ライガーゼロ シュナイダー

登録日:2012/10/06 (土) 20:49:26
更新日:2024/09/21 Sat 12:44:06
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ライガーゼロ シュナイダー



ブレードライガーが成果を示した「高速機動ゾイドの格闘戦」というコンセプトを発展させた、ライガーゼロのチェンジング・アーマー・システム(以下CAS)対応装備の一つ。

◆スペック
所属 ヘリック共和国
全長 24.1m
全高 10.1m
重量 135t
最高速度 310km/h

《武装》
◆素体
ストライクレーザークロー×4
レーザーファング
◆CAS使用時共通装備
AZ208mm二連装ショックカノン
シュナイダーユニット
ラッシングレーザーブレード×5
レーザーブレード×2
Eシールドジェネレーター×5
マルチセンサー兼スカウターポッド
高出力イオンターボブースター×2
高機動スラスター×4
肩部高機動スラスター×2
(サブスラスター×4)

◆主なパイロット
ビット・クラウド(ZOIDS新世紀/0)
・シシリー・ヴォルタ(バトルストーリー)


7本のレーザーブレード、5基のEシールドジェネレーターに加え、増加した重量をカバーするために多数のスラスターを備える突撃戦型装備。

しかし射撃武装が二連装ショックカノンのみになってしまい、基本的に格闘戦重視で射撃能力の低いライガー系ゾイドの中にあって、輪をかけて射撃が不得手。
さらに、サブジェネレーター搭載でも不足するほどにブレードとEシールドのエネルギー消費が激しく、戦闘継続時間が短いという致命的な欠点を抱える装備でもある。

コトブキヤHMM独自設定では
  • ブレード展開時に重心が変わるため、操縦のクセが強い。
  • スペースが無かったから背部の高機動スラスターの間に冷却装置。
  • 足先は姿勢制御用のサブスラスター。
  • 装甲の強度は低い。
  • 塗料はEシールド磁場余波を定着させる特殊なもので、Eシールド展開中は強度が上がる。

とされている。突撃機体なのに強度低いとか……

  • バスタースラッシュ
ラッシングレーザーブレードを展開して突進。/0での必殺技。

  • ツインブレードアタック
ブレードライガーのブレードアタックと同様、機体両脇のレーザーブレードを横に広げて相手をすれ違い様に斬る。HMM解説書に記載。

  • ファイブブレード・ストーム
↑2つに加えてEシールドも展開して突っ込む。バトストでの必殺技。

  • セブンブレードアタック
全てのブレードを前方に向け、Eシールド、ブースターも出力全開で突進する最大の必殺技。初出は/0。
トミー版や可動王ではレーザーブレードは前を向かないので、再現したいなら改造必須。

◆活躍
【バトルストーリー】
初陣で量産型デススティンガー・KFD(キラー・フロム・ザ・ダーク)をファイブブレード・ストームで真っ正面から貫くという華々しいデビューを飾る。

その後は特に見せ場は描かれなかったが、ムック本VOL.3クライマックスにて共和国側の主人公レイ・グレッグが換装したごちゃまぜゼロ(頭部にシュナイダーのブレード、背中にイエーガーのブースター、足にパンツァーのミサイルポッドをつけた応急処置形態)でラッシングレーザーブレード、Eシールド、レーザーブレードを装備。
ラッシングレーザーブレードでブラッディデーモンの首を切断し、レーザーブレードでバーサークフューラーを攻撃するも相討ちとなる(バスタークローを深々と食らったため、ダメージはこちらが大きい)。

その後、ガイロス帝国首都ヴァルハラでの戦いではパンツァーの援護射撃の下、デスザウラーに突撃。その超重装甲を切り裂くことに成功。
しかし、直後に別のデスザウラーの荷電粒子砲により、パンツァーもろとも消滅した。


◆【ZOIDS新世紀/0】
イエーガーに続く第2の換装形態として登場。苦戦も多いが見せ場も派手。
当初はオーバーフローを起こして機能停止してばかりだったが、使いこなしてからは強敵とのタイマンに際して換装されるようになった。

ロイヤルカップではレオンのブレードライガーとの互角のぶつかり合いで学習・成長したオーガノイドシステムがセブンブレードアタックを編み出し、これを発動して勝利した。


◆【機獣新世紀ZOIDS
海底盗賊団として登場していたロッソが乗り込み、ヴィオーラが駆るイエーガーと共にバンシーザー(ゼロ素体)と戦う。
イエーガーが撹乱したところを体当たりでドラゴンボールのごとく吹き飛ばすなど圧倒していたが、反撃を食らったイエーガーがぶつかってウィングが引っ掛かる。
外そうと手間取っている隙にバンの一撃を急所である下顎に受けて運動機能がマヒし、イエーガーもろともダウンした。


◆【ゾイド∞でのシュナイダー
不遇。Eシールド装備、ブレードアタック有りと行動の選択肢は多いが、肝心の格闘が初撃でダウンさせる多段ヒットのため威力が伸びず、ブレードアタックも低威力。
投げ技のバスタースラッシュ、特殊投げのセブンブレード・アタックは威力こそあるが、投げそのものがCPU戦はともかく対人戦ではまず当たらない。
格闘装備設定とは裏腹に、ショックカノンで揺さぶりつつ、ブレードスラッシュ(オリジナル武装。足を止めてラッシングレーザーブレードから強力な単発弾を放つ)で着地取りという 射撃戦 がメインになる。
一番有利な相手は、セブンブレードアタックがクリーンヒットすれば6000以上のダメージを見込めるデススティンガー(CPU専用)。
EX PLUSでは、レーザーブレードから衝撃波を真横(バックステップ中のみ前方)に飛ばす「ブレードウィング」という武装が追加。ますます格闘設定から離れていった。


◆余談
タイプゼロ(通常の白いゼロ)が重量85t。対してライガーゼロシュナイダーは重量135t。その重量差は脅威の50tにもなる。
具体的にどれくらいの差かというと、いつものライガーゼロにコマンドウルフ(46t)やシャドーフォックス(52t)を丸々1機乗せるか、ガンスナイパーに至っては2機(25t×2)を背負ってようやくライガーゼロシュナイダーと同じ重量。

明らかに重いパンツァー(145t)ならともかくシュナイダーでこれだし、見た目軽そうなイエーガーですら132tである。
各種アーマーがやたら重いのか、タイプゼロアーマーがやたら軽いのか…
尤も、ライガーゼロイクスが115tな辺り、ヘリック共和国のいつもの癖でアーマーがやたらと重くなったのかもしれないが。

追記・修正は短期決戦でお願いします。

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最終更新:2024年09月21日 12:44