登録日:2012/07/03 Tue 22:54:39
更新日:2025/04/14 Mon 17:50:09
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本項目で扱う「スーパーマリオ(本山版)」は、かつて
コミックボンボン(またはデラックスボンボン、コミックボンボン増刊号)で1988年から1998年まで連載されていた本山一城氏による児童漫画を指す。
統一タイトルはなく、その時扱っている作品をタイトルに冠する。
通称は、本山氏が自ら用いている
「もとやマリオ」の他、
「モト珍マリオ」など。
雑誌『CONTINUE』第24号(スーパーマリオ20周年記念号)で本作が取り上げられた際には
「沢田先生を
マリオ漫画の徳川家康とすれば、本山先生は
怒涛の勢いでマリオを“描き”抜けていった織田信長」
と評されている。
時事ネタが
平松伸二作品並に多いのが特徴。
『マリオくん』と『もとやマリオ』を読み比べれば、当時の2大児童誌の違いや傾向が良く分かるとも言われる。
本山氏は、主に青春ラブコメやゲーム関連のコミカライズ作品を中心に活躍した。劇画的な作風で活動を開始し、『JIN(仁)』で知られる村上もとか氏のもとでアシスタント修業を積んだ。
青春ラブコメの分野で才能を発揮し、『どっきり!!エンジェル』を
週刊少年マガジンで連載。読者から高評価を得たものの、編集部との意見対立により短期で終了。
その後、不知火プロに所属し、風薫氏原作の『ジュン』を担当した後、“攻略まんが”として『
スーパーマリオブラザーズ3』のコミカライズ連載を始めた。
連載期間中、本山氏は自腹でゲームを購入し、攻略を研究しつつ作品を作り上げ、
任天堂の監修基準に対応しながらも独自の要素を加えている。
制作の際には、独特な手法が取られていた。通常、漫画家・作画家が“ネーム”と呼ばれるラフな下書き原稿でコマ割りや構図、人物の表情などを描き、編集部の確認を受けるが、
本作の場合はその後、ラフな複数線をクリーンナップしたネームを任天堂にファックスで送付し、監修を受けたという。
この手順について、本山氏は「漫画に慣れていない任天堂側では、通常のネームでは線がごちゃごちゃして理解できない」とし、特別に清書した理由を語っている。
当時、任天堂から大きな修正依頼が来ることはほとんどなかったとされ、物語についても、柔軟な方針が取られていた。
ゲーム発売日に近い連載では、ゲームステージをクリアするストーリー構成が主だったものの、販売後も連載を継続するために多様な物語が展開された。
シリーズごとに設定もあまり統一されておらず、『マリオくん』とは異なり原作ゲームとは関係ない
パラレル設定のストーリーやオリジナルキャラクターも多い。
例えばドクターマリオならば、エピソードによってマリオと同一人物だったり別人だったり青年だったり孫のいる老人だったりする。
シリアスなストーリー演出やキレのある作画で描かれたバトルアクションに力を入れた王道っぽいシリーズもあれば、原作ゲームの裏技やテクニック紹介に特化したシリーズ、
鬼畜ヒーローなマリオとスチャラカヒドインのピーチ姫がギャグを飛ばしまくるシリーズ、もはやただのコントになっている一話完結エピソードまで様々な作風の物語が楽しめるのも特徴。
別の任天堂作品も扱ってるのは内緒だ!
