登録日:2009/11/29 Sun 10:42:25
更新日:2025/05/16 Fri 18:10:32
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虫姫さまふたりとは、2006年10月に稼働開始した縦スクロールシューティングゲーム。
開発はCAVE、販売はAMI。
カブトムシを看板とした
弾幕系シューティングゲーム『
虫姫さま』の続編。
別バージョンとして1.0、1.01、1.5、ブラックレーベルが存在し、箱○版にはアレンジモードもある。
この項目は主に1.5の事を書く。
【ストーリー】
今とは違う時間軸。
恐獣が栄える辺境の地に、気位の高い女王ラーサが治める、「うたかたの里」があった。
人々は「恐獣」と共存し、小国ながらも平和な生活を送っていた。
ところがある日、里は「甲獣」の襲撃を受けた。
甲獣は、その大きな身体で人々の住家を潰し、人間に有害なレヴィセンスを
羽から振りまき、里をめちゃくちゃにしたのだ。
国を守るために立ち上がったのは、ラーサの第一王子・アキ。
アキは恐獣を従え、甲獣相手に戦いを挑む。
ラーサは、愛するアキの帰りを待った。気が遠くなるほど長い月日を待ち続けた。
しかし、シンジュが森の捜索隊からもたらされたのは、「ホシフリの里の娘レコによってアキが殺された」という非情な報告だった。
ラーサはすぐにレコを探し出すことを考えた。
だが森は危険なレヴィセンスで満たされており、真っ向から戦いを挑んでも勝ち目はない。そこで女王は閃いた。
「ここは単純なパルムを行かせて……クックックッ」
捨て駒として挙げられたのは、まだ幼さの残る八番目の王子パルム。
パルムは純粋で素直で母親を慕っていたが、女王にとってアキ以外は
大勢の息子の中の一人でしかなかった。
翌朝、パルムはお気に入りの恐獣を駆り意気揚々と
シンジュが森へ出発した。
「……王位を継承できる子は他にもいる。一人くらい毒にやられても問題ない。」
そんな女王の思惑は露知らずに。
【キャラクター】
『困っている子がいるのに黙ってられないよぉ。』
前作の出来事を経てシンジュが森の維持神さまとなったホシフリの里のお姫様。カブト種の甲獣キンイロに乗る。
彼女の使うサクレツの実は浄化作用が付いてパワーアップしている。服装も実にけしからん方向へパワーアップした。
そして相変わらずの鼻声ボイス。でも所々で演技が進歩してる…かも。
カブト種の甲獣。神様の力で3本角になったレコの友達。
お供に小さな甲獣カブトを従えている。
『分からないよ母様、本当にレコちゃんがアキ兄様を殺したの? 』
アキの弟で、ラーサの子供。
レコに会う為ドラゴン種の恐獣ハイローに乗ってやってきた。
母親のことを純粋に好いているが、母親が自分のことを多くの息子の一人としか思っていないことには気づいていない。
小さな頃からパルムを知っている恐獣でドラゴン種。パルムの杖から力をもらうと、敵を蹴散らす火球を吐くことが出来る。
小さい頃は体の色が灰色だったためこのような名前になった。
『 オーッホッホッホッ、殺しなさい、殺しなさい、レコを殺しなさい! 』
敵サイドのキャラクター。
うたかたの神殿の女王でパルムの母親。
息子のアキがレコに殺されたと思い込み怒りに燃えている。
たくさんの恐獣を力で束縛し神殿を守らせている。
【自機】
前作にあったショット切り替え、オプションアイテムが廃止され、各キャラで装備が固定となった。
更にキャラ選択後に性能が異なる「ノーマル」「アブノーマル」の2タイプから選択する。
ボムはレコは前作同様「サクレツの実」。パルムは自機前方へ炸裂式エネルギー弾を一定時間照射する「ハイローファイア」。
広いショット、前方集中のレーザーと最もシンプル。
オプションは通常は前作でのフォーメーション配置。レーザー時は『
