大決戦!超ウルトラ8兄弟

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大決戦!超ウルトラ8兄弟 - (2015/10/06 (火) 22:30:41) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/10/31(土) 13:55:48
更新日:2024/05/04 Sat 01:00:03
所要時間:約 6 分で読めます






どんな絶望の中でも……人の心から『光』が消え去ることはない!!






2008年に松竹で公開されたウルトラシリーズ劇場版。

平成三部作(ティガ・ダイナ・ガイア)とウルトラ兄弟(初代・セブン・ジャック・エース・メビウス)の共演がテーマとなっており、それぞれの世界観が異なる点はパラレルワールド設定で補っている。

舞台となるのは、ウルトラマンがTV番組として親しまれている「ウルトラマンと怪獣のいない世界」の横浜市

主題歌はV6の「LIGHT IN YOUR HEART」
この曲は主演の長野が選曲したもので他に3曲ほど候補曲が挙がっていたが、この曲がウルトラマンの持つ「光」のイメージに最も近かったという。





【ストーリー】

「ウルトラマン」に夢を、勇気を、力をもらい、望む未来が必ず訪れると信じていた少年たち、ダイゴ、アスカ、我夢。
時が経っても彼らは「ウルトラマン」を忘れることなく、それぞれの目的に向かって前進していたはずであったが、大人になった今、3人の前にはごく普通の現実しかなかった。

ありふれた日常の最中、横浜の街にTVの中にしか存在しないはずの怪獣が現れ、街を破壊し始める。
偶然出くわしたダイゴや街の人々は動揺を隠せない。その時、またもTVの世界にしか存在していないはずのウルトラマンが現れた。

怪獣を倒したミライ(=メビウス)は、この世界に危機が迫っている事、さらに戦いには7人の勇者が必要だということをダイゴに伝える。
共に勇者を探し始めた2人だが、現れたスーパーヒッポリト星人によってメビウスがブロンズ像に変えられてしまう。

次々に襲い掛かる怪獣たちの脅威に希望を失いかけたダイゴだったが、自分に出来ることを貫こうという強い決意が、彼の眠っていた力を呼び覚ました!




【登場人物】


「この世界を…僕が守る!!」


本作の主人公で、横浜市役所の観光課で働く青年。
アスカと我夢とは親友同士で、ハヤタ、ダン、郷、北斗を親しみつつも尊敬している。
中盤で別世界の自分の記憶を呼び覚まし、ウルトラマンティガに変身。
終始マルチタイプであり、スカイとパワーは披露していない。
珍しく「ティガー!」と叫んで変身した。

終盤にはOVAでは声だけだった大人ヒカリを超え成長したヒカリを見れた。


アスカ・シン/ウルトラマンダイナ
(演:つるの剛士)

「本当の戦いは、ここからだぜ!!」

横浜スタジアムのボールボーイとして働く青年。
中盤で別世界の自分の記憶を呼び覚まし、ウルトラマンダイナに変身。
終始フラッシュタイプで、ミラクルとストロングは披露していない。
アスカ役のつるの氏が、映画制作中に「羞恥心」で知名度を上げたため、円谷的には予想外のPRになった。
あまりアホなイメージは無い。



高山 我夢/ウルトラマンガイア
(演:吉岡毅志)

「この世界は、滅んだりしない!」

横浜マリタイムミュージアムの学芸員として働く青年。
中盤で別世界の自分の記憶を呼び覚まし、ウルトラマンガイア(V2)に変身。
スプリーム・ヴァージョンは披露しないが、大地ドカーンはしっかり再現。ダイゴの夢を「多次元宇宙論」で解説したり、この世界の藤宮と共同で反重力理論を研究して後に宇宙船を完成させるなど、この世界でもチート頭脳は健在だった。

…明らかに上の2人より戦闘シーンが少ない


ハヤタ・シン/ウルトラマン
(演:黒部進)

「君達はウルトラマンを信じていた」

妻のアキコとサイクルショップを経営する男。
娘のレナはダイゴと恋人であり、自身もダイゴから尊敬されている。
終盤で別世界の自分の記憶を呼び覚まし、初代ウルトラマンに変身。顔はAタイプ。
何故か妻から名字で呼ばれている。



モロボシ・ダン/ウルトラセブン
(演:森次晃嗣)

「そう…私達はこの声を聞き、戦い続けてきたんだ」

妻のアンヌとレストランを営む男。
終盤で別世界の自分の記憶を呼び覚まし、ウルトラセブンに変身。
モロボシ・ダンはウルトラセブンが人間に擬態した姿であるが、この世界では一人の人間として扱われた。



郷秀樹/帰ってきたウルトラマン
(演:団時朗)

「愛する人を、守るために…」

妻のアキ、娘のメグと自動車整備工場を営む男。
終盤で別世界の自分の記憶を呼び覚まし、帰ってきたウルトラマンに変身。
ミライから「ジャック兄さん」「新マン兄さん」「帰りマン兄さん」と呼ばれた。



●北斗星司/ウルトラマンエース
(演:高峰圭二)

「この世界を守るために…」

妻の夕子、娘の七海とパン屋を営む男。
終盤で別世界の自分の記憶を呼び覚まし、ウルトラマンエースに変身。
夕子も登場しているが、変身は北斗が一人で行う。
指輪は付けているが、普通の指輪なので変身はできない。



●ヒビノ・ミライ/ウルトラマンメビウス
(演:五十嵐隼士)

「さようなら、別の世界の兄弟達」

赤い靴の少女に誘われ、平行世界へと迷い込んだウルトラマンメビウス本人。
ダイゴと出会い、共に世界を救おうと奮闘する。
序盤はかなり活躍するが、次第に空気と化していった。
やはり天然でウルトラ兄弟との会話シーンはもはやギャグ。



その他、昭和から平成までウルトラシリーズに縁のあるキャラクターが多数登場しており、円谷プロ旧体制の締め括りのような作品になっている。

万城目 淳

  • ウルトラマン
アキコ

  • ウルトラセブン
アンヌ

  • 帰ってきたウルトラマン
アキ

  • ウルトラマンA
夕子

  • ウルトラマンティガ
レナ、ムナカタ、シンジョウ、サワイ、ヒカリ

  • ウルトラマンダイナ
リョウ、ヒビキ、カリヤ、ナカジマ、ゴンドウ、ハネジロー

  • ウルトラマンガイア
敦子、藤宮、玲子




【登場怪獣】

●海獣 キングゲスラ
●双頭怪獣 キングパンドン
●地獄星人 スーパーヒッポリト星人
●剛力怪獣 キングシルバゴン
●超力怪獣 キングゴルドラス
●究極合体怪獣 ギガキマイラ
●邪念王 黒い影法師/
 巨大暗黒卿 巨大影法師



当初は前作『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』の延長線として企画されており、ウルトラマンタロウが主役のストーリーだったらしい。
そのため、初期稿ではペギラやアストロモンス、タイラントが登場し、更に進化したタイラントのデザイン画も存在している。



前作のウルトラマンの登場シーン
○(%)o ←これ
の出来がイマイチだった反応を受け、今回はより原作に近くカッコ良くなった。



映画の発表時に記者会見が行われたが
会見の席に着いていたのは主演でも監督でもなく

ウルトラマン(×8)だった

この出オチに加え
寝てるメビウス、「ジュワ!」が「ちくわ!」に聞こえるガイア、自画自賛のティガ、出遅れジャックなどが好評を博し、
ニコニコ動画で再生数は27万を超え、MADも作られた。




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