ゲマ

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ゲマ - (2023/02/25 (土) 22:59:31) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/04/26(火) 14:56:10
更新日:2024/01/13 Sat 17:31:21
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DQ5 お前だけは許さない げぐぁ~っ!! だいたいこいつのせい ほっほっほ怪人 みんなのトラウマ クズ ゲス野郎 ゲマ スクエニ三大ゲス野郎 ツッコミどころ満載 ドラクエ ドラゴンクエスト ネクロマンサー フリーザ ボス メガモンスター メラゾーマ ラスボス←ではない 中尾隆聖 仇敵 作中最凶のゲス 卑劣 卑怯者 名悪役 因果応報 外道 大鎌 大魔王より魔王っぽい 嫌われ者 小物 幼なじみ 底なしの悪意 悪役 悪意の塊 悪趣味 慇懃無礼 極悪人 濃すぎるキャラクター性 狂人 狂信者 狂気 狡猾 生まれながらの悪 絶対悪 自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪 自業自得 薄汚い命 鈴置洋孝 鬼畜



ほっほっほっほっ。子を想う親の気持ちはいつ見てもいいものですね。


             /´ ̄ヽ
            ハ,.-、ハ
              ,|-‐'=='‐-|
        /⌒''ー-‐'| :l-‐v‐-l: |ー-‐'''⌒ヽ
        ゙、  `\.| :|⊆X⊇|: |/´   ノ
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     ,.く__   __,.>}W{<、__   __,>、
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ゲマとは『ドラゴンクエストⅤ』に登場する敵キャラクターである。
CV:鈴置洋孝(CDシアター)/中尾隆聖(ライバルズエース)/吉田鋼太郎(ユアストーリー)

【概要】

光の教団の教祖イブール(リメイク版では大魔王ミルドラース)に仕える魔族であり、ドラクエの歴史の中でも最凶最悪と名高い敵でもある。
シリーズ通して印象的な敵キャラを挙げさせたら、大抵のファンは5本指にこいつが入ってくるのでは無いだろうか。

外見は紫色のローブを羽織った青白い顔の魔法使いのような姿で、普段は持っていないが攻撃時には巨大なカマを振り回す。

火属性の攻撃が得意であり、特にメラゾーマは戦闘以外にもイベントで使っているシーンも多い。

直属の部下には馬のような魔物のジャミ、猪のような魔物のゴンズがいる。

ドラクエ5において主人公の父親のパパス殺害に始まり、子供達も含め三代に渡り主人公一族を苦しめた仇敵である。
というかその性格と喋り方は完全に某宇宙の帝王。ライバルズでその方が声を当てることに。多分ジャミがザーボンでゴンズがドドリア


非常にインパクトが強かったためかリメイク版ではさらに出番が増え、主人公の宿敵のような立ち位置のキャラになった。

そんな彼であるが、SFCでは「教祖さまばんざい!ほっほっほっほっ。ぐふっ!」と主君を讃え笑いながら果てる。
余裕綽々で死ぬまで笑い続ける姿は不気味であり、悪行の果てとは不釣り合いな安らぎすら感じさせる死であった。
一方リメイク版においては突如降り注いだ謎の光にその身を焼かれ、困惑と絶望の末果てるというこれまで他人を散々ぬわらせたりぎょえらせたりしてきた報いを受けた。
断末魔の「げぐぁ~っ!!」は言葉を喋る生物とは思えない悲鳴、だがこいつには相応しい惨めな最期と言えるだろう。

戦闘面ではメラゾーマや激しい炎など炎系の攻撃を多用し、魔法使いながら攻撃力もなかなか高い。
しかし微妙に攻撃がヌルいため、体感的な強さはおそらくブオーンの方が上。
高い守備力をルカニで下げ、フバーハやスクルトといった補助呪文を掛けておけばそれほど怖くはない。