蜂』シリーズのA機体と同じく自機前方へ収束して回転する。
火力もまぁまぁで癖がなく扱いやすい。
グラディウスオプション、レーザー時にオプションを当てると敵をロックする。
全体的に火力は高いがレーザーで速くなる掟破りな性能(グラの四速くらい)
さらに子カブ(オプション)がかなり近づかないとロックしてくれない。
というテクニカルすぎる仕様なので触らない方が無難。
ショットは当たると炸裂してある程度判定が残る
ミサイル。レーザーは上下にレバーを入れるとオプションのレーザーが広がったり狭まったりする。
共に扱いやすいが火力が低い。
そりゃもう
残念としか言えないくらいに
具体的には一番強いキャラの
1/4。
道中はいいが
ラスボスが…
ショットは前方集中。レーザーは自機から出る弾に当たっている敵に対して誘導レーザーがオプションが出る、と割と使いづらそうに見えるが
ショットは横レバー入力で回転全方向攻撃に、レーザーは誘導レーザー自体に攻撃力があるためにうまく使えれば範囲をカバー出来る。
そしてなんと言っても火力がぶっちぎりで高い。
なのではじめてプレイする人はアブノーマルパルムをオススメ。
どうしても慣れなかった場合にはノーマルレコにするといい。
【基本ルール】
- 琥珀取得時のカウンタ増加量は空中(小)5 空中(大)10 地上(小)10 地上(大)20
- 一定範囲内の空中琥珀はレーザー時以外は自動取得
- 地上琥珀はレーザーで画面内全てを回収できる
- 琥珀出現から一定時間内で取得すると緑色に光り、琥珀を2個取得したと見なされる。(通称:緑回収)
【難易度】
一番簡単なモード。システムもわかりやすく誰でも楽しめる。
得点システムは画面左上の数字が累計カウンタ、その下がステージカウンタになる。
累計カウンタの百の位が0〜4ならショットで、5〜9の時はレーザーで倒すと大琥珀が出現する。
琥珀の得点はステージカウンタの値がそのまま入る。
わかりやすく言うと…
累計カウンタを見て、敵を倒す攻撃を合わせて大琥珀を出してとにかく緑回収すればOK。
敵をショットで倒すと琥珀を出し、ゲージが増える。
ある程度ゲージが増えると赤くなり、その時に倒すと琥珀が大琥珀に変わる。
さらに赤ゲージの時にレーザーで倒すとさらに多くの大琥珀が出る(これを赤レーザーと呼ぶ)
琥珀を取得すると倍率が貯まっていく。この倍率は9999まで貯まる。
これはゲージがない時にレーザーで敵を倒すと出る青琥珀にかかり、青琥珀を取得すると倍率が下がる。
要するに
赤レーザー等で倍率を貯め、青琥珀で倍率をかける。の繰り返し。
弾消し敵が出す琥珀は全て一緒になるので、こいつらに赤レーザー、青琥珀をかけていくのが基本。また、倍率は基本8000以上まで貯めないとあまりおいしくない。
絶望すら無駄になる空気の読めない難易度にご注意下さい。
神々のために作られた超難関モード。
一般人には手が出せません。
怖いもの見たさで選ぼうものなら、1面開始早々に繰り広げられる光景を見て絶望するか思わず吹き出す事だろう。
システムはオリジナルとほとんど同じ。
切り替えが500毎から2000毎に変わった。
【ステージ】
全5ステージ、1周エンド。
中ボス:恐獣ラムダプテルス
ボス:恐獣ザウーガ・テイラ
中ボス:海獣ズメリーク・メーガ
ボス:海獣ダーゴ・ガウマリン
中ボス:甲獣キヴァハガネ・ガーダー
ボス:甲獣デニタクス・デニタクス
中ボス:甲獣ジョラー・ガーマ
ボス:甲獣ベラクラセス・ゴフォン
中ボス:恐獣シェンルーン
(レコ使用時)
ラーサ「わたくしの・・・わたくしの可愛いアキをよくもォ!!」
(パルム使用時)
ラーサ「そんな女を庇うなんて・・・馬鹿だねぇお前は。」
パルム「レコちゃんは兄さまを救ったんだ!レコちゃんは悪くないんだ!」
