ARMORED COREシリーズ

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ARMORED COREシリーズ - (2023/09/02 (土) 14:59:22) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/10/27(水) 11:56:04
更新日:2024/04/10 Wed 10:41:28
所要時間:約 7 分で読めます




メインシステム 戦闘モード 起動します
Main system engaging combat mode




【概要】

フロムソフトウェアが製作するゲームシリーズ。ジャンルは『 ハイスピードメカアクション』。

パーツを組み合わせてメカを作る、カスタマイズメカアクションとも呼ぶべきロボゲーで、
初代から含めて10以上の作品が作られており、いずれも高い人気を誇る。

主人公には基本キャラ付けは無く、登場する人物も曖昧な表現であり、プレイヤーの受け取り方次第で評価が変わるのが特徴的。
所謂フロム脳である。

ハイスピードアクションに類するが、リアル志向を追及しているため、作品によっては熱暴走やらの現実でも起こりうるシステムも散在。
更にはシリーズ通してクリア時の戦績評価においてミッションで使用した実弾の弾薬費用、受けたダメージによる修理費が毎回キッチリ取られる。
アーケードの2Dシューティングゲームのような濃密な弾幕がACの魅力であるが、只強いミサイルやガトリングをしこたま積んでヒャッハーしてると普通に赤字になったりする。
それを避けるための金策や、実弾に依らないEN武器を採用したり試行錯誤するのがACである。

ハードボイルドな作品で操作性も多少クセが有り、無双には程遠く敵贔屓の方がデフォなゲームバランスであるため、無理ゲーは勿論マゾゲー扱いされる事も有る。
だが慣れると如何なる機体でも楽しめるので、やり込めばやり込む程味が出るスルメな作品。

フロムソフトウェア保有の最強ネクスト、アリーヤ川手や、偉大なるガチタンスキーにして総監督、
神直利、通称(´神`)等の愛を惜しげなく受けた作品でもある。
何気に声優が豪華なので、最近は声ゲーと呼ばれるのもしばしば。


フロムの出世作にして代表作として名を馳せた本シリーズであったが、2013年のVDを最後に展開がしばらく止まっていた。
ネット上では「何かが起きるたびにアーマードコアの新作発表に無理矢理こじつける」というコピペネタが流行り始める始末であった。

一例)

〇〇が起きる

〇〇になる(この辺を更にもう1,2回挟むことも)

身体は闘争を求める

アーマードコアの新作が発表される

こんな感じ。
ちなみにこの「身体は闘争を求める」は作品内にちゃんとした由来のあるフレーズではなく、それが今や新作待ちのしすぎで代名詞のようになっていることを嫌うファンも多いので注意。

コピペは置いといて数多のレイヴン・リンクス・ミグラント*1が新作を望み続けて幾星霜。
だが、その間にフロムはソウルシリーズでACとは比べ物にならない特大ヒットを連発したため「フロムの看板シリーズ」の座は完全に奪われ、フロムはソウルシリーズ派生にかかりっきり状態に。
もはやACは時代の流れに取り残された老兵となり、無駄に流行ったコピペの中にその面影を残すだけとなってしまった。






しかし2022年12月9日に開催された“The Game Awards 2022”において遂に最新作である“ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON”が2023年に発売されることが発表。全世界のレイヴン、リンクス、ミグラントが歓喜した。
またこの年の“Game of The Year”を受賞したのが、フロムソフトウェアの“ELDEN RING”だったこともあり、アーマード・コアシリーズへの注目度はかつてないほど高まっている。
よく知らないメディア側からソウルシリーズの派生作みたいに扱われることも増えたが




【作品一覧】



●初代/無印シリーズ

記念すべき最初の作品。初代から始めたプレイヤーは地球人と呼ばれる。
仲介役はレイヴンズ・ネスト。

ARMORED CORE(初代AC)
ハード:PS
原始の記憶、鋼の監獄

大破壊により地球環境は崩壊、人類が地下への移住を余儀なくされて半世紀。
再び繁栄を取り戻した人類に国家の概念はなく、圧倒的な生産力を持った企業が彼らの統治者となっていた。
企業の熾烈な競争の裏で「レイヴン」と呼ばれる傭兵が暗躍する時代を迎える…。

ARMORED CORE PROJECT PHANTASMA(ACPP)
ハード:PS
背徳の技術、ヒトの超越

ある日、レイヴンだった主人公の元に一つの依頼が舞い込んだ。
差出人はスミカ・ユーティライネン、名のあるレイヴンからの物だった。
そして主人公は、とある機関、とあるレイヴンと剣を交える事となる。

ARMORED CORE MASTER OF ARENA(ACMOA)
ハード:PS
二つのペルソナ、一つの悪夢

ある所に、少年が居た。
幸せだったはずの彼は、最強の存在、ナインボールを前に全てを失い、復讐を誓う。
厳しくも優しい、レイヴンの手解きをしてくれるオペレーター
ラナ・ニールセンと共に少年は戦場を駆け抜ける。
その最果ての地にて、彼が目にした物とは―――



