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ウィンリィ・ロックベル

登録日:2019/10/16 Wed 23:48:53
更新日:2026/05/16 Sat 22:04:54
所要時間:約 6 分で読めます





勘違いしないで、理不尽を許してはいないのよ。


ウィンリィ・ロックベルは荒川弘原作の漫画、鋼の錬金術師の登場人物でメインヒロイン
CV:豊口めぐみ2003年版)/高本めぐみ(FA版)
演:本田翼
年齢:15歳
身長:約158cm(設定資料・対比表より)。

ここでは原作及びアニメ2009年版に加え、設定が大きく異なる2003年版アニメでの設定についても記述する。
勝手にメイン記述を書き換え原作についての記述をカットしその上大量の余白で後ろに下げる編集は自重してください。
2003年版アニメについてのみ記述したい場合、新しく項目を作成してください。どうかお願いします。

【概要】

エルリック兄弟の幼なじみで故郷のリゼンブールで祖母のピナコと愛犬のデンと暮らしている。

金髪碧眼の少女で年齢は初登場時でエドワード・エルリックと同じ15歳。
若いながらも機械鎧技師として自立しておりその腕前は機械鎧のメッカと呼ばれるラッシュバレーの技師たちをも唸らせるなど相当なもの。
エドの機械鎧も彼女が製作・整備をおこなっている。
因みにエドが帰ってくる時は大体機械鎧を壊した時、しかもアポなしなのでその都度挨拶代わりにスパナやモンキーレンチをぶつけるのがお約束。
あまりに盛大にぶっ壊した時はチェーンソーを持ち出して次のコマでモザイクがかけられていた。

また両親が医師だった影響で自宅の医学書を幼少期から読んでいたことで医療知識もあり*1
ラッシュバレーでは嵐で医師が不在の中お産に立会い、無事に赤ん坊を取り上げた。
他の患者たちも含め彼女を慕う人々は多く、エドからは「人を生かす手だ」と言われた。

両親がイシュヴァール殲滅戦で亡くなったことで当初は軍人を嫌悪していたが、リザ・ホークアイと出会ったことで考えを改め、
のちにアレックス・ルイ・アームストロングマース・ヒューズとも親交を交わしている。
また、内乱での両親の活躍を知っていた縁から、本来危険人物であるはずのゾルフ・J・キンブリーからも好意的に接されていた。
ああご安心を。私ロリコンの気はありませんから。

リン・ヤオにアプローチされたり、嫉妬したバッカニアがエドに八つ当たりしたりと傍目から見てもかなりの美少女。
ブリッグズではアイドル的な存在になり、去り際は男たちが嘆いていた。あんなおっかないのメスじゃねぇよ~


お転婆な一方で泣き虫な部分もあり喜怒哀楽がはっきりした性格。
兄弟にキツイ言葉をぶつけることもあるがこれは彼らを心から心配しているからである。
彼女の存在は兄弟にとっての拠り所であり、因縁ある傷の男(スカー)の心をも動かした。

身長は序盤はエドよりも高かったが、最終決戦直前あたりでは追い抜かれている。
因みに自分よりも背が低い男は嫌という理由で幼少期の兄弟をフッている。
胸が結構な速度で成長しており、入浴シーンなどのサービスショットも割と豊富。

作業時はツナギとバンダナを着用しているが、年頃の少女らしくお洒落な部分もあり、衣装のバリエーションは豊か。
右耳に4つ、左耳に2つの合計6つピアスを付けているが、これは兄弟が土産にプレゼントしたもの*2で元々はホークアイに憧れて付け始めたのがきっかけ。
逆にホークアイはウィンリィに影響されて髪を伸ばすようになった。

料理も得意なようで、ヒューズの妻・グレイシアに作り方を教わったお手製アップルパイはエド曰く「殺人的に美味い」とのこと。
アルも元の身体に戻って最初にやりたいこととして「ウィンリィのアップルパイを食べる」ことを挙げており、
『鋼の錬金術師CHRONICLE』の描き下ろしイラストでは、未来の義妹(?)のメイ・チャンにアップルパイの作り方を教えている。


