登録日:2010/02/19(金) 08:01:40
更新日:2025/01/29 Wed 11:55:56
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アニメ版と漫画版では展開の違いか若干キャラクターの方向性に差異があるが、概ね共通している。
性格はいかにも“主人公”らしいキャラで「熱血」「明朗」「快活」と主人公の王道まっしぐら。その分、色恋沙汰に免疫が無いのか、その手の話題になると赤面する事も。
父親のダン・フライハイトを尊敬しており、彼の愛機のコマンドウルフ「ジーク」の様な相棒のゾイドを見つけ、立派なゾイド乗りになる事を夢見る。
名前の由来は「野蛮」の「蛮」。また名字の「フライハイト」は
ドイツ語で「自由」の意味。
第1話の初っ端から砂漠で
ガイサックに追われると言う派手な登場の仕方をした。
遺跡の中に逃げ込み、その中で後に「相棒」となるジークと出会う。
この第1話だけでも涙腺が決壊物なので、まだ見たことがない人は一度は見ておく事をオススメする。
砂漠でガイサックに追われていたバンが行きついた遺跡の中にあったカプセルの中で眠っていた人間大の恐竜型ゾイド。
カプセルから生まれた直後はバンを警戒するも、少しずつ心を開き、バンの相棒となる。生まれて間も無いせいか、無邪気で優しい性格。
一緒に眠っていたヒロイン・
フィーネと深い関わりがある。
【漫画版「機獣新世紀ZOIDS」】
非常に好奇心が強く、頻繁に村を出ては、砂漠に出かけている。
また、遺跡の探険も好むらしく、第1話で訪れた遺跡も何度か来ているらしい。どうやら虫の類も平気な様で、以前から蠍や毒蜘蛛なんかを持ち帰っていた。
ゾイド乗りとしての腕前はなかなかで、連載分のラストでは相手が動揺していたとはいえ
レイヴンに圧勝している。
また非常にゾイド想いであり、ゾイドのために涙を流すこともある。
田舎でのびのびと育ったのもあってか政治的・軍事的な判断には疎い。非情ともいえる行動を目にした時には理解できず戸惑う場面も多い。
また熱い気性も手伝って時には短慮な面を見せることもあるが、その素直さ故に仲間(つーか
アーバイン)の冷静な指摘を受け入れることができる。
父親の相棒だったジーク(コマンドウルフ)でレイヴンと初対決したが、その戦いでジークは大破。
その後亡くなったムンベイの兄、ジャッドのシールドライガー、通称
シーザーに乗っている。
【アニメ版「ゾイド -ZOIDS-」】
基本設定は漫画版と共通だが、若干違いがある。
目覚めたばかりで臆病だったジークには尻尾の一撃をお見舞いされるが、自分の相棒ならこのくらい元気な方がいいと彼のことを認めた。
使用するゾイドはバンがジークを発見した遺跡の近くで朽ち果てていたシールドライガー。物語の中盤以降は進化した
ブレードライガーとなる。
序盤ではゾイド乗りとしての腕前は平凡で、ジークが合体していなければ武器類を使えない(コンバットシステムを起動できない)ばかりか最高速度すら出せなかった。
しかし、レイヴンとの戦いでジークが傷つき、しばらく一人で操縦しなければならなくなった際、アーバインのピンチを前に一人でシールドライガーのシールドを起動させることに成功。以降、操縦の腕を上げ始めた。
パイロットとしてのセンスはあるようで、第17話では同乗していたヘリック共和国軍の
ロブ・ハーマンの助言を一度聞いただけですぐに実行し、レイヴンが乗るセイバータイガーの動きに対応してみせた。ロクに操縦の訓練を受けたことがなく、ずっと我流で動かしていたためだろう。
性格はやや大雑把で単純思考。
基本的に悪い事は許さないタイプでお人好し。
頭より体が動くタイプでやや脳筋気味。ジークとフィーネがシールドライガーとともに光の繭の中に包まれてしまった際は、打開策も分からないままガムシャラに突っ込もうとして弾かれるということもあった。
その場の気分で無思慮な行動をとることもあるが、他者を思い遣る心も持ち合わせる。
好物は“パパオの実”。第11話では空腹に耐えかねてパパオの実の幻覚を見て走り出し、フィーネとアーバインがはぐれる原因を作るという失態を犯す。しかし、同じ回では姉と望まぬ形で再会を果たしたゲストキャラの少女の心情を察して一芝居打って見せるという機転を発揮した。
また、第16話では脱走した帝国の捕虜に同情し、無理やり捕まえられそうになっているのを逃がしてやる。だが、その後彼がニューヘリックシティで大規模な破壊を繰り広げ、多大な被害を出してしまったことがあった。自分の善意が取り返しのつかない事態を招いたという結果にさすがのバンも堪えたようで、自らの手でけじめをつけた後も殴ることはできず、涙を流しながら「馬鹿野郎!」と吼えた。その悲痛な叫びは自分自身に向けられたようでもあった。