……が、SFC版ではやけつくいきで運ゲーを狙ってくるためむしろそっちの方が危険。
麻痺耐性の無いモンスターで挑んだり回復手段を持ってなかったりするとよく全滅する。
このあたりも外道と言われる所以か。

リメイクではやけつくいきを吐かなくなったが、行動回数が1~2回に増えたり補助呪文が自然消滅するようになっているため相対的な強さは増している。
なおエビルマウンテンで再戦の際は、従来の攻撃に加えやけつくいきの復活、さらにかがやくいきまで追加されているので注意。
……まあ馬車が入れるからボブルの塔での戦いの時より楽なんだけど。


【実は抜けている?】

ラスボス以上の存在感を放つゲマだが、それと同時にツッコミどころが多い。
まず、主人公、ベビーパンサーヘンリーを殺さなかったこと。
本人もその事を自覚していたが、当時主人公は幼く「生かしてドレイにしよう」と思うのも無理がない。
また、ボブルの塔で自らの宿敵マスタードラゴンを封印を維持するため、竜の目を奪うも、破壊、持ち逃げしなかった事である。*1
この時は上述のミスを克服するため戦っていたのでこの2点はまだフォローしようがある。

リメイク版では、小説版に輪をかけて出番が増え、比例してツッコミどころも増えてしまった。
まず、光の教団が子供をさらう理由を「高貴な子供が勇者になる」というミルドラースの予言があったため、という追加設定になったにもかかわらず、高貴な存在であるはずのフローラデボラに手を出す気配は全くない。天空の盾のせいだろう。
しかも、ラインハットの第一王子であるヘンリーを誘拐しておきながら、魔族が占領し、いつでもさらえるはずの第二王子であるデールに全く手を出していない。*2
にもかかわらず、そもそも王子、王女がいなかったレヌール城を子どもがいないのを腹いせに滅ぼすのは謎過ぎる。*3
ジージョ誘拐の際にジージョだけをさらっておいて、ジージョの家族を放置する点からわかるように、高貴な身分の者を皆殺しにすればいいことに気づいていないようである。
また、デモンズタワーで主人公夫婦を石化しておいて放置したのも主人公を殺さなかった時と並び重大ミス。
瀕死状態のジャミなら石化した後放置してしまうのは仕方ないことだが、ゲマはなぜか放置。
しかも、ラインハットの時のように主人公夫婦の偽物も送り込まなかった。
仮に砕けなかったとしても、保管しておけばいいのに……。
また相手を瞬時に石化できるという強力な技があるのなら、2度目や3度目の対決ではなぜ使わなかったのかという指摘もある。
ストロスの杖の効果から察するにこの時使ったのがやけつくいきだったのだろうか。だったら2度目の対決で使えよ。
ちなみにボブルの塔では「もう二度と同じ過ちはしない」と幼年時代の主人公を殺さなかったことを反省しているがこの時点で既に二度も同じ過ちを繰り返していることに気付いていなかったりする。
更に大神殿では瀕死のイブールを処刑しただけで、魔界への道を開く手段を絶とうとしなかったり、
マーサを殺し損ねたばっかりに死亡したりと、無理に出番を増やしたばっかりにプレイヤーからの指摘が多いミスを抱えてしまった。

尤も前述の情けない最期に関しては好評であり、良改変が無いわけではない。

【色違いモンスター】

量産型にネクロマンサーがいる。
出現時期は海の神殿の内部や、天空の塔や名産博物館の周辺であり、エビルマウンテン以降は顔を見せない。
SFC版ではカラーリングも含めゲマと全く同じ容姿だったが、PS2版以降はローブの色が変更された。
扱いを見るに同族の中で最も有能なゲマがリーダーのように見える。
「ザオラル」「マホトーン」「マホカンタ」を使うが、攻撃呪文はなく物理攻撃力も低い。
普通に物理攻撃で倒せる上、「ザオラル」で仲間を蘇生されてもHPは半分なのでさほど問題はない。
その上頭も悪いようで、「マホトーン」でこちらの呪文を封じてから「マホカンタ」を唱えたりする。
ちなみにリメイク版を含め仲間にすることはできない。
ケンタラウスやソルジャーブルと組ませたかった人には残念な所。
実は起き上がっていたけど主人公のほうからお断りしていた、とかだろうか。

