裏トップランカー(AC)

登録日:2013/04/28 Sun 10:27:22
更新日:2025/05/09 Fri 00:25:50
所要時間:約 5 分で読めます






過去の戦で死亡したレイヴンと同じ名を持つレイヴン

本人が生き返ったと本気で噂されており、人知を超えたその強さは、歴戦の強豪さえも恐怖させる

幾多の戦場に出没し、数多くのレイヴンを葬ってきた恐怖の存在

倒したACのコアに、大きな風穴をあけていく

一切の素性が謎に包まれており、姿を見た者すら、誰一人いない


- 最強を凌ぐ実力者たち -




概要

裏トップランカーとは、フロムソフトウェアARMORED COREシリーズに登場する一部のレイヴンの俗称である。

シリーズにはアリーナというAC同士で一対一で戦うシチュエーションがあり、
基本的には「弾薬・修理費無料」「何回でも挑戦可能」「ランク・順位があり勝てば上に挑める」「バトル後リプレイ視聴が可能」といった特徴がある。
(作品によってはミッション扱いになっていたり、興行として取り仕切られていたり、再挑戦不可など例外もある)

そんなアリーナで1位にランクインしているレイヴンの事をトップランカー呼ぶ。



では、「裏」トップランカーとは何か。

アリーナのある作品では、普通にプレイしている分にはトップランカーとその付近の順位にいるレイヴンが最恐の相手となる。
本編をクリアすると、ミッションの自由選択などと共に作中で退場(死亡)したランカーが復活し、いつでも挑める、いわばおまけ状態に突入したりするのだが、
さらにここで本編とは関係のない謎のランカーたちが、アリーナの最下層にこっそり追加される。
出現条件は作品によって変わるようで、トップランカー、もしくはそれを含めた全てのレイヴンを倒すと最後に登場するものもあるようだ。

追加された彼らの実力は千差万別であり、一概に強い者ばかりではない。
だが、稀に、というかほぼ確実に、恐るべき実力を持ったランカーがいる
これが裏トップランカーと呼ばれる「何か」である。
その搭乗レイヴンの説明文も「素性が知れない」「相当な実力者」「他のレイヴンから恐れられている」といった内容であることが殆ど。



…ただ、残念なことに世代を跨ぐごとにどういうわけか影が薄くなっていく傾向がある上に
裏トップランカーと呼べるポジションのキャラが登場したのは2、3、3SL、VIの四作品だけだったりする。




裏トップランカー一覧

※表記は「パイロット名/搭乗AC名」


メイトヒース/デスマスク


過去の戦で死亡したレイヴンと同じ名を持つ。
機体も戦法も酷似しているため、本人が生き返ったと本気で噂されており人知を超えたその強さは、歴戦の強豪さえも恐怖させる。

ARMORED CORE 2に登場する裏トップの元祖にして最凶最悪のランカー。
過去の戦いで死亡したあるレイヴンと同名であるとのことで、機体も戦法も酷似しており、本当に本人が生き返ったと噂されている得体の知れない人物である。
因みに、『地下鉄道路調査』というミッションで名称不明の四脚ACを駆るレイヴンがやられており、それが彼ではないかという噂も。

搭乗機デスマスクは装甲の堅い四脚ACで、基準違反てんこもりの上に、カラサワ、月光、グレネード、プラズマキャノンを使用。
強化人間、AP9000越えという頑丈さ、四脚の旋回力の高さ、重量無視の基準違反、OPすらもスロット数ガン無視で大量装備というトンデモ性能なACである。
距離を取っているとOBでぶっ飛んでくるわ、中途半端な距離にいれば2シリーズのチート武装であるカラサワ連射の的になるだけだわ
かといってガチタンで挑もうにも相手もなかなか頑丈で、月光の錆になって終わるだけだわとその強さはトラウマになっているレイヴンも多いはず。
しかし、同じカラサワ使いであるアレスと比べるとEN管理に難があるようで、たまにチャージングを起こす事がある。