フィーネと共にゾイドイヴを探す旅の最中、賞金稼ぎのアーバインや運び屋のムンベイ、ガイロス帝国の皇太子ルドルフと様々な人々と出会い成長していく。お人好しともいえる甘さを仲間から嗜められることもあったが、やがてその人柄を認められるようになっていく。
傷心のルドルフに対してはかつて自分がそうされたように敢えて罵倒し挑発することで再び立ち上がらせようとする彼なりの気遣いを見せた。
ライバルとなったレイヴンに苦戦を強いられながらもジークとライガー、そしてフィーネと心を通わせ強敵ジェノザウラーを撃破。
そして復活した
破滅の魔獣・デスザウラーを打ち倒し
プロイツェンの野望を阻止。ヘリック共和国とガイロス帝国の両国を救う。
後期『ガーディアンフォース編』になると心身共に成長して好青年になっている。
無印終了後からはヘリック共和国軍でクルーガー大佐の指導の元2年間の訓練を重ねる。それを経てガーディアンフォースの一員となり治安の維持に務めている。
腹筋が割れており視聴者を驚かせた。腹筋の数が毎回変わるので更に驚かせた。
フィーネとの仲は進展し、互いに大切な存在だと認め合っている。
リーゼにはその点を付けこまれ、精神への干渉で仲を引き裂こうとされることがあったが、確かな絆の強さで跳ね除けることに成功している。
新しく仲間になったトーマはフィーネに熱烈に片想いしており、勝手に張り合われている。
無印では突っ走りがちであったバンだが、猪突猛進型のトーマの前では逆にバンがストッパー役になることすらあった。
ゾイド乗りの腕前は最高クラスになっており、ジークが合体していない状態でもブレードライガーを完璧に乗りこなせる。状況や作戦によってはやはりジークの合体なしで帝国製のレブラプターやプテラスのような飛行ゾイドを駆ることもできるなど、ゾイド全般に精通している。
また父の形見である、ワイヤー内蔵のメリケンサックのような武器を携帯。後期のOPで構えているカットが印象的。
不安がる兵士に(トーマと自分で)ここには2人のGFがいると言って勇気づけたり、被弾した味方にあえて「足手まとい」という厳しい言葉を使うことで迅速な撤退を促したりするなど、軍人としての振舞い、指揮官としての冷静な判断力を身に着けている。
少年時代からの前向きさも失われていない。デススティンガーの襲来に対して共和国本土を守れずつい作戦の成功を信じられないでいたハーマンには、1人1人が力を尽くすことできっと奇跡を起こせると説いた。このやり取りはハーマンが指揮官としての決意を固めるきっかけにもなっており、重要なシーンである。
ゾイド好きも変わらずであり、とある村に立ち寄った際には現地の少年とともにヘルキャットを操縦し心を通わせた。
一方、基本的な性格は変わらないものの子供っぽさは鳴りを潜め「大人」になってしまったため、逆にその点が一部のファンからやや不評な事もある(この年齢になって子供みたいな事を言われても困るが)。
視聴者と同じ位の年齢だった前期からかなり成長してしまった事や、GFの制服が腹筋丸出しで変だから見るのを辞めた子供も多からずいたりする。
前期のラストでデスザウラーを倒しているため「デスザウラーを倒した英雄」とかなり有名人になっている。
復活したレイヴンのジェノザウラー・
ジェノブレイカー、そして世界の平和を脅かすヒルツの
デススティンガーなど多くの強敵との死闘を繰り広げ、規格外の強さを前に苦戦を強いられる場面も多かったが、終盤にはジークが合体してない状態のライガーによるタイマン勝負でデススティンガーを圧倒するなど、ゾイドと心を通わせ続けることで更なる成長を果たした。
そしてラストでは復活した真のデスザウラーをレイヴンや仲間たちとの協力で倒し再び世界を救う。
これらの活躍から、続編として遥か未来を描いた『
ZOIDS新世紀/0』では“最強のゾイド乗り”と語り継がれる事になった。
『/0』
最終回で主人公
ビットに遺跡と化した古のウルトラザウルスのコンピューターはこう語る。
かつてここに、自由と勇気…
そして、飽くなき探究心を持つ者が立っていた。
彼は、戦争の嵐吹き荒れるこの星で、平和のために立ち上がった。
そして彼は、戦いを終結へと導いた後、旅立っていった。
彼の愛したものは、
風と、雲と、冒険だった……
ただし、「この最強のゾイド乗り」=「バン」と明言された訳ではない。
さらに言うとライバルであるレイヴンに(少なくとも劇中では)負け越しているため、厳密には最強ではない。
ただ間違いなく言えることは
彼は英雄であり、
ゾイドを誰よりも愛していたということだ。
今度も、むちゃくちゃ書きまくるぜ!!
