スポンジボブ・スクエアパンツ

登録日:2010/03/24 Wed 18:43:57
更新日:2025/05/20 Tue 23:41:32
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準備オッケー!!!



『スポンジ・ボブ(SpongeBob SquarePants)』とは1999年から放送を開始したアメリカのコメディアニメ。または作中に登場する主人公の名前。

+ 目次

【概要】

アメリカ人海洋学者スティーヴン・ヒーレンバーグ(Stephen McDannell Hillenburg)が制作したニコロデオンのテレビアニメ。スポンジ・ボブとその仲間たちが海底都市ビキニタウンで巻き起こす様々な出来事を描く。
1999年5月1日の第12回ニコロデオン・キッズ・チョイス・アワードで公開された後、同年7月17日に正式に放送が始まった。当初は6回分(12エピソード)で終わる予定だったが、ひと月もせずにポケモンを抜いて土曜朝の大人気アニメに躍り出た。以来、2024年現在まで14シーズンが放映された。
その人気は凄ましく、2001年末時点の週間視聴者数は1500万を超え、アメリカのテレビアニメ史上最高の視聴率を記録した。しかもそのうちの3分の1が成人であることからさまざまな世代に親しまれたアニメとも言える。まさにニコロデオンの代表的なカートゥーン作品。-もはやニコロデオンにとって誇りなのはスポンジ・ボブだけである*1
特徴として、『ニューヨーク・タイムズ』の記者ジョイス・ミルマン(Joyce Millman)の言葉を借りるなら「子どもを混乱させない程度に巧妙で、大人を退屈させない程度に間抜けだ」。マヌケなキャラクターの言動と成長しないとわからない高度なジョークがうまく融合した作品なのである。
ただし、脳みそむき出しといった独特のグロ描写が多いので特に日本人にとって好き嫌いは大きく分かれる*2。また、展開が早めで外国特有のネタも含まれるため「ついていけない」などと評価されることも少なくない。というか、ほとんどの人はCMの影響もあって何となく「頭のおかしいアニメ」ぐらいのものと考えているんじゃなかろうか?

【主な登場人物】

括弧内は日本語版の担当声優。

メインキャラクター(主役)

ヒーレンバーグが海洋研究所の講師時代に制作した10のキャラクター。
  • スポンジ・ボブ(鶴博幸→松野太紀→宮田幸季)
「準備オッケー!!!」
本名スポンジボブ・スクエアパンツ(SpongeBob SquarePants)。つまり「スポンジボブ」がひとつの名前(ファーストネーム)…なはずなのだが、日本語版だとなぜか本名であるかのような表記がなされている。これはおそらく訳者が「スクエアパンツ」を名前の一部と認識していなかったことによる誤訳だと思われる。
本作のタイトルにして主人公。子供っぽくて、陽気で、働き者で、マヌケで、時々不器用な黄色海綿。海底都市ビキニタウンで、ペットのカタツムリのゲイリーと一緒にパイナップルの家に住んでいる。カニカーニのフライ係として働き、卓越した腕前を見せるとともに心から楽しんでいる。夢であるボート*3免許を取得するためボート教習所に通うも、緊張からスピードを出しすぎて建物に衝突するといった無謀な運転を繰り返し、毎度不合格をもらう。親友のパトリックと一緒に過ごすのが大好き。

  • パトリック(谷育子→かぬか光明、長嶝高士(劇場版1))
「ねえねえマヨネーズも楽器でしょ?」
本名パトリック・スター(Patrick Star)。スポンジ・ボブの隣の、石の下にある砂でできた家に住んでいる。スポンジ・ボブの大親友。世間知らずで、マヌケで、太り気味のピンク色のヒトデ。不潔で食いしん坊。なんでも食べる。腐った生ゴミでも平気で食べる。
『パトリック・スター・ショー』という外伝作品の主人公でもある。
なお、谷が演じていた頃のパトリックは思春期前ともいえる高音ボイスで他言語版の低音ボイスと大幅に異なる。そのため谷の声に慣れた人が原語版を聞くとびっくりされやすい。一方で他言語版に慣れた海外のファンが日本語版を聞くときも驚く。時には「パトリックは女の子だった」「アニメ化」などと揶揄されることも。
シーズン9からはかぬかが演じている。こちらは英語版と同じく低い声で声色も似通っている。

