砕蜂(BLEACH)

登録日: 2011/08/14 Sun 14:30:24
更新日:2024/03/18 Mon 16:37:47
所要時間:約 9 分で読めます






死ぬためにたたかうのではない

生きるためにたたかうのだ



砕 蜂 
ソイ フォン

[職業]死神
[肩書]瀞霊廷護廷十三隊二番隊隊長
    隠密機動総司令兼第一分隊「刑軍」統括軍団長

 [羽裏色]琥珀
 [身長/体重]150cm/38kg
 [誕生日]2月11日
 [斬魄刀]雀蜂(すずめばち)
  〔解号〕尽敵螫殺「雀蜂」
 [卍解]雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)
 [CV]川上とも子桑島法子


漫画『BLEACH』の登場人物。



 概要



護廷十三隊二番隊隊長にして、隠密機動総司令官。
羽織は袖のないタイプで、帯を羽織の上から締めている。

外見はどう見ても少女であり、身長も日番谷冬獅郎に次いで低い。常に無表情で他人に対して冷たい。
初登場は市丸ギンの独断行動を糾弾した隊首会の場面。隊長達の口論を見て「下らん…」とつぶやいていた。
その後最終決戦の直前まで1年以上出番はなかったが、
ジャンプ本誌で名前が紹介されたり、当時の公式サイトでカラーイラストが掲載されたり、地味に優遇されていた。

本名(幼名)は蜂 梢綾(フォン シャオリン)
代々暗殺を担う下級貴族、蜂家に生まれ、幼い頃から既に実戦に身を投じてきた。その時に五人居た兄は全員帰らぬ人となっている。
砕蜂というのは曾祖母の使っていた通名で、隠密機動に入隊した時に本名は捨て、これを名乗る様になった。

本編から100年程前、当時の隠密機動総司令官であった四楓院夜一にその実力を買われ、部下として隠密機動に入隊。
四大貴族の一角、四楓院家の当主でありながら当時白打最強であった夜一に、憧れを越えて敬愛にも似た感情を抱いていた。
しかし、当時起こった死神消失事件(後に藍染の陰謀と判明)による浦原喜助の逃亡を幇助したとして、夜一は死神界を追放されてしまう。
この事で裏切られたと誤解した砕蜂は夜一を憎む様になり、何時か彼女を自らの手で捕まえると誓いを立て、その執念から隠密機動総司令官に上り詰めた。

嘗ての上司であった夜一とは長年の妄執を振り切ったからか、尸魂界篇終了後は幾分か物腰が柔らかくなった……というよりも、夜一にデレ始める。
二番隊隊長の座を譲り渡して夜一を引き戻そうとしたり、自分と夜一専用の通信機のデザインを女性死神協会へ持ち込んだり……。
最早敬愛を通り越して百合ん百合んな展開に、心奪われた読者は多い。
惜しむらくは本編ではなく、アニメ版や小説、カラブリでの番外編でこれらのデレが披露された事であろう。
また、ゲームでは夜一と一緒に風呂に入った一護を抹殺しようとした。

本編では夜一以外にはこの趣味を悟られないようにしている様子だが、
一護が来たと聞いて駆け付けた後に夜一と一緒でないことに理不尽な文句を言う一幕も。
ちなみに夜一そっくりの弟夕四郎には危ない眼差しを向けていた。


 人物



基本的に夜一以外にはドSで偉そうなキャラなのだが*1、意外にも(?)女性死神協会では自己主張はしても会長や副会長の言う事には普通に従っている。 
護廷十三隊副隊長で部下である大前田希千代には夜一がいつ来てもいい様にと、二番隊舎の改築を自腹でやらせたり、こき使ったりするが稀にデレたりしている。大前田も夜一が好きすぎる部分に呆れているが、隊長としては慕っている。
嘗ての上官だった大前田希ノ進には立場が逆転した現在も敬意を以っており、砕蜂が慕う数少ない人物の一人である。
なお、夜一の失踪に関わっている浦原喜助に対しては憎悪気味。

自分や仲間が巻き込まれなければ冷静だが、私情が絡むと冷静さを保てない、戦闘時には形勢有利と見るやマウントを取りたがるなど、意外とダメダメ問題点がある人物である。
十三隊隊長の中でも第一印象と素の性格のギャップが激しいキャラではないだろうか。

