクション
ゲームで、『ロックマンX』シリーズの第一作。
パソコン、携帯アプリ、iPhoneアプリにも移植され、2005年にはPSPでリメイク版の『
イレギュラーハンターX』が登場した。
更に2011年4月5日からWiiバーチャルコンソールで配信中(要800P)。
初代『
ロックマン』シリーズ同様に8体のボスを倒して特殊武器を入手し、最後にラスボスステージへ進む仕様。
ストーリーは初代よりもシリアスになっている。
新システムとして、壁を蹴って上へと登る『壁蹴りアクション』が追加されたほか、パワーアップパーツを装着することによって『ダッシュ』と全特殊武器のチャージショットが可能になった。
さらにライフアップでライフゲージの上限UP、サブタンクで余ったエネルギーを貯めておいて好きな時に回復が可能になった。
そのため本家シリーズより行動範囲やスピード感が増し、初心者にも優しく難易度は低め。
ちなみに最初期生産ROMには
という致命的なバグがあった。
◆あらすじ
AD21XX年。初代ロックマンの世界から100年後…。
人間に限りなく近い自我を持つロボット『レプリロイド』と人間が手を取り合って暮らす世界。
そんな人間とレプリロイドが平和に暮らす世界で、暴走したり犯罪を犯したレプリロイドは『イレギュラー』と呼ばれた。
人間では太刀打ちできないイレギュラーへの対策組織として『
イレギュラーハンター』が結成され、エックスもその一員としてイレギュラーと戦っていた。
だがある日、最強のハンターであるシグマを始めとする多くのハンター達までもがイレギュラー化し、人間社会に反乱を起こした。
それに反対し、戦いを挑んだハンター達も、圧倒的な戦力を持つシグマ達に次々と倒されてしまう。
残されたハンターはエックスとゼロの二人のみ。(
*1)
エックスはシグマに従うイレギュラーを鎮圧しながら、首謀者シグマの影を追う。
◆主要キャラクター
主人公。
イレギュラーハンター第17精鋭部隊所属のB級ハンター。
腕のエックスバスターと、他のレプリロイドから獲得した特殊武器を使って戦う。
戦いを好まない性格故に、当初は自身の性能を活かし切れずにいたが、シグマに従うレプリロイド達との戦いの中で成長して行く。
ステージ中に隠されたカプセルによって、ヘッド・ボディ・アーム・フットの4パーツを強化できる。
第17部隊に所属するエックスの同僚にして、一万人に一人の特A級ハンター。
エックスの二段チャージショットでも破壊できないライドアーマーの腕を一段チャージで撃ち落とす実力を持つ。
後に彼の象徴となるビームサーベルはまだ装備してない。この頃から死亡フラグ。
パワーアップカプセルにパーツとメッセージデータを残した博士。エックスにパワーアップパーツを授ける。
カプセルによっては
胴着を着たコスプレ姿で現れる。
狂気のイレギュラーハンター。
元々電子頭脳に異常があり、ハンター時代から破壊行為を楽しんでいた問題児。
ライドアーマーで一方的にいじめてくる。
ご存知ケツ顎のハゲ。
史上最強のハンターと呼び声高かった第17部隊の元隊長であり、エックス達の元上司。
一度ボディが破壊されても…
クリア後、スタッフロールのあとには彼からのメッセージが聞ける。
◇8大ボス
各地で反乱を起こした8体の特A級レプリロイド。
それぞれ、倒すと特殊武器(カッコ内)を獲得できる。
アイシー・ペンギーゴ(ショットガンアイス)
スパーク・マンドリラー(エレクトリックスパーク)
アーマー・アルマージ(ローリングシールド)
ランチャー・オクトパルド(ホーミングトーピード)
ブーメル・クワンガー(ローリングカッター)
スティング・カメリーオ(カメレオンスティング)
ストーム・イーグリード(ストームトルネード)
バーニン・ナウマンダー(ファイヤーウェーブ)
◆パワーアップパーツ
8ボスのステージ中に全4つのカプセルがあり、それに入ることで入手できる。
・ヘッドパーツ
天井から降ってくる岩石を防御できるようになる。
一部ブロックを頭突きで破壊可能になり、一部特殊武器の性能も上がる。
・ボディパーツ
被ダメージ量が少なくなりノックバックも小さくなる。
・アームパーツ