しかし、連載の中盤以降は漫画
オリジナルキャラクターを登場させないようにという指示が入り、方針が徐々に厳格化していったという。
一方で、講談社側の編集方針には、いくつかの制約が存在した。
キノコ型の爆発描写は核爆発を想起させることから禁止されていた。また、ギャグ漫画でよく見られた口から泡をふくシーンも特定の病気を揶揄する可能性があるとして不可だった。
連載は1998年に終了したが、これは90年代終盤にコミックボンボン自体が読者ターゲットの年齢をあげるという方針転換を検討していたことに起因するとされる。
『もとやマリオ』の連載終了後、マリオ関連の版権が小学館に一任されたため、現在は再刊が絶望的になってしまっている。
現在は本山氏の公式ホームページにて単行本未収録作品も含めた全話をデータ化して収録したDVD-Rが通信販売されている。
今から読むのであればこちらがお勧め。
登場人物
ご存知我等がヒゲの兄貴。
一人称は「
オレ」または「僕」。
元配管工の冒険家だが、作品によっては王様だったり戦闘機を扱ったり刑事になったり巨大ヒーローになったり学生になったりもしている。
沢田マリオとは異なり、普段から正義感が人一倍強く、基本的にはお金や宝よりも仲間の命を優先する王道ヒーロー的な性格。
(あっちはギャグ漫画でこっちはストーリー漫画という違いがあるからではあるが)
だが、シリーズによって性格は毎回変化し、カッコいい熱血正義漢の時もあれば、どうしようもないヘタレの時もある。
コメディ要素の強いシリーズだと
- ノコノコを8体吹き飛ばして1UPしたコウラからピーチが逃げているにもかかわらず、「いけーっ!ピーチ姫も吹き飛ばせば2UPだ!」と発言して殴られる
- ヨッシーがお化け屋敷ステージで留守番した際に「そうだいっぺん殺してみよう、死んでテレザウルスになればスパイだ!」とのたまって、ピーチやルイージと一緒にヨッシーを半殺し
など、鬼畜ヒーローっぷりも見せる。
よくモテる上に本人も美女には弱いがなんだかんだでピーチ姫一筋のようだ。
パラレルエピソードでは夫婦として登場したこともある。
『ワリオランド』のデビデビ魔王編でルイージが「良心が強いほど効く毒ガス」にやられた時に激怒し、件の毒ガスの直撃を受けても立ち上がって突撃した時に、ワリオは「女性関係にルーズなせいで効きが悪い」と考えていた。
また同作者の『SDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズ』のコミカライズ版にて酒場のマスターとして1シーンのみピーチと一緒にゲスト出演しており、上述のDVD-Rにもおまけとして収録されている。
お遊びとはいえ地味にマリオとガンダムのおそらく唯一の共演シーンである。
- その他のバリエーション
- ドクターマリオ
- 基本的に「医者の格好をしたマリオ」扱いだったが、中盤以降のエピソードでは別人としてマリオと共演するようになった。
マリオペイント編で作者が「本編マリオとドクターマリオ、ピーチ姫とナースピーチは明らかに顔の大きさの比率が違う」と発言している(ついでに当時のイメージイラストでは隠れている脚の長さについても突っ込んでいる)のでその関係だと思われる
- カッコイイマリオ
- GB版ドンキーコング編から登場。崖から落ちたマリオを拾ってきたドンキー島の守り神が、正直に答えたルイージに与えた強いマリオ。
通常マリオも普通に復活し、いつの間にか入れ替わっていたり謎の存在だったが正体はお猿の神様本人だった。
64編ではマリオ本人が一時的に変身できる姿の一つ。
ご存知ヒゲの弟。一人称は「オイラ」。
本シリーズでは沢田ルイージ以上に碌な目に遭わない。
しかし実力的にはマリオに勝るとも劣らずたまに美味しい所を持っていく。
スーパーマリオワールド編では敵の策によってキノコを食わされ洗脳されて敵側に寝返った後に、マリオの説得で一度正気を取り戻しかけるが、同時に『3』『ランド(テトリス編、クイックス編)』『Dr.』での悲惨な思い出の数々が蘇って本気でマリオを殺しかけ、覚悟を決めたマリオにピーチの救出を託された際、正気になって敵を道連れにガチで生死不明になった。
