マリオカート8/マリオカート8デラックス

登録日:2022/05/05 Thu 16:59:23
更新日:2025/04/03 Thu 14:51:42
所要時間:約 25 分で読めます




マリオカート8』(Mario Kart 8)とは、2014年5月29日に任天堂から発売されたWii U用ゲーム作品。
マリオカートシリーズの第8作にあたる。ゲーム開発は任天堂とバンダイナムコスタジオの共同。

なお、本項目ではその完全版である2017年4月28日発売のNintendo Switch用ゲーム『マリオカート8 デラックス』(Mario Kart 8 Deluxe)についても併せて解説する。

また、ここではWii U版を『無印版』、Nintendo Switch版を『デラックス』と表記する。


本作の特徴


  • 反重力
本作を象徴するといっても過言ではない要素。
前作『マリオカート7』では陸だけでなく空中や水中も走行できたが、今作では特定のエリアに入るとタイヤが横向きになり壁や天井を走っていくという演出がある
走行中にカメラの向きが変わるわけではないのでプレイ中は感じにくいが、リプレイを見てみるとその重力を無視した走りに驚かされること間違いなし。
道中の回転するオブジェクトや他のプレイヤーに当たると回転して加速する「スピンターボ」という効果があるので積極的に当たりに行きたいところ。
ちなみにこの要素は本作のタイトルロゴにも反映されており、「8」の部分が裏表が存在しないことで有名なメビウスの輪をイメージしたものとなっている。
まんま『F-ZERO GX』じゃねーかというツッコミは密に

  • 新コースと過去作コース
前作と同様にそれぞれ16コースずつ用意されており全部で32コースとなるが、DLCで16コース追加され、『マリオカートアドバンス』の40コース越えとなる全48コースとなった。

  • アイテム出現に関する仕様
アイテムの抽選率がこれまで順位を参照していたが今作では1位との距離に変更され、わざと下位に下って強力なアイテムを確保するという戦法が難しくなった。
また、従来の作品と異なりアイテムを後ろに置いている状態でも使用した判定にならず、持っているアイテムを消費しない限り新しいものを獲得できないようになっている。
ただし急な仕様変更にプレイヤーが対応しづらかったためか、『デラックス』では使用判定はそのままに再び2個持ちができるようになった。

  • 車種の復活と増加
従来のカートに加えて『マリオカートWii』以来のバイクが復活したほか、新規車種として滑りにくく比較的オフロードに強いバギーが登場。
バイクには『Wii』と同様にドリフトとハングオンの2種類のタイプがあるが、そちらで猛威を奮ったウィリーはオミットされている。

  • ジュゲム
ステージ外に落ちた際には素早く回収してくれるようになったため、アイテムを落とさなくなった。
ただし、着地と同時にアクセルで加速するジュゲムダッシュはできなくなった。(弱体化)

  • 200cc
無料アップデートによって追加された更なる排気量。
一言で表すと「常にダッシュキノコを使っている」と思わせるほどのスピードで、生半可な腕では制御できない。実際、CPUも制御できず壁に衝突したりステージ外に落ちる姿が見られるほど。
『デラックス』でのタイムアタックは150ccと200ccの2部門になった。スピード狂は挑戦してみよう。

  • DLCの実装
追加キャラクターとコースの有料DLCが実装。第2弾まで発売され、各種800円だがセットで買えば1200円となり400円分お得。
新規コース・パーツ・キャラクターに加えて『ゼルダの伝説シリーズ』と『どうぶつの森シリーズ』とのコラボキャラクターや『エキサイトバイク』・『F-ZERO』とのコラボコースも追加され、さながら『スマブラカート』と呼ぶべき共演が実現した
両方購入していれば特典としてヨッシーとヘイホーのカラーバリエーションが8色ずつ追加される。
他にも自動車メーカーの名門・メルセデスベンツとコラボしたマシンパーツも登場。こちらは無料DLCとなっている。

  • 生演奏を多用した豪華なBGM
今作では多くのコース楽曲が生演奏で収録されている。
収録メンバーはDIMENSIONSの増崎孝司や勝田一樹、T-SQUAREの坂東慧や則竹裕之を始め村田陽一、エリックミヤシロ、篠崎正嗣や今野均etc...と、国内有数の実力派演奏者を片っ端から集めたと言っても過言では無い豪華な布陣となっており、各々の超絶技巧が存分に発揮されている。
フュージョン出身の演奏家を多く起用していることもあってか、過去作に比べて全体的にフュージョン調の楽曲が多め。
無論リメイクコースのBGMも生演奏で大胆にアレンジされており、どれも必聴である。

デラックスで追加された要素


  • 新キャラクター・マシンパーツ
無印版の隠しキャラクターやDLCで追加されたキャラクターはすべて最初から使用できる。
これらに加えて『7』でリストラされたカロン、クッパJr.キングテレサと新規キャラクターとして『Splatoon』シリーズよりボーイとガールの合計5人が新たに参戦。これにより登場キャラクターはシリーズ最多の42人となった。
加えて、アップデートにて『ブレスオブザワイルド』仕様のリンクを選択できるようになったほか、200㏄の全カップをクリアすればメタルマリオのカラーバリエーションとしてゴールドマリオが選べるようになる。
また、下記の「コース追加パス」でも第4弾以降、過去作にて登場したキャラクターを新たに追加していく事が公式に発表されており、コース追加パス第4弾では「キャサリン」、
第5弾では「ボスパックン」「ハナチャン」「カメック」、第6弾では「ファンキーコング」「ディディーコング」「ポリーン」「キノピーチ」に加えてMiiのスーツが新たに17着追加された。
選択画面の「?」枠の数から合計6体追加されるものと推測されていたが、最終的にはそれよりも2体多い8体の追加となった。
(「?」の数を越える2枠分は後述の通り、一部のキャラクターを男女選択式にする事で枠を稼いでいる。)
マシンパーツも新たに3種類のフレームが追加されており、一部パーツにも性能調整が施されている。また、英傑衣装のリンクの配信と同タイミングで新たに「マスターバイク零式」「古代のタイヤ」「パラセール」と、ブレワイモチーフの3パーツが追加された。

