クリムゾン(漫画家)

登録日:2021/12/30 Thu 15:51:50
更新日:2024/02/04 Sun 08:34:33
所要時間:約 7 分で読めます




『クリムゾン』は、日本漫画家
主な愛称は“クリ姉”だったが、後述のYouTubeチャンネルでの活動から、視聴者にはストレートに“先生”で通じるようになっている。

【概要】

同人出身だが、活動開始から間もない頃に“雪月花正大”名義で商業誌でもデビューして一般漫画家として活動していた時期もあった。
また、後には同人活動と平行して商業ベースでの活動も行うようになっている。
自作『蒼い世界の中心で』は独力でアニメ制作に挑んだり、後述の実写コラボAVでは自ら監修を行なってもいる。
主な趣味はゴルフとのこと。
何故か仕事机にはかわいいキノコの置物が飾ってある。

元々は実弟・ゲストとのサークルである“カーマイン”名義で活動していたのだが、
本人だけの活動になった際に“クリムゾン”名義となった。
ちなみに、“クリムゾン”は自らの率いる同人サークルの名前でもある。

基本的には上記の様に同人作家と認識されており、実際に以前は商業漫画やゲームに題材をとったエロパロ作品が多かったのだが、
後にはWeb配信や商業試での掲載も平行して行うようになったことに関する都合もあったのか、
現在では同人誌として出版される作品であっても基本的にはオリジナルのキャラクターを用いたものが殆どとなっている。

また、代表作の一つであり、オリジナル作品を発表していくきっかけともなった『クリムゾンガールズ』がAVメーカーのムーディーズとコラボして実写化されて以降、
原作者であるクリムゾン先生の名称を冠したオリジナル作品が登場する等、実写AVファンにも馴染み深い作家となっており、
このクリムゾン作品の実写化を皮切りに成人漫画実写化はAVのカテゴリーの一つとして完全に定着している。*1

2020年には、デビュー20周年を記念してYouTubeチャンネルを開設。
顔出し配信ではなく、3Dモデルを利用した所謂バーチャルYouTuber方式なのだが、本人をモデルにした3Dモデルに本人が声をあてるスタイルで、
さらに首から下までなら実写でも登場するという夢の壊れない形式*2での配信が好評を呼び、チャンネル登録者数が10万人を越える等の人気チャンネルとなっている。
尚、本人は上記の形式を“バーチャル漫画家”と称している。

【作品の特色】

シチュエーションとしては基本的に凌辱モノで、巨乳の美女が媚薬やら寸止めやら強姦やら輪姦やらで責められる。
望まぬ性行為故にヒロインは最初必死に抵抗するが、何度もビクンビクン絶頂させられた後、最終的に快楽堕ちしてしまうのがお約束。
一部二次創作では和姦等もあるっちゃあるが、基本的に先生の漫画はこのストーリー展開になることが大半な上、
20年間、キャラは違えどストーリーの大まかな骨子にはほとんど変化が無い。ある意味そこまで含めて信頼できるとも言えるか。
同人時代は漫画ではジャンプ系(巨乳キャラが多いためか『ONE PIECE』が多め)、ゲームではFF、DQ系を題材とすることが多かった。
特にティファセフィリアは共に多く描かれ、オリジナルキャラクターにも影響が強く見られる。
地の文も含めた作風なので絵のついた官能小説風に読めるのも特徴で、表現については後年になる程に細やかになっているので表紙詐欺的な印象は実は改善されている。

その作風から「くやしい……! でも感じちゃう!」というネットミームの発祥元と思われがちだが、
実際にその台詞そのものを使用したクリムゾンの作品は存在しない。*3
ただし「くやしい」「悔しい」単体でならある程度の頻度でつかっており、女の子が悔しがっているシチュエーション自体は多い。
一番近い台詞は2003年発行の『極楽鳥*4』に登場する「悔しいけど めちゃくちゃ 感じちゃうよぉ…!」か、2007年発行の同名ゲームのCG集である{『F.F.FIGHT アルティメット』}でのティファの「悔しい……けど、すごい!気持ちいい!こんなの、もう我慢できない!」が、かなり近いくらいで、代名詞になるほど使っている訳ではない。ニュアンスや同じ意味でと云うなら殆ど毎回なのは言わない約束だ。
読者が作風をわかりやすく表現しようとした結果、諸々の作品の台詞が統合された上で定着に至ったのかもしれない。
一応、当人もネタにされていることを知った後は意識的にそうした表現は使わないようにしていたつもりだったらしい。
また海楼石の手錠」が原作より先に登場しているという都市伝説もある。