エックスバスターのチャージショットが二段階から三段階になり、特殊武器もチャージできるようになる。
チャージショットの三段階目は連続ヒットするようになったが、無敵時間のあるボスには連続ヒット部分のダメージが入らなかったので不評だった。
このパーツのみ、カプセルに入らなくてもストーリーの進行上必ず手に入る。
・フットパーツ
緊急加速移動のダッシュが可能になる。
それだけかよ、とか思うなかれ。これだけで爽快感がかなり増し、ダッシュジャンプによってより遠くへも跳べるようになる。
このカプセルだけ隠れてない上にスルーもできない。ただしパスワードを細工すれば、持っていない状態でペンギーゴを倒した状態にはできる。
イレハン版では配置が変わっているので、原作に馴染んだプレイヤーは面食らうかも知れない。
・波動拳
条件を満たすと第5のカプセルが登場。そこでライト博士がハロゲンショット…ならぬ波動拳を伝授してくれる。
この技を出す時のみエックスが喋る。ハロゲン!(
*2)
◇ライドアーマー
特定のステージ中に登場する、乗り込んで操縦する人型メカ。
詳しくは
ライドマシンを参照。
◆続編
現在、ナンバリングタイトルはシリーズ8作目まで制作されている。
メガマンXコレクション(北米版のみ。X1~X6収録)
メガミッション1~3(カードダス)
バーチャルコンソールに限らずゲームアーカイブスでも今後のXシリーズの配信が期待される。
X4以降(PS版X3含む)は中古でも在庫があまり無い為、今では手に入りづらい。在庫があっても高値。
中古価格が高価なPSゲーム(X7、コマンドミッション除く)の通り、配信を熱望しているユーザーはかなり多い。
一時期カプコンのツイッターでアーカイブズのリクエストを受け付けてたのでアーカイブズ化の望みはあると思う。(初代ロックマンは徐々にシリーズを追って配信されてるので)
※余談
あるユーザーが「もしロックマンX9を作るならSFCテイストで作るのですか」とスタッフに聞いたところ(ロックマン9、10がFC風なので)
「ナイスアイデア。間違い無くチャレンジしてみたい」との事
◆漫画
岩本佳浩によって、本作からX4まで
コミカライズされている。
1994年~1998年にかけて、コミックボンボンにて連載された。
エックス「く、くそう!オレのちからでは やつらをたおすことは できないのか…」
ゼロ「エックス、いまのおまえのちからでは やつら、シグマをたおすことは できないだろう。
しかし おまえには ついきしゅうせいによって こうもくをたかめる ちからがある!
そのちからで おまえは もっとつよくなれるはずだ!
いまのオレよりずっと…オレはそれにかけるぜ!」
(*1)この時シグマの反乱に加わっておらず、かつシグマの粛清に合わないほど強いハンターも少数ながら存在する事が、X2以降のボスとしての登場で明らかになっている。
(*2)『PROJECT X ZONE』で客演しているエックスは、波動拳の強化技である真空波動拳を放つ事ができる。ライト博士直伝だろうか…。
- Xシリーズ20周年で、外伝含めて全作品のBGMセットにしたCDBOXが発売するぞ -- 名無しさん (2013-12-15 21:42:52)
- 懐かしいなぁ・・・ -- 名無しさん (2014-01-30 04:47:23)
- xシリーズは途中から、人間の影がなくなるんで、絶滅したんじゃないかと思ったりした -- 名無しさん (2014-04-06 18:16:15)
- エックスの嫁はマーティ。これだけは譲れない -- 名無しさん (2014-12-10 19:45:00)
- トルネードがあれば大体なんとかなる -- 名無しさん (2014-12-10 19:53:20)
- ↑×3 X5で無茶苦茶被害出たので人間は地下で暮らしてる設定。X8で宇宙進出計画が浮上してきたらしい。 -- 名無しさん (2014-12-10 22:59:36)
- エンディングが腑に落ちない感じで終わってモヤモヤされたな -- 名無しさん (2014-12-14 17:28:50)
- これもコレクション発売してくれよ -- 名無しさん (2016-03-30 21:52:39)