登録日:2012/05/10(木) 08:19:49
更新日:2025/04/06 Sun 17:22:02
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大須とは
愛知県名古屋市の大体中心辺りにある地域の事である。
名古屋駅から大体3km程度しか離れていないため徒歩でも行ける。
●概要●
最早カオスな街としてお馴染みになった
秋葉原や
日本橋とは違うカオスっぷりで中部地方の
オタクを支える電気街が特徴である。
青果市場街から発展した
東の電気街、古書店街から移行した
西の電気街とは違い、
大須は、
- 清洲越し以来の歴史を持つ「大須観音」こと真福寺
- 「七ツ寺」こと長福寺
- 織田信長ゆかりの総見寺
- 名古屋開府直後に建てられた萬松寺
という、伝統を持つ4つの寺を中心とした寺町だった。
1910年代に時の萬松寺住職が広大な寺社地を民間に開放した事を引き金に大須は歓楽街として発展した。
1945年のの名古屋大空襲により大須一帯は焼け野原となり、復興・区画整理事業の一環で萬松寺や七ツ寺が広い境内を失った事も重なって、大須は戦後の寂れた時代を迎える。
そして1970年代後半に様々な電気屋が集まり始めてようやく電気街の顔になった。この頃の秋葉原と日本橋は、既に現在と変わらないカオスな街として完成されている
電気街・サブカル街としての規模は日本橋の次に大きいとされる。……だが日本橋の規模が余りにも大きいので中部地方以外の人には余り知られない。
そして大須の凄みはここから始まる。
秋葉原の様なカオス空間
日本橋の様なカオス空間
これらの街とはまた違うカオスが大須にはある。本家がカオスって書く位カオスである。
- 若者向けファッション店にご老体
- 電気屋にギャル
- 仏壇屋に外国人
- 和菓子屋にヤンキー
- 同人ショップに家族連れ
- ゲーセンでスコアアタックをするメイドさん ※下手に挑むと返り討ちにされます
- マジの人間を使った生きるマネキン←New!!
こんなのが普通の光景
Q.え?どこのこと?
A.大須ですがなにか
実は電気街やサブカル街としての顔を持つ大須だが、空襲前からある演芸場から始まり、
- 電気屋(最先端から中古ケーブル専門店まで)
- 古着屋
- 最新のファッションやアメカジのお店
- 学生服屋
- 家具屋
- 同人ショップ
- 仏壇屋
- アクセサリー専門店
- ゲーセン
- メイドカフェ
- コスプレイヤー専門カフェ
- 外国の料理や服、雑貨店(ブラジル、トルコ料理、アジアン雑貨等が有名)
- 様々な飲食店
- カラオケにパチンコに場外馬券売り場
- ラブホ
- ライブハウスや銭湯
- ヴィジュアル系専門CDショップ
- ヨーヨー専門ショップ
- 郵便局や銀行も完備
- 居酒屋なり寺なり神社なり
- 細い道の奥に民家、アパート
- いかがわしい占いショップ
大事(ry
これらが大須のアーケード街を中心に混ざり合っちゃってるので、この大須には
- 一般人
- レイヤー
- 痛車乗り
- オタク
- ステレオタイプオタク
- 家族連れ
- 子供
- 黒人に白人にアジア人にブラジリアン、時々アラブ人
- 観光客
- サラリーマン
- ギャル
- バンギャル
- DQN
- JS、JC、JK
- カップル
- おじさん、おばさん
- おじいさん、おばあさん
- メイドさん
- 宅配便屋さん
- 警察官といかついお兄さん
一切関係無く混ざっている
正にカオス。
ちなみに声優の
戸松遥も学生時代にはよく行っていたらしい。
…なにこのカオス
●何気に凄い街●
今では当たり前になっているメイド喫茶の『お帰りなさいませ、ご主人様』はここが発祥。秋葉原ではない。
更には現在は潰れてしまった
- 中古同人誌やコピー紙の店【Dカルト】
- これまた今はなき同人ショップの先駆【えるぱれショップ】
が、同人ショップが全国に知られるよりずっと前に大須に店舗があったりした。
