シエル(TYPE-MOON)

登録日:2009/06/18 Thu 23:36:41
更新日:2025/01/21 Tue 20:38:19
所要時間:約 6 分で読めます





〈プロフィール〉

CV/
折笠富美子(真月譚 月姫)
佐久間紅美(無印~Actress AgainまでのMELTY BLOOD他)
本渡楓(月姫 -A piece of blue glass moon-、TYPE LUMINA以降のMELTY BLOOD)

生年月日 5月3日
年齢 23歳(外見年齢:16歳)
身長 165cm
体重 52kg
B85/W56/H88

好きなもの:カレー
苦手なもの:お菓子作り(昔を思い出すから)
天敵:ナルバレック、アルクェイドメレム・ソロモン
イメージカラーは青。
イメージソングは
BUCK-TICK「地下室のメロディー」。

〈概要〉

月姫』のヒロイン。
遠野志貴の通う学校の、一年上の先輩。柔らかい物腰と丁寧な言葉遣い、そして気さくな振舞いから、志貴や有彦とは友達のように付き合っている。

極度のカレー好きであり、学校では常にカレーライスかカレーうどん。
時にはカレーうどんをおかずにしてカレーライスを食べ、おやつはカレーパン、と言った中毒っぷりを見せる。
アニメ版月姫では、シエルがカレーではなくパスタを食べていたことがファンを激怒させた。
ちなみに茶道部の部長でもあるが、今のところ部員は彼女しかいない。

リメイク版において、ビジュアル面の大幅な変更に留まらず(後述の理由から)設定面でのテコ入れが非常に多いキャラの一人でもある。








以下ネタバレ










とある一大宗教(ぶっちゃけキリスト教)の裏側に存在する、異端狩りの組織である「聖堂教会」の中でも、
さらに異端審問に特化した「埋葬機関」に所属する代行者。
教会が異端と定めた対象を実際に狩ることを生業とする人物である。任務遂行時はクールで冷徹。
「シエル」は洗礼名であり、本名はエレイシア。

埋葬機関(七人と予備が一人)の第七位であり、卓越した身体能力と膨大な知識を持ち合わせ、
黒鍵」と呼ばれる投擲用の剣(柄だけを持ち歩き、魔力を通すと刃渡り約80~90cmの刀身が物質化する物。これを法衣の下に最大100本所有)や多くの銃火器など、
多彩な飛び道具を主軸として戦う。その戦闘スタイルから、埋葬機関からは「弓」と呼ばれている。


実はミハイル・ロア・バルダムヨォンのかつての転生先(17代目)であり、生まれはフランスにある片田舎のパン屋の娘。
ロアが彼女に侵食したことにより、自身の意識は保たれたまま、自身の体により故郷の人々を皆殺しにしてしまう。
その際、教会と手を組んだアルクェイドにより滅ぼされるが、シエルの霊的ポテンシャルは世界が生かそうとする程に優れていたので後に蘇生を果たす。
しかし同時に世界にとって矛盾した存在となったシエルは、死ねない身体となってしまった。

というのも、かつてシエルがロアとして転生した時に、その時「エレイシア」であった彼女の魂のラベルは「ロア」に貼り替えられたのだが、
上述の経緯でアルクェイドに滅ぼされた際にロアの魂そのものは次の転生先に移り、蘇生後の魂は以前のエレイシア(シエル)に戻ったにも関わらず、
件の魂のラベルは「ロア」のままで貼り替えられていないため、本来のロアが転生し続けて世界に残っている限り、
仮に「ロア」のラベルが貼られたままの彼女が死亡すると、「ロアは生きているのにロアが死んでいる」という、世界にとって矛盾した事態になってしまう。
その矛盾を解消するため、シエルが何らかの形で死亡すると「シエルの時間を巻き戻して「生きている」状態に戻す」という形で世界の修正力が作用することになり、
ロアが生きている限り、シエルは何度死亡しても「世界の修正力」によって無理矢理蘇生させられてしまう。これが、シエルの「死ねない身体」の理由である。

