ZOIDS新世紀/0

登録日:2009/08/19 Wed 10:36:17
更新日:2024/02/25 Sun 18:22:37
所要時間:約 6 分で読めます





ZOIDS新世紀/0』(ゾイドしんせいきスラッシュゼロ)は、トミー(現:タカラトミー)から発売されていたプラモデルシリーズ『ZOIDS』を題材にしたアニメ作品。
2001年1月から同年6月まで、土6枠で放送された。全26話。
製作はXEBEC。監督は加戸誉夫、シリーズ構成は隅沢克之。



目次





作品概要


ゾイドアニメシリーズ第二弾であり、前年まで同枠で放送されていたアニメ『ゾイド -ZOIDS-』の続編。
前作が全67話と一年超の放送だったのに対し、こちらは全26話と半年程の放送期間となっている。
監督や脚本など製作スタッフの多くも続投。前作から続けて起用されたキャストも多い。

世界観は前作と同じだが、前作から1000年以上経過しているため直接の関連性は薄い。
しかし前作を観ていると所々に想像を掻き立てられニヤリとする設定があり、より楽しめる。

本作はゾイドバトルが競技として扱われているのが特徴。前作が戦乱の中でシリアス気味な部分も多かったのに対し、今作は基本的に平和な時代でコメディ色が強い。
キャラクターの個性はより強烈になっており、そんな彼らが好き勝手やっているのが本作の作風である。コミカルなシーンも多く、生身の人間相手にミサイルを撃ち込んでも死なない。え、普通は人間相手にミサイル撃ったりしないって?

方向性は異なるものの脚本の完成度は前作に負けず劣らず高い。1話完結でライガーゼロの見せ場、伏線の回収、キャラの成長などがしっかりと描かれている。
前作に引き続きゾイドのCGアニメにも気合いが入っており、アクション・ギミック共にモーションはより洗練されたものとなっている。細かい仕草もしっかり描写されおり、丁寧な造り込みには感心させられる。
そのため放送期間の短さに反して人気は非常に高く、ゾイドシリーズ全盛期と評するファンも多い。

「ゾイドバトルが行われている世界観」「ライガーゼロに乗った主人公が弱小チームに所属」というシチュエーションは、商品展開、あるいは作劇的に都合がよかったのか、ゾイドを扱ったTVアニメとしては次回作『ゾイドフューザーズ』でも引き続き見られる。

ゾイドシリーズのゲームソフトにも多数参戦していたが、PSP用ゲーム『スーパーロボット大戦Operation Extend』への追加参戦が突如発表された。
……のだが、まさかの主人公不参加。リノンとナオミのガンスナイパーLSとガンスナイパーNSのみの参戦。
初期から参戦していた『ゾイド -ZOIDS-』からガンスナイパーが登場していた為、この2機がモデルの流用で作りやすかった為じゃないかと言われているが、ビットは泣いて良い。

2023年6月から、シリーズ40周年を記念して他のゾイド第2期アニメ作品3作とともにYouTubeタカラトミー公式ホビーチャンネルにて配信が開始された。
先述通り前作を意識した要素が多いため、あちらと同時視聴しながらニヤリとさせられた視聴者も多い模様。そして他の3作がシリアスな話をやっている最中にも平常運転でカオス回が配信され、視聴者を温度差で苦笑いさせることも多い


主題歌


◆OP

『NO FUTURE』相川七瀬
ちなみに作曲は布袋寅泰。

OP映像ではライガーゼロパンツァーの没形態が映っているが、これは『ゾイドエンサイクロペディア』によれば、映像制作の段階でパンツァーのデザイン画が間に合っておらず3D化できなかったため、とりあえず描かれたものだという。

相川氏本人による歌詞は、先の見えない時代に刹那的な恋愛をする若い女性を描いている。
ロボットバトルものである本作にはミスマッチにも感じられるが、実は主人であるビットによく懐いているライガーゼロの心情を歌ったものでは?と解釈する視聴者もいる。

◆ED

『流離人〜さすらいびと〜』DASEIN(ダーザイン)

余談だが、相川氏とDASEINのボーカルのRicky氏はともに仮面ライダー剣のOPを歌うこととなる。

あらすじ


〈惑星Zi〉での共和国と帝国の戦争ははるか昔に終わりを告げ、ゾイドの活躍の場はゾイド同士で試合を行う〈ゾイドバトル〉へ移っていた。

ある日、ジャンク屋の青年ビット・クラウドはバトルで破壊されたジャンクパーツを回収するため、立ち入り禁止であるバトルフィールドにステルス迷彩装備のトレーラーで侵入する。だが、運悪く〈チームブリッツ〉所属のシールドライガーと接触事故を起こしてしまう。