●2系シリーズ

ハードがPS2に移行してグラフィックが向上。
コア直付のブースターで高速移動する「オーバードブースト」初登場。
新たなカスタム部位として「インサイド」「エクステンション」が追加。
連動ミサイルやコンテナミサイルなど後のシリーズに受け継がれてゆく基礎が作られた。
2から始めたプレイヤーは火星人と呼ばれる。
仲介役はナーヴス・コンコード。

ARMORED CORE 2(AC2)
ハード:PS2
星屑降り注ぐ暁の新天地

人類は大きく脚を踏み出し、火星へとその勢力を拡大しつつあった。
が、火星に突如現れた機械生命体『ディソーダー』、その前に多くの謎が産まれる。
そして、治安維持部隊『フライトナーズ』の隊長レオス・クラインは、密かに何かを求め奔走する。

ARMORED CORE 2 ANOTHER AGE(AC2AA)
ハード:PS2
ロストジェネレーション、再び

AC2より五年後、レイヴンの力を恐れた国家は地上再興よりも軍力の増強に力を注ぐ。
地上は荒れ行き、弱小な勢力達の潰し合いが始まり出した。
そんな中で、何かが少しずつ力を着々と増していく。



●3系シリーズ

舞台は火星から地下世界へ。コアは「オーバードブースト」タイプに加えファンネルっぽいのを射出する「イクシードオービット」タイプが追加。
旧作の基礎的なシステム部分は本作をもって完成されたと言っても過言ではない。
3系から始めたプレイヤーは地底人と呼ばれる。
仲介役はグローバル・コーテックス。

ARMORED CORE 3(AC3)
ハード:PS2、PSP
その世界に、空は無かった

全てが予定された地下世界『レイヤード』。
その秩序を保つ『管理者』。
過去も未来も定まる世界で、少しずつその予定が狂っていく。

ARMORED CORE 3 SILENT LINE(AC3SL)
ハード:PS2、PSP
それは、侵してはならない領域-ライン-

レイヤードを脱した人類は、ある場所を見付ける。
武力で侵入を阻まれる未知なる領域『サイレントライン』。
そこを探る内に、主人公はある研究員と出会う。
名を、セレ・クロワール。



●N系シリーズ

新たな操作タイプが追加。土台は3系を継承しており、企業などの対立構図は続投。相変わらずキサラギは懲りない。

ARMORED CORE NEXUS(ACNX)
ハード:PS2
その意思が、全てを変える

砂漠。
何も無いその場所にて、新興企業の『ナービス』が人類の居住地拡大の為に緑化を進め出した。
そして、人類はその期間に永遠の恐怖を刻まれる。

ARMORED CORE NINE BREAKER(ACNB)
ハード:PS2
求める物は、最強という名の称号

あるレイヴンにあるメールが届く。
それは一種の強化プログラムの参加勧誘だった。
それを受けた主人公は、参加に同意し、肩に輝く『9』の文字に手を伸ばす。

・ARMORED CORE FORMULA FRONT(ACFF)
ハード:PS2、PSP
フォーミュラ・F開幕!

『フォーミュラフロント』。
華やかで輝かしいその称号を求め、『アーキテクト』達はその知略を駆使して仮想の戦場を席巻する。
スポーティーな戦いが、今始まる。

ARMORED CORE LAST RAVEN(ACLR)
ハード:PS2、PSP
誰もが生きる為に戦っている

特攻兵器襲来。
人類が恐怖を刻まれ、衰退し始めていた中、企業達が利権を集合して復興に努めていた。
が、突如として現れたレイヴン、ジャックO率いるバーテックスが企業を襲撃すると宣言。
バーテックスの襲撃時刻まで、あと24時間…



●4系シリーズ

これまでのシリーズでAC乗りの代名詞となっていた「レイヴン」は旧世代の存在に成り下がり、「リンクス」へと取って代わった。
そのため4系からのプレイヤーはリンクスと呼ばれる。
ロックオンや熱量の排除、クイックブーストの追加等、操作感がNXまでと大幅に変更された。

ARMORED CORE 4(AC4)
ハード:PS3、Xbox
戦い続ける歓びを/In The Myth,God Is Force.

経済の破綻した国家が企業によって転覆し、多くのレイヴンは絶えて久しい。
小さなコロニー『アナトリア』に瀕死の重傷を負った伝説と呼ばれたレイヴンが辿り着き、前コロニー指導者の娘フィオナ・イェルネフェルトがそれを救う。
そして誰に期待も持たれぬまま、伝説の鴉は何かを守る為、山猫が支配する戦場に再び赴く。

ARMORED CORE for Answer(ACfA)
ハード:PS3、Xbox
この戦いの向こうに、答えは有るのか

人類は、自らが汚した地上を捨て、空に生きていた。
緩慢な死を待つだけ、惰性の生をただ受け入れる人類。
彼らの前に、三つの答えが用意される。
そして、互いの答えの為に、リンクス達は戦場を奔る。