  • イカルド(納谷六朗→上田耀司)
「まぬけ」
本名イカルド・J・クインシー・テンタクルズ(Squidward J. Quincy Tentacles)。スポンジ・ボブとパトリックの気難しい隣人であり、イースター島のモアイの頭みたいな家に住んでいる。カニカーニのレジ係。自称「芸術家」にして「音楽家」で、自画像を描くこととクラリネットを演奏することが趣味。でも周りからは酷評だらけ。
イカルド」とあるが、タコ。「Jeffy T's Prankwell Emporium」によれば父親がいたずらのつもりで名付けた名前だとか。実際イカは10本の手足があり、イカルドよりもはるかに多い。8本の手足を与えるのはあまりにも負担が大きく、アニメーション化が困難であると考えたため、通常は6本の手足で描かれている。
非常に皮肉屋で、わがままで、生意気で、内向的で、頑固。スポンジ・ボブに対するいらだちとカーニのケチさのせいで、仕事が嫌い。スポンジ・ボブは隣人でもあるため、常に頭を悩ませている。パトリックにしても迷惑を被る立場にあり、嫌っている。

  • カーニ(奥田啓人)
「どうも、お金大好き」
本名ユージーン・ハロルド・カーニ(Eugene Harold Krabs)。娘のパールと錨の家に同居するレストラン「カニカーニ」のオーナー。言い換えるとスポンジ・ボブとイカルドの上司。結構繁盛している。
異常ともいえるほどにお金への執着心が強く、従業員や娘よりもお金を優先する描写も多い。お金のためならビキニタウンの住民が全員死のうが気にしない。おそらく世界で一番有名な守銭奴かもしれない。こんなキャラなのでミームだと使用者・営利法人・資本主義の権化としてあてがわれることが多い。
ライバルはプランクトンとカレンが経営するエサバケツ亭。プランクトンとカレンはカニカーニを大成功に導いた「秘密のレシピ」を盗もうと常に企んでいる。そのためプランクトンが何か不幸に見舞われるのが好きである。
日本語版メインキャラクターのなかではシリーズ初期から声優が変わっていない唯一のキャラクターである。

  • プランクトン(小木曽裕子→松浦チエ、チョー(劇場版1))
「ようカーニ!今度こそカーニバーガーの味の秘密を盗み出しこの店をぶっ潰してやるぜ!俺は大卒なんだ!」
本名シェルドン・J・プランクトン(Sheldon J. Plankton)。緑の体に一つ目のプランクトン。かなり小さく、スポンジボブの足首くらいまでしかない。コンピューターの妻カレンとともに「エサバケツ亭」を営む。しかし魚の肉から作られた餌を売っているためまったく人気がない。
基本的に作品の悪役ポジションとして登場する。ただし『プランクトン: ザ・ムービー』では主人公を務める。また、アンチヒーローの立場として視聴者の共感を集める役割も担う。
ライバルであるカーニが経営するレストランが繁盛していることを軽蔑している。プランクトンの最大の目的はカーニバーガーの秘密のレシピを盗み出し、カーニを廃業に追い込むこと。その試みは常に失敗する。
なお、やけに大卒を自慢するセリフが多いが、スポンジ・ボブやパトリックなども大学に通ったことがある。卒業できたかどうかまでは不明だが。
こちらもパトリックと同じく英語版と日本語版で声優の性別・声の高さが違う。

  • カレン(谷育子→高橋里枝)
「プランクトン:1%悪知恵99%ガス」
本名カレン・プランクトン(Karen Plankton)。名前はスティーブン・ヒレンバーグの妻カレン・ヒレンバーグから。英語版声優はスポンジ・ボブ役のトム・ケニーの妻ジル・タリーが担当。エサバケツ亭に住む高性能防水スーパーコンピューター。プランクトン夫人として夫の悪事に加担する相棒。『プランクトン: ザ・ムービー』の悪役。
スパコンなだけあって聡明で分析力に優れる。壁の巨大モニターと移動可能なキャスター付きコンピューターの二形態で登場する。一応エサバケツ亭のシェフ兼レジ係。