- 父親もコマンドウルフ1機でプロイツェン配下3個師団と相打ちと凄まじいチートです(さすがのプロイツェンも驚愕)。 -- 名無しさん (2013-09-17 16:32:24)
- 腹筋はかなりビックリしたなあwwww -- 名無しさん (2013-09-17 16:41:40)
- 漫画では異常に叫ぶ事が多く叫ばない回の方が少ない。コロコロ巻末読者投稿の頁では有り得ない物のお題に叫ばないバンと載る事が多かった。
ゾイドの缶やらゾイドのパンとパロるお題でも必ず叫んでる絵で投稿される程。 -- 名無しさん (2013-09-17 22:46:10)
- バトストにも、本人は登場しないがレオマスターの一人として、B・フライハイト大佐なる人物が話題に……。スリーパーゾイド300機をブレードライガーAB単機でスクラップに変える怪物だとか -- 名無しさん (2013-11-09 13:12:21)
- ↑それプラス、試作機段階とはいえ模擬戦でゴジュラスギガを型落ち機体であるブレードライガーで負かす -- 名無しさん (2013-11-09 13:37:44)
- いいよね、こういう真っ直ぐな主人公w 成長してからはしてからでも好きだったよ -- 名無しさん (2013-11-09 14:38:31)
- スパロボとかで是非ガロードと共演してくれないかな。性格とヒロインの組み合わせと世界観が似てるし -- 名無しさん (2013-11-17 15:13:20)
- ↑ガンダム以外なら性格はにていないが時縞ハルトとも仲良くなりそうだな。ピノの立ち位置もジークに似ている。 -- 名無しさん (2013-12-26 23:15:10)
- ゾイドとガンダムの組み合わせなら/0のビットとSEEDのロウとかも見てみたい。両方とも呼ばれること事態少ないけど -- 名無しさん (2014-02-20 05:30:21)
- アニメ前期では、やたらと軍に捕らえられる印象があったな -- 名無しさん (2014-06-08 22:17:46)
- ブレードライガーABになってからはジェノブレイカーに手傷負わせて自身はノダメだったし、最終的にそれほど差はないと思う(まぁブレイカー対策にガンスナイパー部隊が駆り出されてたこととか、ABが不安定だったためにダメージ与えるとすぐ棄てたといった不確定要素もあるが) -- 名無しさん (2014-09-09 08:57:00)
- 個人的に、デスザウラーとの最終決戦でレイブンは最終的にシャドーの力を借りたのに、最後までバンはジークの力なしで戦い抜いたのが印象的。 -- 名無しさん (2014-09-09 09:16:32)
- ダイガードの主人公がバンそっくりだよな、見た目も中身も -- 名無しさん (2014-09-21 12:14:40)
- ↑中の人はトンマだしな スパロボで一緒に出てもらいたい -- 名無しさん (2015-03-07 00:46:12)
- しかし成長してからはともかく 少年時代はレイヴンに負けてしまっても不思議ではなかったんだよな あっちはゾイド乗りとして英才教育叩き込まれてたから -- 名無しさん (2015-05-25 00:48:35)
- あの怪物デススティンガーをジークなしで圧倒だもんな…。たとえ服従させていたとしても、あのサソリに勝てるものじゃないハズだよ。そういう意味じゃ、ブレードライガーってバンと相性良いよね。攻撃を回避して最強クラスのブレードを届かせたら斬れるから -- 名無しさん (2015-05-25 12:22:20)
- ↑第3次スパロボZに登場したサソリの中の人がバンだったし -- 名無しさん (2015-05-25 14:15:01)
- 最初はジーク無しじゃまともに操縦できなかったが、最終的にジーク無しでデスザウラーを倒すバン、最初はシャドーを始めゾイドを毛嫌い(道具扱い)していたが、最終的にシャドーと心を通わせたレイヴンの対比だったのかなと -- 名無しさん (2016-06-02 01:02:01)
- ↑途中半端で送信してもうた。操縦下手だがゾイドを愛してたバン、ゾイドは嫌いだが操縦は上手かったレイヴン。2人は最終的にお互いの足りない部分(バンは操縦技術、レイヴンはゾイドへの想い)を補ったという意味で最終回の演出は対比してたんだろうかって観直して思った。 -- 名無しさん (2016-06-02 01:08:48)
- スパロボにも参戦してるけど、放送当時とは声が変わってたな -- 名無しさん (2018-06-02 00:00:04)
- 劇中ではレイブンとジェノブレイカーに勝てなかったけれど、終盤のデススティンガーを単独で圧倒してた頃のバンなら勝てそうと思うのは自分だけだろうか・・・ -- 名無しさん (2019-11-04 20:35:49)
- アニメ版GF編で武器もちになったけど、アレどんな武器だっけ?OPにも出てたけど全く覚えてない。 -- 名無しさん (2019-11-09 22:12:34)
- ↑ワイヤー付メリケンサック的な何か。親父の形見らしい -- 名無しさん (2023-08-17 09:39:10)
最終更新:2025年01月29日 11:55