レイプ

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レイプ - (2023/10/13 (金) 13:48:44) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/08/12(水) 15:45:06
更新日:2024/02/04 Sun 18:38:23
所要時間:約 8 分で読めます




本項目はある程度過激な内容を含むため、
閲覧する際はご注意下さい。


レイプとは相手の同意無く無理矢理性行為に及ぶこと。凌辱ともいう。


+ 目次


概要


日本語では「強姦」と呼ばれるが、レイプ・強姦・凌辱等はどれも日常生活で使うにはだいぶ過激な言葉であるため、ニュース番組等で扱われる場合は「婦女暴行」とも表現される。
対義語は「和姦」「純愛」。

一般的に、男性が腕力にモノを言わせて女性を一方的に犯すイメージで語られるが、女性が男性を襲うパターンや同性同士でのパターンも当然あり得る。
ちなみに、女性が男性を無理矢理犯す事をフィクション界隈では逆レイプと呼ばれる。

当たり前のことだが、レイプという行為は相手の意見や尊厳を徹底的に奪う、極めて身勝手な最低の行為である。
現実では絶対にやってはいけません。


比喩表現として

『強姦』以外の意味合いで、例えとして“レイプ”という言葉が使われることがある。

たとえば、スポーツの試合等でどちらかが圧勝した場合など、“一方的な展開”に対して「フルボッコ」とほぼ同じ意味合いで使われる。

また、何らかの原作がアニメ化やドラマ化・ゲーム化・映画化などメディア展開する際に、原作から設定やストーリー・演出等が改悪され、原作と比較して作品としての品質が著しく悪くなってしまった場合に「原作レイプ」と表現されることもある。

ただ、前述のとおり“レイプ”という言葉自体がそもそも過激な表現であるため、日常会話ではこういった比喩表現としての使用は極力控え、できるだけ違う表現で置き換えるなど配慮するのが望ましいだろう。
インターネット上での使用も、TPOを弁えて用いるようにしたい。


フィクションでの扱い


レイプは18禁アダルトゲームやアダルトビデオを筆頭に、フィクション(漫画・アニメ・小説など)ではしばしば見かける定番ジャンルの一つであり、これを扱った作品は非常に多い。

特に「抜きゲー」と呼ばれるタイプのエロゲー*1では男性キャラがヒロインをレイプし、快楽堕ちさせるか心を折って再起不能にさせるという展開は鉄板。
シチュエーションこそ調教だったりNTRだったりと様々だが、いずれにせよ流れとしてはレイプから始まるものが多い*2

レイプが行われる場合、相手を精神的に打ちのめして屈服させ、犯す側の支配欲を満たすのが主目的となる。
嫌がり、抵抗し、叫ぶ相手を無理矢理力で押さえつけて、乳房をわしづかみにしたり、頭を掴んでイラマチオしたり、馬乗りになって強制パイズリさせたり、乳首をなめ回してみたり、無理矢理挿入(処女なら尚更良し)して腰を振り、果てはその膣内に大量の欲望(精液)を注ぎ込むのである。

ふぅ………。


バリエーション

基本的にはヒロインの抵抗が激しい方が喜ばれる。
生意気で強気なヒロインが凌辱の限りを尽くされ、その果てに心を折られて屈服する様を愉しむのである。まさに外道。
どんなに強がっても所詮は動物。理不尽な暴力の前には無力なのである。

ただし、中には恐怖のあまり全く抵抗しない「マグロ」のヒロインをレイプする展開を好む者もいれば、レイプしておきながら自分が気持ちよくなることより女を感じさせることに注力し、「悔しいけど感じちゃう…!」と女をビクンビクンさせるレイプ(?)ものを好む者もいる(例:クリムゾン作品)。

一人の女性に対し集団で行う場合は「集団レイプ」または「輪姦」(りんかん。リンカーンとも)という。
基本は同じだが膣内の他に口やアナルを同時に責める「二穴責め」「三穴責め」をする場合が多い。
人数全員が満足するまで幾人もの男性に入れ替わり立ち替わり連続でレイプされることになる。
また、手コキ、髪コキ、脇コキ、足コキ、パイズリ等を同時にさせることも。

行為が終わった後は基本的に女の子は放心状態であり、そのままその場に置き去りにされるが、中にはレイプ行為を写真やビデオ等に記録し「これをバラ撒かれたく無ければ俺たちの言うことを聞け」と脅迫し後日また行為に及ぶ場合や、そのまま別の場所に拉致監禁され性欲処理の道具として「肉便器」や「奴隷」にされる場合もある。この外道が!
最初から「肉便器」にする目的で拉致監禁してからレイプする場合も。