  • バトルモード
無印版ではバトルコースが一部レースコースの流用で、バトルの種類もふうせんバトルのみだったが、『デラックス』ではバトルモードが一新。
リメイクコースを含めたバトル用コースが8コース用意され、バトルの種類も4種類増えたことに加えてバトル専用アイテムとしてハネがスーパーファミコンの『スーパーマリオカート』以来久しぶりに復活しており、かなり充実している。

  • 操作面での追加要素
先述のアイテム2個持ちの一部復活に加えて新たに複数の操作が登場。
従来の作品にもあったミニターボ及びスーパーミニターボだが、『デラックス』ではスーパーミニターボからさらにドリフトを続けると火花が紫色になり、より長く加速できるウルトラミニターボが使える。
また、初心者にも配慮した「ハンドルアシスト」と「オートアクセル」も実装。前者はダートや崖外に入りそうになると自動で方向転換するようになり、後者はAボタンを押さずとも自動でアクセルが働くようになるという便利な機能。
特にハンドルアシストはかなり強いハンドル補正がかかるので、コースアウトしやすい200㏄のグランプリ制覇にとても重宝する。同時に使えば実質無操作でプレイできるぞ!
ただし、ハンドルアシストを使っていると、ウルトラミニターボやダートを通過するショートカット*1ができなくなることには注意。

『デラックス』発売から約5年となる2022年3月18日から配信されている、さらなるコース追加DLC。Online+追加パック期間中の特典でもある。
定期的に2カップ分(8コース)の過去作からのリメイクコース(一部例外あり)が配信され、2023年11月9日で全6弾・合計48コースが追加された。
加えて上述した通り第4弾からはコースだけでなくキャラクターも追加される。
既存の48コースと併せると、なんと96コースがプレイ可能。

  • アイテム周りの仕様変更
コース追加パス第3弾に合わせてアイテムスイッチの機能が追加。
VSおよびバトルモードにおいてこれまでアイテムを特定の系統のみにするという設定はあったが、これによって出現するアイテムの種類を自由に設定できるようになった。
使い方によっては「キノコとキラーのみ」といったスピード重視なレースもあれば「トゲゾーのみ」などといった1位虐めの捗るレースも可能。普通に上位にいるとレアなアイテムのみをセットすれば、恐ろしくカオスなレースになること請け合い。

加えて、コース追加パス第6弾と同時に行われたアップデートでは停止や逆走を繰り返して何度も同じ場所のアイテムボックスからアイテムを取得していると強いアイテムが獲得できなくなった。
これに関してはわざと下位でキラーやサンダーなどの強力なアイテムを繰り返し、上位でそれらを使用する「打開戦法」やスターによる無敵状態でアクセルとバックを繰り返して何度も他のカートをクラッシュさせる迷惑行為への対策と思われる。

  • ミュージック
コース追加パス第6弾と同時に追加。所謂サウンドテスト機能であり、バトルコースも含めた全104コースのBGMを自由に聴くことができる。
一部のコースに存在する水中エリアはもちろん、スカイガーデンの雷雲地帯やシンガポールスプラッシュの中華街地帯、どうぶつの森の各種季節といった専用エリアのBGMアレンジも網羅しており、ステージによってはシームレスに切り替えることも可能。
実はメニュー画面のマリオのイラストはかつてのクラブニンテンドー限定サウンドトラックのジャケットイラストと同一。奇しくも無印版のパッケージおよびタイトル画面とも同じ構図だったりする。

キャラクター


無印版の時点では30人で、ハナチャンとハニークイーンがいなくなり新たにベビィロゼッタ・ピンクゴールドピーチ・クッパ7人衆の9人が参戦し、『7』でリストラされたキノピコとワルイージが復活している。
これに加えてDLCでタヌキマリオ・ネコピーチ・ほねクッパ・リンクむらびと(男女別)・しずえの7人が実装されて37人となっている。
『デラックス』ではさらにキングテレサ・カロン・クッパJr.インクリング(ガール&ボーイ)の5人が参戦したことで42人、
さらに加えてDLCでキャサリン・ボスパックン・ハナチャン・カメックディディーコングファンキーコング・ポリーン・キノピーチの8人が加わって合計50人とシリーズ最多のキャラクター数となっている。
なお、ベビィロゼッタとピンクゴールドピーチは本作が初登場のキャラクターとなる。

ちなみに上級者ほど最高速度の速い重量級が好まれる傾向にあるのはマリオカート恒例だが、今回はその中でも比較的小柄で視界が見えやすいことから、特に無印版の頃はモートン、『デラックス』の初期5年間はワルイージが多くのプレイヤーに好まれていたようだ。
しかし、『デラックス』DLC第4弾が追加された時のアップデートで一部キャラやパーツの性能に微強化が入り、ワルイージだけでなく様々なキャラが使われるようになった。

以下、無印版DLCキャラクター(デラックスでは初期出現)は下線
デラックス追加キャラクターは太字
デラックスDLCキャラクターは太字下線で記述する。

軽量級

キノピオ
ノコノコ
ヘイホー(カラバリ9種)
ジュゲム
キノピコ
ベビィマリオ
ベビィルイージ
ベビィピーチ
ベビィデイジー
ベビィロゼッタ
カロン
クッパJr.
レミー
ラリー
ウェンディ
しずえ