  • サンディ(小木曽裕子→松浦チエ)
「たとえバーベキューやピーカンパイがなくても、すてきな仲間がいるところをふるさとっていうのよね」
本名サンドラ・ジェニファー・オリビア・「サンディ」・チークス(Sandra Jennifer Olivia "Sandy" Cheeks)。テキサス出身のメスのリス。英語版はテキサス訛りが強い。愛郷心が強くテキサスを馬鹿にされるとガチギレする。
水中で呼吸ができないため海中では空気の入ったヘルメットと宇宙服のようなものを身に付けている。サンディの家はガラスで覆われたツリードーム。
スリルを求める性格でエクストリームスポーツとカラテが大好き。科学者として働いている。ツリードームに自身が着用するスーツとヘルメットは全部自作。

  • パフ先生(谷育子→高橋里枝)
「どうしてスポンジ・ボブ?」
ペネロペ・「ポピー」・パフ先生(Mrs. Penelope "Poppy" Puff)。スポンジボブが通っているボートの教師であるセーラー服を着たフグの女性。運転者としても教官としても一流で、数多くの生徒を合格に導いた…スポンジ・ボブを除いて。いつもスポンジ・ボブの危険運転によって酷い目に遭わされている。
ヒレンバーグは彼女を番組史上「最も重要な」キャラクターと呼んでいる。というのも、製作段階でニコロデオンはスポンジ・ボブを子どもとして学校に通う設定にするよう希望していた*4が、ヒレンバーグは嫌がっていた。ヒレンバーグは妥協案としてパフ先生を追加し、スポンジ・ボブを教習所の生徒とする案を提示し決着した。パフ先生はヒレンバーグの講師としての経験が注入されたキャラクターなのである。

  • パール(谷育子→高橋里枝)
本名パール・カーニ(Pearl Krabs)。錨の家にクラスカーニの娘のクジラ。なぜカニからクジラが出てくるかというと、多くの種族を登場させたいヒレンバーグのアイデアから。クジラは本来海中での呼吸ができないはずだが。
なお、公式(「SpongeBob SquarePants Trivia Book」)には母親の影響を強く受けた結果、娘はクジラとして生まれたとする。その母親は今まで作中に一度も出てきておらず、また作者が生前登場に反対していたため今後も登場しないだろうと思われる。
カーニは将来娘に事業を継承したいと考えているようだが、パールは父親の金好きな性格に呆れており、家督を継ぐ気はさらさらなさそうである。

  • ゲイリー
「ミャーオ」
一応ギャロルド・ギャレス・「ゲイリー」・ウィルソン・ジュニア(Garold Gareth "Gary" Wilson, Jr.)という長い本名をもつが、基本的にゲイリーと呼ばれるスポンジ・ボブのペットのカタツムリ。最初はメインキャラクターに含まれなかった。
この世界のカタツムリは現実の猫に近く、実際ゲイリーは猫のような素振りをみせる。スポンジ・ボブは幼少期からゲイリーを飼っていたようだ。
声優はトム・ケニーで、日本語訳は行われない。

サポートキャラクター(脇役)

ニコロデオンのキャラクターガイドで「サポートキャラクター」として紹介されたキャラクター。
  • 海賊パッチー
実写パートに出てくる自称スポンジ・ボブファンクラブ会長。カリフォルニア州ロサンゼルス郊外の自宅から番組の司会進行を進める。

  • ポッティー
海賊パッチーのペット。傀儡のオウムで一言余計なお喋り。海賊パッチーとは口論が絶えない。
性別不詳。「クリスマスってだれ?」ではメスにしかできない産卵が確認できるが、「親友?それとも敵?」では海賊パッチーが"his"呼びしている。

  • ナレーターのフレンチ(納谷六朗、奥田啓人 →奥田啓人)
タイムカードを読み上げるフランス訛り*5の深海ダイバー。日本語版では映像内の英語字幕を和訳するときにも登場。

  • ラリー(奥田啓人)
海浜のグー・ラグーンかその辺のプールで監視役を務めている場合が多いマッチョのロブスター。影がかなり薄いキャラクターなのになぜか出番が減らない。

  • バブルバス(谷育子→納谷六朗→松野太紀→拝真之介)
いわゆるナード。スポンジボブのライバルとして登場する場合が多く、母親に尻ぬぐいされるオチになることも多い。アメコミのフィギュア集めが趣味。