その理由により、教会にサンプルとして遺体を保存されていたシエルは3年後に自力で蘇生。
そのまま身柄を拘束され、一か月にわたって「審問」と称したあらゆる種類の殺戮を受けるも、「死ねない身体」の特性によりシエルは蘇生し続け、
そして、その不死の身体に目を付けた埋葬機関長のナルバレックの誘いを受け、代行者となるに至った。

ロアだった頃の記憶は残っているため、蘇生後も(ロアが)故郷を滅ぼしたことに対して負い目を抱いており、
「エレイシア」だった頃はケーキ職人になるのが夢だったためにお菓子作りが得意なのだが、故郷とその滅亡を思い出してしまうために作りたがらない。
また、ロアだった自分を殺した等の因縁からアルクェイドとは犬猿の仲で、隙あらば殺し合いを始める関係。しかし、『月姫』後は志貴の為に控えている模様。


〈能力〉

天才魔術師だったロアの知識が丸ごとあるので「魔術協会」の最上位の魔術師、王冠(グランド)に匹敵する魔術知識を持つ。
ロアだった頃を思い出してしまうために普段は魔術を使用は控えているが、任務遂行のためなら使う事も躊躇しない。

以下使用した魔術の一部(メルブラ・漫画版含め)
  • 暗示の魔術
コレで自分を学校の生徒に見せかけた。

  • 結界魔術

  • 黒鍵への魔術付与
火葬式典(発火)
風葬式典(乾燥)
土葬式典(石化)
鳥葬式典(鳥を呼び寄せる)

  • 数秘紋・ゲマトリア
メルブラ版。高速詠唱魔術。メルブラでは放電魔術を放っている。

  • 黒鍵操作
漫画版。対象を操作した数十の黒鍵で串刺しにする。

  • 光の矢
漫画版。対象を吹き飛ばす。

漫画版。対秋葉戦で使用。視界を妨害する事で闘いを有利に進める為に使用した。

  • 原理血戒の発動
リメイク版で追加。
倒した「祖」から回収した原理血戒(イデアブラッド)を自己流の大魔術や魔力ブーストに応用する。
シエルをしても易々と発動できない切り札の1つだがやってる事はロックマンのそれ

  • 第七聖典
対ロア用の切り札ともいう武器。
元々は千年前に一角獣の角を鍵として作られた、転生を否定するのに特化した概念武装で、
霊体に対して絶大な威力を有する(サーヴァントやアルクェイドにも有効)。
最初は角にはびっしりと「転生かっこわるい」という意味合いが含まれた威厳のある角だったが、
シエルの趣味で勝手に改造された結果、猛々しいパイルバンカーになってしまった。

重量は60kgで追加武装をつけると120kg。元々強力な概念礼装だった上に、物理的に死徒をしばき倒せる鈍器と化す。
ちなみに第七聖典には自我を持った少女の精霊である「セブン」が宿っており、こちらはファンディスク歌月十夜に登場する。
魔改造によってかなり拗くれた性格になってしまい、ことある毎にやさぐれている(でもシエルが大好き)。


リメイク版では大幅に設定が変更され、大本は千年前に捕らえた幻想種(一角獣)を呼び水となった少女もろとも竈にくべて錬成した神鉄から組み上げられた教典で、
大型すぎた外観がレストアされた結果、現在では対吸血鬼複合武装車両とも言うべき存在になったという、色々な意味で豪快な代物に変わっている。
ロア特効の転生否定の理屈も少し変わっており、教典には人間が背負うであろう死の要因が遍く記され、神鉄の固有振動でそれらを戒める洗礼を詠唱し続けるというもの。
一角獣の角が礼装の中心という面は変わっていないが、内包する武装も劇中で把握できたものだけでもパイルバンカーに加え、
7.62mmアサルトライフル・特大蛇腹剣・ディフェンスアーマーなどてんこ盛り。