中量級

マリオ
ルイージ
ピーチ
デイジー
タヌキマリオ
ネコピーチ
ヨッシー(カラバリ9種)
ルドウィッグ
イギー
ガール(カラバリ3種)
ボーイ(カラバリ3種)*2
むらびと(男の子)
むらびと(女の子)*3
キャサリン(カラバリ9種)
カメック
ディディーコング
キノピーチ

重量級


体型により変動

Mii

パーツ


フレーム

カート
スタンダードカート
スケルトン
Gフォース
スティールダイバー
ネコクラシカル
ターボ・ワン
トライマッシュ
ビートデイモン
プリンセスコーチ
パタテンテン
クッパシップ
スニーカート
スーパースター
ゴールドカート
わくわくビートル
GLA
W25シルバーアロー
300SLロードスター
ブルーファルコン
Bダッシュ
Pウィング
クッパクラウン

バイク
スタンダードバイク
スーパーコメット
マッハGP
マキシマム
バーニングボール
モト・ドーザー
そらまめ
ジェットライダー
ヨッシーバイク
きせかえスクーター
マスターバイク
マスターバイク零式

バギー
スタンダードATV
ハナチャンバギー
くまライド
スプラバギー
タヌキバギー
バウザートライク
トルネード

タイヤ

ノーマルタイヤ
ワイルドタイヤ
ローラータイヤ
リングタイヤ
スリックタイヤ
メタルタイヤ
ボタンタイヤ
ブロックタイヤ
スポンジタイヤ
ボタンタイヤ
ウッドリング
クッションタイヤ
ノーマルブルー
ワイルドホット
スカイローラー
スパイシーリング
サイバースリック
クリームブロック
ゴールドタイヤ
GLAホイール
トライフォースタイヤ
リーフタイヤ
古代のタイヤ

グライダー

スーパーカイト
もくもくバルーン
ワリオカイト
ズングリカイト
ピーチパラソル
パラシュート
パラフォイル
フラワーカイト
クッパだこ
セイルプレーン
パラフォイルMKTV
ゴールドカイト
ハイラルカイト
かみひこうき
パラセール

コース


『デラックス』ではグランプリをクリアした場合、排気量が高いとそれより低い排気量のグランプリもクリアした扱いとなる*6

キノコカップ

○マリオカートスタジアム

最初のコースではあるが、珍しく「○○サーキット」ではなく観客やマリオカートTVのカメラを背景に望む屋内のコース。
コース中盤の反重力ゾーンはヘアピンコーナーが連続しており最初のコースでありながら一筋縄ではいかない。

○ウォーターパーク

水上に作られた遊園地が舞台となるコース。
前作で走った陸・海・空の3つのエリアに加えて反重力による疑似シャトルループも存在し、『マリオカート』ならではの要素が凝縮されたコースとなっている。
ちなみにグライドボード直前の巻貝のコーヒーカップに近づくと「テレサのメリーゴーランド」の曲が流れるという小ネタがある。

○スイーツキャニオン

シュガー・ラッシュ』を思わせるお菓子でできたコース。
ステージ後半はピンクと水色の分かれ道となっており、オレンジジュースの池を反重力で走っていくこととなる。
ただ、ゴール直前にはパックンフラワーが待ち構えているのでドーナツをくぐってショートカットする際は近づき過ぎて噛まれないように。

○ドッスンいせき

本作のクッパキャッスルにはドッスンが出現しないためかここで登場。
2周目以降は最初のトンネル地帯に岩の円盤が転がり始め、池の前の石板を倒してグライドボードが使えるようになる。
ただし、独走し続けていると2周目で通過できない場合もある。

フラワーカップ

マリオサーキット

おなじみマリオサーキット。今作では8の字とメビウスの輪を合わせたような形状のコース。
その形状故に反重力の状態でいる機会が多いので混戦時は積極的にスピンターボを決めたいところ。
後に『大乱闘スマッシュブラザーズ for WiiU』にてステージの1つとして登場。

○キノピオハーバー

港町を舞台としたコースで、出店を経由して大通りを通っていく。
コース後半でコース上を走るケーブルカーに当たると転倒してしまうが、ジャンプ台を使って上に乗ればジャンプアクションを決めることができる。

○ねじれマンション

ルイージマンション』を思わせるお化け屋敷のコース。
その名の通りねじれた形状をしており反重力ゾーン多め。分岐が多いので各々の得意な道を走りたい。

○ヘイホーこうざん

滝の流れる鉱山のコース。特定のエリアでは曲に合わせてヘイホーが歌いながら作業をしている。
ダッシュボードで滝を上ったと思ったら今度は反重力で滝を下るなど、本作の特色を活かした作りに感心するかもしれないが、
急なコーナーが連続しており慣れないうちは苦戦を免れないであろう。
余談だが、他のコースで見られる本コースの広告には「since 1987」と書いてあるが、
これはヘイホーの初登場作品である『夢工場ドキドキパニック』の発売年。

スターカップ

○サンシャインくうこう

空港の滑走路が舞台となるコースで、グライドボードと反重力エリアの近くで離陸する飛行機は迫力満点。
また、サンシャインというだけあってかステージ背景に描かれたシャインなど『スーパーマリオサンシャイン』の要素もある。
そこまでクセの無いコースであるためか、Wi-Fi対戦での人気は比較的高め。
ちなみに飛行機でジャンプアクションができるという小ネタがある。

○ドルフィンみさき

名前の通り多数のイルカのリフトンが泳いでいるコースで、ステージの大半が水中となる。
中盤の洞窟地帯は水流やウツボの背ビレを利用して連続でジャンプアクションを決めたい。
ゴール直前では反重力で大きなカーブを通りグライダーでスタート地点まで戻るが、そこでのサックスによるアレンジは必聴。