性行為の相手が人間でない「異種姦」においても、犯す側が相手の意思を無視して性行為を行っている時点でレイプといって差し支えないだろう。

レイプにより望まない妊娠をした女の絶望と漂うエロスは計り知れない。


いくつかの派閥

フィクションのレイプ展開を好む者でも楽しみ方は人それぞれで、いくつかの派閥に分かれる。

  • イケメン(美男子)レイプ派
    • レイプシーンは好きだが気持ち悪いブサメンは見たくない、という派閥。
    • この派閥は「イケメンと女の子の組み合わせが好き」というより、「とにかくブサイクのセックスを見たくない」ため、犯す側がフツメン以上であればだいたい許容される。

  • デブ(醜男)レイプ派
    • デブや醜いおっさんによるレイプこそ至高、という派閥。
    • 女の子の嫌がる姿を見て下卑た興奮を覚えたり、「美しい女の子を犯すブサメン」という両者の美醜のギャップが好きというタイプ。
    • 自分の容姿に自信がない男性の場合、もっとも自己投影しやすいのはこの組み合わせになるからか、わりと需要があるらしくアダルトビデオや成人漫画などでしばしば見られる。
    • 一方で「とにかくブサメンを見たくない系」の人は、この組み合わせの作品がかなり苦手である。

  • 自分がレイプされたい派
    • 逆レイプが好きだったりと、犯す側ではなく犯される側に立った方が興奮する、という派閥。
    • 過激な少女漫画などでは、女の子がイケメンにレイプされる展開(結局純愛に発展したりするが)がしばしば見られるため、男女問わずマゾヒズム的な性的嗜好を持つ人はわりとこの派閥に該当する。
    • ただし、当然のことながらブサイクに犯されて興奮する人はあまり多くないと思われるので、この派閥の人にとって犯す側はイケメンや美女である必要がある。

他にも、複数の男が一人の女の子に群がって犯す輪姦が好きだったり、逆に女の子を自分だけで独占したい気持ちが強いために輪姦では興奮しなかったりと、単にレイプ好きといってもその好みはいろいろ。

フィクションでも特殊なプレイだが、「合意の上でレイプさせる」というものもある。
簡単に言うと、他の異性に自分の恋人を犯させ、自分はその光景を眺めるというもの。恋人側の同意はあったりなかったり。
「寝取らせ」の特殊なパターンと言えるかもしれない。
作品例)Mのターン。


犯罪としてのレイプ


ここまでの話はあくまでフィクションとしてのものであるが、当然のことながらレイプは現実にも存在する犯罪である。
語るまでもないが、現実の強姦事件は凄惨なものが多い。

権力や腕力、数の暴力を振りかざして男性が女性を犯すケースが一般的だが、2010年代の法改正により女性が男性を襲うケースや、同性同士のケースでも強姦扱いになるようになった。
また、未成年の間でも、イジメがエスカレートして強姦に至る場合もあるし、時に復讐の手段として、相手に重い心の傷を負わせる目的で行われることもあり、かつて自分や家族、友人をいじめたり酷い目に遭わせた相手に仕返しとして行われたりもする。

戦争中に街や村が侵略された場合、侵略側の規律が低いと大規模な集団レイプが発生する場合もある。戦火・senkaとも呼ばれる。
後述のように特に有名な軍・事件こそあれ、戦時中は大なり小なりどの国の軍も行っていたとされる。
特にソ連の場合は兵士のフラストレーション解消のため国もわざと見過ごしていたなんて噂もあるほど。
ベトナム戦争に参加した韓国軍兵士の蛮行も有名で、わずかな滞在期間にも関わらず大量の混血児(「ライタイハン」と呼ばれる)が生まれ、この問題は今なお続いている。レイプしに進軍したのかとも。

奴隷や貧民、災害難民、少数民族等の社会的弱者に対して理不尽なレイプが行われる場合もある。
特に災害難民の場合は悲惨で、災害とレイプの両方の不幸により立ち直れない場合もあると言う。

上述したフィクションでは、犯されている女性側がしばしば「悔しいけど感じちゃう…!(ビクンビクン)」などと快感にもだえる場面が描かれるが、現実でレイプされた被害者の大半は恐怖のあまり抵抗どころか助けを呼ぶことすらできず、無抵抗状態(いわゆる「マグロ」)になってしまうことが多いとされる。
被害者には、ただただ理不尽な苦痛と恐怖が与えられるだけなのである。
ついでに言うと、女性側にその気がない以上肉体的にも性行為を受け入れる準備ができていないため、「レイプする方も気持ち良くはない」とされる。
もし犯している男性側が快楽を感じているのなら、「女性を無理矢理犯す」という行為そのものに興奮していることが要因と思われる。