【クリムゾン作品群のお約束の一例】

  • ぬるぬる (もみ)(もみ)(はぁ)(はぁ) ヌルヌルヌルヌルってなんの音なんだろうか*5
  • 一貫して「おっぱい」ではなく「オッパイ」
  • ストーリー中盤でバリタチのレズ登場。顔立ちは「糸目でキツネ顔でずっとニヤニヤしている美女」か「濃い顔の女性」に大別される
  • 同じく中盤辺りで絶頂させず(できず)に寸止めされる展開
  • 基本的に女性の気分が最高潮まで盛り上がるまで挿入しようとしないある意味では紳士的な竿役達
  • おもちゃ責めの多用。電マ、ローターが多いが近年ではニプルドームも頻出するように。但し挿入するまで時間が掛かる性質上、ディルド・バイブは出番少なめ
  • 乳首ないしおっぱい全体の感度のクリトリス化
  • なんらかの事情で格下妖魔に凌辱される
  • 敵に受けたデバフを解除する為に味方にレズ責めされる
  • ベッドに大の字拘束。仰向けに拘束される場合は概ね大の字
  • 唐突な終了
などなど……

一方で表現における配慮もしており、
  • 後に残るような傷は負わない
  • 妊娠しない
  • 廃人にならない
  • 気持ちよくなる前に挿入はしない
  • なるべく顔は汚さない(よだれなど)
  • 女性が寝る床面はなるべく柔らかい場所

などのポリシーがある。
おかげで陵辱モノ専門にもかかわらず「女性向けエロマンガ」の称号まで得ている。

先生の漫画は「(その心情は置いといて)ヒロインを気持ち良くさせる」「性感に悶える女性美を描く」「前戯に比重を大きく取る」等の作風は一貫しており、
女性向けAV等とも共通するこの特徴から、実際に女性読者も多いとのことで、感覚的には性交表現のある少女マンガや恋愛小説の発展型といった所なのかも。
また、初期の一部作品を除き、活動中期以降はロリータ体型の女の子は極少なく、成熟した豊満ボディのヒロインが大半を占める。
当人の好みの問題らしいのだが、こういう歪んだ要素を感じさせない部分も女性の支持を受ける要因の一つかもしれない。

アニメ化された『ファイティングエクスタシー』という作品では作風を忠実に再現しようとした結果、
ヒロイン役がモノローグは勿論、イヤらしい擬音まで声で表現してしまいツッコミを受けていたが、クリムゾン作品としては正しい。

漫画の内容から男性説も囁かれていたクリ姉だが、上記のムーディーズでのコラボの際のイベント等で目撃されていた通りの清楚感漂うスレンダーな女性というのは真実だったらしく、
自ら姿を現して以降は美声や所作から自らを「エロ漫画家」と公言しているような人にもかかわらず、
毎回のようにセクシーなサムネを用意したり自作のネタを隙なく盛り込んだりするのに全く下品さを感じないとして同性からすらも好評である。
チャンネルの好評ぶりから、遂には現在エロ漫画を手伝ってくれている二人のアシスタント(小紫ひな・霧島みずき)も、それぞれにチャンネルを開設するに至っている。
尚、チャンネル内容も他の有名エロ漫画家作家とコラボ対談したり、アシスタントとの妙にバラエティーチックな企画物だったり、自ら上述のネットミームの検証に挑んだりと幅広い上に何故か微笑ましいものが多い。


【主な作品(オリジナル作品のみ)】


『蒼い世界の中心で』(アダルトでは無い。)

