登録日:2009/09/12 Sat 20:22:39
更新日:2024/08/26 Mon 08:53:14
所要時間:約 6 分で読めます
階級:大尉(イシュヴァール戦時)→少佐→中佐。
元軍法会議所勤務。
1885年生まれ。
中央勤務の軍人。
眼鏡と顎髭がトレードマーク。
頭の回転が早く、見た目はデスクワーク派であるが、振り向きざまに
ラストの額にナイフを当てるなど、身体能力や動体視力は悪くないようである。
なお拳銃は自費購入のものを所持しており(ポーランド製ラドムVIS wz1935)、
愛娘に近づく男への「脅し」に用いられている(相手は子供なので勿論発砲したことはない)。
イシュヴァール殲滅戦の回想では前線で戦い銃(マウザーGew98)も使用していた。
その時はロイと自他共認め合う「人殺しの目」をしていた。
家族を溺愛しており、所構わず家族の写真を見せびらかしたり、娘自慢やのろけ話のために軍の回線を公然と使用するなど極度の親バカ・愛妻家。
家族を実験台にしていた
ショウ・タッカーが
傷の男に殺害された際も「神罰が下ったんだろうよ」と一切同情せず怒りを露わにしていた。
またイシュヴァール殲滅戦の最中、グレイシアから手紙が届いたことで惚気話を繰り広げようとしたがロイに「
死亡フラグだから話すな(要約)」
と止められている。
そのため、しばしば周りに迷惑扱いされるもののその気遣いや優しさを家族同様に他人にもかけるため、周囲の人物からは非常に慕われている。
ロイ・マスタングとは士官学校以来の親友で、しばしば互いに気にかけている場面を見る事ができる。
主人公の
エドとその弟
アルに対しても何かにつけ気にかけたり、泊まる所の無い
ウィンリィを初対面にもかかわらず自邸に泊まらせ、娘の誕生日会に誘うなど面倒見の良い人物である。
ただ人を連れて行く際、半ばズルズル引きずって行くため「人さらいか」とツッコまれる。
しかし、いち早くホムンクルスの目的や
軍の暗部に気付いた為に命を狙われてしまう。
ラストの襲撃を退け、その後マリア・ロスに化けて自身を暗殺しにきた
エンヴィーを偽物と見抜き倒そうとするも、最期は最愛の妻グレイシアに化けたエンヴィーにナイフを向ける事ができず、そのスキをつかれ殉職してしまう。
享年29歳。
そのあまりにもあっけなく早すぎた死に、読者を含め彼に関わる多くの人が涙した。
尚、最終的な階級は殉職による二階級特進で准将となっている。
死してなお親バカぶりは健在で、一緒に昇天したスライサー兄弟にウザがられたり、107話の扉絵にも娘の写真を持った手だけ参加もしていた。
更におまけ4コマで娘の「彼氏」が登場した時のショックは隠しきれていない。やはり親バカ。
初登場は原作と違い、エドがトレインジャック犯を捕まえるエピソードにて、エドと出会ったのは事件の最中で、犯人を捕まえようとしていたエドに協力するという形だった。
またこの時にもナイフ投げを披露している。
原作では
イシュヴァール殲滅戦では前線で戦っていたが、第一期では後方の任務に就いていた為現地には行っていなかった。
また原作ではかなり早くフェードアウトしてしまったが、アニメ第一期では2クールの最後まで登場している。
だがその分、最期はかなり悲しいものだった。
「別れの儀式」に置いて、「ジュリエット・ダグラス」という人物は2度軍籍を得ていたがいずれも死亡している事実等から中央の異変を察知。
この直後、シェスカにクビを言い渡してる(調査のサポートを行っていたシェスカに害が及ぶ事まで察知していたために直接解雇宣言をした模様)。
ジュリエット=スロウスの誘導によりラストと対峙し、原作同様ナイフの投擲で一度ラストを殺害。割って入ったロスを護衛に総統府を脱出。
その後原作で殺害された公衆電話で東部のロイへ電話するが、折り悪く中央の異変を察知したロイはホークアイ中尉とセントラルへ向かっている途中だった。
ロスが安全な場所へ避難させようとするが、その時点で原作同様エンヴィーによる扮装だと気付いており発砲されるより先に彼の喉を掻き切るが、
復活したエンヴィーが原作同様グレイシアに化けたことでもう一度倒す事が出来ず、射殺された。
そしてエンディングにて。
ヒューズの葬儀とほぼ同時刻。
エルリック兄弟達が列車である駅を通りすがった時、エドは駅のホームにある幻影を見た。
満面の笑顔で、まるで別れを告げるように手を振るヒューズの幻を。
「殉職で二階級特進…」
「ヒューズ准将か…」
「私の下につき助力すると言っていた奴が私より上にいってどうするんだ」
「今…頭の中で人体錬成の構築式を必死になって組み立てている自分がいるよ」
「―いかん」
「雨が降ってきたな」
「いや……雨だよ…」
追記・修正お願いします
- エリシアちゃんが葬式で「どうしてパパうめちゃうの?」って聞くところで目から雨が止まらんかった -- 名無しさん (2013-09-04 19:19:57)