奥の手として、武装を全て合体させて超高威力狙撃形態に移行することも可能であるが、使用するにはシエルの全魔力を動員する必要があるほどの莫大な消費を伴い、
撃つまでの間に内部圧力の調整や聖典詠唱の反復制御に意識を割きながら猛牛のごとく暴れる大弓を腕力で押さえつける必要があるなど、
軍艦の主砲発射に等しい各工程を単独でこなさなければいけないという、あまりにもムチャクチャなことを要求される。
当然このようなことが出来るのはシエルくらいであり、こんな使い手不在の当礼装を使いこなした功績がリメイク版『月姫』における彼女の『弓』の称号の由来になっている。


魔術知識でだけでなく、肉体スペックも半端じゃなく並の魔術師の百倍以上の魔力量を誇る。
数値にするなら並の魔術師が40なら、シエルは4000(リメ版では並の魔術師を20として5000)とか。
才能面での評価も五大元素のを上回っている(シエルを100とするなら、凛は70~100)。
ロア助曰く、シエルほどの桁外れのポテンシャルは黒鍵などの武器は必要ないというかむしろ枷になるらしい。
ロアが憑依してたシエルは全裸だったのはそういう……
実際、歌月十夜にて当時のシエル、エレイシアという名でロアに憑依されていた頃の自分と対峙したが全く歯が立たなかった。
エレイシア(ロア)曰わく元々自分の力を100%発揮してる自分とソレを忌避して武装で補うシエルでは叶う筈がないのよ、との事。
ロアが滅んでから不死ではなくなったが、それでも死ににくい体なため殺すには頭を潰さなくてはならないとか。

きのこ曰く、ロアがとっくに滅んでいるFate世界線でもそのスペックは健在で、結局はその突出した才能故に魔術の世界に関わる運命らしい。
なお奈須きのこによるとアーチャー(Fate)が纏っている外套・赤原礼装は、生前の彼がフリーランスとして活動し始めた頃に、
とあるカレー好きの聖職者から貰った贈り物……だったらロマンがあるな~との事。……十中八九彼女のことだろう。


〈余談〉

「シエル」と言う名は、バンド「L'Arc〜en〜Ciel」の名前がフランス語で『空の弓(アーチ)=虹』という訳になる事を知った奈須きのこによって付けられたのだが、
実際には弓を意味するのは「Arc」で、名前の由来となった「Ciel」は「空」を意味する。
しかしきのこがそれを知ったのは開発の終盤で、最早後の祭りということで名前は「シエル」のままになった。(通称:L'Arc~en~Ciel事件)
リメ版だと『弓』の称号の理由を上述の形にしたり、エンディングタイトルの1つが『夜の虹』だったりと、完全に開き直って劇中に活かしまくっている。

志貴に好意を抱くようになったのは、同じように「死」を体験したにも拘らず前向きに生きていく姿に「凄いなぁ」と思ったから。
ただ、良くも悪くも『話を転がすのに便利なサブヒロイン』&濡れ場のお尻としての色が強く、
やることが…やることが…多い!!」と言わんばかりに色々な場面に出ずっぱりな割に劇中では不憫な扱いであった。
リメイク版ではシエルルート全体の見直しや大幅なテコ入れが入り、戦闘能力増強&教会側の人物の追加、
加害者と被害者の関係の掘り下げによって彼女の罪の所在を形にしたことなどから、表ルートのヒロインとしてはアルクにも引けを取らない存在感になっている。

ちなみに、バッドエンド後のヒントコーナーの「教えて!知恵留先生」におけるシエルは本編の数年後をイメージした姿だとか。
ひぐらしのなく頃に」に出てくる「知恵留美子」がこのコーナーのシエルの公式オマージュなのは有名な話。
教師という当コーナーにおける設定、服装、好きな食べ物、アニメ版の声優まで同じという徹底ぶりで暇潰し編お疲れさま会では第七聖典を使ったり、
「昔ムリヤリ食べさせられた」という理由でパスタが嫌いという設定だったりとやりたい放題。
……だったのだが、リメイク版で声もキャラデザもヒントコーナーの服装までも様変わりしてしまった結果、逆に同人版の名残が知恵先生以外ほとんど残ってないという事態に。