この時のマリオやピーチの悲しみは児童誌のマリオのコミカライズとは思えないほどのシリアスさで描写されていた。
結局生きていてカメックの衣装を剥ぎ取ってクッパ城に潜入し、マリオを助け出すのだが
中盤以降ではデイジーとフラグを立てているかのような描写もあったりなかったり。
ワリオランドでは一味を裏切ったクリクリ(♀)と親密になったが、シロップがマリオ達の所持金を窓から捨てた上で城の自爆装置を作動させ、唯一の脱出口から逃げるためにクリクリが自らがれきの下敷きになって10コインになる悲しい別れを経験した。
デビデビ魔王編ではまたも洗脳され敵に。この時には(まだ登場していない)
ワルイージと名乗っていた。
マリオを痛めつける中でデイジーの涙を見て正気を取り戻すが、同時に毒ガスが効いて
ミイラ化したが、終盤でハニハニの手によって復活した。
本作では原作同様の攫われるヒロインとしての役周りで、登場するシリーズは『マリオ3(第1話~第3話)』『コミックボンボン版ワールド(逆襲のクッパシリーズ、スポーツバトル編)』『マリオ刑事編(第2話~第4話、スーパーマリオG編も含む)』『マリオ64編』くらい。
それ以外ではマリオのパートナーとして一緒に冒険を繰り広げるシリーズが多い。
デラボン版スーパーマリオワールドでは平然とマリオ一行に同行してきたのでルイージにツッコまれている。
実はルイージやヨッシー、沢田ピーチよりも登場回数が多いため、本作における一番の「マリオの相棒」と言える。
- デイジーといちゃつくマリオをバズーカで飛行機ごと砲撃
- スピンジャンプからのキックで木を蹴り折る
- マリオの帽子を被ってクッパを殴り倒す
- 嫌いなニンジンをかじってバニーピーチに変身しマリオを救出する
- 自分を攫わずポリーンを攫ったクッパを怒りの炎で黒焦げにする
と、やたらアグレッシブな一面が多数描かれており、マリオと同等の戦闘力を持っているように取れる描写が多い。
姫のくせにお宝や金銭に弱かったり、デイジーやレディにデレデレするマリオをお仕置き、パロディや
メタ発言を乱発する、顔芸披露と作中屈指のギャグ要員でもある。
連載スタートからまもないマリオ3編の時点で既にルイージに「よくばり、大ぐらい、強い、かみつく、眼が悪い、みえっぱり、いじっぱり」と欠点を並べ立てられたメモをとられ、クッパに幻滅されるというオチがあり、時々ヒロイン力を発揮するシーンもあるものの、概ねそのキャラクターのまま10年間に渡って徹底的に暴れたおした。
連載開始から長期間にわたって少女のような外見で描かれてきたが、連載終盤でやや原作に合わせてデザインが変更されている。
同時に性格も若干キツくなった気がする
実は本作のヨッシーアイランド編にてベビーピーチが原作ゲームに先駆けて登場している。
また一部エピソードではナースピーチがピーチ姫とは別人として登場したり、ソーラーストライカー編では彼女の子孫でもあるピチ姫、単行本未収録のタイムトラベル編では彼女の幼少期でもあるチビピーチが登場している。
ご存知我らが
でっていうスーパードラゴン。何故か「ウィッキー!」と鳴くが、これは作者の聴き間違いによるもの。
一人称は「僕」。
沢田ヨッシーと同様、大食いな部分なのは変わりはないものの、ヨッシーのロードハンティングではタコが苦手だったり(後に克服)、ピーチ姫に交際を求めようとしたり、キャサリンに惚れられるなどが沢田ヨッシーとの主な違い。
沢田ヨッシーほどではないが、天然ボケとしての一面もあった。
作品によってはピザ屋の店長だったり、酢を飲んで変形したりする。
ヨッシーのロードハンティングからは「ヨッシー!」と鳴き、
語尾に「~よっし」とつけるようになった。
タイムトラベル編ではジェロニモ・ヨッシーや徳川綱
吉として登場しているが、徳川綱吉として登場した時にはクッパと悪事に加担している。
ゲームと同じく緑色以外の別個体も登場する。
- レッドヨッシー