- こども故に言葉が幼稚(?)で直接的な言い方になるから余計にクるんだよな -- 名無しさん (2013-10-15 04:15:45)
- アニメで幽霊の?のヒューズさんが手を振っている姿がね・・・(涙) -- 名無しさん (2013-10-15 05:18:52)
- ↑一作目のほうだよな。あたかもエドに最後の別れを告げにきたかのようだった。 -- 名無しさん (2013-11-03 15:15:06)
- ↑テレビ放送時は、エンディング曲無しで本編終盤あたりにテロップが流れて締められていたが、
DVD版の方は、ヒューズ准将の冥福を祈るためか、黒味にキャスト・スタッフローリングタイトルで、エンディング曲の「扉の向こうへ」が流されていたな………。
こんなの反則だろ…………。
-- 清久 (2013-11-04 03:49:29)
- 本当にハガレンはおっさん(とおばさんも)キャラにいい人がいすぎだよな。奥さんのグレイシアさんもヒューズが亡くなった後もエルリック兄弟を心配してくれてたし -- 名無しさん (2013-11-04 04:52:49)
- マスタングが葬式で震えていたあなたは嘘だったのかに対するラースの「子供のわめき声で苛ついた」でキレそうになった。今は本心だったのか人造人間故の意地を張っただけだったのかはわからないけど -- 名無しさん (2013-12-08 22:13:49)
- まさか早く退場するとは思わなかった...いかん雨が降ってきたな。 -- 名無しさん (2014-03-05 21:39:00)
- 雨なんて降って… -- 名無しさん (2014-05-10 14:58:36)
- いや…雨だよ。 -- 名無しさん (2014-05-10 15:24:51)
- 仲良いなw -- 名無しさん (2014-06-05 14:06:00)
- ハガレンの序盤からの泣き所はヒューズとニーナのふたつだなー -- 名無しさん (2014-06-05 14:46:28)
- しかも死んだ時点ではエルリック兄弟もウィンリィもまだ知らないっつーのもきつかった。 -- 名無しさん (2014-07-06 23:20:23)
- 原作でもアシさんに退場エピソードのネーム見せた時「あー!!!」って叫ばれたらしいしな…愛されてるなヒューズパパ -- 名無しさん (2014-07-07 00:19:55)
- FA視聴者「わかってたとはいえ、何故中佐の葬式を二回も見ることになるんや…」 -- 名無しさん (2014-07-07 21:54:48)
- 一期のエドに手を振るラストシーン、軍服じゃなくて私服姿だったのが軍人ではなくヒューズ個人としてエドに別れを告げに来たみたいで辛かった・・・ -- 名無しさん (2014-07-16 10:53:27)
- ↑×10まあホムンクルスにとってヒューズは機密情報に触れた危険人物だから、エンヴィーがシクったら大総統が出向いて始末していた可能性もあるから「敵とその家族」として見てたからかもしれん -- 名無しさん (2014-08-07 18:45:19)
- ↑まああらゆる感情を腹が立つとしか表現できない大総統の不器用さも垣間見えるよな。 -- 名無しさん (2014-08-07 19:10:24)
- 個人的にはヒューズの命だけでも助けてやれなかった自分自身への怒りもあったとは思いたい。わざわざ出向いて勝手な事をしないよう、助命のチャンスも与えてるし… -- 名無しさん (2014-08-07 19:33:17)
- ヒューズはブラットレイが人間だったら、の理想の家族だったかもしれない。そう考えたら、苛立つという言葉も出てくるよな。ひょっとしたら愛した女との子ども、死んだらあんな風に悲しんでくれる身内が欲しいって欠片でも思っていたのかもしれない。 -- 名無しさん (2015-01-04 21:15:07)
- 「軍がやばい」の一言の意味があとから逆転するのが面白いかな。そりゃあんな最序盤で目的看破出来るやつは消されるわな。ホントヒューズさんは優秀すぎた -- 名無しさん (2015-04-06 21:15:27)
- 四コマ劇場の「軍がやばい」の意味はくそ拭いた -- 名無しさん (2015-08-13 17:07:07)
- 出番は少ない(ヒューズの場合は退場だから仕方無いけど…)が人柄の良さと主人公の心の支えにもなっている点で人気が非常に高いってとこは、NARUTOのイルカ先生に通ずるものがあるかも? -- 名無しさん (2015-08-13 17:50:09)
- ↑2、3???「パッチンパッチン 指パッチン」 -- (2015-08-16 13:38:55)
