アニヲタWiki(仮)
アニヲタWiki(仮)

ワルイージ

「ワルイージ」の編集履歴（バックアップ）一覧に戻る

ワルイージ - (2022/08/08 (月) 20:15:13) の編集履歴(バックアップ)

登録日：2011/12/12(月) 15:25:45
更新日：2024/04/26 Fri 16:50:59
所要時間：約 5 分で読めます





Yeah！ Waluigi's the winner！



ワルイージとは、マリオシリーズに登場するキャラクターである。あの任天堂一フリーダムな男・ワリオの相方である。


【概要】

初出は『マリオテニス64』。
このソフトを制作していたキャメロットが「人型のキャラが不足しており*1、またワリオとダブルスを組めるキャラがいない」とのことでキャラ選が難航していたのがきっかけ。
そこで、とある社員の「これまでいなかったルイージのライバルキャラを作ってみたらどうか」という案を受けて作られたキャラである。
つまり彼はそもそも純粋な任天堂生まれのキャラではないという非常に変わった任天堂キャラだったりする。
その時にワルピーチというのも提案されたが「ドロンジョにしかならねぇだろ」という理由で速攻却下された。そりゃそうだ。

「ワリオの相方でルイージのライバル」という設定から、ルイージ以上の長身と細身、ワリオのようなピンクの鼻という両者の特徴を持った外見をしている。帽子のマークは『Γ』で、これは『L』を上下反転させたもの。
顎が長く、『スーパーマリオくん』に出演した時にも「長っ」と強調されていた。


【人物】

性格は狡賢く、ナルシスト。また、なにかと単細胞な相方に比べて、知性的な面も持っている。
そんな彼だが、『ルイージと同い年らしいワルイージは、マリオ・ブラザーズが「スーパー・スター」に上り詰めていく姿*2を仰ぎ見て、「今に見ていろ！　オレだって！」と、マリオ・ブラザーズに対抗できる力を蓄えるまで、下積みを続けてきた。
そんなワルイージに対してマリオファミリーのみんなはそんな「苦労人だけど、間が抜けているワルイージ」に好意的だが、下積み生活の長かったワルイージは「みんなの親切」に対して意外とクールである』という設定があり、意外と苦労人かつ努力家な一面がある。

セリフを与えられるゲームも多いが、他のキャラクターと比べて出番が少ないため作品によってキャラがブレブレであることが多かった。
一人称は「オレ様」や「ワルイージ様」で各作品で統一こそされているものの、『マリオテニスアドバンス』ではどこぞのおフランス帰りの男よろしく語尾が「～ザンス」だったりと、キャラ付けに相当難航していたことが伺えられる。*3
ただ、最近では体が非常に柔らかいという設定が生まれ、他にもバラの花を携えたりフィギュアスケートのような舞いを披露したりする「クールな知性派を気取るナルシストキャラ」で安定しつつある。
またテニスコートやバスケコートを空中で泳ぐなどワリオに負けず劣らずのトリッキーな技が与えられることも。

ちなみにワリオとワルイージは兄弟ではなく、悪友、イタズラ仲間といった関係。
スポーツ系ゲームのムービーでは、いつも一緒につるんでは様々なイタズラを敢行するが、最終的にマリオに返り討ちにされ、大失敗に終わるというのがお約束。
気の合う相棒同士という関係か、それともワルイージがワリオを慕っている師弟関係か、まさかの愛する者と愛される者の関係か、詳しい関係性は今もなお不明。
また現状ワリオが主役を務める作品に出演したことはない。


【活躍】

前述の経歴通り『マリオテニス64』で鮮烈デビューを果たす。
とは言え唐突の出演だったので公式サイトでは わざわざ専用の紹介ページ が作られていた。
その後のスポーツゲームでは、その長いリーチを駆使したテクニックタイプのキャラとして活躍。
ちなみに『スーパーマリオスタジアム』シリーズの彼は打撃の際にパワーチャージすると、逆にパワーが下がるという矛盾した特性があった。

デビューから半年足らずで『マリオパーティ』シリーズにも参戦。
『のろいキノコ』や『ビリキューシール』といった妨害系アイテムを好むずる賢いキャラとして活躍。
初登場の『3』ではクッパを単身フルボッコにしたり、自身の名を冠したステージが登場したりとかなりの高待遇。

『マリオカート』シリーズはダブルダッシュからワリオの相方として初登場。
DSでは『ワルイージピンボール』というステージも登場しており、このステージのBGMは後にスマブラXにてアレンジされるほどの人気曲となっている。
アーケード版は2からの参加となっており、専用マシンのバイクはかなりカッコいい。
「マリオカート7」ではコースだけを残してリストラするという憂き目にあった(ニンドリのインタビューによると、本当は出したかったとか。)が、ファンからの抗議もあり続編の「マリオカート8」及び「マリオカート8 デラックス」では復活。良かったね！(なお同作ではDSより同じBGMが採用された『ワリオスタジアム』がリメイクされたことで、スマブラXに続き2度目のアレンジとなった)