○エレクトロドリーム

煌びやかなディスコのステージ。背景やモニターではノコノコやヘイホーがノリノリで踊っている姿が見られる。センターにいるのはラリーかと思われる。
序盤から終盤までの長い分岐があるので上の順位のプレイヤーがどちらに入ったかなどで通る道を変えたりすると良い。
ゴール直前のコーナーにはパックンフラワーがいるので、キノコを持っていない場合はインを攻め過ぎて嚙まれないように。

○ワリオスノーマウンテン

雪山を駆け下りていくコース。
『7』の「ウーフーアイランド」のような3セクション制の1本道のコースではあるが、ゴール後に停止するという珍しいコースとなっている。
1セクション目は飛行機から飛び下りて雪と氷の道を進んでいくものとなっており、コースはまだシンプルな作りとなっている。
2セクション目は洞窟からダムの壁面に入り、森の中を進んでいく。攻者は倒木でジャンプアクションを決められるが、
視界が悪く狭い道のりになっており木にぶつかりやすいので不用意なジャンプアクションはかえって危険となることに注意。
3セクション目はスキージャンプやモーグルなどの競技コースを勢いよく下っていく。
急斜面ではあるが道は整備されていてそこまで複雑ではないため、ジャンプアクションを連続で決めていこう。

スペシャルカップ

○スカイガーデン

巨大なハテナブロックから伸びるツタと雲海が舞台のコース。
『マリオカートアドバンス』のコースとは同名だが別物。後に『デラックス』でアドバンスの方のスカイガーデンもリメイクされたので紛らわしいことになった。
コースの後半は雷雲の中をダッシュボードを踏みながら進んでいくが、欲張って落ちてくる雷に当たらないようにしたい。
BGMには『スーパーマリオギャラクシー』のウィンドガーデンのフレーズがあり、雷雲地帯ではエレキギターアレンジになったりと芸コマ。

○ホネホネさばく

ほねクッパを思わせる形状の骨が各所から露出した砂漠のコース。砂漠を進む船からはキノピオがコインを投げてくれる。
複雑なコーナーやダートの多さ・嫌らしい場所に配置されたほねパックンにより難易度はかなり高め。
ゴール直前には無印版でリストラされたカロンの姿が。

クッパキャッスル

シリーズ恒例の準決勝、クッパ城のコース。
中盤には巨大なクッパ像がコースに向けてパンチするという大迫力のギミックがあり、タイミングが悪いと道を塞がれることがあるのでうまく見極めて直前の分岐を決めたいところ。
また、ゴール直前の大きなコーナーを転がる岩と2周目以降レーザーを放つスタート直後のクッパ像にも気を付けたい。

レインボーロード

シリーズ恒例の決勝戦こと虹道。
今作は液晶のようなタイル・鉄製のガードレール・宇宙ステーションやゲッソー型スペースシャトル、宇宙服を着た観客キノピオと過去作に比べてF-ZEROSFな雰囲気となっている。
スタート直後の8の字のコーナーや複雑にうねった分岐点などの反重力地帯を壁なしで走るという、例に漏れずかなりの高難易度。
ドリフトブレーキなどのテクニックも意識しながらコーナーをクリアすべし。

こうらカップ

○Wii モーモーカントリー

牧場が舞台ののどかなコース。
原作と同様に2周目以降は牛がコース内を横切るので確実に回避したい。
終盤のチョロプーが掘った土は原作と違い乗っても減速せずジャンプアクションを決めることができる。

○GBA マリオサーキット

DLC発売前では唯一の『アドバンス』のリメイクコース。
原作から変わった点としてヘアピンコーナーの部分が反重力となり、終盤の連続した緩いコーナーにはオイルがまかれている。
ちなみに反重力ゾーンを持ち上げているのは、任天堂が過去に販売していた玩具「ウルトラハンド」である。

○DS プクプクビーチ

眩しい背景やスティールパンのBGMの通り南国のビーチのコース。
原作から変わった点として浅瀬を走れるようになり、スタート直後の桟橋にグライドボードが追加されている。
原作の時点でジャンプ台の多いコースだったため、ジャンプアクションを多く決めたい。

○N64 キノピオハイウェイ

一般車の走る高速道路が舞台のコース。
コースの形状はシンプルだが一般車の数が多いので避けなければいけなかったり、アカこうらがかき消されたりと厄介。
原作との違いとしてサーフボードを乗せた車やグライドボードを乗せたトラックが走っているのに加えて一部の壁面が反重力となっている。
一般車は基本的に一方通行だが右側の車線が対向車線になるパターンも存在する。

バナナカップ

○GC カラカラさばく

前作で『64』の同名コースがリメイクされたのに続いて『ダブルダッシュ!!』の方もリメイク。
原作との違いとして道中の竜巻がなくなり、終盤の砂山地帯がオアシスに変更。オアシスの水流ではジャンプアクションを決められる。

○SFC ドーナツへいや3

DLC発売前では唯一のSFCのリメイクコース。
原作の違いとして道中の水辺に入れるようになり、終盤にぬかるんだ地面とチョロプーが追加。
1周が短いシンプルなコースながら水中を進むコース取りやチョロプーを利用したジャンプアクションなど戦力性は高め。
イケイケトラックでは原作にもあったホイッスルが加わる。

○N64 ピーチサーキット

ピーチ城の周囲に作られたコース。
原作との違いとして道中のダートにジャンプ台が追加され、中盤の川を飛び越すジャンプ台がグライドボードに変わったと同時に同エリアに気球が浮いている。
こちらもクセが少ないためかWi-Fi対戦での人気は高め。
後に『ツアー』でもリメイクされており、本作が原型となっている。