【本編での足跡】

傷の男に機械鎧を破壊され修理のためエドが帰省した際に初登場。
徹夜で新作を仕上げるが、のちに出張整備のためセントラルへ向かう*3
兄弟が些細なことですれ違った際は活を入れ二人を繋ぎとめた。
南部へ向かう兄弟に途中まで同行するのだが、銀時計に刻まれたエドの覚悟を知り、修行も兼ねてラッシュバレーに滞在する。

その後再びセントラルへ向かうのだが、そこで親身に接してくれたヒューズの訃報を知る。
さらに畳み掛けるように兄弟とロイ・マスタングたちの人造人間捕獲作戦に偶然巻き込まれた中で、傷の男が両親の仇であることを知ってしまう。
悲しみと怒りに駆られ銃を向けるが、エドが身を挺して彼女をかばい、引き金を引かせなかった。
一時は感情の整理がつかなくなってしまうが、自分を待っている人達がいることを実感し立ち直るとセントラルを後にする。
この時、エドに対して恋心を抱いていたことを自覚する。

セントラルの一件でホムンクルスたちにエドの弱点であると見抜かれてしまい、換装を名目にブリッグズに呼び出される。*4
事情を知ると密かに脱出を図るが、その途中で合成獣部隊と、エドとの再戦により負傷した傷の男と出会う。
しかし憎しみを抑え手当てし、これが傷の男の復讐心を断つ一因になる。
その後は、傷の男一行とともにキンブリーらの目を欺き北方を脱し、リオールへ逃れる。

約束の日直前にリゼンブールでエドと再会し、決戦に向かう一行を送り出し、無事に帰ってくることを祈った。
その時向かい合った絵が描かれているが、この時点で明らかにエドの方が身長が高くなっている。
アニメの設定での初期エドは厚底ブーツを履いても150cm未満、初期ウィンリィは160cmほどだった事から考えてもかなりの急成長。

そして、最終決戦後に元の身体を取り戻して帰郷したエルリック兄弟の訪問を、嬉し涙を流しながら暖かく出迎えた。


その2年後、西方へ向けて旅立つエドを見送りに駅まで行った際に彼からプロポーズを受ける。

等価交換だ!俺の人生半分やるから、お前の人生半分くれ!

ほんとバカね。半分どころか全部あげるわよ。

ウィンリィはその不器用すぎる文言に一度思わず座り込むほど脱力して呆れてしまったが、
気を取り直してプロポーズを受け入れ、旅立っていくエドを笑顔で見送った。
その後、エドとの間に男女2人の子を授かったことが語られている(男児はエド似で女児はウィンリィ似)。
ちなみにプロポーズのシーンで彼女が着ているパーカーだが、これは決戦後に帰ってきたエドが着ていたのと同じで、
すなわち彼のお下がりだと言われているのはファンの間ではあまりにも有名。

末永くお幸せに。


【2003年版アニメでの活躍】

制作時点でまだウィンリィが本格的に登場する中盤以前までしか原作が進んでいなかったため、
ストーリーも途中からアニメオリジナル展開になってしまい、結果として非常にビターな結末となってしまっている…。

序盤こそヒロイン然とした振る舞いや演出が多かったものの、
オリジナル展開となった後半では兄弟の共依存を描くためかガサツで無神経気味な性格に改変されており、
序盤の印象的なシーンである出産取り上げもエドとニーナにスライドされた為、
ヒロインとしての活躍シーンがほぼなく、機械オタクとしての一面を強く押し出される事になった。

原作では中盤までエドへの恋心を自覚していなかったが、今作では最初から自覚しているようで、
エドの事ばかりでアルの事を全く気にかけない提案を悪気もなく言ってしまうほど。
扱いの悪さと原作では絶対に言わないセリフに衝撃を受けた人も多く、FAが放映されるまで原作のウィンリィは好きだがアニメのウィンリィは嫌いという声も多かった。