ダブルダッシュ時は中量級だったが、Wii以降は重量級となった。
恐らくロゼッタ同様「長身なので重量級」ということと思われる。
これが幸いし、マリオカート8では「重量級キャラは体が大きく視界を遮りやすい上アイテム使用モーションがもっさりしていて分かりにくいが、ワルイージは細身で目視の邪魔にならず、キビキビ動くのでアイテムの発射タイミングを正確に見極めやすい」という理由で非常に人気が高いキャラとなっており、オンライン対戦をしたら参加者の9割がワルイージ、なんてこともあった。例え性能に差はなくとも、0.1秒を争う極限の世界ではこういった要素も重要になる。

このように彼は見事にユーザーからの人気を得てマリオファミリーの仲間入りを果たし初登場以降はマリオファミリーらが登場するパーティ、スポーツ系のゲームにはほぼ必ず呼ばれている。しかもGBAでの出演作も存在する。(デイジー姫にはない)

いただきストリートではもはや妨害専門とも言える思考ルーチンを持つNPCとなり、自身の赤字も気にせずプレイヤーや他のNPCの嫌がる行為を積極的に行ってくるといういたストSPのカンダタと同じ行動をする。
特に、独占エリアは早めに育てておかないと、ほぼ確実に乗っ取りにかかる。

大乱闘スマッシュブラザーズXからは、アシストフィギュアとして登場。
プレイヤーキャラに対して連続ストンピングで痛めつけ、ケンカキックもしくはテニスラケットによるスマッシュをぶちかましてくる。
スマブラforやスマブラSPにも続投しており、後者はスピリットでも登場している。
スピリットとしての性能は階級ACEで見た目通り足を使う攻撃の威力が上がる。
ちなみにバイクに乗ったものやストライカーズ仕様のスピリットもある。


【活躍する一方で…】

上記ように様々な活躍をするワルイージだが、実は未だにパーティ、レース、スポーツ系のゲームにしか登場したことが無く、彼個人にスポットが当たったことは皆無。*4
複数の主役作品を持つ相方のシリーズにも全く登場したことが無いという状態が続いている。それ故かスマブラでの彼のロゴもワリオのマークでなく、マリオのマークとなっている。

知名度が高いこともあり彼のスマブラ参戦を望む声が多いキャラではあるが、Miiverseにて桜井氏はワルイージの紹介文と共に「スマブラは滅多なことでは参戦できません」と付け加えており、未だ参戦は叶っていない。
理由は諸説あるが、一番の要因は上記にもあるがワルイージ個人がスポットが当たったことがないという点だと思われる。せめてワリオやルイージの作品に出れればまだ可能性はありそうなのだが...。
長きに渡って参戦できない実情から、国外のファンの間で「ワルイージがスマブラに参戦できないことを題材にしたアニメ」などが度々制作されYouTubeなどで人気を博している。


『怪力自慢のワリオと知略自慢のワルイージ』、一見すれば『お互いの得意分野で突き進む』といった感じのアクションゲームでもできそうにも見えなくもない。
まぁ、相方のワリオ自身がオツムは弱いものの、様々な仕掛けや謎を解いたり、プログラミングを使いこなすなど(金が絡めば)地頭は決して悪くはない。
更に『二次元に行ける機械』を怪盗もののTVを観た思いつきで、なおかつ短期間で発明したりと、『もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな?』状態となっており、ワルイージの存在が完全に食われてしまっているのが一番の要因と思われる。
ワルイージがキャラとして弱いのではなく、ワリオというキャラが強すぎるのだ。

彼やマリオ、その他数多くのマリオファミリーの声を担当してきたチャールズ・マーティネー氏は、「ワルイージのゲームがあったらいいね。イカサマしないと勝てないようなやつさ。そうしたら面白そうだね」と語ったこともあるというのに……。

ルイージのライバルであり、自作専用キャラを構えて様々な主役作品を持つワリオの対となるキャラなのである意味では正当な扱いなのかもしれない。
それでもいつの日にか、主役として動き回るワルイージも見てみたいものである。キャメロットの動向次第であるが……。
そうなれば次回作あるか分からないがスマブラにワルイージが参戦できるかもしれない。

まだ彼の挑戦は始まったばかり、努力家である彼の今後の活躍に期待しよう。

ちなみにワルイージというワード自体は彼が登場する前のコミック作品でしばしば登場しており、
商業誌四コマで「マリオの弟がルイージなんだから、ワリオに弟がいたらワルイージだったりして！」というネタがあったり、
コミックボンボン版マリオでもルイージに化けて悪事を働いたクロキュラがワルイージと名乗ってたりする。*5



われこそは……と思うやつは出てきなさ～い！　ワルイージさまが追記・修正してやろ～う！！


この項目が面白かったなら……＼ポチッと/

▷ コメント欄