- 火を吐く。アイランドからは熱血漢というキャラづけになった。
- ブルーヨッシー
- 空を飛ぶ。アイランドからはクールというキャラづけになった(途中から何を間違えたか武士になった)。
- イエローヨッシー
- 地響きを起こす。アイランドからはのんびり屋というキャラづけになった。
- みずいろヨッシー
- ピンクヨッシー
- アイランドから登場。一応れっきとした♀だそうだが、「おかまっぽい」と酷いことを言われてしまっていた。
- パープルヨッシー
- マザーヨッシー
- デビルヨッシー
- と言われていたが実はデベソヨッシー。卵から生まれたのに。
- よっすいー
- 恐竜仙人ヨッシーダムス
- ワールドに登場。クッパの攻撃パターンを予言していた伝説の長老。
クッパに敗れネイティブスターに来たマリオ達に正体を隠して大リーグボール養成ギプスでの特訓を課す。
3色ヨッシーから予言を聞いて逸るマリオ達の前に再び現れ、「瞬間芸」と言ってヨッシーの翼をデビルマン型に装着し正体を明かした。
亀。基本的には原作通りピーチ姫をさらう役だが、テトリス大王だのゴルフ大王だのガハハ大王だのトリノ大王だの桃姫大サーカスの地主だのビビンバ卿だのミスターKだのとシリーズに合わせたコスプレでマリオたちにちょっかいを出してくるパターンも多い。
アホな悪役としての側面が強かった沢田クッパとは対照的に、かなり強く部下からの信頼も厚い。
ピーチ姫に対しては花嫁にしようとしたり、召使としてこき使ったりとシリーズによって態度が異なる。
マリオ3編第5話ではルイージがメモしたピーチ姫の性格を知って幻滅したり、ヨッシーのロードハンティング編で久しぶりに悪事を働いた時には、初回ではしょぼい脅迫しかできなくなっていたが、その後は段々悪役らしさを取り戻していった。
しかし作品終盤では完全に威厳が消え失せた。というか終盤では完全に改心した。
余談だが、講談社の編集方針では動物タイプであっても
キャラクターの指描写については5本指で描くという不文律があったが、
『
スーパーマリオ64』公式でクッパが4本指で描かれていたため、本山氏の独断でこっそりと変更を加えたという。
ゲーム作品ではオールスターものくらいしか出番がない上に、沢田マリオでは登場する回数がピーチ姫よりも少なかったが、この漫画では沢田マリオよりも多く登場していた。
ピーチ姫の
ライバル役で、ピーチ姫との喧嘩が多かったが、上述の通りマリオとピーチ姫が一緒に冒険することが多かったので、代わりに彼女が浚われ要因としてひっどい目に遭うことが度々。
オリンピック編ではキノコ王国と金メダルを争うが(えげつない手を使った上で)負けて凄い顔で悔しがり、タタンガからファンが減ることを心配されていた。
タイムトラベル編ではデイジー本人こそは登場しないが彼女の先祖でもあるおでいが登場する。
マリオオープンゴルフでルイージといい仲になったと思われたが、ワリオランドでもマリオを狙っていて、人魚姫に変装しワリオにピーチの前でいいところが見せられるようサポートしていた。
デビデビ大王編にて死亡するも増殖した。
クッパと手を組んで悪巧みを実行したりもするが、本来は自分が主役のワリオランド編では自分がまともに主役を張れたのは第1巻だけとルイージ以上に悲惨な目に遭っている。
六つの金貨の終盤やマリオとワリオでは憑依されていた邪悪の化身が退治されて毒気を抜かれた良い子のワリオが登場。
マリオやルイージ、ピーチがその邪気に当てられて騒動を起こした後何とか打ち払うが無数のチビワリオとなって逃げ去り、マリオとワリオ序盤でワリオの身体に戻り原作通りの性格に戻った。
デビデビ大王編ではマリオと組んでデビデビ団を倒そうと正義の心を燃やした。
レディ
スーパーマリオカート及びスーパーマリオ4コマ大行進に登場したマリオの古い恋人。
自動車整備工場「レディモータース」を経営する女性。
クッパとチョロプーの作戦によってエンジンを盗まれたマリオのカートにホンダV12エンジンを搭載させたり、マリオにアイテムを売ってあげたりとそれなりのサポートキャラとして活躍する。