水島監督もリアルタイムで当時の公式サイトの掲示板に書かれた大量のクレームを甘んじて受け入れつつも、
「15歳の女の子が『エドがどんなに辛い目に会うのか』を考えたら、あの切羽詰まった振舞い方も無理もないだろうと思って採用した」
「2人をつなぐものであり、共通の話題が『銀時計』『機械鎧』だからこそ、26話のあの行動になった」と持論を示している。

反面、自分の記憶の不確かさを爆発させてしまったアルに対して、原作の様に即スパナで制裁することはなく、
仲違いしてしまったエドに、ヒューズとの交流を活かして「ちゃんとアルと話し合った方がいいよ。話さなきゃわからないことってあると思う」と優しく背中を押した。
そして、無事につっかえがとれたエルリック兄弟を感慨深そうに見た。
また、自分の両親を殺した人の複雑な実情を知ってしまいながらも、周囲の関係を悪化させないために胸の中で押し殺す等、
要所で忍耐強さ・健気さが目立つ。

ヒューズの死の謎を追っていたシェスカと知り合い、何かとアシストする。
その時の肝っ玉なウィンリィと変な思想に暴走しやすいシェスカという、凸凹コンビの味のある掛け合いは後半の数少ない清涼剤。

そして、最終的にはシェスカのヒューズに対しての考察を聞いた時に、本編の世界観に対する回答とも取れる発言を出す。


どんなに危険だからって、やっぱり人間は求め続けるんじゃないのかな…。

完結編である劇場版ではエドと再会したのも束の間、エドは繋がった二つの世界の「門」を破壊するために現実世界に戻ってしまう。
更にアルも無断でエドに付いて行ったため、兄弟との今生の別れを経験するというあまりにも報われない結末を迎えた。




あれ、きっとエドだ。

もう、待たせてくれないんだね……

ウィンリィのこの顛末に納得がいなかったファンはかなりいた他、
2003年版及び劇場版でウィンリィの声優を担当した豊口めぐみ氏も「ハッピーエンドがよかった」と語っている。

ちなみに、原作者の荒川先生が劇場版関連書籍に書き下ろした4コマ漫画の中には、
「ウィンリィがエドとの再会時に、抱き付いた勢いのまま彼をチョークスリーパーでオトし、そのまま連れ帰る」
という(主にウィンリィにとって)ハッピーエンド(物理)のものがあったりする。やはり筋力…筋力は全てを解決する…



【余談】

本来原作では3話目から登場させる予定だったが、9話に引き延ばされ、結果としてヨキさんが誕生するきっかけとなった。
また、初期構想ではメガネっ娘で、ピナコの代わりにドミニクが祖父の予定だった。

機械鎧に限らずメカ全般に目がなく、世話になったドミニクの影響か内蔵式マシンガンを開発したり、オマケではエドの腕にロケットパンチ機能を搭載している*5
因みに両親も(四コマとはいえ)腕をドリルにされた傷の男を見て感激していたりと親譲りらしい。

エドとのカップルは、略称が「エドウィン」となるためかファンから某ジーンズメーカーになぞらえて「503」と表記されることもある。
作者曰く全くの偶然らしいがセントラルで彼女が泊まった部屋の番号も「503」である。

機械鎧や医療の知識が並外れているとは言え、機械鎧技師には医師免許が必要であるため、本編時点での彼女はおそらく正式な技師ではない。
その為、彼女はあくまでも機械鎧の開発・修理のみに従事し、外科手術はピナコが行っている。


追記・修正は予約を入れてからお願いします。

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最終更新:2026年05月16日 22:04

*1 祖母のピナコも外科医を兼ねている

*2 最初は賄賂代わりだったが、律儀に全部つけるのでみていて痛々しいとやめになった

*3 ウィンリィがうっかりネジを一本締め忘れていたのが原因だったのだが、エドは自分のせいで故障したと思っていた

*4 この時、寒冷地用の新素材の機械鎧に変えた事が、図らずも傷の男の「素材を理解してないと分解できない」という「分解の錬金術」の弱点を突き、エド達が傷の男と再戦した時の勝利に繋がった。

*5 ドミニクもパニーニャの義足に仕込みナイフやカルバリン砲を搭載している