『クリムゾンガールズ』

『ガールズファイト』

『春輝×クリムゾン 美女ファイル』

『JK強制操作』

『極嬢電車』

『ヴァージントレイン完全版』

『ヴァージントレイン2完全版』

『ヴァージンコントロール完全版』

『ヴァージンチェンジ』

『お嬢様は淫乱でいらっしゃいますか?』

『クリムゾンクイーン』

『クリムゾンローズ』

『クリムゾンキャッツ』

『クリムゾントレイン』

『クリムゾンスパイダー』

『クリムゾンバタフライ』

『アイドル強制操作』

『クリムゾンガールズ2』

『万引き少女性裁プログラム』

『万引き少女性裁プログラム2』

『退魔士カグヤ』

『退魔士ミコト』

『ヴァージンツィート』

『JKコントロール』

『感覚がつながる魔法のオナホ』

『極嬢マッサージ-声の出せない状況でイカされる女たち』

『クリムゾンプリズン』

『クリムゾンドリーム』

『1年間痴漢され続けた女』

『親友のカレシにハメられた私は何時間も何回もイカされ続けた』

『妹のカレシにハメられた私-温泉旅館編-』

『痴漢囮捜査官キョウカ』

『いいなり!女体操作スマートフォン』


クリムゾン妖魔大戦

ゲーム化された。
ゲーム化された。大事な(r
DMM GAMESからリリースされており、誰得な全年齢版もある。
ちょいちょいセルラン上位を取っており、DMM内では割と人気な様子。ちなみに、記念品はランキング次第だが、大体1日の自然回復分前後のスタミナ
名前の通り、妖魔相手に戦うソシャゲ。主な舞台は妖魔育成学校で、方々で妖魔が事件を起こしたり、学内トーナメントをやったりしてる。
妖魔相手に戦ってるカグヤや妖魔被害者のなつきといったファンタジー勢の他、妖魔が出てこないようなリアル勢からもキャラが登場する。リリアナさんは自称異世界出身という若干痛い人扱い。
敵である妖魔も既存作品からいくつか代表的なものが登場しているが、トラブルメーカーのジュエは未登場。
さすがに他所のキャラは出ない。

バリエーションは「人気者」「孤高の退魔士」といった枕詞+キャラ名で、ぱっと見レアリティが分かりづらい。
全てシーン回想があるが、低レアは前戯とかで終わる
レアリティが低いものは既存作品の大ゴマからの流用だったりするが、レアリティが上がると退魔装束っぽい格好になったりする。女子アナさんには若干不評な模様。

ゲームとしては、5人パーティでクエストに挑む。キャラ重複可能だが、特に説明なし。
戦闘はスキル1、スキル2、通常攻撃をサイクルするオート戦闘で、プレイヤーの操作は必殺技の使用タイミングのみ。
その為、スキル構成は結構重要。
ソシャゲらしく、月1でストーリー進行やイベントクエスト、合間にキャラ強化イベントや装備獲得イベントを実施している。大退魔戦はよ。
ランキングや半対人戦などもあるが、お約束通り上位勢は狂気の領域なので良い子は上を見ちゃダメ。ランキング限定報酬とかもなし。
明確な難点としては、ステータスなどの説明がほとんどされていないこと。装備品の「必殺技ゲージ上昇量アップ*6」に騙された人はおそらく多数。

ガチャも当然あるが、限凸は共通してキャラ重複時やイベントで獲得できるアイテムを消費するという形で、一度入手してしまえばそれ以上の投入は不要。
ただし、これは運営もしくじったと思ったのか、大型アップデートに伴い以降実装されたキャラはそうホイホイ完凸できないようになった。
一部のキャラ(主に低レア)はストーリー他の常設コンテンツで専用アイテムが少量手に入るので、気長にやってれば完凸可能。
一方で、1か月で最高レアだけで6人くらい新キャラが出る。イベント系ピックアップも、半分はイベントボーナスが乗らない既存キャラという罠付き。
おまけ付き課金が多い・課金でもらえる石が多め・天井が低め*7なことから、課金勢にしてみれば比較的入手しやすくはあると思われる。
割と石の供給が多いので、イベントなどをやってれば無課金でも1か月で2,30連くらいはできる。最近では強化イベントの報酬に合計数十枚のガチャチケット*8とか入れてるし。
ただし、イベントなどは割と石を使ってスタミナを回復させる前提なので、使い過ぎに注意。


追記修正は魔法のスマホに操作されながらお願いします(ビクンビクン


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最終更新:2024年02月04日 08:34

*1 これ以前にも成人向けアニメやゲームのAV版、商業作品のAVパロといったジャンルは存在していたが、コラボであることを前面に押し出したりビジュアルや内容を一致させようという試みはクリムゾン作品が初と言える。

*2 というか反対に妄想が捗るというか。

*3 上記のYouTubeチャンネルで2005年以前の作品を読み返して実際に検証。台詞がネタとして広まり始めた2006年以降は、後述のように意識して使用を避けている。

*4 BLACK CATキリサキ キョウコがメインのエロ同人。

*5 フォローすれば汗や責め手として好んでいる要素の一つでもあるローションや媚薬系の粘液の類の音だと思われる。

*6 基本の上昇量をアップさせるのではなく、キャラごとの上昇量補正値を割合でアップさせる。初期値が全員0なので、これを上げられるコンテンツ実装まで無意味だった。

*7 購入回数制限を考慮しなければ、3万円で天井に到達する。

*8 ピックアップなども対象のマルチ仕様。