〈他作品にて〉

氷室の天地 Fate/school life

(一応)公式のフリーダムなFate漫画なのだが、背景に度々登場している。
元々作者の磨伸映一郎が同人やアンソロでシエルを平気で出しまくってたので、
「趣味で出したそっくりさん」とか「磨伸映一郎だから仕方ない」と思われていたのだが、実は冬木の事件解決の為に裏で暗躍していたことが発覚した。
HFルートに近いルートを辿りながらも比較的穏当に終わったのは彼女の力もあったとかなかったとか。

Fate/Grand Order



こんにちは。召喚してくださってありがとうございます。
私はシ……いえ、宇宙から来た吸血鬼ハンター風の、主の教えを伝えるシスターかもしれない、ハイスクールの上級生系サーヴァントです。
まさに謎の代行者C.I.E.L!ですね!
何の略称かはトップシークレットなので、シエル、とお呼びいただければ。これからよろしくお願いします。
……ところで。念のための確認なのですが、そちらにはた迷惑な真祖の王族とか、いたりしませんよね?


Fate/Grand Order』の2024年夏イベントでまさかの水着サーヴァント枠として参戦。
クラスはアルクェイドこと「アーキタイプ:アース」と同じくムーンキャンサーで、レアリティは☆5。


身長:165cm
体重:52kg
出典:月姫、Fate/Grand Order
地域:フランス、他
属性:秩序・善
ILLUST:武内崇
CV:本渡楓/長谷川育美(ネコアルク)*1

ある時は地球観光に来た吸血鬼ハンター。
ある時はバッドエンドお助けコーナーの美人教官。
ある時は蒼輝銀河で知る人ぞ知るセイントアイドル。
その正体は惑星型吸血種を殲滅する代行者にして処刑人、スペースなシエルなのだった。

「三咲町?総耶シティ?さあ、なんの事か分かりません。わたしは気まぐれで地球に寄った、ただの観光客ですので(ニッコリ)」

月姫世界のシエルとの関係は謎につつまれている。


◆ステータス

筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
C+ EX B+ A+ C+ A+

代行者だけあって全てC以上と高いランクのステータスでまとまっている。
また、不死身設定のためか、耐久はまさかの「EX(規格外)」判定となっている。


◆スキル

◆クラス別スキル
対魔力:A
特に魔術への対策は行っていないが、体内で生成される魔力量が膨大なため、生半可な魔術は弾いてしまう。

単独行動:EX
自身の魔力生成量が膨大なため、マスターや自然(世界)からの魔力供給がなくとも戦闘が可能。
また、マスターとのリンクが断たれてしまっても特に問題なく現界できる。……それってマスターいらなくない?

自動再生:A
肉体が破損した場合、自動的に破損箇所が再生する。
以前は肉体再生ではなく存在復元だったが、とあるクエストをクリアした際、その呪いは解除された。

代行者(弓):A
詳細不明。
おそらくは代行者であることを示すスキルで、「弓」は『弓のシエル』の異名からだと推測される。


◆保有スキル
ギフト_クラリオン:-
■が■■する、世にも希少な才能。教会のある部署では『天使に誕生を祝福されたかのような』と称された。
ある魔術師に言わせれば先天的な故障にすぎないが。『FGO』では発揮されない。

人間魔力工場:A
天性の肉体から派生したもの。損なう事のない完成された肉体は、体内で膨大な魔力を生成している。
シエル本人はこのスキル名に大いに不満がある。

位相滑剣:B+
吸血鬼を殺すために編み出された剣術。
その僧侶は『魂とは音である』と語った。魂は高次元の現象であるため干渉する事はできないが、その波を捉える事はできる、と。
物理攻撃でありながら幽体にまで浸透する、神域の衝撃伝達技法。
吸血鬼にとって血と魂は同義であり、この剣を受けた不死者は体内の血液(命のストック)を切り崩される事になる。
考案者が剣士だった為か、剣でのみ効果を発揮する。

原理血戒:B
イデアブラッド。魔術理論でいうところの『世界卵』、テクスチャルールの種(原理)を摂取する。
原理は単純に超越的な能力を与える訳ではなく、所有した生命体の特徴によって発生する原理が変わるとされる。
シエルの場合、『人間のまま』『世界と相対する力』の獲得となる。


宝具


・『第七聖典・(コード:)断罪死(オリジナル・シン)
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:1体


第七聖典、複合換装。

原罪、固定。主の御名において、第七の死因よ、来よ! 今! 鉄は炎に――

代行を主は讃えり。波形加速、高密度に到達。時空間結晶、装填。見よ! 天門を抜く――

第七聖典(コラプション)断罪死(パニッシャー)』!!