- この人が電話交換手に告げてた「アンクル」「シュガー」「オリバー」「エイト」「ゼロ」「ゼロ」のアンクルからオリバーまでをアルファベットに直して頭文字を並べるとU.S.O.になりエイト、ゼロ、ゼロはそのまま800。つまりはUSO800=ウソ八百になる。 -- 名無しさん (2015-10-19 23:29:31)
- ↑x7 わざわざ病院に忍び込んでまで釘を刺しに行ってるからそれで間違いないと思う。出向くにしたって突拍子なさすぎるところには行けまい。 -- 名無しさん (2016-02-26 21:27:16)
- 個人的には何となく死んだという気にさせなかった人だった。エピローグでアルが家族に報告する場面でもさも当たり前のようにその場にいそうなくらいっていうか絶対いた -- 名無しさん (2016-02-26 21:28:22)
- ヒューズが死んじゃった時エンヴィーが本当に憎くて仕方なかった -- 名無しさん (2016-10-27 19:41:14)
- ヒューズが真相に気づいたから速攻で始末されたとはいうけど、ヒューズが感づいたのは「軍部によって国土錬成陣が造られようとしてる」てとこまでで、その更なる奥にいるお父様とその真の目的には流石に判らなかったんじゃないかな。まあこの時点でここまで気づいてるって点ではホムンクルス側にとっては真っ先に始末すべき対象って事には変わりないだろうけど。 -- 名無しさん (2017-02-09 00:38:54)
- なんであのタイミングでホムンクルスにバレたんだろ?気づいて即だったしラースからの報告で賢しいこいつが賢者の石について深いとこまで知ったから見張っとけとかなったのかな? -- 名無しさん (2017-12-14 01:19:29)
- 多分、エルリック兄弟、マスタング、アームストロング少佐と国家錬金術師とのつながりがある上に、軍内部でも横の知り合いが多いため、ヘタにバレるとそこから芋づる式に情報が拡散する可能性もあった。頭が回ってフットワークが軽く、交流関係も深い人材なんぞ、企みが一番バレると困るタイプだしな。 -- 名無しさん (2019-10-16 09:35:41)
- しかもその知人の国家錬金術師の一人に人柱確定のエドがいるからな。賢者の石の錬成陣を知ってる、軍の情報を容易に手に入れることのできる、人柱の友人とかホムンクルス側からしたら要注意人物以外の何者でもない。 -- 名無しさん (2019-10-17 06:55:18)
- 本当にあの最期はちくしょうってなった -- 名無しさん (2019-12-18 19:48:46)
- 原作読み返すと意外と出番が少なくてビビる。もっと長い付き合いだと思ってた。あまり記憶ないけどアニメ1期の影響かな? -- 名無しさん (2020-03-30 15:11:14)
- ヒューズの中の人も…。 -- 名無しさん (2020-04-16 22:09:34)
- ヒューズがラストを一回殺してなければラストの爪が大佐の額に届いてたってのを知って震えた -- 名無しさん (2020-08-05 16:08:41)
- 魂は異世界のエネルギーに変換される設定な上科学がこの世の真理と明示されてるのになんで幽霊なんだろ?そんなギリギリまで世界観設定固まって無かったとは思わんし -- 名無しさん (2020-10-20 20:50:44)
- ワールドトリガーにマース・ヒューズにそっくりな人いたよな? -- 名無しさん (2022-08-26 18:51:34)
- ヒューズの死後に「頭の中で人体錬成の構築式を必死になって組み立てている自分がいるよ」と口にしたマスタングがのちに(不可抗力とはいえ)強制的に人体錬成をやらされたのが皮肉だった -- 名無しさん (2023-01-06 11:02:17)
- 某所で「エンヴィーが奥さんに化けた時に動きが止まったのは単に同じ顔を殺せなかったのもあるが、お前の家族の面割れてるから家族ごと殺せるんだぞって脅迫にもなる」という指摘を受けて背筋が冷えた。ヒューズさん頭良いからそこまで理解しちゃうよな… -- 名無しさん (2023-03-06 07:13:27)
- ↑そうか「部下に何者かが化けているのを見破るのには成功したが、自分とは初対面のはずなのに妻の姿に化けてみせた」って「お前のことを軍人としてしか知らないと思ったか?お前も“大切な家族”がいるよなあ?」と…… -- 名無しさん (2023-03-07 20:23:09)
- 単純に愛する奥方だったからだと思っていたけど解釈は色々だなぁ。。ワートリ にいるそれっぽいのは林道支部長かヒュースか -- 名無しさん (2023-06-20 01:57:40)
- 藤原啓治さんもヒューズ中佐もお亡くなりになって…ハガレンが2010年に連載終了から10年…現実になるなんて… -- 名無しさん (2024-08-26 08:47:00)
最終更新:2024年08月26日 08:53