妖星乱舞

登録日:2011/04/16(土) 02:37:14
更新日:2024/02/09 Fri 14:39:39
所要時間:約 3 分で読めます




命… 夢… 希望…

どこから来て どこへ行く?

そんなものは… このわたしが 破壊する!!


妖星乱舞とは、ゲームファイナルファンタジーVI』(FF6)のラストバトルで流れるBGMの総称。
第一楽章~第四楽章で構成されている17分の大作。作曲は植松伸夫。

国内だけでなく、海外でも人気は高く、過去に幾度と無くオーケストラで演奏されている名曲。

FF6のラストバトルは、はじめに神々の像を倒してからケフカの登場、
という流れになっており、まるで宗教画のような荘厳な敵と聖楽のような雰囲気のこの曲が最高にマッチしており、
このバトルの演出は全ゲーム中トップクラス」という意見もあるほど盛り上がる。


………のだが、シリーズでも1・2を争う火力のインフレと、それに伴うシリーズ1・2を争うラスボスの弱さにより、まともに聞くのは少し難しい不憫な曲。
SFCで普通にやっていた場合、第三楽章を聞く前にケフカ戦突入はよくあること。

GBAではそれぞれ段階ごとに曲がぶつぎりになっており、各段階を突破すると次の楽章に移行するためとりあえず「一切聞くことなく終わる楽章が出る」ことは無くなった。
ピクリマも当初はブツ切りだったが、アップデートでシームレス再生が復活した。
ただし移行タイミングが「アレンジ版」の方で固定されてしまっているため、設定でSFC版楽曲にすると変なとこで切り替わる。

各章の簡単な説明

◆第一楽章
ラストバトル第1段階の、魔神をモチーフとした顔・長い腕・短い腕との対決時に流れる。
これは魔大陸浮上時に流れる『大破壊』のアレンジとなっており、女声コーラスが使われる。

◆第二楽章
ラストバトル第2段階の、鬼神をモチーフとした虎・機械・魔法・殴るとの対決時に流れる曲。
男声コーラスとパイプオルガンが使われ、教会音楽のようなイメージとなる。

◆第三楽章
ラストバトル第3段階の、女神をモチーフとしたまりあ・眠りとの戦闘で流れる。
鐘とパイプオルガンを使い、ほとんど教会音楽のような感じである。
主旋律の裏に『魔導師ケフカ』が流れている部分も。

◆第四楽章
ラスボスケフカとのバトルで流れる。
始まりはオープニングのBGMである『予兆』と同様だが、急にテンポが速くなったり遅くなったり、一転して聖楽のような雰囲気となったりとかなり忙しい曲。
テンポや音が全くと言っていいほど安定しないのは、崩壊したケフカの精神を象徴しているという考察も。
メインパートに『魔導師ケフカ』のアレンジが流れている部分があるほか、ラストパートにケフカの笑い声が入っているため、かなりネタバレでもある。
当時、ゲームより先にサントラが発売されたことで、音楽から入った人にはプレイ前にラスボスがバレてしまったとか。

イントロの

\セーーガーー/

は有名。なんで他社なんだよ。



DISSIDIAでは第四楽章をSFCの音源殆どそのままに再現。
かなり短くまとめてあるが、それでも前奏がけっこう長い。
そのため曲が盛り上がる遥か手前で、戦闘が終わってしまうことが多々あり、原作とは違い盛り上がりに欠けることが多い。

またケフカ専用武器にもなっており、楽器属性。





追記・修正はラストバトルでバリアントナイフ二刀流乱れうちを使わなかった人にお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • BGM
  • FF
  • FF6
  • ケフカ
  • 名曲
  • 神曲
  • 植松伸夫
  • ホワァーッホッホッホ
  • 妖星乱舞
  • ゲームミュージック
  • 音楽
  • ラスボス戦
最終更新:2024年02月09日 14:39