  • さまよえるオランダ人(納谷六朗、奥田啓人、魚建)
緑色の亡霊で、たいていビキニタウンの上空に緑色の幽霊船とともにやって来る。とある回で水爆の映像を直で流した元凶である。

  • フレッド(かぬか光明、山﨑竜一)
「My leg!」(日本語:「足が!」)
本来ただのモブキャラ住民だったはずの茶色のズボンを着た魚だったのだが、いつの間にかことあるたびに足を骨折しては上記の台詞を叫ぶだけのキャラになった。治療代は医者の娘の大学代にまわされてしまった。

  • ルーブ(藤原大智)
「Amazing!」(日本語:「すんばらしい!」)
「The tidal zone」と呼ばれる現象で本来ビキニタウンにいないはずの魚が召喚されて登場。紫色で常にビキニタウンのあちこちで写真を撮りまくろうとしている。しかし、プランクトンが秘密のレシピのためにカメラの中に入ると中身が空っぽであり、カメラとルーブ本人も唐突に消滅した。その後も頻繁に登場する。

  • マーメイドマンとフジツボボーイ(谷育子→納谷六朗→奥田啓人(青年期含め)/小木曽祐子→奥田啓人、松浦チエ(青年期))
マーメイドなのかマーマンなのかややこしいマーメイドマンと、イカルドに似た垂れた鼻を持つフジツボボーイのコンビ。敵は「ダーティ・バブル」や「マン・レイ」が頻繁に出てくる。
二人とも老いぼれており現在は海底の老人ホームで老後を過ごしているが、かつてはビキニタウンの平和を守るスーパーヒーローだった。
当時は筋骨隆々で現在とは全く違う印象であり、数多くの悪党と決戦を交わしてきた。
その名残か老後でも何の器具もなしに海底で普通に生活でき、ビキニタウンの住民とも会話できる数少ない人間。
シーズン9以降は米国版の声優が亡くなったのでほとんど登場しなくなった。
スポンジボブとパトリックは彼らのファンであり、二人に憧れを持っている。

【長編作品】

スポンジボブ・スクエアパンツ ザ・ムービー

2004年という3DCGの大ブーム期に2D映画で登場。当時はスポンジボブの完結編を想定して制作されたのでこれを見るだけでスポンジボブの世界観を理解できるが、今となっては事実上本編とは異なるパラレルワールドの話である*6。フィルム撮影の実写映像でデヴィッド・ハッセルホフ氏が最後の方にいきなり登場することで有名。
この映画でとにかく頻繁に出てくる台詞は「グーフィー・グーバー」である。どういう意味かは映画を見て確かめるべき。

スポンジボブ 海のみんなが世界を救Woo!

2015年に公開。前半(スポンジボブとプランクトンがタイムマシンを開発し、秘密のレシピが消えて無法地帯と化したビキニタウンを何とかしようとするシリアス系の話)と後半(突然スポンジボブの主要キャラ全員が3Dになり、実写映像でもともとパラマウントが提供していたはずの映画のA..のパロディを始め、実写のベアードという男を倒そうとする話)があまりにも乖離しているため、非常にカオスな内容となっている映画。映画が終わる直前にカモメとイルカが互いをおちょくりまくるラップまでやる。主題歌の中毒性が異様に高いが、歌詞を翻訳するとすべてド直球下ネタのオンパレードである。
しかしスポンジボブ映画の中ではトップクラスでシリアス要素が多い。(例:荒廃したビキニタウンを眺めるスポンジボブなど)

スポンジ・ボブ: スポンジ・オン・ザ・ラン

2020年に劇場公開予定だったが新型コロナウイルスの影響で断念、その後Netflixなどで公開された3DCG映画。キアヌ・リーブスやスヌープ・ドッグが実写で出演。

サンディ・チークスのビキニタウン救出大作戦!

