砕蜂(BLEACH)

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砕蜂(BLEACH) - (2016/01/18 (月) 06:03:57) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2011/08/14(日) 14:30:24
更新日:2024/03/18 Mon 16:37:47
所要時間:約 9 分で読めます





死ぬためにたたかうのではない

生きるためにたたかうのだ





砕 蜂 
ソイ フォン

[職業]死神
[肩書]瀞霊廷護廷十三隊二番隊隊長
    隠密機動総司令兼第一分隊「刑軍」統括軍団長

 [羽裏色]琥珀
 [身長/体重]150cm/38kg
 [誕生日]2月11日
 [斬魄刀]雀蜂(すずめばち)
  〔解号〕尽敵螫殺「雀蜂」
 [卍解]雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)
 [CV]川上とも子桑島法子


漫画『BLEACH』の登場人物。



 概要


護廷十三隊二番隊隊長にして、隠密機動総司令官。

外見はどう見ても少女であり、身長も日番谷冬獅郎に次いで低い。常に無表情で他人に対して冷たい。
初登場は市丸ギンの独断行動を糾弾した隊首会の場面。隊長達の口論を見て「下らん…」とつぶやいていた。
その後最終決戦の直前まで1年以上出番はなかったが、
ジャンプ本誌で名前が紹介されたり、当時の公式サイトでカラーイラストが掲載されたり、地味に優遇されていた。

本名(幼名)は蜂 梢綾(フォン シャオリン)。
代々暗殺を担う下級貴族、蜂家に生まれ、幼い頃から既に実戦に身を投じてきた。その時に五人居た兄は全員帰らぬ人となっている。
砕蜂というのは曾祖母の使っていた通名で、隠密機動に入隊した時に本名は捨て、これを名乗るようになった。

本編から100年ほど前、当時の隠密機動総司令官であった四楓院夜一にその実力を買われ、部下として隠密機動に入隊。
四大貴族の一角、四楓院家の当主でありながら当時白打最強であった夜一に、憧れを越えて敬愛にも似た感情を抱いていた。
しかし、当時起こった死神消失事件(後に藍染の陰謀と判明)による浦原喜助の逃亡を幇助したとして、夜一は死神界を追放されてしまう。
このことで裏切られたと誤解した砕蜂は夜一を憎むようになり、いつか彼女を自らの手で捕まえると誓いをたて、その執念から隠密機動総司令官に上り詰めた。

かつての上司であった夜一とは、長年の妄執を振り切ったからか、尸魂界篇終了後はいくらか物腰が柔らかくなっている……というよりか、夜一にデレ始める。
二番隊隊長の座を譲り渡して夜一を引き戻そうとしたり、自分と夜一専用の通信機のデザインを女性死神協会へ持ち込んだり……。
もはや敬愛とか通り越して百合ん百合んな展開に、ハートキャッチされた読者は多い。
惜しむらくは本編ではなく、アニメ版や小説、カラブリでの番外編でこれらのデレが披露されたとこであろう。
また、ゲームでは夜一と一緒に風呂に入った一護を抹殺しようとした。




 能力

◇─ 斬魄刀「雀蜂」(すずめばち)

解号は『尽敵螫殺』(じんてきじゃくせつ)。読めん。
解放すると刀が右手と一体化し、中指の位置から針状の刃が出現する。
能力は『弐撃決殺』。対象に攻撃を加えるとその部分に『蜂紋華』と呼ばれる紋様が出現し、再度その部分を攻撃することで対象を死亡させることができる。
要はアナフィラキシーショック。
以前は蜂紋華の出現に時間制限があったが、現在ではその弱点も克服している。
ジオ・ヴェガ戦では心臓を別方向から瞬時に二突きすることで殺害した。つーか一撃で死ぬだろ、それ。
しかし強大な霊圧を持つものなら能力を押さえ込めるらしく、藍染には通用しなかった。
最もこれも鏡花水月の幻覚である可能性もあるし、そもそも砕蜂は本来3日に一度しか撃てない卍解を二発撃ったせいでかなり消耗していたが。 

『斬魄刀異聞篇』で実体(擬人)化した雀蜂は妖精サイズの女の子(CV:辻あゆみ)で、性格はオシャレとイケメンが好きなまさに雀ビッチなギャルだった。
これには砕蜂も本当に自分の斬魄刀かとショックを受けていた。