というか彼女の場合、素の性格が決定的に隠密機動に向いていない。
大前田を始めとする部下を見捨てることが出来ず、総隊長が死亡した時も最も取り乱し、非常時の場合は大前田の妹が戦場にいることも平然と容認する。
さらに策が有ったとはいえ、仇敵である藍染にド正面から挑むということをしているし*2、後のBG9との再戦も奇襲出来るタイミングだったのに大前田と大前田の妹を救出するのを先にしている。

挙句に砕蜂とあまり話をしないだろうルキアですら「砕蜂隊長は元々優しい人だ」と断言する程である。
つまり「他者を犠牲にしてでも敵を討て 最悪自分は逃げろ」なのが隠密機動の心得であるが、それに反して他者や仲間を第一にするので、この心得を全く実行出来ない仲間思いの性格をしているのが砕蜂という死神なのである。
ちなみに素の性格も子供ぽくて、女性死神協会で一緒に海に行った時は「楽しかった。また行きたい」という素晴らしい感想文を書いている。(マジで子供か!いやカワイイけどさあ…!)

総司令官就任後に着用している装束は背と肩が露出するホルターネック型で、袖がない代わりに手甲を着用している。
しかしその上から羽織はあんまりなので、羽織に死覇装の袖を付けており、羽織の上から帯を締めて羽織の胸元が浮かないようにしている。
なんせ元が規律にうるさいお堅い性格なので、見た目はキッチリと整えているといった感じ。

では何故このようなエロ装束なのかというと後述の「瞬閧」を使用する際に背中と腕に鬼道(BLEACH)を纏う関係で
夜一が考案したものであるが、砕蜂自身はこの技の存在を知らず、独自に似たような技を研究していた。
ちなみに前期アニメでは夕方放送ということもあり、服装は原作のような露出度が無くなったのだが、最終章アニメは原作完全再現の素晴らしい代物*3になっている。
深夜アニメ万歳!!



 能力



あなたの影は 密やかに
行くあての無い 毒針のように
私の歩みを縫いつける

あなたの光は しなやかに
給水塔を打つ 落雷のように
私の命の源を断つ

(BLEACH18 THE DEATHBERRY RETURNS)



◇─ 斬魄刀「雀蜂(すずめばち)


解号は「尽敵螫殺(じんてきしゃくせつ)〜」。
解放すると手甲となって右腕に装着され、中指に填め込む形で針状の刃が出現する。
能力は弐撃決殺(にげきけっさつ)
対象に攻撃を加えるとその部分に『蜂紋華(ほうもんか)』と呼ばれる紋様が出現し、再度その部分を攻撃することで対象を死亡させる事が出来る。
要は致死性のアナフィラキシーショックを強制的に引き起こす能力。
能力が発動すると蜂紋華が巨大化し、それに飲み込まれるような形で対象が消滅する。

夜一の出奔以前(約100年前)は蜂紋華が出現する時間に制限があったが、現在では一度傷が付きさえすれば砕蜂自身が解除しない限り持続する。
能力発動に二撃必要という手間こそあるが、砕蜂は作中トップとまではいかないものの非常に素早いため、始解で対処できるような相手ならば大概さくっと倒してしまえる。
蜂紋華も地味に高性能であり、基本は黒だが相手の服など裏の色合いに合わせて色が変わるため、ガイドとしては親切仕様。

ジオ=ヴェガ戦では心臓を別方向から瞬時に二突きすることで殺害した。
BLEACHでは体を真っ二つにしたり大穴を開ける程度では平然と生き残ることがあるので『確実な死』は重要である。
死神や破面は首を斬るまで安心出来ず、主人公の一護も背骨で繋がっているだけの状態ですら行動不能なだけで済んでいた。
虚に至っては頭以外、何処が急所か分からない輩が多い。

強大な霊圧を持つものなら能力を押さえ込めるらしく(※藍染談)、藍染には通用しなかった…という話もよく持ち出される。
この話は真偽以前に鏡花水月の完全催眠が掛かっていたせいでアテにならない(※この時の攻撃は明らかに空振り(そもそも刺さる前に掴まれているようにも見える)か相手は雛森(霊圧は大した事ない)で、いずれにせよ二撃出来ていないと思われる)
話通りだとしても、砕蜂は本来3日に一度しか撃てない卍解を二発撃っていてかなり消耗している。

尚、アニメオリジナルや劇場版で原作より先に弐撃必殺を実演してみせている。
劇場版『もう一つの氷輪丸』では夜一様がやったか!?したせいで
敵ボスが「限定空間内に限り時空を自在に操作できる」能力を得ていたために、二撃して一度崩壊した敵幹部が超速再生している。