スペース第七聖典を一部分だけ本来のカタチに戻し、巨大なアーチ型弩弓に変形させてから放つ、シエル渾身の一射。原理を停止させる一撃。
単純な破壊力(時空間突破力)だけでも惑星を貫通する威力があるとされるが、蒼輝銀河の外では常識的な範囲までダウンサイジングされている。

・『原理血戒(カルヴァリア)断頭台(カルガリン)
ランク:A+ 種別:対人/対星宝具 レンジ:999 最大捕捉:1体


狙いは一点……ただ一人!

アセット、カテドラル。主よ、御使いの車輪を此処に! 断頭の刃は星の様に! 罪頸を断て――

決着を付けましょう! 原理血戒(イデアブラッド) 25番、ベ・ゼ……虫の様に潰れなさい!

原理血戒(カルヴァリア)断頭台(カルガリン)』!!


原理血戒25番。『カルヴァリアの星』と呼ばれる、代行者シエルが己が剣の師であった祖を倒し編み出した大魔術。
魔術によって作られた反射鏡を成層圏に展開し、太陽の光を収束して放つ光のギロチン。
地上にいる標的の視界にカルヴァリアの星が見えている以上、瞬きより速く落下する断頭台を回避する手段はない。


◆人物(FGO)

アーキタイプ:アースよろしく、再臨段階全てで名前と見た目が異なるが、人物像はそこまで変わらない。

第一再臨:謎の代行者C.I.E.L

マスターさんは、人類最後のマスターと聞きました。まだ若いのに立派です。年長者として、できる限り力になれればと思います。

我々がよく知るシエル。クールで理知的な正義の委員長気質。
案外お茶目な面もあり、好きな相手には少しイジワルな面もあるが、悪人や不道徳な行為には厳しく、代行者としては人間性を排した冷徹な存在となる。

ただ、トンチキ時空「サーヴァント・ユニヴァース」の要素なども混じっているため、
そちら出身のサーヴァントからは「歴戦の勇士」みたいな扱いをされたり、当人がそれっぽい思い出を口走ったりしている。

第二再臨:教えて!シエル先生

ここからは、少しだけ大胆に、ちょっとだけ厳し目に。私、実は教員免許を持っていまして、シエル先生と呼んでください。
授業内容は、バッドエンドの傾向と対策です。主人公の必修科目ですよ?

『月姫』プレイヤーにはなじみ深い、元はパロディ全開のアレ。
『FGO』においては主にバレンタインイベント関連のバッドエンドについて語ってくれる。今更だが、なんでバレンタインで死亡フラグが立つんだ
見た目も女教師っぽいフォーマルなスタイルになっているが、物騒な武器を引っ提げているのでどちらかというとエージェントっぽい。
また、この姿ではナマモノことネコアルクも登場し、バトルモーションで盾にされたり、集団で襲い掛かったりとやりたい放題。
会話パートでも普通に喋り、シエルと掛け合いすることも。キャストはリメイク版&FGO版アルク役の長谷川育美氏(ステータス上ではノンクレジット)。


第三再臨:スターシエル

霊基をエーテルから、ライトフレームに変身。対惑星級吸血種形態に移行します。
驚かれましたか?これが私の、今考え得る中での決戦形態です。
私が付けた呼称ではありませんが、スターシエルとお呼び下さい。

ユニヴァース世界でイデアブラッドを起動した姿。
蒼く煌めくドレス姿で、魔力が青い炎の様に揺らめいている。
頭上に浮かんでいる王冠こと「ビットクラウン」は『実績:いちど銀河を救った証』とのことで、
銀河警察に所属する者はこれを見ただけで平伏するというが、シエル当人には見えていないらしい。
霊基が疑似ライトフレームで構成されたこの姿は、プロフィールでは「ウルトラシエル」と称されている。第七聖典(セブン)繋がり…?
なお、こんな姿になったのはどこぞのあーぱー吸血鬼との最終決戦で原子レベルまで燃やされたからだという。ユニヴァース時空でも因縁はあるらしい