スーパーマリオ DONKEY KONG編ではポリーンになってしまったためか、スーパーマリオ4コマ大行進を最後に登場する機会を失った。
ワンダ
マリオとワリオから登場。妖精の森に住む未熟者の妖精。
マリオとワリオ編で初登場したときには、マリオとピーチに女の子か男の子の妖精かで物語の最後まで揉められていたものの、実際はゲーム原作通りに女の子の妖精である。
パラレルストーリーのワリオの森編では未熟者という設定のみが受け継がれ、関西弁でしゃべる妖精として登場した。
沢田ワンダよりもボケキャラとしての面が強調されており、4コマ大行進で登場した時には完全なるボケキャラに変化している。
ウェンディ
コクッパの一人。マリオに惚れていて登場するたびに猛烈なアタックを仕掛けるが、マリオの方は断固として拒否している。
基本は常識人でありいい子。父のクッパの横暴ぶりには半ば呆れており、クッパを止める為に時折マリオ達の味方をする事もある。
タタンガ
マリオランドのボス。
マリオオープンゴルフのラストからはデイジーの家来になった。
オリンピック編ではサラサランド代表として出場。
六つの金貨でワリオについたことを恥じて旅に出た。
トニー
マリオオープンゴルフから登場。顔立ちが良くキザなゴルファー。
原作では茶髪だったが、本作では黒髪となっている。
オリンピック編ではゴルフ王国の代表として登場。
ビリー
マリオオープンゴルフから登場。原作よりも遥かに巨体なゴルファー・
オリンピック編ではトニーと共にゴルフ王国の代表として出場したが、後にデイジーの策略でサラサランド代表としてトレード。しかしどの種目でもロクな活躍が出来なかった。
他シリーズからの登場
初代ドンキーコング(クランキーコング)
マリオカートから登場。なぜか金持ちキャラになっていてクッパと組んだ。
GB版ドンキーコングでは原作通りのキャラだったが、増刊号収録の番外編では息子をマリオと間違って殴るほど老人ボケが進行していた(老人になっているのはスーパードンキーコングがベースだから)。
スーパードンキーコングではマリオの名前を間違って覚えている以外はしっかりしていてマリオに助太刀を要請した。
ドンキーコングJr.
マリオカートから登場。マリオにとってボスをやってたことは
黒歴史らしい。
GB版ドンキーコングでは頭が良く、ピーチ団長の誘惑に負けなかった事も。
増刊号収録の番外編では二代目ドンキーそっくりに成長していた。
マリオカート64にもリストラされたキャラとして一コマだけ登場し、ディディーやディクシーにポジションを取られたと泣いていた。
スーパードンキーコングから登場。
血の気が多く、自分がいるのにクランキーがマリオに助けを求めたことに不満を漏らしていたがマリオ個人への悪感情はなく連携も決める。
マリオカート64ではひたすらバナナを食べるおバカキャラへ変貌していた。
頭のねじれ毛が何度も任天堂チェックに引っ掛かった強敵。
モモガー
初代ドンキーコングを100周すると登場する、巨大なモモンガの姿をした真
ラスボス。
GB版ドンキーコングで無視されたため番外編で老いたドンキーコングを誘拐した。
マリオとルイージによれば「最初のドンキーコングはシンプルながら難しかったからほとんどの人が存在を知らない」らしい。
(勿論これはウソであり、実際にはGB版ドンキーコングの攻略本でのスタッフインタビューで名前だけ出た、登場が予定されたにもかかわらず、カットされてしまった没キャラだとか。)
念力で巨大なバナナを引き寄せるなど強大な力を見せるが、妙にみみっちい作戦が目立つ。
「クッパとマムーの中間みたいで印象が薄い」と自分で言っている。
彼曰く元々先祖はドンキー島に住んでいて、クレムリンの遺跡が残っている。
オリジナルキャラ
もとやマリオを彩るキャラクター達。初期の頃は
刑事ドラマパロやウルトラマンパロ等のぶっ飛んだ展開と共にもとやマリオの象徴としてしばしば登場していたが、任天堂側が「
マリオは剣を持たない」等キャライメージを固めていくにつれて徐々に厳しくなり、登場が大きく縛られてしまった。