斬魄刀異聞篇』で実体(擬人)化した雀蜂は妖精サイズの女の子(CV:辻あゆみ)で、性格はオシャレとイケメンが好きな、正に絵に描いた様なギャルだった。
これには砕蜂も本当に自分の斬魄刀かとショックを受けていた。*4
雀蜂を屈伏させた後、夜一からなんとお姫様抱っこのご褒美が。

格闘ゲーム『ブレイドバトラーズ』でも砕蜂の超必殺技及びスペシャルアタックとして使用可能。
超必殺技版は一度当てた相手にマーカーが付き、二発目を当てると即死させることができる技。
スペシャルアタックの方は恐ろしく出が遅く、非常に当てにくいが当たりさえすれば一撃必殺という本作最強の威力を誇る。
……とまぁゲームバランス的にはそこそこ妥当な調整が施されているのだが、本作には「刀狩り」という独自システムがあり、条件を満たすと特定キャラのスペシャルアタックを自分のものとして使えるようになる。
基本的にほとんどのキャラは演出が変わるだけで始動技の判定は変わらないので、「一護版千本桜景義」とか「白夜版月牙天衝」とか見れるだけのお楽しみ要素なのだが、唯一砕蜂のスペシャルアタック絡みだけで問題が生じている。
砕蜂が刀狩りすると、スペシャルアタックが夜一のものになるのだが、なんと当てにくさはそのままに一撃必殺能力だけが失われる完全劣化版になってしまう。
一方夜一が刀狩りすると、こちらは逆に砕蜂のスペシャルアタックをコピーするので、当てやすさは夜一のままで一撃必殺能力のみ受け継ぐというとんでもないことに。
能力だけを考えるなら、刀狩り砕蜂・非刀狩り夜一を使う意味がまるでないということに……。

また格闘ゲーム『ヒートザソウル』シリーズの一部の作品では霊圧奥義でこの技を使用出来るのだが、なんと原作通り弐撃決殺が可能なのである。
相手が黒棺を乱発しまくる藍染だろうが、卍解して虚化した一護だろうが、例え夜一がお揃いのキャミソールを着ていようが問答無用で瞬殺する。
しかも装備によっては開幕からぶっ放せるため、冗談抜きに試合が2.3秒で終わったりするのも珍しくない。
一撃目は相手の首の上に肩車の様に乗って蜂紋華を着けるカットが挿入され、二発目は背後に回ってからの突きで残HPに関係なくKO出来る。
ただし、初撃が投げ技判定なのか、帰刃したゾマリのように投げ技を無効化する相手には通用しない。

ちなみに砕蜂は原作で4人と対峙しているが、この技が成功して倒した相手はジオだけである。
夜一には二撃目を打ち込むのに躊躇して敗北、バラガンとBG9には一撃目すら届かない有様だった。
近接攻撃かつ一発自体の威力は低いため、極端に硬くて刃が通らない相手や接触するだけでも危険な相手には役に立たない。
更に相手に接触しに行かなければ効果がないため、近付いたタイミングを範囲攻撃で狙われれば回避は難しく、持ち前の速さも活かせない。
…と、結構使いどころを考えないと隙が多い斬魄刀だったりする。
まあ即死系は大抵成功しないのは創作物のお約束ではあるんだが、もうちょっとこう見せ場をですね、師匠……
ちなみに原作以外のアニメやゲームのストーリーだと結構成功してます。


◇─ 卍解「雀蜂雷公鞭(じゃくほうらいこうべん)


卍解すると右腕に巨大な砲台状の装甲が装着され、顔部分を守る盾も出現する。
その能力は『ミサイル発射』で、砲台から超強大な威力を持つミサイル状の刀身を発射する。
ミサイルは着弾すると凄まじい規模の爆発を起こし、辺り一帯を殲滅する。

しかし本人曰く「隠密機動の矜持に反する」卍解で、ミサイルが余りにも巨大で重過ぎるために砕蜂の武器であるスピードが活かせなくなる。
隠密に適した小さな体を隠すこともできず、そして攻撃は暗殺というには派手すぎる*5
その上、発射の反動も凄まじく、「銀条反」という鋼鉄で編まれた帯をビルに何重と巻き付けて重石にする等しなければ、反動で砕蜂自身が吹き飛ばされてしまう。
この様に、威力こそ高いが砕蜂の良さをとことんまで殺している武器。