2024年にNetflixで配信のスピンオフ映画。主人公はサンディ・チークス。

Plankton: The Movie(原題)

2025年にNetflixで配信予定のスピンオフ映画2作目。主人公はプランクトン。

The SpongeBob Movie: Search for SquarePants(原題)

2025年に劇場公開予定。

【スピンオフ】

キャンプ・コーラル: スポンジ・ボブのアンダーイヤーズ

アメリカでは2021年にParamount+で配信のスピンオフシリーズ。日本では2024年に配信された。

The Patrick Star Show(原題)

アメリカで2021年にParamount+で配信のスピンオフシリーズ2作目。主人公はパトリック。

【ゲーム作品(国内で発売された作品のみ紹介)】

スポンジボブ(PS2/Wii)

THQが国内向けに発売。
主人公はスポンジボブ・パトリック・プランクトンの3人でそれぞれの夢の中の冒険が物語の舞台となる。
探索型の3Dアクションゲームで所々でユーモア溢れるミニゲームが挟まり、とにかくプレイを飽きさせず普通のアクションゲームとして見てもかなり完成度の高い作品となっている。さらに収集アイテムも充実している為、リプレイ性も高い。ただし本作は英語吹き替え字幕版となっている。

スポンジボブとなかまたち(DS)

スポンジボブ以外のニコロデオン作品のキャラクターも登場するシリーズ作。
主人公及び操作出来るキャラはスポンジボブ・ティミーターナー・ダニー・ファントムの3人。
2Dアクションゲームだが、とにかくボリュームが薄い。海外では家庭用版も発売されたが、国内ではDS版のみしか発売されなかった。

スポンジボブとなかまたち トイボットのこうげき(PS2/Wii/DS)

ニコロデオン作品である『ジミー・ニュートロン ぼくは天才発明家!』のヴィラン、カラミタス教授が作った暴走するおもちゃを止めるべくニコロデオンのキャラクター達が集結。意外な作品からの登場も…?

スポンジボブ アトランティスへ行きたいんデス(DS)

アトランティスのお話をゲーム化した作品。

SpongeBob SquarePants: Battle for Bikini Bottom - Rehydrated

PS2/ゲームキューブ/XBOXで海外向けに発売された『SpongeBob SquarePants: Battle for Bikini Bottom』のリメイク作品。
発売は一時期倒産の目に遭っていたが新たに体制が整えられ、日本支社も復活したTHQ
今作でようやく本家と同じ声優陣による日本吹き替えが収録された。


【OP】

OPはスポンジボブのズボンが四角である事を軽快に只管繰り返すもの。
スクエアパンツだからね、仕方ないね。
アニメ開始冒頭に登場するオウムのポッティーを乗っけた海賊パッチー(演:トム・ケニー)の肖像画を見た事がある人も多いのでは?


【第58回NFLスーパーボウル】

2024年に行われた第58回NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)スーパーボウルのアメリカ本国のニコロデオンの子供向け放送*7では、ニコロデオンの看板キャラクターでもある本作がフューチャーされているが、
なんと第58回スーパーボウルの会場であるラスベガス・アレジアントスタジアムをスポンジボブ達がいるビキニタウンにまるごと転移したという設定となりあくまで演出のため「選手たちは息は大丈夫か?」とか気にしなくていい。
スポンジボブとパトリックがゲスト実況・サンディらが現地リポーターとして務めた。
さらに試合開始前には原作でスポンジボブらが「バブルボウル」のハーフタイムショーに出演し、ボブの得意な歌「Sweet Victory」を演奏するというエピソードをまさかの公式の「スーパーボウル」で再現するというパフォーマンスを行った。


「スポンジボーブ!早く追記・修正するガニ!」

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最終更新:2025年05月20日 23:41

*1 一応擁護しておくと、ニコロデオンはその後も『Oops!フェアリーペアレンツ』でスポンジ・ボブを超える視聴率を叩き出しているほか、『アバター 伝説の少年アン』『ラウド・ハウス』といった大人気作品を輩出している。ただし、2010年代初期ではかなり新作が停滞した時期があった。

*2 シーズン9以降に顕著

*3 現実でいう自動車にあたる

*4 当時ニコロデオンが放送していた番組の多くが学校の児童・生徒の設定をもっていたため

*5 英語版の場合

*6 ネプチューン王の描写、スポンジボブがカニカー二二号店の店長になるといった描写は本編と比較すると明らかに矛盾する。

*7 ニコロデオンはNFL中継を行っているCBS系列傘下のチャンネルだが、2020年から子供でも楽しめる番組演出を施した試合放送を行っている。