○3DS DKジャングル

ドンキーコングリターンズ』を思わせるコース。
原作との違いとして遺跡のエリアが反重力になっているが、他のシステムが『7』に近いためかそれ以外の変更点はほとんどない。

このはカップ

○DS ワリオスタジアム

土と泥と火の輪のオフロードコース。
原作との違いとして火の輪地帯の後のコースが反重力と水中になっている。
アイテムボックスが配置される感覚が比較的短いので終盤の水中地帯は混戦になりやすいか。

○GC シャーベットランド

ヘイホーたちがスケートを楽しむ雪と氷のコース。
原作との違いとして水中を走れるようになり、道中のフリーザーは当たっても凍りはしないがスピンするようになった。

○3DS ミュージックパーク

どことなく『Wii Music』を思わせるコース。
スタート地点に音符の「テンポくん」が観客として追加された事と、終盤の跳ねるテンポくんが最終ラップでテンポを変えなくなったこと以外は殆ど変更点はない。

○N64 ヨッシーバレー

非常に複雑に入り組んだ渓谷のコース。
原作との違いとして順位が表示されるようになり、コース上にいたハリマンネンがクリボーに変更。
コース上に段差やタル大砲が配置されたことで同じ場所を周り続けるようなことはなくなっている。
後にツアーでも登場しており、こちらをベースとしつつハーフパイプの追加など手が加えられている。

サンダーカップ

○DS チクタクロック

スーパーマリオ64』に登場したステージを元にしたコース。
『64』の要素が強かった原作に比べて茶色を基調とした色合いに変更され、時計塔や時計工場をイメージした雰囲気に変化。
コース内容としては振り子や針に当たってもスピンしなくなり、後者はジャンプアクションに利用できるようになると原作よりもマイルドな作りとなっている。

○3DS パックンスライダー

パックンフラワーの住み着いた下水道が舞台のコース。
他の3DSコースの例に漏れず終盤の水中地帯が反重力になったこと以外の変更点は少ない。

○Wii グラグラかざん

火山地帯が舞台のコース。
原作との違いとしてコースの各所にグライドボードが設置され、ジャンプ台を使った勢いでそのまま溶岩に落下するといった事故の可能性は少なくなっている。
また、原作にあったバグのひとつである通称「グルグルかざん」はもちろん修正済。

○N64 レインボーロード

原作が非常に長いコースだったためか3セクション1周制のコースに変更され、反重力ゾーンが追加。
ガードレールが一部なくなっているためインコースを攻めすぎてそのまま落下……なんてことがないように。
ワンワンに関してはその場でバウンドするだけのため、原作より危険度は少ないか。
ビジュアル面ではかなり煌びやかに。舞台は宇宙空間からキノピオハーバーの上空となり、
キャラクターのネオンサインは花火になっている。空を走る汽車からはキノピオがコインを投げてくれる。
BGMもイントロが原作のメロディに加えて開幕〜2セクションまでが笛とトランペット、
3セクション目からはいきなりサビの部分をエレキギターが鳴り響く仕様で非常に評価が高い。

コース(『8』DLC)


最初は従来のシリーズと同様に全32コースだったが、DLCにより16コース追加されたことで『アドバンス』を越えるシリーズ最多の48コースとなっている。

たまごカップ

○GC ヨッシーサーキット

『DS』以来2度目のリメイクとなるヨッシー型のコース。
DS版メインなのか原作にあったコース下のショートカットは今作でも存在しない。

○エキサイトバイク

同名のゲームとのコラボコース。
原作のコース作成を再現してかコース内のダートとジャンプ台の位置はプレイするたびに配置が変わるようになっている。
タイムアタックや通信対戦では1種類で固定。

○ドラゴンロード

スーパーマリオギャラクシー2』に登場したガブリュウがモデルの東洋風コース。ジュゲムの修行の里であり、道中の壁画にはジュゲムたちが描かれている。
コーナーと反重力ゾーンが連続しているため、ハンドリング性能を重視したカスタマイズで臨みたい。

○ミュートシティ

反重力で走る任天堂レースの元祖『F-ZERO』とのコラボコースその1。こことビッグブルーのみ、スタートジングルやリザルトのBGMが原作SFC版のアレンジになる。
コース上にコインが見当たらないが、赤紫色のタイル(『F-ZERO X』以降での回復ゾーンである「ピットエリア」)を通過することで徐々に獲得できる。
原作のスピード感をイメージしてか、とにかくダッシュボードが大量に配置されており、2周目以降はスタートラインもこっそりダッシュボードになるという徹底ぶり。200ccともなれば本家SFC版と遜色ない疾走感に迫る。

ゼルダカップ本作にゼルダはいない。

○Wii ワリオこうざん

鉱山に作られたトロッコレールを走るコース。
原作でもコース上を走っていたトロッコも反重力仕様となり、ぶつかっても転倒しないどころかスピンターボで加速することができる。
そのため、避けずにどんどんぶつかっていきたい。
ハーフパイプは最後まで追加されなかった。

○SFC レインボーロード

『7』以来2度目のリメイクとなる初代虹道。シリーズで唯一最終コースに位置していない。
背景が宇宙空間からマリオシリーズでよく見るカプセル状の山々の上空となっていること以外、大きな変更点はなし。