おまけにこの卍解自体、通常は三日に一度使うのが限度と非常に燃費が悪い。
このスパンを無視して発動することはできるが、立て続けに使っても十分な力を発揮できないまま過度に消耗しかねない。
ただ最終章では銀条反も使わずに撃とうとしたり、満身創痍の状態で撃ったり、全快してないにもかかわらずに一日の内に自然と二度目を撃とうとしたりしているので、反動や負担がある程度軽減されていると思われる描写が度々ある。
アニメ版では大前田が抱えていたとはいえ、撃った時の反動すらあまりない描写もある。*6

流石に卍解だけあって威力は折り紙付きだが、上述した通り犠牲にするものがあまりにも多く、その釣り合わなさに呆気に取られた読者は多い。
分かる人は多いだろうが念のために始解との繋がりを挙げるならば、『弐撃決殺』から『一撃必殺』になったと言える。

こちらは対照的な広範囲に影響する遠距離超火力攻撃なので、使い分けを考えた場合はバランスが良いとも言える。*7

ちなみに読者にも砕蜂本人的にも微妙な評価の卍解なのだが、ハッチとの連携でバラガンを負傷させたり、BG9を戦闘不能にさせたりしているので、ハッキリ言って始解よりよっぽど活躍してたりする。


◇─ 無窮瞬閧(むきゅうしゅんこう)


「見えざる帝国」の侵攻に備え、斬魄刀無しでも闘えるよう考案された技。
「瞬閧」を改良し、より長時間発動出来る様にしたもの。
本人は新たな戦術として自信満々だったが、敵の予測範囲内だったこともあり、全然通用しなかった。
そもそも夜一から「早すぎる」と評された技で、夜一の足元にも及ばないレベルだったので、数年程度鍛えて技を完成させただけだと強敵との実戦で未だ使いものにならない事は明白であろう。
卍解も修得するまでに数十年、そこからさらに使いこなせるようになるまでにさらなる修行を要するため、意外と辻褄の合う描写ではあったりする。

しかしこの技があることで、始解を活かせない相手や破壊力が必要な長期戦でも十全に能力を発揮できるため、強化の方向性としては何も誤ってはいない。
砕蜂の場合、始解は近接戦向き、卍解は燃費の悪い遠距離一撃必殺なので、中遠距離で破壊力が必要なこの技は十分に補完として役に立つ。
卍解の代用にならなかった理由は砕蜂の技が発展途上というだけであり、鍛え上げれば斬魄刀なしで強敵と渡り合えるようになる技であることは夜一や夕四郎が証明している。
ちなみに使用者によって纏う力が変わるという斬魄刀のような特性があり、砕蜂の場合は「風」のような力を纏う*8


 活躍



◇─ 尸魂界篇


双極破壊に荷担した浮竹の部下を処断しようとするが、そこに夜一が乱入。かつての上司と相見える。
既に実力は夜一以上になっており、相手に迫る為にあえて耳元で解号したり、終始夜一を圧倒し、
最後に独学で習得した白打と鬼道を練り合わせた新技で決着を付けようとしたが、
夜一も同じ技を『瞬閧(しゅんこう)』として学んでおり(大胆な衣装はその為のものだった)、その完成度の前に敗れる。

敗北を悟りつつも戦おうとするが、彼女の態度に感情を抑えきれなくなり、本音を吐露しながら泣き崩れた。

「なぜ私を連れて行ってくれなかったのです……夜一様……!」

この時の泣き顔で心打たれた読者は多い。
入団時の姿や素敵衣装と貧乳の組み合わせ等の時点でしてやられた読者も数知れない。


また、実は最初から怒ってはいても殺る気はなかった可能性(逮捕に止めたかった)は結構高い(作中を見る限り、明らかに二撃は狙っていない)。
更に、夜一は明らかに手を抜いており、砕蜂が瞬閧を出すまで本気で戦っていなかったことがわかる。

その後は夜一と和解し、本性を表した藍染を見事なコンビネーションで捕らえるが、
当然藍染はその程度の事態等織り込み済みだったので、あと一歩の所で取り逃がす。


◇─ 破面篇


空座町での決戦にて登場。
第二十刃、バラガンとその従属官、ジオ・ヴェガと戦う。
ジオ・ヴェガ戦では最初苦戦しているが、これは破面の実力と能力を直に分析する為のお芝居で、その後は難なく撃破。

しかし、バラガン戦にて左腕を失う重傷を負う。
起死回生の望みを託して卍解を放つも、バラガンを倒し切れなかった。
如何にか『仮面の軍勢』の有昭田鉢玄(ハッチ)の力を借りてバラガンにダメージを与え、最終的にハッチの力によって勝利するも、他の隊長と共に藍染に敗れた。