雀蜂を屈伏させた後、夜一様からなんとお姫様抱っこのご褒美が。

また格闘ゲーム『ヒートザソウル』シリーズの一部の作品では霊圧奥義でこの技を使用出来るのだが、なんと原作通り弐撃決殺が可能なのである。
相手が黒棺を乱発しまくる藍染様だろうが卍解して虚化した一護だろうが夜一様がお揃いのキャミソールを着ていようが問答無用で瞬殺する。(ゾマリだけは帰刃だと何故か無効)
しかも装備によっては開幕からぶっぱなせるため冗談抜きに試合が2.3秒で終わったりする。それもはやゲームっていわn
一撃目は相手の首の上に肩車のように乗り花を着けるカットが挿入され二発目で残HPに関係なくKO。
そのまま首の骨折ればいいじゃんとかいってはいけない。


◇─ 卍解「雀蜂雷公鞭」(じゃくほうらいこうべん)
卍解すると右腕が巨大な砲台状になり、顔部分を守る盾も出現する。モンハンのランスを思い浮かべると分かりやすいかも。
その能力は『ミサイル発射』。いやマジで。
右腕から超強大な威力を持つミサイル状の物質を発射し、辺り一帯を殲滅する。
しかし本人曰く「矜持に反する」卍解で、雀蜂に比べて重すぎるため砕蜂の武器であるスピードが生かせず、巨大すぎて隠密に適した小さな体が隠せず、
そして攻撃は暗殺をするには派手すぎる。
その上、反動が凄まじいため、銀条反という鉄で編まれた帯をビルに何重と巻き付けて重しにするなどしないと、反動で砕蜂自身が吹き飛ばされる。
このように、砕蜂の良さをとことんまで殺している武器。

おまけに卍解自体、通常は3日に一度使うのが限度らしい…。

というか、近接戦闘の得意な砕蜂に遠距離武器って……。
さすがに卍解だけあって威力は折り紙付きだが、犠牲にするものがあまりにも多く、その釣り合わなさになん…だと……?となった読者は多い。
始解のほうがつよくね?とか言ってはいけない。
一応始解とのつながりを挙げるならば、『一撃必殺』と言える。


◇─ 無窮瞬閧(むきゅうしゅんこう)

「見えざる帝国」の侵攻に備え、斬魄刀無しでも闘えるよう考案された技。
「瞬閧」を改良しより長時間発動できるようにしたもの。
本人は自身を「風」に喩えドヤ顔していたが、全然通用しなかった。



 活躍


◇─ 尸魂界篇

双極破壊に荷担した浮竹の部下を処断しようとするが、そこに夜一が乱入。かつての上司と相見える。
既に実力は夜一以上になっており、終始夜一を圧倒するが、夜一の奥の手、『瞬閧(しゅんこう)』の前に敗れる。
敗北を悟り、それでも戦おうとするが、かつての感情を抑えきれず、本音を吐露しながら泣き崩れた。

「なぜ私を連れて行ってくれなかったのです……夜一様……!」

この時の泣き顔でハートキャッチされた読者は多い。

その後は夜一と和解し、本性を表した藍染を見事なコンビネーションで捕らえるが、あと一歩のところで取り逃がす。


◇─ 破面篇

空座町での決戦にて登場。
第二十刃、バラガンとその従属官、ジオ・ヴェガと戦う。ジオ・ヴェガ戦では最初苦戦したが、後に難なく撃破(この時の苦戦の理由は謎。本当に謎)。
しかし、バラガン戦にて左腕を失う重傷を負う。
起死回生の望みを託して卍解を放つも、禁断のセリフ「やったか?」を呟いたためにバラガンを倒しきれなかった。
なんとか『仮面の軍勢』のハッチの力を借りてバラガンには勝利するも、他の隊長と共に藍染に敗れた。

その後、破面編エピローグに1コマも登場しなかったが、死神代行消失編ラストに登場。髪型がジャギーになっていた。
ちなみにこの場面では左腕の様子が分かりにくいが、技術開発局のおかげでちゃんと治ったとのこと。


◇─ 千年血戦篇

侵攻してきた「見えざる帝国」と交戦状態に入り、「星十字騎士団」の一人であるBG9と交戦。
卍解を披露するがまんまと奪われてしまい、敗北する。
その後、修行して卍解無しでも闘えるようにしようとしたが、結果は先述の通り。
しかし浦原が開発した侵影薬のおかげで卍解を取り返すことに成功し、改めてBG9を吹っ飛ばした。

以降の消息は不明。







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