○ツルツルツイスター

氷の一本道と分岐する緑と黄色の舗装された道が連続して続くコース。
パッと見は複雑なコースだが、それに反してクセが少ないため、Wi-Fi対戦での人気は高め。

○ハイラルサーキット

『ゼルダの伝説』とのコラボコース。
コインがルピーに変わり、アイテムスロットの効果音も原作の宝箱のものになったり、パックンフラワーのポジションでデクババが生えていたりと芸コマ。
城内に3つあるクリスタルに全て触れるとあの効果音と共にダッシュボードとマスターソードが一定時間広間に出現。
当たればスピンターボができるので是非とも狙いたいところ。

どうぶつカップ

○GC ベビィパーク

『DS』以来2度目のリメイクとなる遊園地の超小型オーバルコース。そのため7周制となり、1周するたびにBGMのテンポが上がっていく。
狭い上に周回遅れも起きやすいため、とにかくアイテムが入り乱れる阿鼻叫喚のステージとなり
上位だったのに下位の流れ弾を喰らって一気に転落……なんてことも日常茶飯事。また、今作では常に反重力である。

○GBA チーズランド

『アドバンス』にあったオフロードコースを大胆にリメイク。
元々平坦だった原作のコースに起伏やショートカット・グライドボードが追加され、さらに道中のチューさんが巨大ワンワンに変更。
巨大ワンワンはコース上に大きく身を乗り出してくるので回避するのは難しい。

○ネイチャーロード

大樹に作られたヘイホーの村を走るコース。
コースのほとんどが反重力ゾーンとなっており、スタート地点で地面と平行に立つ観客のキノピオに度肝を抜かれた人もいるのでは。
比較的走りやすいことやステージ独自の雰囲気からWi-Fi対戦での人気は高め。

○どうぶつの森

『どうぶつの森』とのコラボコース。コインがベルに変わり、リザルト画面のBGMは喫茶ハトの巣で流れるものとなっている。
コース自体はシンプルだが、プレイするたびに季節が変わり、それに応じて障害物にリセットさんや雪だるまが配置される。
また、序盤の木が点在しているところに落ちているフルーツは取るとダッシュキノコと同様に加速する。
また、シリーズ初となる名称に漢字を含むコースでもある。

ベルカップ

○3DS ネオクッパシティ

雨の降りしきる近未来都市を走るコース。
コースの内容はゴール直前のコーナーが反重力ゾーンになっていること以外は他の3DS作品の例に漏れずほとんど変更なし。
BGMがキノピオハイウェイのアレンジなので一つの作品内で聴き比べが出来るように。

○GBA リボンロード

その名の通りリボンの道を走るコースのリメイク……だが、コースの構成も雰囲気もBGMも原作の面影を残していない
最早同名で別物のコースと言っても過言ではないだろう。コースのコンセプトは某ピクサーの映画を彷彿とさせる子供部屋に。
コース上を歩くメカクッパやグライドボードの先の揺れるクッパクラウンなど障害物が多く難易度は高め。
背景では2015年春公開予定とされる、ジュゲムが主演と思しきカンフー映画「KUNG FU LAKITU(カンフー・ジュゲム)」という映画のポスターが貼られている(因みにこのポスターのジュゲムの側踹腿を繰り出している際のポーズは上記したドラゴンロードの壁画にも登場している)。

リンリンメトロ

地下鉄の路線を走るコース。地下繋がりでバックにはスーパーマリオブラザーズの地下BGMが流れている。
地下鉄というだけあってコース上には電車が走っている。
もちろんぶつかると転倒するので大きくかわしたいところだが、電車とダートのギリギリの隙間を通ってインを攻めるのも良いかもしれない。

○ビッグブルー

『F-ZERO』とのコラボコースその2。
ワリオスノーマウンテンと同様に3セクションの1本道かつゴール後に停止する形式であり、リザルトBGMと最終ラップのジングルは専用のものとなる。
ミュートシティと同様にコインは赤紫色タイルを通過で獲得できる。
ダッシュボードだけでなく水流やベルトコンベアも配置されており、ミュートシティ以上に加速する要素が盛りだくさん。
その疾走感からかWi-Fi対戦の人気コースの一つ。

コース(『デラックス』DLC)


『デラックス』では当初は『8』と変わらず48コースだったが、発売から5年目にして、
有料DLCで『デラックス』発売以降に配信されたツアー』も含む歴代作品からのリメイクコースが『ツアー』からアセットを流用して配信されることが決定。
2022年3月18日から2023年11月9日にかけて更に48コース追加され、
最終的にコース数は追加前の2倍、無印版『8』発売時からは3倍となる、驚異の全96コースとなった

ただしコースの初出作についてはかなり偏っており、
『ツアー』(+先行収録)からは21コース中20コース、『Wii』からは『ツアー』に登場した9コース中8コースとほとんどが出ているのに対し、
『スーパーマリオカート』は『8』未登場の13コース中2コースしか出ていない*7

『ツアー』では都市コースをはじめ、一部のコースに『スーパーマリオカート』の各コースよろしく3~4種類のルートが用意されているが、
『デラックス』ではそれらのルートを周回毎に辿っていく仕様になっている。
なお、『ツアー』の非都市系オリジナルコースは本作初出コースと同等の扱いなのか、コース名にTourの文字が入っていない。

『アドバンス』のコースは『ツアー』でも一部を除いてBGMがアレンジされているが、本作ではいずれも『ツアー』とも異なる完全新規アレンジが使用されている。

グランプリで全てのカップをクリアすれば新しいエンディングを見ることができる。是非とも自分の目で確かめて欲しい。



バトルモード


  • ふうせんバトル
シリーズお馴染みの相手の風船をアイテムで攻撃し割っていくモード。最も相手の風船を多く割ったプレイヤーが勝利となる。
無印版と『デラックス』では全て割られた場合の仕様に差異があり、無印版の場合は復活なしで透明となり相手を攻撃できる生き残り制だが、
『デラックス』はスコアが半分になって風船3個で復活になるタイム制に。開始時の風船の数も5つに増加。