当たり前だが、強姦は極めて重大な犯罪である。
現実では絶対に行ってはならない。


罪の重さ

大抵の場合、レイプ事件の被害者は心身に癒えぬ傷を負うことになるため、殺人と同等かそれ以上の罪だと考える人もおり、レイプを含め性犯罪全般は『心の殺人』とも呼ばれる。

レイプをした者は刑法177条「不同意性交罪」により5年以上の有期懲役に課せられる。
また脅迫や拉致監禁をした場合は「脅迫罪」や「監禁罪」等に問われる可能性もある。
レイプした対象を殺害すると「強制性交致死罪」として適用され、非常に重い刑が課せられる。
これに強盗が絡めば最悪死刑になる。運がよくても無期懲役刑で、最低でも数十年檻の中で過ごすのは確実である*3

なお、様々な犯罪者が集まる刑務所においても、レイプなど性犯罪によって捕まった囚人は周囲の囚人から白眼視されるらしく、収監された場所やその顔ぶれによってはかなり陰惨なイジメを受けることになるらしい。

過去には少年法などの特例で強姦致死なのに刑が非常に弛くなるというケースもあり、これによって関連する法律の是非が問われてきた。
有名なものでは「某コンクリート詰め殺人事件」等。

性犯罪に対する刑罰の軽さを見直そうという動き自体は年々加速しており、強姦に関しても『強姦罪(1908~2017年)』『強制性交等罪(2017~2023年)』『不同意性交罪(2023年~)』と刑罰が引き上げられてきた*4
そのため、将来的にさらに重い刑罰が課される可能性もある。

一方で、慎重論として、強姦の罪が重くなりすぎると、
  • 「レイプした相手を生かしておくと後で警察にバレて重い刑罰を課せられるから、口封じのために殺してしまおう」と考える犯罪者が増えるのでは?
  • 互いに同意して性行為を行ったはずなのに、後からレイプだと訴えられて冤罪となった場合、課せられる刑罰が重くなりすぎるのでは?
といった指摘もある。

なお、13歳以下の女の子と行為に及んだ場合例えお互いに合意があっても「不同意性交罪(旧:強制性交等罪)」が適用される。
この場合は「法定レイプ」と呼ばれる。ロリコンは注意。
上述した通り、たいていの刑務所でレイプ犯は見下され、特に子供をレイプした輩の扱いは酷いものである。
最悪、牢の中で殺され、半死半生の目に遭わされても生きていただけラッキーというレベル。ペドフィリアに明日はない、ということである。

ちなみに、2017年に刑法が改正されるまでの「強姦罪」は被害者が女性、加害者が男性の場合のみに適用されていた。
そのため、同性愛者によるレイプや、女性が男性を犯す逆レイプは「強制猥褻罪」等の軽い罪状で処理されていた。


冤罪としてのレイプ

レイプ事件といっても、交際していた男との仲が破綻した女が腹いせに合意の上だった性行為についてレイプ被害を訴えたり、ありもしないレイプ被害をでっち上げたりといった、冤罪もしばしば問題になる犯罪である。

被害者とされる女性の証言しか証拠がないため、男性側を処罰しようとすると決定的な証拠がないまま被害者感情に配慮した勇み足による決めつけが発生しやすい。

レイプ被害者に寄り添うことは大切だが、安っぽい同情心は冤罪に加担しかねない事に注意しよう。


余談・補足


  • レイプとは当然英語の『rape』から来ているわけだが、英語圏ではfuckやnigger並みに扱いに気を使う……と言うか大概放送禁止用語である。
    海の向こうの性に関する人権団体の圧力は日本の比では無いのだ。
    • 当然ながら陵辱モノのエロゲーなどもってのほかなのだが、かのNIRVANAの名盤『IN UTERO』の中の楽曲『RAPE ME』も、歌詞ではレイプミーレイプミーと連呼し、最後はレイプレイプと叫び散らす超ロックな名曲過ぎたため、人権団体から『不謹慎だ!』と苦情が多数寄せられ、音源はどう聴いてもrapeと言っているのに歌詞カードでは『waif』になっていたりする。
      • アメリカでもイギリスでもぶっちぎりのチャート1位になるアルバムの曲だけあって、さすがに社会的影響力が大きすぎると判断されたのだろう。
    • 日本で言えば、ちっぱいぱんCDがオリコン上位にランクインし、あの喘ぎ声がMステ始め公共の電波に乗るようなものである。
      そりゃ怒られるわ。

