逆鱗

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逆鱗 - (2018/06/24 (日) 21:59:59) の編集履歴(バックアップ)


登録日:22011/01/09(日) 14:42:54
更新日:2024/02/06 Tue 23:56:58
所要時間:約 5 分で読めます




【げきりん】

1.伝説の生き物である()の持つ81枚の鱗のうち、
顎の下(首もととも)に存在すると言われる一枚だけ逆さになった鱗の名称。

本来、龍は人に危害を加える事は一切無い穏やかな生き物だとされる。

しかし龍の心臓は他の生物と違って喉の内側にあり、心臓を守る逆鱗の部分を触られる事だけは大変嫌っており、
これを触れられた途端に激昂して触った者を即座に殺害すると言われる。



昔の中国では龍は君主の象徴とされ、とある故事ではこれを転じて「逆鱗に触れる」事を君主の怒りに触れる事に例えた。

現代ではそれを更に転じて上司や先生等の目上の人や、
普段は温厚で、滅多に怒らない人の怒りを買う事を指す慣用句として「逆鱗に触れる」という言葉が用いられている。




2.モンスターハンターシリーズでよく使われるレア素材の名称。

基本的に下位から入手可能な物が多く、上位やG級では入手率が若干上がる。

しかしそれでも一般的な素材よりは遥かに入手率が低いため、よく物欲センサーに引っかかる。
上記の由来の通り頭の部位破壊で出る事が多いが、尻尾でも同じくらいの確率で出る事も。
逆鱗を狙って尻尾を切ってはリタイアを繰り返す通称「リタイアマラソン」、略して「リタマラ」をするハンターもいるとか。

因みに上位では紅玉や宝玉、G級では天鱗という素材が逆鱗のバージョンアップ版的な立ち位置として用いられる事が多い。

例外的にアルバトリオン『全身が逆鱗で覆われている』という、
トンデモ設定を持つので逆鱗はレア素材ではなく、なんと普通に入手可能なノーマル素材となっている。
これを知らずに逆鱗を剥ぎ取ってぬか喜びするのは誰もが通る道。

「てか全身逆鱗ってどういう事?」
「それって最早逆鱗じゃなくて、そういう仕様の普通な鱗なんじゃね?」
「逆鱗の本来の意味的にどうなんだこれ?」
「全身が逆鱗なら、逆鱗じゃないところが逆鱗なんじゃね?」

みたいなツッコミを入れたくなるが、あまり深く考えないほうが良いかも……。




3.ポケットモンスターシリーズに金銀から登場する技。
ゲーム内の表記は平仮名で「げきりん」

※詳細
タイプ:ドラゴン
分類:物理
威力:120(第三世代までは90)
命中:100
PP:10(第四世代までは15)
接触:○
範囲:相手ランダム
効果:2〜3ターンの間操作を受け付けなくなり、この技を出し続け、終了時に混乱する。

逆鱗に触れられた龍のように怒り狂って暴れ回るという所謂ドラゴンタイプ版「あばれる」。
当時はデメリットが大きすぎる割に威力が微妙で、そもそも覚えるポケモンも少ない(というかほぼカイリュー専用技)という空気技。
そもそも当時ドラゴン技は全て特殊依存だった為攻撃の高いカイリューには微妙……。

しかしダイヤモンド・パール(第四世代)からは威力が120と激増し覚えるポケモンも増加。
更に仕様変更により物理依存の攻撃となり、ドラゴンタイプの強力なメインウェポンとして活躍するようになる。
全体的に能力値が高く、更に「半減は鋼のみ(第五世代まで)」というドラゴンタイプの強力な特性も相まって猛威を奮った。

特にガブリアスボーマンダ、カイリュー等の600族のドラゴンが放つ「げきりん」は恐怖の一言。
りゅうせいぐん」と並んでドラゴンタイプを大きく躍進させた要因の一つである。

しかし相変わらずデメリットも大きい為適当にバカスカ使いまくるのも考え物。
読まれて鋼タイプを繰り出されると逆にカモにされかねない。
その為好みや戦略によっては他のドラゴン技が優先される事も少なくない。
使用の際はよく考えよう。

フェアリータイプの登場によりかなり使いにくくなった感がある。
なお、技を出し終わって混乱したターンに「オウムがえし」をされると悲しいことになる。

因みにボーマンダは当初「げきりん」を覚えられなかったが、
プラチナから「げきりん」が教え技化した為習得可能となった。

またその教え技化に伴い特に怪獣型やドラゴン型のポケモンの殆どが習得可能となり、多くのポケモンに大安売りされる事となる。
しかしタイプ不一致ではあまり強くない為かボーマンダ以外は教え技の恩恵は少ない。
「げきりん」はタイプ一致と高種族値が合わさって始めて強いと言える技なのだ。

余談だが、某和田氏の使っていたボーマンダは当時プラチナ発売前で、
「げきりん」を覚えないはずなのに「げきりん」を習得していた為改造厨呼ばわりされていた。
プラチナの「げきりん」大安売りはこれの隠蔽工作と噂される。


4.ゲームGOD EATER BURSTに登場するアラガミ、“真竜”ハンニバル種の背中にある器官。

見た目は甲殻のような器官で、ハンニバルの弱点とされている部位。
一説によると体内の炎を制御している器官らしい。

破壊可能で、貫通属性の攻撃がよく通る。意外と脆いのか、銃で撃ってたらいつの間にか壊れてた……なんて事もある。
破壊後ももちろん弱点となり、強力な銃とバレットで背中を狙撃すれば面白いようにクリティカルヒットする。

しかしハンニバルの逆鱗は上記の通り炎を制御する器官である為、破壊すると体内の炎が背中から溢れ出し、辺り一面に火柱を撒き散らす広範囲・高威力攻撃が可能な状態になる為非常に危険。
特に剣主体の戦法だと接近が難しくなってしまう為、無闇に破壊しない方がいいとされている。




5.『世界樹の迷宮』における、裏ボスの「雷鳴とともに現る者」「氷嵐の支配者」「偉大なる赤竜」が落とすレアドロップ。
それぞれ、文頭に「雷竜の」「氷竜の」「火竜の」が付く。

後続作品である『世界樹の迷宮Ⅱ』『世界樹の迷宮Ⅲ』では条件ドロップとなり、
入手が比較的容易になったが、初めの作品では条件が存在しない確率のドロップアイテムだった。
その為、運が悪い時には、とことん手に入らないドロップアイテムであり、竜達と何度も戦う羽目になることが多い。

この際、問題となるのが三竜(逆鱗を落とす竜達の通称)がいる場所までの距離である。
特に氷竜までの道が遠く、逆鱗を手に入れる為の道の長さと険しさから「逆鱗マラソン」と呼ばれる。





追記・修正は、冥殿の逆鱗に触れない程度にお願いします。

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