キノッペ
単行本未収録のオリンピック編から登場したキノピオ族の女の子……なのだが、八頭身の美少女。
もとやマリオのマスコットキャラクター。
「クスっ」と小悪魔的な笑い方をするのが特徴で、作品によってはピーチ姫の従者だったり、ドクターマリオ・ナカマツの孫娘だったりと扱い方は様々。
ヨッシーのロードハンティングではマリオ一行をサポートするキャラクターとして大活躍する。
ヨッシーアイランドではドクターマリオの娘として登場。
共通の設定ならドクターマリオ・ナカマツはドクターマリオの父親なのかもしれない。
設定が共通しているとすれば、ヨッシーアイランドの時点で少女ということは年齢は…気にしないでおこう
アレク博士
テトリス大王の逆襲編から登場した天才科学者。
テトリス現象研究所に住居として、テトリス大王に対抗するべくマリオたちをテトラビルの中で特訓させたり、マリオにテトリス大王に勝利する秘策のメモが入ったペンダントを渡したりとマリオたちの勝利に貢献した。
ソーラーストライカー編では子孫のアーレク隊長が登場。自らも現代と未来を結ぶタイムトンネルを作るマシンを開発していた。
スーパーマリオワールド第6巻が最後の登場となり、タイムトラベル編以降はドクターマリオ・ナカマツと入れ替わるように消滅。
ドクターマリオ・ナカマツ
単行本未収録のタイムトラベル編から登場。マリオを白髪にしたような姿。
江戸時代の発明家「毬夫源内」の子孫。
ヨッシーのロードハンティング編ではクッパ一味にキノッペを人質に取られ、ジュエリーランド制圧のための兵器を作ってしまうが
スーパースコープをマリオに託す。
悪を拒む良心はあるが、一度作り始めるとマッドサイエンティストの血が騒いで人質が救出されても作り続けるタイプ。
しかも改良を加えたあげく、自ら乗って出撃するような危ない一面もある。
イカの巨大化養殖を研究している天才科学者
DONKEY KONG編から登場。ナカマツの髪を逆立てたような風貌をしている。
巨大化させたイカに脱走され、イカダで追いかけて襲われていたドンキーを巨大化させて対抗するが、当初は理性を保っていたものの副作用で狂暴化させてしまう。
本人いわく「ゴ○ラもモス○も実験で自分が巨大化カプセルを食わせた」とのこと……
SUPER DONKEY KONG withマリオ編ではホワイトマウンテンで人工降雨の研究を行っていたがクレムリン軍団のアジトに接収され、人工雨の試薬をひっくり返されたために雪山と化してしまう。
エクスプレッソとスコークスは彼が飼っている設定になっていた。
P1武闘会編でも人工雨の実験中に爆発事故を起こすが、この時起きた豪雨がドンキーのピンチを救う。
モト珍
ご存じ、本山一城ご本人。
たまに本編に登場したり、当時の時事ネタを漫画にしたりするが悲惨な目に遭うことも多い。
まぁそれがこの手の漫画の常ってもんやね。
キノコ仙人であ~るしんど
ワリオランド編の前日譚である子供時代のエピソードに登場。
羽ブロックの杖を持つ白ひげで頭頂部の禿げたキノコの老人。
ワリオに負けたマリオとルイージにスーパーキノコのことを教えた。
正体は巨大キノコで、デビデビ大王編ではガスに侵されながらも手がかりを教えてくれた。
クランキークルール
ドンキー島の地下で暮らしていたキングクルールの先祖。
クレムリン軍団の言い伝えでは500年前島を出たことになっていたが、実は15代前のドンキーコングと500年ごとにピクロス勝負で負けた方がその間地下で暮らす約束をしていた。
原作となった作品
単行本未収録作品
GBのポケットカメラを題材にした作品。
コレを使った写真コンテストにマリオ達も挑戦するという内容。
世界一のダイヤを手に入れるためにチョモランマに向かったマリオだが、彼は山から転落して記憶を失ってしまう。
それから3年後、キノコ王国の財政危機により、ピーチ姫は大富豪「ビビンバ卿」との結婚を強いられていた。
記憶を失ったマリオ。そして着々とビビンバ卿との結婚が迫るピーチ姫。果たして二人の運命は……!?