事故の責任を問われチームブリッツの拠点に捕まったビットだったが、そこで彼は見たことも無い白いライガー「ライガーゼロ」と出会う。
気難しく誰も乗ることが出来ないライガーゼロに可能性を感じたビットはその感心を素直に口にするが、その言葉を受けたゼロはビットをコクピットに招き入れる。
それは一人のゾイドウォーリアーが誕生した瞬間であった。


主な登場チーム


《チームブリッツ》

本編開始前は超弱小チームだったが、ビットが彼らを巻き込んで起こした事故により転機が訪れる。
エースゾイドはシールドライガー(レオン)→ライガーゼロ(ビット)

メンバーの連携は壊滅的だが、どういう訳か勝率は非常によい。
しかしビットの加入後もライガーゼロの装備の開発などでトロス博士の金使いが荒いこともあって未だ借金が多い。
普段はトロスファームで暮らし、試合の際はホバーカーゴで移動する。

ビット・クラウド
CV:櫻井孝宏
ジャンク屋で生計を立てていた青年。「最高のパーツをつけた最高のゾイドを相棒にする」という夢を持つ。
義理や人情を重んじ、ゾイドのことでは熱くなる子供っぽい性格だが、1人で生きてきただけあってしたたかな面も併せ持つ。足でも食事ができるなど、逞しい。
あらすじの通りゾイドが暴れているフィールド内に忍び込みジャンクパーツをくすねる辺り度胸も中々であり、アクの強いチームブリッツの面々にも見劣りしない程度には問題児でもある。

愛機であるライガーゼロには深い愛情を注いでおり、自前で調達してきた武装で強化する場面も多い。
リノンのシャワーを誤って覗いたことがあったが、後に常習化していたことが判明した。

担当声優は前作でゲストキャラやモブ兵士、そしてヒルツを演じた櫻井孝宏氏。ラスボスから主人公という変化はよくネタにされる。
使用ゾイド:ライガーゼロ

リノン・トロス
CV:川澄綾子
見た目は可愛らしい女の子だが、性格はガサツ。しばしばその狂暴で凶悪な本性を発揮する。
風呂を覗いたビットをボコボコにするのは当たり前で、酷い時にはミサイルで吹き飛ばした事さえある。お金大好き。
戦闘スタイルはとにかく火器を撃ちまくるという豪快なもの。しかも個人ポイントのために味方を巻き込んで乱射するのも珍しくない
肝心の命中率は宜しくないのは幸か不幸か……。

一応ヒロインだが余りに狂暴過ぎてヒロインには見えず、ヒロインとしての要素も皆無に等しい。
だがどういう訳かハリーには熱烈に惚れられている。

ゾイドバトルでは過剰なまでに重火器を搭載したガンスナイパーで撃ちまくるというスタイル。その戦い方はナオミからも評される様に邪道。
弾幕戦法に頼っている割に自信家だが、これだけの重装備にもかかわらずスピノサパーの二振りのチェーンソーを回避して見せるなど、実のところ操縦の腕前と敏捷性は意外と悪くない。
使用ゾイド:ディバイソン→ガンスナイパーLS

◆バラット・ハンター
CV:松風雅也
チームブリッツに雇われた傭兵の男。
腕は確かであり、毎度のゾイドバトルでは必ずといっていいほど一定の戦果を挙げてくれる。
洞察力や危機回避能力も優れており、見えない敵に対してビットに攻略法を指示したり、ナオミと共闘した際には逸る彼女を制止しようとした。

常にクールだが筋金入りの守銭奴であり、露骨なほど金にがめつい。不確定要素の多いバトルを求められても賞金が高額ならばあっさりと応じる。一度チームを離れても金をチラつかせればあっさり味方に舞い戻る。

しかしながら根は優しい性格であり、損得を抜きにしてナオミのことを助けていい雰囲気になったこともある。


◆ジェミー・ヘメロス
CV:斎賀みつき
主に管制担当する少年。ビットと同じくゾイドを非常に愛している。
ファイターとしての腕前が一歩劣ることは自覚しているが、その分持ち前の知識や分析力を活かして戦術指揮や作戦を担当している。
チーム随一の常識人かつ良心ともいえる人物であり、彼がいなければチームブリッツはほぼ間違いなく自滅(破産)するだろう。