エグザイル/アフターペイン


幾多の戦場に出没し、数多くのレイヴンを葬ってきた恐怖の存在。
倒したACのコアに、大きな風穴をあけていくのが特徴。
一切の素性が謎に包まれており、搭乗者の姿を見た者すら、誰一人いない。
戦場での獲物に飽き足らず、ついにアリーナへ参戦。
その実力はエースをすらしのぐという

ARMORED CORE 3に登場する裏トップランカー。一切の素性が尚に包まれているレイヴン。
搭乗者の姿を見た者も誰もおらず、一説では搭乗ACの頭部やカラーリングから管理者ACの一種なのではと考える人も。
敵対相手のコアに大きな風穴を開けていくそうだが、脚部の関係でブレードのモーションが横薙ぎになるので
右腕武器のマシンガンでちまちま穴を開けているのでは? なんていう噂も立っていたり。

搭乗機アフターペインは最速のフロート脚部のACに1000マシと月光、そしてエクステンションにステルスを装備している。
このステルスがエグザイルの強さの全てと言っても過言では無く、こちらがまともに攻撃できないのをいいことに1000マシと月光でラッシュを仕掛けてくる。
とにかくステルスをどう乗り切るかが勝負のカギとなっており、これを使い切らせてしまえば厄介さは激減する。
要するにだたっぴろいマップでなく障害物のあるマップを選ぶとただの凡骨と化す
フロート脚部の癖に妙に空中にふわふわ浮きまくる関係で機動力はそれほどでもなく、機体の装甲も薄いのできちんと攻撃が通れば倒すのには苦労しない筈。
が、APに大差をつけられると普通に地上を滑ってくることもあり、その際の機動力は凄まじい。


ネームレス/ミステリー


自分自身の情報は全く公開しようとせず素顔から経歴に至るまで、全て謎に包まれているレイヴン。
依頼しか受けず、アリーナには参加しない事で有名だったが、最近、参戦を始めた。
その理由すら謎のこのレイヴンについて、分かっていることは飛びぬけた強さのみである。

ARMORED CORE 3 SILENT LINEに登場する裏トップランカー。
ネームレスの名前が示すように素性、経歴全てが謎に包まれている。
アリーナには参加しておらず淡々と依頼を受けるだけであったが、主人公が他のランカー全てを倒すと参戦する。
・・・が、サイレントラインにはシルバーフォックスやフォグシャドウといった通常のトップランカーを上回る強敵がウジャウジャいるのに加え、搭乗ACにもデスマスクやアフターペインのようなインパクトさが欠けている為、裏トップランカーの中では飛び抜けて影の薄い不遇なレイヴンでもある。

搭乗機ミステリーは機動力重視の中量二脚機で、指、左マシンガン、小型リニア、小型レーザーで武装。そして他の上位ランカーと同じく強化人間OPとその他のOPを併用している。
指マシと左マシンガンは速射性に優れており、それらの同時発射による圧倒的な弾幕と瞬間火力を売りにしている。
背中のレーザーキャノンも装弾数が少ないが火力と射程距離に秀でており、1対1のアリーナ戦では有効な武器である。
しかし装甲は薄いので、これら高火力武器のラッシュに注意しつつこちらの攻撃を上手く当てていけばそれほど苦労せずに倒せるはずである。
おまけに強化人間の割にENがカツカツな上、彼自身の戦術も正面からの撃ち合いを好む傾向があるので、捕捉は難しくない筈。