ラーサ「ふん!お前の代用品などいくらでもいる。死ね!」
ラスボス:恐獣ドラガンエンペリオン(第一、二形態)
恐獣ドラガンエンペリオントゥルー(最終形態)
女王ラーサが従える金色の巨大恐獣。
多少の攻撃を物ともしない絶望的な防御力とその体躯から放たれる熾烈な弾幕で辿り着いたレコとパルムを消しにかかる。
最終形態になると真の姿と思わしきドラゴンのような姿へ変形する。
(レコ使用時)
ラーサ「森の毒でパルムもおしまいだ!この疫病神めがッ!」
(パルム使用時)
ラーサ「ぐう!・・・どうせお前は森の毒で長く無いわ!」
真ラスボス:虐狂の鬼死母神 ラーサ(ウルトラモード限定)
「ゲーム開始から恐獣ドラガンエンペリオントゥルー撃破までノーコンティニュー」を満たすと出現。
他モードと異なり、ボスの爆発から逃れたラーサと一騎打ちとなる。
恒例のボムバリアありだが、前作と異なりバリアを撃っても撃ち返しはしてこない。
更に第二形態撃破までノーコンティニューを維持できると
延長戦として最終形態へ突入。まさかの三連戦となる。
【ブラックレーベル】
2007年12月に稼働したバージョン。
オリジナル、マニアック、そしてウルトラを再調整した極弩が登場。
キャラ選択後のタイプ選択が廃止され、ノーマルとアブノーマルのいいとこどりのような性能に大幅強化された。
稼ぎシステムでは緑回収より前に回収すると赤回収(四つ分回収)が出来るようになった。
【各モードの簡単な説明】
切り替えが3000に、また音が鳴って教えてくれるようになった。
さらに一定距離以内に近づいてカウンタに適したオプションの攻撃を与えると琥珀を出すように
この琥珀はステージカウンタが9999になると大琥珀になる。
また累計カウンタが10万以上になると通称「10万走行」と呼ばれるモードに突入。
常時スコアが入り続ける代わりに弾速が倍になり、目視困難な豪速球が飛び交う。
ほとんど変わらず
マイルドになったウルトラをマニアックのルールでプレイする感じ
ただし倍率は30000まで貯まる。
よ
う
こ
そ
。
真ラスボス:スピリチュアルラーサ(極弩限定)
「ゲーム開始から恐獣ドラガンエンペリオントゥルー撃破まで
ノーミス
」を満たすと出現。
ボスの爆発から逃れて一騎打ちという流れは「虐狂の鬼死母神 ラーサ」と同じだが
豊満なボディだった通常ラーサから一変、スリムで若返った姿に変貌を遂げ、苛烈な弾幕を広げる。
実は隠しコマンドで強制出現させることが可能。ただし一度コマンドを成立させるとテストモードで初期化しない限り元に戻せなくなるので自己責任で。
11/26に箱○に移植がされた。
1.5はもちろん、箱○版オリジナルのアレンジモードに、初心者が楽しく弾幕に慣れることが出来るノービスモードが追加されている。
いわゆる初心者用モード
敵弾が少なく遅い。さらに消費1発のオートボム内蔵でマニアック以上でもクリアが目指せる。
1Pプレイ専用で一人でレコ、パルムを操作する
新たにチェンジボタンが追加されて任意で使用キャラがチェンジできる。
オートボム内蔵で琥珀がストックされていればオプション側のキャラに敵弾が範囲内に入ると弾速が遅くなりレーザー時に敵弾を反射できる。
レコ、パルムの琥珀が9999の時にレーザーを使うとフィーバー状態へ突入
カウンタが無くなるまで大琥珀が出まくるように。
さらにDLCでのブラックレーベルの配信が決定している。
また、初回生産は祭り限定公開だった1.01がダウンロードできる
バグが修正された1.0
1.5に慣れた甘えたヤツラにイカさんやダニさんがキッッッッツいお仕置きをくれるだろう
すもーい、これが追記修正?
はじめて見たぁ〜!
- 記事あったんかい!弾幕ゲーの一つの到達点 -- 名無しさん (2020-01-21 10:46:07)
最終更新:2025年05月16日 18:10