【小説版でのゲマ】

小説版では原作より大幅に出番が増え、もともとラスボスを食うレベルだった存在感がさらにアップした。
一応、イブールの配下という建前ではあるものの、彼を傀儡のように扱う場面が描かれた。
ミルドラースを本社社長とするなら、イブールは子会社の社長、そしてゲマは監視役として送り込まれた本社役員といった風体である。
戦闘においては幻術を多用。ボブルの塔地下の戦いではわざわざパーティー全員分の「最も恐ろしいもの」を用意。
セレクトはよくわからんが……。

その正体は世界中の人々が心の隅に追いやっている「闇」の集合体、らしい。
ミルドラースも同質の存在であり、ゲマは彼の分身体の一つ。
ゲマが天空の剣によって砕けた際、主人公リュカが子どもの時に捕らえられた自らの心の一部を取り戻し、受け入れることで、魔王ミルドラースの中に一ヶ所だけ光ができ、それが勝機となった。

……ゲームから見て優遇され過ぎな気もしないでもない。


【映画版でのゲマ】

映画、ドラゴンクエスト ユアストーリーでは原作をはるかに上回るキモい顔でCGを作られて登場。やはり主人公の最大の宿敵として要所要所で大暴れした。
戦闘面で特筆すべきは防御壁でありビアンカのメラゾーマの連打を受けても平気、バイキルトでバフられたリュカの剣すら貫けないと物理・魔法双方に強い。
一方で攻撃面はしょっぱく、ミルドラースに力を与えられてもマーサの結界を破るのに苦労する、十八番のメラゾーマもパパスを殺しこそしたが死体は残り、リュカのバギクロスに破られるとどうしても今一つ。
少しフォローするなら、鎌を用いてリュカと斬り結べるため、距離を問わずに攻撃できるのは美点と言えるか。
ジャミとゴンズも登場し、最終決戦こそあっけないが、ジャミはラリホーマでビアンカの拉致に貢献し、ゴンズも地面を穿つパワーでリュカの足止めをするなどそこそこ活躍した。
イブールがいない関係で光の教団のボスになっている。
ミルドラースが(一応ゲマに力は与えたが)崇拝すべき対象に近い扱われ方をしていることから、実質的な倒すべき敵首領であり、感覚的にはバラモスよりハーゴンに近い。
ちなみに同僚のラマダは雑魚軍団にひっそり混ざっている。


【他のシリーズでのゲマ】

  • ドラゴンクエストモンスターズJOKER2(プロフェッショナル)
AI1~2回行動、いきなりインテ、メラブレイク、つねにマホカンタ
能力値と非常にシナジーのある特性がそろい、いきなりインテから放たれるメラガイアーやメドローアは軽くカンストダメージをたたき出す。
一方、物理攻撃は全くこなせない完全な魔法使い型。体力も少し低めでHPアップSPなどで補強は必須。
主力スキルが闘神レオソードで特性も3個被っているゾーマとそっくりだがHP以外勝る能力はない。
が、逆に攻守が終わっているのでHPバブルとの相性が良好でむしろこっちの方が強い疑惑。
イルルカまで一貫してゾンビ系。

  • テリー3D
HPが800から1400まで激増。
スタンダードボディ、AI1~2回行動、いきなりインテ、メラブレイク、つねにマホカンタ
HPが高いため、ゾーマとの差別化は容易。
なおスタンダードボディ、AI1~2回行動、いきなりインテ、つねにマホカンタが被るモンスターに邪眼皇帝アウルートまで参戦。
相変わらず個性を出しにくい。というか3つ被ってる奴がなぜ3体もいる
なおレオソードスキルは強者の余裕、HPバブルは習得にウトウトが必須となり使いにくくなった。