  • あつめてコイン
コース上に散らばるコインを拾ったり相手を攻撃して奪ったりして集めていくモード。
最も多くの枚数コインを集めたプレイヤーが勝利となる。

  • ドッカン!ボムへい
マリオカート ダブルダッシュ!!』以来の登場となるモードその1。
基本的なルールは「ふうせんバトル」と同じだが、
出現アイテムはボムへいのみ・10個までストックできる・前に投げるとすぐに爆発する・ボタン長押しで飛距離が伸びるなどの違いがある。
また、残り1分を切るとダブルアイテムボックスも出現するようになる。
最も相手の風船を多く割ったプレイヤーが勝利となる。

  • パックンvsスパイ
本作が初登場となるモード。
所謂ケイドロで、時間内にパックンフラワー側は逃げるスパイたちを食べて捕まえていき、
スパイ側は檻の下にあるボタンを押して捕まった仲間を助けながら逃げ切ることを目指す。
なおシステム上、Wi-Fi対戦でこのモードが選ばれた際に人数が不足していた場合は不足分だけCPUが登場する。
時間内に全員捕まえればパックンチーム、時間いっぱい逃げ切ればスパイチームの勝利となる。

  • いただきシャイン
これも『ダブルダッシュ!!』以来の登場となるモードその2。
ステージに1つだけあるシャインを全プレイヤーで奪い合い、持っているとカウントが少しずつ減っていく。
20あるカウントを0にしたプレイヤーが勝利となり、5分経っても決着がつかなかった場合は一番多くカウントを減らしたプレイヤーの勝利となる。

バトル用コース


○バトルスタジアム

8の字に似たコースの真ん中を横切るように道が作られたコース。
中央の道は反重力になっているほか、ジャンプ台があるので逃げ道に使いたい。

○スカイスイーツ

スイーツキャニオンをイメージしたコース。
コースの上下に高台があるのでうまく活用したい。

○ドラゴンドージョー

ドラゴンロードをイメージしたコース。
道場内はアイテムボックスが多く激戦区になりやすい。

○ムーンステーション

面基地が舞台のコース。
月面というだけあって他のコースよりも重力が弱いため、慣れないうちは苦戦するかもしれない。

○3DS ウーフータウン

ウーフーアイランドの「コイントスの噴水」周辺の市街地のコース。
原作では夜間だったのが日中になり、BGMが汎用BGMからウーフーアイランドのアレンジに変わっている。
コース下は狭く入り組んでおり、ミドリこうらが脅威となる。

○GC ルイージマンション

バトルコースの方のルイージマンションがついにリメイク。
BGMは『ダブルダッシュ!!』の「クッパキャッスル」と同じものから『DS』の「ルイージマンション」のアレンジに変わっている。ややこしい。
3階層になっているため、吹き抜けになっている最上階からアイテムを投げ込むという戦法もあり。

○SFC バトルコース1

四隅に90°の壁が2つずつ、中央に屋根が設置されたコース。
また、上下左右にジャンプ台が設置されており、そのうち青いエリアはグライドボードとなっている。
背景にあるボードは、原作のドライバー選択画面が元ネタ。
パックンvsスパイでは牢屋が中央にのみ出現するので救出や防衛の際には活用したい。

○デカライン高架下

『Splatoon』とのコラボコース。
原作のステージをそのままバトルコースに使用しており、高低差のある作りとなっている。このコースでいただきシャインをやるとまるでガチホコである。
ちなみに、このステージのみアイテムルーレットの音がダウニーガチャ本家のギアパワー抽選時の音になる。

アイテム


  • バナナ
  • トリプルバナナ
ステージ上に配置し、踏んだプレイヤーをスピンさせる。
7同様踏んだ時の硬直時間が長く、Wiiまでの2倍くらいはあるので注意。
トリプルバナナはトリプルこうらと同様に周囲を回る方式に変更された。

  • ミドリこうら
  • トリプルミドリこうら
まっすぐ飛んで壁に当たると反射する甲羅を投げる。
今作では反射角度が独特なものになっており、過去作よりも被弾リスクが上がった。

  • アカこうら
  • トリプルアカこうら
一番近いプレイヤーを追いかける甲羅を投げる。
変更点はほとんどない。

1位のプレイヤーまで飛んで爆発する甲羅を投げる。
ただクラッシュ時間が短くなっており少し弱体化している。バナナなどのスピン<キラー、スター、一般車などでの転倒<こうら系や爆発物系のクラッシュといったところか。
今作ではダッシュキノコでタイミングよく回避する以外にも防御方法があり…(後述)

  • ボムへい
近づいたり一定時間経つと爆発するボムへいを投げる。
今作でも7に引き続き、ある程度相手と離れていると歩く。

  • ダッシュキノコ
  • トリプルダッシュキノコ
  • パワフルダッシュキノコ
使うとカートが加速する。
トリプルダッシュキノコはトリプルこうらと同様に周囲を回る方式に変更され、パワフルダッシュキノコは残り時間がアイテムのアイコンの周りにゲージで表示されるようになった。
なお、トリプルダッシュキノコは回っているものに触れた相手も加速することには注意。

  • キラー
キラーに変身して一気に進むことができる逆転アイテム。
7よりも性能が上がり、無能キラーとは言われなくなった。

  • ゲッソー
上位のプレイヤーに墨を吐いて画面を見えにくくすると同時に滑りやすくする。
これまでと同様にダッシュか着水で早く消すことができる。
あとはパックンフラワーが食べても処理できる。

  • サンダー
他のプレイヤーに雷を落として小さくし、その状態で接触すると踏み潰すことができる。
コース追加第3弾のアップデートで滑空中に喰らってもグライダーが閉じなくなった。