追記・修正は懐かしいと感じた方がお願いします。
- ヨッシーストーリー編で冒険中ヨッシーが次々と倒れていくシーンがトラウマだったな・・・・・・・・ -- 名無しさん (2013-09-30 18:54:28)
- キノッペを始めオリキャラ結構いたな -- 名無しさん (2013-12-26 09:30:07)
- 「誰が下唇が大きいともさかりえだって?」 -- 名無しさん (2013-12-26 09:43:41)
- 作者のサイトの通販でCDとして売っています。値段は未収録込みで1500円。 -- 名無しさん (2013-12-26 10:43:55)
- アメコミ逆輸入の「マリオの大冒険」というのもあるよ。短いけど割とよくできてる -- 名無しさん (2013-12-28 10:13:22)
- 後にも先にもピーチを踏み台にしてデイジーと濃厚なラブコメを繰り広げるマリオの姿が見られるのはこの漫画くらいだろうなぁ・・・ -- 名無しさん (2013-12-28 10:29:03)
- サンシャイン漫画化したら最初の裁判のシーンだけで丸々1話使ってそうだな。 -- 名無しさん (2013-12-28 12:45:32)
- ワリオランド編で主役の座を奪われたワリオェ…… -- 名無しさん (2014-04-01 20:23:53)
- >「マリオ漫画は徳川の沢田・織田の本山」←前々から見かけるけど、これ誰が言ってるの? -- 名無しさん (2015-01-04 21:05:58)
- ミッフィーの丘 なぜミッフィー… -- 名無しさん (2015-01-23 20:40:28)
- 原作置いてきぼりのぶっ飛んだシリアスなラストもしばしばだが、それでも中々熱い展開を描いてくれる マリオワールド、マリオグレート、ワリオランド編が好きだった -- 名無しさん (2015-01-23 22:18:45)
- ボンボンの読者層の関係か鬱展開が多かった。だからこそ熱いシーンが非常に熱くなるんだけど。 -- 名無しさん (2015-01-30 13:32:33)
- 「わしゃパンツははいとらん」「わーっ、お下品!だからカメ族はイヤだ!」「(あんたも長靴しかはいてない・・・)」。このシーンが一番記憶に残ってるかな。 -- 名無しさん (2015-01-30 13:53:29)
- 昔お祖母ちゃんがスーパーマリオくんと間違えて買ってきたマリオ漫画があったけど、この漫画なのかな? -- 名無しさん (2015-04-07 20:46:55)
- スーパーマリオくんって名前だけど別の作者の作品ならあったな。そっちは本山さんの作品ではなかったけど -- 名無しさん (2015-04-09 20:49:01)
- 謎のドンキーコングシェーキ売り… -- 名無しさん (2015-05-12 19:10:59)
- この漫画のあとにドクターマリオくんとかいうのがあったらしいが...まったく情報がないんだが人気あったの? -- 名無しさん (2015-07-16 23:26:33)
- デブの敵キャラの中から人が出てきて「洗脳された渡辺徹が中に入ってたのか…」にはくっそワロタvvvvvvv -- 名無しさん (2015-07-16 23:50:24)
- マリオフォーエバー編がNO DATAなのは何かのネタか?マリオが記憶喪失になったりピーチが謎の人物と結婚しそうになる展開だったのは覚えてる -- 名無しさん (2015-08-13 12:42:36)
- 連載を打ち切らなければ、マリオパーティシリーズ、マリオストーリー、マリオサンシャイン、ルイージマンション、マリオ&ルイージRPGとかも連載していたかもしれませんね…。 -- 本山章太郎 (2015-09-06 18:42:28)
- 水着のピーチにはNGを出すのに、サメにかじられて尻丸出しのピーチや、地蔵ルイージにおっぱいすりすり&スカートの中に頭突っ込ませるデイジーにはNGを出さないという任天堂の判断基準がよく分からない。(笑) -- 名無しさん (2015-09-06 18:47:02)
- 水着のピーチはヨッシーのロードハンティングやスーパーマリオ ドンキーコングなどでようやく登場していますね…。 -- 本山章太郎 (2015-09-07 19:57:32)
- マリオくんより本山一城のマリオ漫画の方が好きだった -- 名無しさん (2015-10-15 21:56:57)
- 64の絵から出られなくなって絶望したマリオが自分を消そうとした話は衝撃的だったわ -- 名無しさん (2015-10-15 22:13:29)
