ARMORED CORE 4(AC4)

登録日:2009/06/10(水) 23:12:07
更新日:2021/07/09 Fri 14:10:03
所要時間:約 6 分で読めます




鴉が飛ぶは夜明けか終焉か――。

○概要
ARMORED CORE4とは、FROM SOFTWAREより発売されたハイスピードメカアクションである。(以下AC4)
シリーズとしては12作目、初めての次世代機作品であり機種ごとに発売日が異なる。
(PS3版:2006年12月21日発売 Xbox360版:2007年3月22日発売)
キャッチフレーズは「In The Myth,God Is Force」(神話の御世にあって、神とは即ち力のことである)

かつてあった国家という枠組みが企業によって破壊された世界。
企業によって管理される箱を舞台に、災厄を招く次世代ACとその乗り手たるリンクス達や企業の骨肉の争いが描かれる。
従来作品にあった「企業が支配する世界を圧倒的な暴力であるACで駆け抜ける」という図式がより強調された、ある意味でのリニューアル作品。
難易度や雰囲気は良くも悪くもARMORED COREシリーズといった所、初ACとして楽しむのならば最適。
ロボゲー初心者であれば、比較的難易度が低い続編から戻ってくるのも良いだろう。


○ゲームの特長、変更点
従来のACに変わり様々な新機構を搭載した『ネクストAC』と、それを支えるコジマ粒子の登場。
ゲーム機が次世代機になったように、本作ではプレイヤーが操るACも次世代機になっている。

ネクストACの主な変更点
  • 機体を任意の方向へ急加速・急旋回させるクイックブースト
  • 実弾兵器の威力を大幅に減衰させるプライマルアーマー
  • 機体の荷重や空力を調整するスタビライザーの追加
  • オーバードブーストの標準装備
  • 従来のロックシステムから半オートロックシステムへの移行
  • 慣性や加速度、抵抗や空力などの新たな概念の追加によって地上ブーストの速度が下がり空中でのブースト速度が上昇
  • メイン、サイド、バック、OBの4個にブースターが分かれ、前後左右の速度に差をつける事が可能に
  • 熱量は撤廃され、プライマルアーマーに関わるパラメータなどを追加
  • APがついに10000をはるかに超え5桁の大台へと足を踏み入れた但しそれに合わせて武器の火力もインフレし、それ以前の時代より機体自体はもろくなっている



○ストーリー

政府が政治力を失い、テロが横行し貧困が蔓延する世界。
頻発するテロや暴動を鎮圧、秩序を回復するために、軍隊はより強力に、より高度に機械化され、軍に兵器を提供する軍産複合体たる企業も、その影響力を強めていった。
加速していく世界や政府の衰退。経済システムの危機。
それらを打開し新たな統治体制確立のため、実質的最高権力組織となっていた6つの企業組織が全世界の政府に対して、全面戦争を開始した。

後に『国家解体戦争』と呼ばれるこの戦争は、企業側が投入した最新鋭兵器、特に、コジマ技術などの最新技術を盛り込んだわずか30機にも満たない新型AC(ネクストAC)が決め手となり、数多くの国家軍隊はなすすべもなく壊滅。
勃発からわずか一ヶ月程度で、企業側の圧倒的勝利で終結した。
これにより、企業による統治が開始。
企業による新たな統治体制が開始されてから5年後、世界は様々な問題を内包しつつも表面上での安定を保っていた。

国家が解体した後、企業は資本主義をベースにした社会主義のような体制を作り出し、人々を支配するようになる。
賢明なる経済主体たる企業が資源と市場を独占し、裕福な生活は一部の特権身分である企業関係者のみに許され、一般市民は「コロニー」という集団生活の場に押し込められたまま糧食を得る為だけの労働に従事し続けるしかなかった。
企業同士が水面下で憎み合い、人々に無気力が蔓延する世界……。
これを
『パックス・エコノミカ(経済による平和)』と呼ぶ。

一方、鬼才イェルネフェルト教授が開発した数々の先端技術を主産業としていたコロニー『アナトリア』。
しかし教授の死と技術流出が重なり、深刻な経済危機に陥っていた。

教授の跡を継いでいた指導者、エミール・グスタフは教授の愛娘フィオナ・イェルネフェルトに国家解体戦争で重傷を負い、命を救われた男――伝説的なAC乗り(レイヴン)を利用し、傭兵稼業を開始することを決定する。

