遠坂凛

「遠坂凛」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

遠坂凛 - (2017/12/17 (日) 21:03:37) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/05/28(木) 21:12:07
更新日:2024/04/21 Sun 18:47:37
所要時間:約 12 分で読めます




Fate/stay nightのメインヒロインの一人。


*1

年齢:17歳
身長:159cm
体重:47kg
スリーサイズ:B77/W57/H80
誕生日:2月4日
イメージカラー:
特技:あらゆる事をそつなくこなしながらここ一番で失敗する。※これは遠坂家代々伝わる遺伝
好きなもの:宝石を磨く事、士郎いじり、
苦手なもの:電子機器全般、突発的なアクシデント
CV:植田佳奈

魔術の名門、遠坂家の後継者。
魔術師として冷酷であろうとするが、根はお人好し。

第五次聖杯戦争アーチャーのマスターとして活躍。

純血の日本人ではなくクォーター。
彼女の父・遠坂時臣の遺志を継いで聖杯戦争に参加する。
家訓の「常に優雅であれ」を実践し、学園内では非の打ち所のない優等生、かつ美少女なため男子生徒の人気も高い。
唯一ケチをつけるならば、胸があまり大きくない点ぐらいだろうか(とはいえ彼女の体格から考えると、貧乳というほどではない)。
衛宮士郎間桐慎二の2人も彼女に憧れていたりする。
しかし本性は士郎曰く「あかいあくま」。

朝は低血圧らしく非常に寝起きが悪い。起きたばかりの姿は千年の恋ですら冷める程のものとか。
その姿は、士郎の中で、史上稀に見る速度で崩壊した物。

たまに(伊達)眼鏡を掛ける。これは雰囲気作りに必要な物らしい。視力自体悪いかどうか不明。

通常は無駄を心の贅肉、最上級の無駄には心の税金、という迷言を残す。

料理の腕前は少なくとも中華料理に関しては士郎より上。


北欧の魔術「ガンド」と「宝石魔術」を駆使し活躍する。

ガンドは人差し指で指差す事によって相手の身体活動を低下させて体調を崩させるという間接的な呪いで、対象を視界におさめて撃つ為「ガンド撃ち」とも呼ばれる。
ガンドの強力なのを「フィン」と呼び、本来は物理的な破壊力を伴う物ではないが、高密度な魔力を纏ったフィンは弾丸並の威力を持つ。
因みに凛のはフィンのガトリングらしい。
人を指差す行為は失礼だというのはこのガンドに由来するとか。

遠坂家の魔術の性質上、高価な宝石を使うので見た目とは裏腹にお金には細かい。
因みに遠坂の秘蔵の宝石(10個あり十七年間一日も欠かさず魔力を入れた物でAランク相当の大魔術を行使も可能)は一個につき円で8桁程する。
宝石は主に中古の骨董屋から安く買い取っている。これは安く仕入れるのもあるが、人の手から離れた宝石の方が魔力をいれやすい為らしい。
しかし、それでも出費がかさむ為、年末年始は冬木市の神社で巫女のアルバイトをしている。
本来、遠坂家は非常に裕福な家庭であり、所有する不動産から莫大な賃料を得ていたのだが、
父の死後後見人となった言峰綺礼がずさんな財産管理を行ったせいで、そうした土地がほとんど人手に渡ってしまったのである。
また、時臣は画期的な魔術様式を考案しており、魔術協会から特許料が入っていたのだが、
凛が成長するころには既に陳腐化しており、不労所得として当てにできるものではなくなっていた。
尤も、不動産関係に関しては聖職者である言峰の清貧を良しとする価値観からくる運用管理をした代償ではあるのだが。

どのルートでも活躍する御方。


魔術師として本物の天才で若くして既に卓越した魔術師だが、魔術の狙いは割と粗い。
才能をダイアグラムで表すと綺麗な円形を描く。数値で表すならシエルを100としたら凛は70~100。
長すれば歴代の魔術協会の中でも百番以内に入る。

父親である時臣を尊敬しており、魔術師として目標にしているが、才覚だけ見れば凛の方が遥かに上。


体内に流れる魔力は清流を舞う魚をイメージ。
魔力回路を開くときのイメージは「心臓をナイフで刺す」という物騒なもの(士郎の場合は「銃の撃鉄を起こす」)。

魔術回路は20本あれば良い方(傷んだ赤い人は20本で量B+という評価なので、一流魔術師の水準といった所か)だが、
凛はメインに40本サブに30本ずつの計100とされる。
また魔力量は平均を40とするなら、凛はメインに500サブに500と才能の塊と言っても過言ではない。
(どれくらいヤバいかっていうと人間の身で宝具を発動できちゃうくらいヤバい)