- 版権云々以前に、やれ時事ネタに他社や他作品のパロディばっかりで今のご時世再販は無理だろうな・・・。あと本作のワリオの不遇と設定無視っぷりはガチ -- 名無しさん (2016-10-17 13:09:28)
- どぐされキノコでルイージが洗脳される展開が印象に残ってる -- 名無しさん (2018-03-07 15:08:32)
- 小学攻低学年の時、ルイージがカメックを道連れにして溶岩に飛び込んだシーンで号泣した覚えがある -- 名無しさん (2018-11-08 22:29:41)
- GBカラー版ドンキーコング→GB版ドンキーコングに修正。スーパーGBだよ。GBカラーの発売年は…98年か、連載ぎりぎりだな。 -- 名無しさん (2018-11-08 22:56:06)
- あと数年連載続けていたらゲームに合わせてデイジーが再び大活躍出来ただろうに この漫画も作者も預言者とも呼ばれてただろうに -- 名無しさん (2020-05-28 08:40:48)
- よくよく考えなくてもワリオランドのコミカライズで、世界の破滅に立ち向かうマリオとデイジーの純愛物語なんて展開繰り広げるのは頭のネジがぶっ飛んでるとしか思えない。どんだけデイジー好きなのよ。 -- 名無しさん (2020-07-27 14:55:30)
- ディディーの扱い何とかならなかったんか?スパドン編で唯一人語が喋れない上にクリッターにも勝てない程弱いんだぞ。ディディーファンがブチギレても文句言えないぞ -- 名無しさん (2021-02-10 22:41:33)
- シティーハンターのマリオ版といった感じ -- 名無しさん (2021-04-10 13:53:35)
- テトリス編でピーチ姫がブロックと一体化(石化)した事でナニカに目覚めたわ -- 名無しさん (2022-05-04 14:07:23)
- 版権の関係で再販や復刊ドットコムは絶望的。だけど個人でCD-Rで販売するのはOKなんだ -- 名無しさん (2022-07-05 07:44:44)
- 強くて行動的なピーチ姫というキャラクター造形はUSAやRPGより更に早かったのに、マリオくん以外の漫画は話題にならず寂しい(移植され続けるゲームと違い電子書籍すら出せないから仕方ないが) -- 名無しさん (2022-12-04 19:23:19)
- コロコロとボンボン両方でコミカライズとかよくやれたな -- 名無しさん (2023-01-04 23:49:42)
- 90年代だとコロコロボンボンのみならず児童向けテレビ情報誌(テレビランドとかテレビマガジンとかてれびくんとか)でもマルチにマリオ漫画やってたから、そういう時代だったのかもね -- 名無しさん (2023-01-05 01:08:43)
- 他にはゴジラやストⅡ、それに両方とも増刊号だけどX-MENもコロコロとボンボンに同時に連載されてたな -- 名無しさん (2023-01-08 16:57:17)
- 令和のこの世になってファミ通.comで本山氏にインタビューがあったけど、興味深い話が沢山あったなぁ -- 名無しさん (2023-06-23 22:40:47)
- もしマリオシリーズが終わるなら、やっぱりこういう最終回がいいなと思った覚えがある -- 名無しさん (2023-06-29 22:19:32)
- 自分は64編しか読んだ事無いなぁ(しかも最終巻)。マリカ64編ではパンツが見えて赤面するというスケベな一面をピーチの前でやらかして、直後にピーチにどつかれたシーンが印象に残ってたな -- 名無しさん (2024-05-30 18:53:12)
- ヨッシーストーリーもやってなかったっけ?あれも未単行本化? -- 名無しさん (2024-05-30 19:14:39)
- うろ覚えなんだけど、64編の終盤でイワンテがマリオの味方をしてた記憶があるんだが…どうだっけ? -- 名無しさん (2025-01-31 15:48:00)
- ↑してましたね。「この館(クッパ城)もお前のもの、自由に使え」的にマリオの仲間に加わってました -- 名無しさん (2025-01-31 16:33:17)
- >マリオ関連の版権が小学館に一任されたため、現在は再刊が絶望的になってしまっている ということは、テレマガでやってた山田ゴロ先生の「とびだせ!マリオ」も復刊は絶望的か…。 -- 名無しさん (2025-02-25 17:13:09)
最終更新:2025年04月14日 17:50