アイドル扱いされているのは、曰くある惑星型吸血種をパイルバンカーでぶっ倒した時の映像が宇宙中に流出し、
その凛々しさ、可憐さ、かっこ可愛さから一躍「宇宙のアイドル」と認定されたためとのこと。
本人は不本意っぽい口ぶりだが、アイドルっぽく振る舞う宝具演出もある辺り、悪い気はしていない様子。

と、明らかにこれまでとは毛色が違う姿だが、人格自体はシエルのまま。
ただし、決戦形態だけあって内包する魔力も桁違いらしく、不用意に近付かれないように周囲の重力を歪めているらしい。


◆ゲームユニットとしての性能

名前の由来からアーチャークラス予想が多かったが、蓋を開けてみれば腐れ縁のアイツと同じムーンキャンサー。
カード構成はBBAAQのセイバータイプ。

バトルモーションは『MELTY BLOOD』を彷彿とさせる動きを見せる他、パイルバンカーをぶち込んだりとかなりアクロバティック&ダイナミック。
メルブラプレイヤーにはお馴染みのサマーソルトキックなども見せてくれる。「待望の!シエルサマー!」
また、セイントグラフの衣装は水着→女教師(?)→コズミックな感じのアイドルと全て新規だが、
第一再臨ではスキル使用時に一瞬だけシスター服を纏ったり、第一・第二再臨の宝具で武装姿になったりと、バトル中限定でお馴染みの姿になるファンサービスも。
第二再臨(シエル先生)ではネコアルクも戦闘に参加し、呆れるシエル先生を尻目に大勢のネコアルクが敵に突撃したり、
宝具で撃ち出される矢の先端にマウントされていたり、防御モーションで盾にされたりする。「人の心ー!」
見た目がガラリと変わる第三再臨(スターシエル)では、魔力を込めたパンチやキックを見舞ったり、剣を召喚して斬りつけたり、
ビームの矢を雨あられと降らせたりと、SF・コズミック感満載のバトルモーションになるが、こちらでもサマーソルトキックは使ってくれ、パイルバンカーでの突撃も行う。


保有スキルは「人間魔力工場」・「位相滑剣」・「原理血戒」の3種。

「人間魔力工場」は自身に毎ターンNP10%獲得に加えて、毎ターンHP回復効果と弱体耐性アップ、強化解除耐性アップを付与できる。
効果そのものはやや地味だが、持続ターンが5ターンと長めなのが特徴。回数制限もないので搦手にかなり強く出られる。

「位相滑剣」は自身のアーツ性能とバスター性能アップ、アーツ攻撃時に低確率でチャージ減少&ガッツ解除、バスター攻撃時に自身にNPチャージ(10%)を付与し、
HPが50%以上か100%の時に、クリティカルの威力がアップする効果も追加される。
アーツ攻撃時のチャージ減少とガッツ解除の効果は、確率ながら高難度バトルではかなり有用に働きうる効果であり、
バスター攻撃時のNPチャージも、宝具を最初にしてバスターブレイブチェインすると、バスターらしからぬNPを再回収できる。
体力マックスをキープすれば強烈なクリティカルが可能。

「原理血戒」は、自身を除く味方全体にコマンドカード選出不能状態を1ターンのみ付与し、コマンドカードを配り直す効果と、
自身のNPをチャージ(30〜50%)、防御力アップ(3回)と「被ダメージ時に自身のHPを回復する状態」を付与(3回)する。
やはり目玉はシエルのカード5枚を確定で選出する効果。「位相滑剣」で強化したクリティカルでとんでもないダメージを叩き出せる。
さらにコマンドカード固定スキルを持つ水着BB+W光コヤンなどと組み合わせることで、3ターン中ずっとシエルのターン+宝具三連発などという無法行為も可能。
加えて注目すべきは「自分以外の味方全体にコマンドカード選出不能状態を付与する」という点。
このスキルを使用してからシエルをオーダーチェンジで控えのサーヴァントと入れ替えれば、コマンドカードはそのサーヴァントのもの一色になるため、
超人オリオンを指名してバスターブレイブチェインを叩き込むなど、好きなサーヴァントの好きなブレイブチェインを繰り出すことが可能となる。代行者ってすごい。改めてそう思った
防御アップも回数制限の代わりに倍率100%であり、無敵の互換のように使える。
多少の攻撃バフや無敵貫通相手でもダメージを0どころか回復によりマイナスにできてしまう高い防御性能を持つ。