  • スーパースター
ご存知無敵状態になるアイテム。
出現率が上がっているが速度上昇率が落ちて歴代最低の数値に。
そのため防御目的で使われるように。
速度が落ちた分、逆に扱いやすくもなっている。

  • ファイアフラワー
一定時間経つか10発投げるまで前後にファイアボールを投げられる。
前作と違い、画面に4発以上残せるようになった。
パワフルダッシュキノコと同様にゲージがついて残り時間と弾数が分かりやすくなった。

  • ブーメランフラワー
新登場のアイテムその1。
前か後ろに3回までブーメランを投げられる。
投げている間は消費した扱いになっており、既にアイテムを持っていた場合は戻ってきた際にストックに移動し、スロットが全て埋まっていた場合はそのまま消滅する。

新登場のアイテムその2。
自身の正面にパックンフラワーが出現し、正面や横にいる他のプレイヤーやアイテムに嚙みつき、加速する。
アイテムは主にコイン・バナナ・ゲッソーを食べることができる。背後が弱点。
何もない状態でも一定間隔か追加入力で嚙みつくことができ、10回嚙みつくと消滅する。

  • スーパークラクション
新登場のアイテムその3。
自身の周囲に音波を放って攻撃することができる。混戦時の場荒らしに有効ではあるが、このアイテムの真価はその防御性能にある。
バナナやこうらはもちろん防げるのだが、あのトゲゾーこうらですらかき消すことができる。まさしく最強の防御アイテムと言えよう。
1位の時にも出るが、やはり効果が強力過ぎる故か確率は低い。

  • ミラクル8
新登場のアイテムその4。
前作のラッキー7に当たるアイテムで、バナナ・ミドリこうら・アカこうら・ボムへい・ダッシュキノコ・ゲッソー・スーパースター・コインが周囲を回る。
コインが追加されたこと以外はラッキー7とほとんど変わらない。
ぶっちゃけコインがアイテムで出ても嬉しくないし。

  • コイン
新登場のアイテムその5。というよりかは復刻アイテムである。
コインを2枚獲得する……以上
1位を走っていると出やすく、防御用のアイテムが欲しい状況では単なるハズレアイテムとなる。
(見ようによっては被弾時に3枚ドロップされるコインを即座に補填することでペースダウンをある程度抑えられるとも考えられるが。)
但し「8DX」ではアイテム2枠がコインで埋まる事はない。その為、裏に防御アイテムが出たら後述のテレサの対策として持っておくのも良い。

  • ハネ
『デラックス』で復刻したアイテムその1。バトルモード専用アイテムで、スーパーマリオカート』以来約25年ぶりの復刻である
使うとその場で飛び上がってジャンプアクションを決める。
これで低い段差を飛び越せるほか、このアイテムを使って相手プレイヤーを飛び越すと風船・コイン・シャインを奪うことができる。

  • テレサ
『デラックス』で復刻したアイテムその2。マリオカートDS』以来12年ぶり。
これまでと同様に透明になって相手から見えなくなったりアイテムをすり抜けたりできるようになるのと同時に、他のプレイヤーからアイテムを奪うことができる。
ただし今作はテレサ使用中のダート無視ができなくなっている。
DSでは奪われる直前に使用することで回避するという裏技があったが、今作では出現した瞬間に奪われるため使えなくなっている。
対策としてはコインを持った状態でストックに防御用アイテムを用意してコインを身代わりにするのが望ましい。

余談


本作に登場しているマシンの1つ「マスターバイク」は、のちに『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』にてゼルダの伝説シリーズ本編に逆輸入され、「マスターバイク零式」として登場。
そのマスターバイク零式も『8DX』にて上記の通り登場している。

ダウンロード版の『8DX』の場合、ソフトには説明書や電子マニュアルが全く付属していないので操作に困惑した人も多いかもしれない。
一応公式では 操作方法や 画面の見方を解説 しているので、迷ったらまず公式ホームページを読むことをおすすめする。

マリオシリーズの歴代世界売上本数1位の記録は長らくファミコンの初代『スーパーマリオブラザーズ』の4,024万本だったが、
2021年12月末にSwitch『マリオカート8デラックス』が4,335万本に到達したことで1位の座が塗り替えられ、マリオ史上最も売れたタイトルになった。
その後もじわじわと本数を伸ばし続けており、2023年時点では5700万本を越えており、単一ハードにおける世界売上本数でトップの『Wii Sports』の8290万本*8に次ぐ記録を樹立している。



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最終更新:2025年04月03日 14:51

*1 ハンドルアシスト使用時はダッシュキノコやスターを使わない限りダート通過ショートカットができない。

*2 第6弾から選択画面でガールと統合されて男女選択式になった。性能は男女で差別化されている。

*3 無印では男の子との男女選択式だが、性能は男女で差別化されている。デラックスでは当初それぞれ枠が分かれていたが、第6弾から選択画面で男の子と統合されて男女選択式に戻った。

*4 デラックスでゴールドマリオ解禁後は、当初ゴールドがデフォルトになっていたが、第6弾からメタルがデフォルトに戻った。

*5 デラックスで英傑リンク配信後はそちらがデフォルトになる。

*6 例として、150ccをクリアした場合は100ccと50ccもクリアした扱いになる。ただしミラーと200㏄のクリアはこの限りではない。

*7 他は『8』登場済みを除くと、『64』は6コース中2コース、大胆なリメイクが目立つ『アドバンス』は14コース中5コース、『ダブルダッシュ!!』は5コース中3コース、『DS』は7コース中4コース、『7』は10コース中4コース。

*8 海外では本体と同梱だったため、単純な比較はできない。