各バトルの前にはトロス博士から認められるほど綿密な作戦を立てるが、チームブリッツのメンバー、というかリノンの無茶苦茶さで毎回台無しにさせられるのが悩みの種であった。(ただし、成り行きとはいえバトル自体には勝利してはいる)
しかし、ある一件ではメンバーの個性を戦術に組み入れるという柔軟性を発揮し、一皮むけることができた。
飛行ゾイドに乗っているのに音速飛行出来ないという弱点があるが、一度スイッチが入ると……

彼の父オスカー・ヘメロスもかつては凄腕のゾイド乗りだったが、墜落事故を起こしてしまい……。
後述のトロス博士とラオン博士のかつての学友でもあるが、彼のミスがきっかけで2人の対立を招いてしまう。

担当声優は前作でレイヴンを演じた斎賀みつき氏。ゾイドを憎んでいたレイヴンとは真逆の性格になっている。

使用ゾイド:プテラス→レイノス

◆スティーブ・トロス
CV:中村大樹
リノンの父親であり、チームブリッツのオーナー。通称「(トロス)博士」。
いい歳こいたオッサンだが、好奇心旺盛な趣味人であり、性格は子供そのもの。無駄遣いが多く、チーム財政難の根源。
ゾイドが大好きで部屋はプラモだらけ。珍しいゾイドを見ると「私も欲しい!」と口走るほど。
レイノスを買うためにジェミーのプテラスを勝手に売り払ったり、ビットが(無断で)倉庫にこつこつ貯めて置いたジャンクパーツを(これまた無断で)売却するなど娘に負けず劣らずの横暴さを見せる事も……

ただ科学者・技術者としては相当優秀なようで、彼の手によって改造されたホバーカーゴは凄まじい事になっており自称"デスザウラーの荷電粒子砲にすら耐えるEシールド"すら積んでいる程。
なお本作におけるライガーゼロのCASはこの人が作った。何ならホバーカーゴに搭載されているライガーゼロの換装システムもこの人が一晩徹夜して作った。

担当声優は前作でロッソを演じていた中村大樹氏。

ライガーゼロ
トロス博士が買った謎の白いライガー。
「白いライガーは珍しい」と言われ衝動買いしたがその実態は誰も乗りこなせない程のじゃじゃ馬だった。
ビットと出会い意気投合してからはチームブリッツの主力として獅子奮迅の活躍を見せる事に。

《チームチャンプ》

金持ちのハリー・チャンプ率いるチーム。
金に物を言わせた豊富な種類のゾイド・装備が特徴だが、戦績は悪く酷いときはCクラスまで降格していた。

◆ハリー・チャンプ
CV:高木渉
「王者となるべくして生まれた男」を自称する金持ちの青年。今作の愛すべきバカ。
なぜかリノンに惚れており、度々アプローチするが相手にされていない。ビットを恋のライバルとして勝手に敵視している。
チーム・ブリッツとは何度か交戦するうちに腐れ縁のような間柄となり、お互いの家に堂々と出入りする関係となっていった。

王者になると自称するだけあって器は大きく、第18話でベンジャミンがジャッジマンが恋してしまった時にはAクラス昇進がかかった試合をフイにしてでも仲間であるベンジャミンのために行動しようとした。
運もやたら良く、ジャックとの初対面ではリノンへの愛からか見事にハートのカードを引き当てて見せた。

ゾイドウォーリアとしての腕前に関しては割と悪くはなく、バラッドからも「腕は悪くない」とされるほど。
初登場の3話で搭乗していたダークホーンでは高機動用スラスターユニットを搭載していたとはいえ自滅するまで機動性に大きな差があるはずのライガーゼロを追いかけ回し続けていた。
後にアイアンコングPKに搭乗した際もリノンのガンスナイパーを拿捕し、ビットと互角に渡り合うほど。そして暴走するとホエールキングに錐揉み機動をさせたりする。
が、いかんせんキャラがキャラなので鈍亀でイェーガーの相手をさせられ一蹴されたり、バックドラフト団にあっさり負けてすべてのゾイドを失うなど活躍には恵まれない。
あとゾイドサーガシリーズではあまりにも悲惨な能力を誇り、フューザーズ以降ではなぜかベンジャミン・セバスチャンまで巻き込まれ弱くなった。

金持ちで傲慢という背景にぴったりなカネにモノをいわせた重火器戦法が好み。
初登場の3話で搭乗していたダークホーン(自称ハリースペシャル)には特注のガトリングに飽き足らず、特注品のビームランチャー(見た目はアイアンコングMk-2用のビームランチャー)も装備した上で高機動用スラスターユニットまで積むというものすごくそれっぽい改造がされていた。何でこれでライガーゼロに追いつけるのかはかなりの謎