レイヴン/ナイトフォール

ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONにおける裏アリーナ的な要素、「インテグレーションプログラム」における表向きの最終演目兼、本作の看板機体
謎多きハクティビスト集団「ブランチ」に所属する無口な傭兵にして、主人公C4-621が拾うライセンスコードの元の持ち主…つまり、独立傭兵「レイヴン」ご本人。
ストーリー上でも彼(?)と戦う場面があったが、アリーナの裏ボスとして改めて戦うことになる。
ただし、本作はアリーナもインテグレーションプログラムもオールマインドによるAIシミュレーターなので、ここで戦うレイヴンもバーチャル空間にて再現されたAIによるものである。
それでも彼女が「伝説的な独立傭兵」「表舞台に出てこないので、限られたデータしか得られなかった」と評価する程なので、彼(?)がとてつもない強者であることに変わりはない。

搭乗機ナイトフォールは軽量級と中量級の中間のような機体。フレーム部分は621がルビコンに来たばかりの頃に乗っていた初期機体「LOADER 4」の頭だけを専用パーツに挿げ替えただけのもの。
さらにブースターは初期パーツの「BST-G1/P10」、ジェネレーターはEN補充性能に優れるがそれ以外が低性能な「DF-GN-02 LING-TAI」であり、一見すればあまり強そうには見えない。
だが、その実態はCPU特有の無駄が一切存在しない精密なEN管理によってBST-G1/P10とLING-TAIのデメリットを力づくで抑え込みメリットだけを享受し、そこにLOADER 4フレームの軽さと燃費の良さを合わせた超高機動戦術を繰り出す強敵。
装備もデュアルミサイルとアサルトライフルで的確にACS負荷を溜めていき、随所に軽グレを混ぜ込んで痛打を狙ってくる。
そしてスタッガーやブースト切れで足を止めたりしようものなら急激に接近し、チャージパイルによる致命の一撃を叩き込んでくる。
こちらが近づいてもアサルトアーマーや鬼精度のチャージパイルをクロスカウンターのごとく当ててくる隙の無さで、「スタッガー直後はアサルトアーマーなどコア拡張機能だけ使える」と言う本作の仕様にまんまと引っかかった迂闊者を即死させてくる。
軽量軽負荷を地で行く機体だけに装甲に難があるので、引きながら相手のブースト切れを狙った撃ちで封殺するか、AAをかわした後にスタッガー+近接攻撃追撃で瞬殺を狙っていくかが有効な戦術だろうか。


+ ※最新作のネタバレ注意!

エア/エコー

上記「インテグレーションプログラム」を調査するためにハッキングを行っていたエアが発見した機体。
三週目以降に追加される、隠しのインテグレーションプログラムの最後に控えているため、彼女こそが真の裏トップランカーということになる。
621と共にある事を確かめる為にシステムに干渉し、シミュレーター上で戦うことになるが、エアが直々に動かしているので「レイヴンの火」におけるラスボス戦以来の彼女との直接対決でもある。(ちなみに隠しプログラムはエアがいないチャプター1の間と「レイヴンの火」確定後では対戦できない)

搭乗機エコーは技研製無人機体エフェメラをベースにコーラル系装備で固めた軽量機。
連続QBに秀でるブースター「IA-C01B:GILLS」と最高クラスの出力を持つ重量ジェネレーター「IB-C03G:NGI 000」を組み合わせ、緩急の効いた加速でこちらを翻弄する。
武装面は全てコーラル武装で「ルビコンの解放者」ラスボス機のものと一部共通という豪華編成で、コーラルライフルと赤月光、さらには低速だが威力と追尾性に優れるコーラルミサイルのいずれも、防御値を無視し衝撃値が100%残留するため真正面から喰らいたくない高火力装備ばかり。
しかも全方位シールドでエフェメラの弱点である耐久力・安定性能も補っているため一筋縄では行かない。
コーラルジェネレータの弱点である長い息継ぎ時間を狙うために、絶え間ないミサイルとDPSに優れる武器を重ね的確な衝撃蓄積を心がけよう。一度スタッガーさせてしまえば、軽量機ゆえの脆さを突くことができるはずだ。






追記・修正は裏トップランカー全員に勝利した方がお願いします。

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最終更新:2025年05月09日 00:25