  • レイプというと「見知らぬ(行きずり)男性が女性を犯す」イメージが強く、加害者と被害者には面識がない他人同士である前提で語られることが多い。
    実際、見ず知らずの女性がレイプされた事件も多いのだが、一方で「男性が知り合いの女性を犯した」というものも少ないわけではない。
    • 中には、加害者は時間をかけて被害者に自分を信頼させて「友人」なり「親切な隣人」と思わせた上で行為に及び、直前まで自分に向けていた屈託のない笑顔や無邪気な仕草が恐怖や絶望のそれに変わるのを愉しんでいた、言うなれば『身体だけでなく心も犯す』ことを好んでいた外道もいる。

  • 当たり前だが、二次元やネット掲示板以外で「私はレイプが大好きだ」なんて言った日には地獄が待っているため、冗談でも言うべき言葉ではない。
    • 周囲に白眼視されたいドMでもなければ、例え事実でも胸の中にしまっておき、その欲は理解したうえで受け止めてくれるパートナー相手か、二次元等のフィクションで発散してほしい。

  • あるAV会社が本物のレイプを実行し、その様子を撮影し商品として販売したとして話題になったことがある。
    • もちろん関係者は逮捕されたが、会社自体は現在でも名前を変えて活動している。

  • 二次元のレイプ物では正常位後背位(バック)がやたら多い。やってることは異常なのに。

  • くの一モノには必ずと言っていいほど収録されている。

  • 現実では、女性は下の口を犯されるより上の口にイラマチオやキスをされることを極端に嫌うという。理由は言わずもがな。

  • 少女漫画(に限らない)ではイケメンがやると和姦(合意の上の強姦ごっこ)、ブサメンがやると殺人罪にも匹敵する重罪となる。イケメンは正義。

  • 死者蘇生がある物語は多いが、処女膜は戻っても処女は戻らないため、物語における強姦は場合によっては殺人以上の重罪である。

  • 三次でもごくまれに、レイプ的なシチュエーションでプレイをするバカップルがいるらしい。

  • アシナガバチの女王が自分の息子たちからレイプを受けることがある。
    • 巣が円熟すると働かない雄バチと新女王バチしか産まなくなるが、それなりに産むと働きバチは女王バチを邪魔者扱いして無視するようになり卵と幼虫を破棄してしまう。
    • 働きバチから無視され幼虫もいなくなると女王バチは食事が取れなくなって弱り、抵抗できないところを交尾の練習として何度もレイプされ餓死する。
      • 必死に頑張って本懐を果たしたとはいえ、子供たちに裏切られこのような最期を迎えるのは哀れとしか言いようがない…

  • 日本では長年「強姦」は「男性が女性に行う」前提で語られてきたが、犯された側の性別に限らず「合意のない性行為は強姦」と定めている国は割とある。
    • 中には眠っている自分に「合意なく」口淫をしたガールフレンドを男性が訴えたなんてケースも。

  • チャット等で禁止ワード指定を受けている本単語だが、日本語入力でとばっちりを受けている単語がある。
    • たとえば、北欧神話の主神オーディンが跨る8本足の軍馬「スレイプニル」、同じく北欧神話の魔法の枷「グレイプニル」など。
    • 頻出する単語ではないが、ファンタジー作品などで登場することもある単語のため、何気なくこれらを入力し、禁止扱いで弾かれて訳が分からなくなった人もいるのではないだろうか?
    • 英語他海外の言語では“Sleipnir”及び“Gleipnir”表記であるため、“rape”には引っ掛からない。


おわりに


色々と書いてきたが、つまるところレイプとは『相手の心の隙間を狙い尊厳を奪う卑劣な犯罪』なのである。

繰り返すが、いくらフィクションのレイプシーンが好きでも、リアルでは絶対に真似してはいけない

人間にはオナニーの自由というものがあるので、理性がヤバそうならオナニーで解消するのが一番。
どんなにムラムラしても、その溢れる力をぶつけるのは脳内や画面内の人物だけにしておこう。
一度スッキリして賢者モードに至れば、現実のレイプがどれだけおぞましい行為であるか冷静に判断できるはずだ。
まぁそもそもこんなページを熱心に読んでいる人は3次元には興味ないかもしれないけど。


追記・修正は相手の合意の上でお願いします。

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