更に更におでん缶の元祖が名古屋の企業だったりと意外とサブカル最先端を取り入れている。
大須とは少し離れて逆方向になるが、大須最寄り駅の名古屋地下鉄上前津駅からJR鶴舞駅までの区間は古書店が数多く立ち並んでおり、文理両学術書から小説や美術書、漫画・映画・アニメ関係の稀書や、みんな大好きな薄い本まで、古書街全体での品揃えは非常に豊富。
ついでに立ち寄るのも楽な上、掘り出し物が見つかることも。
そして2003年から大須に一気に注目を浴びるイベントが始まった。
名前の通りコスプレの一大イベント。最初は地域のイベント的な感じだったが
バックアップする様になり、海外へのオタク文化発信のためのガチイベントとして行われる様になった。
市長が河村氏になってからさらに拍車がかかったような気さえする。つうか県知事コスプレしてる。どうなっとるん
■内容
大須商店街でコスプレしてパレードを行う。アニメから特撮からオリジナルもドンと来い。
コスプレの衣装の他にもレイヤーのパフォーマンスが競われる大会。因みに日本は2009年にようやく優勝した。
等…
年々参加国を増やしていてその知名度や規模も大きくなっている。
2024年度は何と36ヶ国が参加し8月2日~8月4日までの3日間開催される。
どうやらカオス街『大須』は更なるカオスを求めているみたいです。
ちなみに毎月28日には大須観音境内にてフリーマーケットが開催されます。
古銭からミリタリー、ジャンクパーツに雑貨に衣装、玩具に古美術、槍に刀(鑑定書付き)に映画の小道具まで…相変わらずこちらもカオス。
カ オ ス
大 須 が好きな人は追記・修正して下さい。
- 「このトラ」にてはんにゃ川島に「おおつ」と読まれる。大津は滋賀県の県庁所在地である。 -- 名無しさん (2013-07-02 06:12:56)
- マジで刀売ってたし( ̄▽ ̄;) -- 名無しさん (2013-09-11 12:23:52)
- 大須はたまに行く。大須観音で外国人が鳩に囲まれて身動きが取れなくなったりしてる。 -- 名無しさん (2014-03-27 15:16:38)
- ちなみに愛知のメロンブックス、アニメイト、らしんばん、とらのあなは大須ではなく、名古屋駅近くにある。まんだらけ、ゲーマーズ、ボークスは大須 -- 名無しさん (2014-05-10 08:44:23)
- 大須にあるマンガ『が描ける』喫茶は素晴らしい。トレース台や各種文房具貸し出し、原稿用紙も買えるしPCにペンタブまであって、手ぶらで行ってもアナログデジタル両派大満足 -- 名無しさん (2015-08-10 19:13:24)
- いろんな店があるのでウロウロしてて飽きない。多少うるさくて構わないならボドゲが遊べるフリースペースもある -- 名無しさん (2019-05-22 14:48:21)
- 大須の献血ルーム行って大須~栄の同人ショップ巡るのがルーティンだったけど今思えば大須の色んな店をもっと見てまわればよかったな -- 名無しさん (2022-05-07 07:07:29)
- お茶屋さんの店頭で作ってるほうじ茶が美味い -- 名無しさん (2023-04-23 18:28:50)
- 近年は外国人が多いな。愛知だから尚更 -- 名無しさん (2023-04-23 18:37:31)
- 大須にすがきやって何軒あるんだ?やたらと多い気がする…… -- 名無しさん (2023-04-23 20:10:20)
- ↑2023/5/24現在3軒ある。コメ兵本店横、招き猫そばアメ横北。わりと全部近いから多く見えるのかも。 -- 名無しさん (2023-05-24 20:01:30)
- 秋葉原・大須・日本橋(難波)の全部行った身からすると、雨天でも問題ないし、アキバ・ポンバシ程混んでないから回りやすいと思った。 -- 名無しさん (2024-11-11 22:22:31)
最終更新:2025年04月06日 17:22