  • イルルカ
HPがさらに増え1451に。賢さも1000越え。
スタンダードボディ、AI1~2回行動、いきなりインテ、メラブレイク、つねにマホカンタ、スタンダードキラー(新生配合)
体力の関係で1枠の割にはタフ。スタンダードキラーがついたので、2回動いてくれればメラガイアーとメドローア2連発で1枠はまず確殺できる。
しかし、やはりゲルニック将軍と邪眼皇帝アウルートと似すぎている。

ちなみに、この作品ではクリア後に作ることができるようになる「ふしぎなかぎ」の異世界で普通の野生モンスターとして出現する。
フィールド中をわらわらと大量に現れて闊歩するその姿はシュールかつおぞましい。
もちろん接触すればゲマが4体もずらっと並ぶこれまた恐ろしい敵パーティが出現する。
5主人公やパパスが目の辺りにしたら卒倒モンだろう。

  • ライバルズ
2パターン登場。
無印で実装されたゲマは「相手がカードを手札に加える際、そのカードのコストを+1し、更に相手に2ダメージ」というじわじわと削る戦法をとる。
エースで追加された「邪教の使徒ゲマ」は上述の通りあの宇宙の帝王が声をあてることに。絵もどことなくデスボール。
「相手ターン開始時、『味方リーダーに5ダメージ+味方リーダーのテンション-3』もしくは『攻撃力が最も高いランダムな味方ユニット1体を死亡させる』のどちらかの効果を相手に選ばせる」
という、パパスを殺す時の選択を彷彿とさせる効果を持っている。
どちらも相手に対して地味に痛い嫌がらせをする、ゲマらしいカードとなっている。

  • ドラクエウォーク
5とのコラボイベント中に登場。2021年10月11日よりメガモンスターとして登場。
メガモンとしてはHPは約135000。推奨レベルは上級職Lv65。
1ターン目で攻撃1回と1人を石化する「石化の呪い」、及び「マホターン」を使用し、次の行動の最初で呪文耐性を下げるふしぎな呪文を使う。
石化にかかると2ターンの間行動できなくなり、あらゆる攻撃も回復も受け付けなくなる。
ストロスの杖に付くスキル「回帰のいやし」でなら解除でき、まもりのたてで防ぐことは出来る。
ただし後者の場合、攻撃の1つにある死神の鎌でまもりのたてを引きはがされてしまう。
それ以外は単体400程度のメラゾーマ、いずれも全体200程度のこごえるふぶき、はげしい炎、イオナズン、
加えて3回行動するターンの最後では全体250程度のメラ系の全体物理攻撃の「憎悪の魔弾」を使用する。
弱点はメラ系だが、マホターンがあるので攻撃の際はメラゾーマなどの呪文はあまり使えない。斬撃又は体技を中心にすべき。

こころは紫色でコストは119。
攻撃魔力と素早さが高く、耐久性は低めと、高い汎用性を誇っているゾーマと似通った能力を持つ。
高グレードではメラ、ギラ系の呪文ダメージと魔力の暴走率が上昇し、状態異常成功率のアップと石化への耐性もつく。
もっとも石化はゲマぐらいしか使わないので無意味だが。魔法戦士、ドラゴンの杖との相性が良い。
新たな特級職「大魔道士」との相性が特に良いので、周回でのスタメンをはったりメガモン戦でも役に立つ。


発売後は某キャラと名前が似ているため幼なじみ呼ばわりされることが多くなった。
ある意味間違ってはいないが。ちなみにコイツとソイツは英語版の名前の綴りが同じ。読みは違うが。


ほっほっほっほっ。
追記・修正するアニヲタの姿は いつ見ても いいものですね。

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