その後、破面編エピローグに1コマも登場しなかったが、死神代行消失編ラストに登場。髪型がジャギーになっていた。
因みにこの場面では左腕の様子が分かりにくいが、技術開発局の最先端の再生医療?!おかげでちゃんと治ったとの事。


◇─ 千年血戦篇


侵攻してきた「見えざる帝国」と交戦状態に入り、「星十字騎士団」の一人であるBG9と交戦。
卍解を披露するがまんまと奪われてしまう。
アニメで補足されたが、案の定機械人形であるBG9に対して雀蜂は二撃目は愚か、最初の一撃すら火力不足で刺さらなかったのである。
ただ卍解を奪われはしたが、戦闘不能にならず負傷した程度でなんとか戦闘を終えている。

第一次侵攻後は山本元柳斎が死亡したことで、精神的にも限界が来ていたのか最も取り乱してしまい、報告係にきつく当たってしまう。
気持ちは良く分かるが、それでも拳西や狛村京楽の言っていた通り隊長として良くない行動なのは、誰の目から見ても明らかだろう。
その後に登場した零番隊にも怒りをぶつけてしまうが、麒麟児に「お前らは護廷なのに護れないから俺たちに縋るのか」(意訳)と反論されてしまった。
ただこの時の零番隊登場にも(空気を読まないという)問題があり、護廷側からすれば零番隊の真意や目的、存在理由も分からず、挙句に瀞霊廷に干渉しないどころか壊滅した後に「護廷を立て直す」なんて言われれば彼女でなくとも怒るのは当然である。
なので前述の取り乱しと違って、こちらの方は真っ当な怒りである。*9

その後、修行して卍解無しでも闘える様にしようとしたが、結果は先述の通り瀕死に。
しかし浦原が開発した侵影薬のおかげで卍解を取り返すことに成功し、改めてBG9を吹っ飛ばしたが、
それまでのダメージが祟って意識不明の重体に。

真世界城突入前には取り敢えず治療を受けて復帰したが、突入後は直ぐに行方不明に……。
恐らくリジェに狙撃されたのだと思われる。
副隊長も残っているのに何故?と思われるかもしれないが、
一緒に突入した隊長の中では最も重傷を負っていたのでそのせいだろうか?
一応他の負傷者のフォローをしていたと考えてもおかしくはない。


最終話では無事に隊長をしている姿を確認できる。
規律を大事にしているので隊首会に遅刻した剣八に対して怒っていたが、
これは剣八が方向音痴の言い訳で「瀞霊廷を一周して来た」と言っていたのでツッコミが入って当然である。








追記・修正宜しくお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • BLEACH
  • 川上とも子
  • 桑島法子
  • 隊長
  • 護廷十三隊隊長
  • 隠密機動
  • 刑軍
  • 百合
  • ガチレズ
  • 貧乳
  • 横乳
  • 夜一の嫁
  • 夜一様大好き
  • ツンデレ 夜一にはデレデレ
  • 弐撃決殺
  • アナフィラキシーショック
  • 大前田は下僕
  • 敵は浦原
  • 夜一ヒロイン
  • 雀蜂
  • 砕蜂
  • デレ→ツン→デレ
  • 護廷十三隊
  • ミサイル
  • 割と感情的
  • カワイイ
  • 素の性格は子供
  • 二番隊
  • 二番隊隊長

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月18日 16:37

*1 カラブリも参照

*2 藍染もこれには半場呆れて、正面から挑むなど隠密機動どころか後ろからの奇襲が主である死神としての戦い方にすら反すると苦言を呈している

*3 というか横からのアングルを追加したりと、原作より更に露出度を強調するような描写すらある

*4 具象化した雀蜂とは卍解習得時に会っているはずだが、『斬魄刀異聞篇』では外的要因で暴走させられたためにその時とは違う姿となっている

*5 使い勝手は兎も角として派手でも『暗殺』は一応成立する。

*6 バラガン戦では大前田も吹っ飛ばされ、銀条反すら切れるほどだった

*7 本人の言葉通り職務に向かない事に対してはフォローしようがないが、実際バラガンの様な接近戦を仕掛けられない相手や無生物だと始解ではどうしようも無い

*8 夜一は「雷」で夕四郎は「炎」

*9 この辺は他の隊長格も思うところがあったのか特に砕蜂を咎めても止めたりもしていない