●V(5)系シリーズ

なんとAC乗りに対して決まった呼び名がなくなった。
運び屋・行商人から転じて傭兵も含む「ミグラント」がレイヴンやリンクスに相当する存在として位置付けられている。
地上ブーストがEN消費0になるなど、ここからも操作性がかなり変わっている。

ARMORED CORE V(ACV)
ハード:PS3、Xbox
それは、全てを焼き尽くす"暴力"/ここは、名も無き傭兵たちの戦場

利己的な支配する者と、絶望のただ中にいる抗う者。
世界は壊れ、それでも両者は、人類は戦いを止めなかった。
荒みきった世界を見守るモノが二つ。
一つは諦観の嘲笑を浮かべ、一つは愉悦に破顔する。

ARMORED CORE VERDICT DAY(ACVD)
ハード:PS3、Xbox
“最期”を告げる、評決の日

かつての破滅から、どれほどの時間が流れたのか、知る者はもはやいない。
世界を覆っていた汚染は沈静化し、人類は再びその版図を世界へと広げていた。
それは人類の復興の端緒であると共に、かつて繰り返された戦いが
再び幕を開けようとしていることをも意味していた。
成長と格差。強者と弱者。繁栄と破滅。生と死。
この愚かな生き物は、今再び蛮行を繰り返そうとするのか。



●最新作



・ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON
ハード:PC(Steam)、PS4、PS5、Xbox One、Xbox Series X|S
“Feed the fire. Let the last cinders burn.”
火を点けろ、燃え残った全てに

9年の時を経て遂にその存在が発表された最新作。ストーリーも完全新規で、過去作との繋がりは無い。Vシリーズ?知らんなぁ~?
公表されたトレーラーでは、かつて惑星ルビコン3で発見された新物質「コーラル」によって引き起こされた星系規模の大規模破壊と、
それから50年の月日が経ち、復旧が進みつつある現代で起こる新たな戦いが描かれている。
曰く、閉鎖された星系の中で再び新物質の反応が確認された事でルビコンに再進出した星間企業と土着勢力との間で争いが起きているらしく、
「ハンドラー・ウォルター」なる人物の子飼いである主人公は独立傭兵としてルビコン3に潜入し、その戦火の中に身を投じることになる。
要するに未曾有の大災害を起こしておいてなおその元凶になった資源を巡る闘争に明け暮れているといういつものACワールドである
今作ではACfa以来となるマルチエンディングが採用されている模様で、プレーヤーの行動によって結末が変化するようだ。
ちなみに今作の対応ハードでPS1・PS2・PS3・PS4・PS5と、すべてのPS据え置きハードを制覇したことになる。また、PC(Steam)でのリリースは今作が初となる。
基本的にはV系に近いが、Vの「攻撃反動」をさらに発展させた「スタッガー」が登場。
相手のバランサーをエラーに陥れて大ダメージを取るという概念は「SEKIRO」の体幹システムとの融合と言われている。


【著名な武器・関連用語】


フロムソフトウェア作品共通の用語。
ACでは初代から最新作まで全てに登場するブレード。
基本性能のどれもが他を抜きん出て優れており、近接武器においては最強と名高い。


EN兵装におけるエース。
消費ENや重量が少し問題有りだが、それを補う高い威力と弾数でレーザーライフルの頂点に立つ。


AC3より伝統となった武装。いわゆるパイルバンカー
絶大な威力と絶望的な使い辛さを併せ持つ「漢」の武器
興<この兵器は素晴らしいぞ。
干<まったくだ
≧<是非装備してくれ
古<頼むぜ
δ<新しい…惹かれるな




全シリーズ通してのパッケージを飾るACのヒロイン。まあ、嘘なんだけどね
AMIDAかわいいよAMIDA…
ちゅっちゅ。


  • 変態企業
キサラギやトーラスなどある特定の分野に特化し「すぎた」企業
深入りすると上記のAMIDAやナニカサレタ人間になること必至


サイボーグ化により身体機能や反応速度を向上させた人間
借金まみれやOPパーツ、ナニカサレルことでなれる
ゲーム中では、キャノンを構え無しで撃てる、消費EN低下などのメリットがある
アリーナの上位ランカーは大抵これ
AC6ではゲーム開始前からナニカサレタ人となっている。


他のゲームで言う所のバッドステータスの一種。
脚部毎に設定された「積載量」を超えると重量過多となり、出撃不能となるか到底使い物にならない程スピードが著しく下がるペナルティを受ける。
重装備や重装甲を施そうとするとついつい起こしてしまうACプレイヤーなら誰もが通る道である。


PS1時代から当時としては高度なCGで描かれていたが、PS2後期からは手を抜いて実写になって行ったAC群。
何れもOP内では縦横無尽に暴れ回る活躍が描かれており、機体自体も目を引く外連味溢れるアセンとなっている。
……が、見栄えを優先し過ぎてほとんどの機体が重量過多を起こしており、ゲーム中ではマトモに動かない
また、いわゆる「フロムマジック」によりゲーム中では不可能な挙動を連発する




追記修正しますか?


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