宝具は「魔性」特攻の単体宝具。属性はバスター。
攻撃前に自身に「必中」と「防御無視」、「宝具威力アップ」を付与するため、一応かなりのダメージを出せるが、
特攻対象である「魔性」を持つサーヴァントは少ないため、ムーンキャンサーという有利が少ないクラスも相まって、
対ボス戦では宝具ダメージよりも、むしろその後に続くクリティカルバスターがメインと言えるかもしれない。
ただし、なかなかの確率の「即死付与」を持つため、体力の多い中ボスエネミーでも割と高確率で即死で沈めてくれる他、
NPリチャージ効果もあるので、「位相滑剣」「原理血戒」と組み合わせたバスターブレイブチェインでも案外NPを回収でき、
サポーターの組み合わせ次第で確定宝具連発も狙えてしまう。


◆人物像(FGO)

第一、第二再臨ではいつものシエル。ただし、どことなく本編後のヒロイン感を醸し出している。
第三再臨では「サーヴァント・ユニヴァース」の要素が強く出ており、基本的な人格は変わらないものの、
謎のヒロインXXやスペースエレシュキガルなど、そちら関係のサーヴァントへの対応台詞がある。

時空が変わってもアルクェイドとの腐れ縁は変わらず、マイルーム台詞ではまさかの再臨段階毎に違う対応台詞がある始末。
「さも当然のようにアルクェイドがいますが!?しかも結構前から、「人類の味方でーす」みたいな口振りで!?ま、まあ間違いではありませんけど…ぐぬぬ…」
「いえ、こうなれば私が監督しなければ!マスターさん、私は彼女と同じパーティでお願いします!それが腐れ縁の責任です!」
*2
マイルーム台詞以外にも、いくつかの台詞に対応台詞が存在し、
例えば上述の召喚台詞は「アーキタイプ:アース」を召喚済みの時のもので、未召喚だと「……ところで。」以降の台詞は再生されない。
珍しいところでは、対「アーキタイプ:アース」の時限定の宝具台詞等もある。

それ以外では代行者や教会繋がりで言峰(ラスプーチン)やカレン、『直死の魔眼』繋がりで両儀式、
イベントシナリオ関連で謎のヒロインXXオルタ等など、対応台詞はかなり豊富。
カレーが好物ということで、料理上手なインドの英霊・ビーマに本場のカレーを作ってもらったりもしている。

また、第二再臨「教えて!シエル先生」状態では、普通にネコアルクも(絵は出てこないが)喋る他、
バレンタインイベントでバッドエンド直行の選択肢があるサーヴァントへの対応台詞(攻略ガイド?)がある。
「ねえ、シエル?3人のイシュタルと予定がブッキングしたら、カルデアが滅亡したよ?」
「またまたー、そんな物騒なバレンタインがあるはずが……ありましたね。観念して処刑場に向かって下さい。マスターの勇気が、宇宙を救うと信じて!」

マスター(主人公)への態度は頼れる先輩といった感じ。要するにいつものシエル
アルクェイドよろしく「想い人」への言及が見られるように、恋愛的な意味でのデレはないが、
絆レベルを上げると、先輩として過酷な旅路に同行する覚悟を見せてくれる。




詭弁、かな。でも優しい嘘なら、それもいいと思います。
たとえ偽善でも、何となく救いがありそうじゃないですか。

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最終更新:2025年01月21日 20:38

*1 ゲームにおけるステータス画面では本渡氏のみがクレジットされている。

*2 第一再臨時