しかも属性がアベレージ・ワンと呼ばれる五大元素(空・風・火・水・地)で、殆どの分野の魔術に手を延ばす事が出来るが、
逆にどれを選んだら良いか迷うという贅沢な悩みがある。

護身用として八極拳もどきを嗜み、その師匠は言峰綺礼

ちなみに魔術以外でもその天才ぶりは変わらず、『努力すれば割となんでもできる』という超人。
「常に優雅たれ」という遠坂の家訓通りの行いを学校で貫けているのも、この才覚と努力を厭わない精神によるものも大きい。

人気投票は2回連続2位であったが、TYPE-MOON10周年記念オールキャラクター人気投票ではアーチャーに抜かれ4位となった。


ホロウでは序盤に登場するが本格的に登場するのは後半からである。




以下ネタバレ注意













ホロウ開始時に凛が不在なのは、卒業後の進路先であるロンドンの『時計塔』に軽い留学を兼ねて寮の契約に行こうとしたことに端を発する。
出立前に、今年の生徒は有望揃いという話を聞いた凛は「舐められるのは癪だから」という理由でに借金をしてまで器材や資料を揃え、
第二魔法の宝石剣のミニチュアのミニチュア、平行世界の波を観測するペンダントをイリヤの城、アインツベルン城で作る事を決意する。
そして順調に作り上げて完成し、テストプレイをした結果…見事に遠坂一子相伝のうっかりスキルを発動し観測器は暴走した。
これによって観測器はおろか資料や器材も全てパーになるは、実験場となったアインツベルン城の三階が目茶苦茶になり、その修復費として借金は上乗せになるわ、
"何でもあり"な世界を作りそうになるわと散々な目に遭った。
イリヤ曰く「命があるだけでも化物」とのことだが、通帳を見て完全に生ける屍となってしまった。

しかも追い討ちとしてこの事が『時計塔』にバレそうになり、下手したら"封印指定"をくらう為、上記の予定+事故の揉み消しをする為にロンドンへ行く事となった。
上記設定は原作者本人がこれはミスリードのための設定といっているためどこまで現実側と符合するかは不明。
少なくともループ開始する前の怪談とループ終了後の五日目に凛は冬木にいるのだから

ロンドン留学時については『少年フェイト』で絶賛休載中のハッピーガンドを参照。

帰国後は士郎の相談にのったり、街の調査をするという重要なファクターをこなしながら士郎の部屋にエロ本がないか(当然無許可で)セイバーと探ったり、
文化祭の話し合いの場を提供する為に遠坂家に招待したり、魔法少女、軍師、箱入り娘になったりと日常面でも活躍する。

別の平行世界の未来ではデレが全開の凛が存在したりする。その時の凛(未来)と凛(現代)の会話は必見。

携帯電話を持っているが使い方は知らず、アドレス帳には一件の登録も無い。

因みに凛のうっかりは晩年になると直るらしい。


また本編では、よく士郎に巻き込まれてBADENDで悲惨な結末に遭う。
例として、
  • バーサーカーに握り潰される
  • 葛木に首から上を吹き飛ばされる
  • 黒桜の影の中で凌辱されつづける
等々、まあ散々である。


ところで、上記で電子機器を苦手としているとあるが、その苦手さはかなりのものでPC関連の扱いは壊滅的。また、
「ビデオ録画」
こそ出来るが
「DVDレコーダー」
を使おうとして
「ヴァルハラに精神が旅立つ」
程度の機械音痴っぷりをみせる。電源を入れて、録画ボタンを押すだけ、電源を入れて、録画ボタンを押すだけ…………

因みに、同じ魔術師である士郎や桜は一般家庭にあるような電子機器なら使えるが、
近代科学技術を軽んじる気質の人が過半数を占める魔術師という人種からすれば、彼らの方がむしろ異端に当たる。

ただ飲み込みは早いようで、2010年エイプリルフール企画ではtwitterを少しはしていた。
だが、どういうものかあまり理解しておらず、間違って日記を公表していた。


Fate/EXTRA

ランサーのマスターとして参戦。
作品世界の時間軸的に、この凛は別人。同性同名(HNの可能性はあるが)、かつ、酷似した外見だが別人
時臣が留学した際の落胤の末裔らしい。
因みにこの世界では遠坂本家は没落している(とはいえSN凛が存在しないわけでもないらしく、EX凛は幼い頃にSN凛に出会っているという描写がある)。
現実世界の彼女は、アバターとほぼ同一の外見だが金髪
この金髪凛は予約特典のFate/the Factでも確認出来る。
服装は殆ど同じだが、スカートの中にガンホルダーっぽいガーターを着用し、そこにポリカーボネイド製のナイフを隠し持っている。
SN凛と違って料理は苦手だが機械類はお手の物。
また地上での私服もガムを片手にアメリカンチックの服装を着込んでいる。
SN凛とはそこらへんの趣味が合わないのか某漫画でSN凛と対峙した際に彼女からは「品がない」と言われて怒っていた。
直後に胸がないと言い返しケンカしている(因みにSN凛はB77だが、EXTRA凛はB82)。
当初は主人公をNPCと誤解していた。
聖杯戦争に何の覚悟もなしに参加する彼(彼女)に色々とキツい言葉を浴びせるが、徐々に戦う覚悟や意思を見つけようと奮闘する彼(彼女)を認めていく。
本当に別人か?という声もあるが、凄腕のハッカーとして名を馳せているという一点で別人であることは疑いようがないだろう。