この時従来のACを凌駕し、強力な機動兵器となっていたネクストの運用には、パイロット(リンクス)にAMS適性と呼ばれる特別な才能が必要であり、フィオナの助けた男には、僅かながら適性が発見されたのだ。

だが、運用に必要なAMS適性が低い主人公には凄まじい精神負荷が掛かる。フィオナはそれを知りつつも主人公を利用しなければならない事に心を痛めていた。


かくしてアナトリアのため、恩人であるフィオナのために主人公は戦いに身を投じることになる。


○主な登場人物

●主人公(アナトリアの傭兵)
リンクスNo.39。かつては『伝説』とまで言われた腕利きのレイヴン
国家解体戦争で重傷を負うが、フィオナによって命を救われリンクスとして再び戦いに赴く。
シリーズ恒例だが、作中では名前が明かされない。
所属するコロニー名から「アナトリアの傭兵」、もしくは過去の経歴から「レイヴン」と呼ばれている。

AMS適性は決して高くはなく、主に戦闘経験を理由にリンクスに抜擢された。
このため敵からは「時代遅れ」だの「旧時代の遺物」だの「雑種」だの散々馬鹿にされ、味方にさえも「置物」と言われることがある。

だが彼らは後に思い知る事になる。
自分たちが生み出した悪魔と、傷ついた鴉の恐ろしさを。


フィオナ・イェルネフェルト(CV:坂本真綾
今作のオペレーター。ネクスト関係の研究者であるイェルネフェルト教授の娘で、主人公の命の恩人。
アナトリアの為に主人公を利用することに負い目を感じており、傭兵として過酷な戦いに臨むその身を案じている。

作中何度も主人公をいたわる発言があり、声もあいまって多くのプレイヤーを萌えさせた。
しかしオペレーターとしては素人らしく、明らかに形がトレーラーな輸送車のことを輸送機と言ったりしてプレイヤーを惑わせる。


●エミール・グスタフ(声:沢木郁也)
故イェルネフェルト教授の部下。教授亡き後、コロニーアナトリアの全権を担う。ネクスト技術者であったが、むしろ政治家として才能を発揮する。チャプターごとのストーリーは老いた彼の回想。
経営危機に陥ったアナトリアを立て直すため、技術研究用に所有するネクスト機体を用いた傭兵業を発案、主人公に計画への協力を依頼する。


ジョシュア・オブライエン(声:中田譲治
フィオナの知人で軽量2脚型ネクスト「ホワイト・グリント」を駆る傭兵。コロニー「アスピナ」に属する。
リンクスNo.は40で、登録ナンバーは最も新しいが、かつてはAMS技術の被検体であった為、高いAMS適性と長いネクスト搭乗歴をもつ。
主人公とは時に味方、時に敵として度々戦場で相見える。
企業専属ではないため、機体はあらゆる企業パーツの混成となっている。

機体は高機動戦重視の軽量タイプ
アサルトライフルにレーザーブレード、肩にレーザーキャノンと少々火力不足
正式な名前は「ジョシュア・O・ブライエン」。


アマジーグ(声:小野大輔
ホワイトアフリカの反体制組織「マグリブ解放戦線」に所属するリンクス。
軽量二脚型イレギュラー・ネクスト「バルバロイ」を駆る。
味方をコジマ汚染に晒さないようにするため単独で戦い続け、マグリブ解放戦線内では英雄とまで呼ばれる。
AMS適性が低い彼がネクストを操縦するには致命的な精神負荷を伴うが、寧ろそれを受け容れることで高い戦闘力を引き出している。

その格好良さ、キャラクター背景から彼が主人公でも物語は成立すると思われる。
だがそれを真っ向から潰すのがACである。

キャラの紹介から中年から壮年の男性のようなイメージを受けるが、声はかなり若い。



  • 登場企業

GA陣営

レイレナード陣営


ジョシュア「こちらホワイト・グリント。リンクス、ジョシュア・オブライエンだ。Wiki篭り、活躍は聞いている。追記修正、よろしく頼む」

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最終更新:2021年07月09日 14:10