凛ルートではデレ期に入り、本項の凛とは違って料理に慣れていないのか手に絆創膏を貼りつつ弁当まで作ってくれる。
また、キャスター(EXTRA)曰く「らんせエロチカ~♪」な目に遭ったりもする。

ラニルートでは準決勝で主人公と当たるが、この時主人公のパートナーがアーチャーだと、凛が相手である事に対しての複雑そうな彼の心境や、
原作Fate時代からのランサーとの因縁を匂わせる会話等ファンサービスが全開である。やるな

Fate/EXTRA CCCでも引き続き登場。
黒幕であるBBの影響もあってか可笑しい言動を繰り返していて、自らを「月の女王」と自称していた。
正気を取り戻してからは主人公のサポート役に徹するも上記の頃の言動を度々ネタにされていた。
また終盤には、裏ボスとしてエミヤアーチャーと共に登場。こちらはEX凛ではなく第五次聖杯戦争のコンビである。とある部分を見れば違いは一目瞭然
「アーチャー、あれやって!あれ!あいあむざぼーんおぶまいそーど!」
「ハァ……急激にやる気がなくなったのだがね」


プリズマ☆イリヤ

この作品では本編とは違い中学卒業と同時にロンドンの時計塔に留学した模様。
新たなスキルとして「肉体言語」を手に入れた。…時計塔って何をする処だっけ?
キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグの弟子の座を巡ってルヴィアと喧嘩し講堂を破壊してしまい、
罰として英霊の力を宿した「クラスカード」と呼ばれるカードの回収を命じられ日本に帰国。
が、魔法少女の力を使って任務そっちのけでルヴィアと私闘に明け暮れたため帰国早々カレイドステッキに見捨てられた。
以後はルビーに強制的に契約を結ばされたイリヤに対し、脅迫めいた形でカードの回収任務を代行させる。
これは余談ではあるのだが、魔法少女化した凛の衣装は、ミニスカートでフリルとレースがフリフリだ。おまけに猫耳+猫の尻尾つき

続編の『ツヴァイ!』では、カード回収には成功したものの、「協調性を身に着けるまで帰ってくるな!」とルヴィア共々強制的に穂群原学園高等部に編入させられ、
学業の傍らルヴィアの家でメイドとして働いている。
学校ではカレイドステッキの策略でラブコメ展開に振り回される学園生活を送り、
バイト先では日々ルヴィアとその執事にいびられ美遊に励まされている。
本編と同じく衛宮士郎に惚れているようだが、ツンデレ気質のせいか今一つ素直になれず、積極的にアプローチを仕掛けるルヴィアといがみ合ったりしている。
桜との関係は多分姉妹であるが、本編よりも関わりを拒んでいる模様。

第三部『ドライ!』では、異世界に来て早々敵であるエインズワーズに捕えられた挙句、人格を擬似人格と置換されルヴィアと共にメイドとして扱き使われていた。
イリヤ「うわ。格差が」



Fate/Grand Order

FGOではもっぱら礼装イラストで出てくるのみであった。
しかし……


ヤッホー! あいかわらずのんびりした顔をしているわね!

でもホッとした、アナタはそうでなくちゃ。

え? 知らない? 覚えてない?……そっか、まあそうよね。

私は女神イシュタル。美の女神にして金星を司るもの。

せいぜい敬い、恐れながら貢ぎなさい

エルメロイⅡ世に続く、2例目の擬似サーヴァント役として登場。
なお憑依した英霊はよりにもよってギルガメッシュに蛇蝎のごとく嫌われ、色んな作品で散々言われていたあの女神イシュタルである。
そりゃ『CCC』でギルガメッシュからはイシュタルと似ていると言われていたけど……
レアリティは最高の☆5。イラスト担当は森井しづき氏。

詳細はイシュタル(Fate)を参照。

第7章ではイシュタルの鏡面存在であるエレシュキガルが登場し、1年後プレイアブルとしても実装された。
こちらもレアリティは☆5で、イラストレーターも同じ。外見はSN凛に近いイシュタルに対してEX凛に近くなっている。


追記・修正お願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/