彼がバーサークフューラーに搭乗するのかと思われたが全くのデマだった。

使用ゾイド:ダークホーンHSアイアンコングPK、他多数

◆ベンジャミン
CV:酒井敬幸
非常に人間味溢れる独楽状のお手伝いロボットその一。オネエ言葉を使う辺り女性型らしい。
前述のセバスチャンが高級オイルを補給していた時、ハリーのお気に入りのカップでコーヒーか何かを飲んでいた様にも見える。

第19話では自分と同じ固有周波数を持つジャッジマンに惚れるという衝撃的な姿が描かれた。全身が高温になったり、ハートを飛ばしたり、ゾイドバトル連盟のウルトラザウルス目掛けてホエールキング乗り込んだりとやりたい放題の回であった。

ステルスバイパーにはカノントータス用の大型ビームキャノンユニットを搭載。
地を這う様なシルエットを台無しにしている気がしないでもない。
使用ゾイド:ステルスバイパー、他

◆セバスチャン
CV:千葉進歩
人間味溢れる筒状の男性型お手伝いロボットその二。ハリーがいない間に高級オイルを補給する等、主人を小バカにしている模様。
ヘル・ディガンナーにはゴジュラス用のロングレンジバスターキャノンを搭載。ゼンマイゾイドなのによく反動で吹っ飛ばないものである。
使用ゾイド:ヘルディガンナー、他

◆マリー・チャンプ
CV:平松晶子
歳の離れたハリーの姉。彼のことは「ハーくん」と呼ぶ。
ゾイドバトルに興じるハリーを実家に連れ戻すためにやってきた。
お嬢様気質で、淑女然としたおしとやかな人物。その一方、湯水のように資金を投じてでも目的を達成しようとする奔放で強硬な面がある。その金遣いの荒さは弟の比ではなく、その無茶苦茶さからかつて一度も姉には逆らえなかったとのこと。

ゾイドバトルの経験は皆無だったが、ビットのライガーゼロを一目で気に入り、それを手に入れるためにバトルを申し込んできた。戦闘ではリアルボタン連打で高価なミサイルをひたすら飛ばす。
CASを着せ替えと評し、これから手に入れたい機体にもかかわらず躊躇なくミサイルを撃ちまくると、かなりエキセントリック。

ハリーが惚れているリノンに対しては、本人のいる前で「これダメ」と一刀両断。おそらくこの点に関してだけはマリーに共感できた視聴者も多かっただろう。さらに、娘を貶されて怒るトロス博士が出てきた時には「ちょうど親の顔が見たかったところ」と臆面なく言ってのけた。

携帯コンテンツ「ZOIDS SAGA ONLINE」では/0編のヒロインに近い扱いで、「戦争やバトルなど、争いに関係なく、全ての人にゾイドの素晴らしさを伝えられるゾイドの楽園を創るのが夢。」と語っており、その一貫として主人公と主人公の所有するゾイドを欲していた。
楽園造りはBD団の襲撃により中断したが、「この夢は絶対に諦めない!」と語り、主人公には「再開したらまた手伝ってくれますか?」と問い、主人公は「ええ、喜んで。」と答えて終わった。

使用ゾイド:アイアンコングPK


《チームフリューゲル》

ナオミ・フリューゲルが率いるチーム。ナオミ以外のメンバーは毎回適当に雇った素人だったが、途中で正規メンバーが増えた。

ナオミ・フリューゲル
CV:夏樹リオ
リボルバーデュエル(射撃武器の弾数が6発だけ)でのバトルを得意とするスナイパー。「紅き閃光」の異名をとる凄腕で、かつスタイル抜群の美人。加えて腰周り~尻がエロい。
OPの尻で毎回興奮していた視聴者は筆者だけではないと信じたい。

自身のゾイドの腕、特に狙撃の実力については絶対の自信を持っている。
元は1人で戦っていたが、素人同然の女性パイロット2名を雇うことでチームバトルに参入する。

街にはびこる不埒な輩は蛇蝎のごとく敵視しており、たびたびチンピラとトラブルを起こすことも。とある一件ではその過剰なまでの正義感が仇となって窮地に陥るが、バラッドに助けられたことで仲を深める。

実質1人で勝ち続ける確かな腕前に加えてそのような描写もあるため、ぶっちゃけヒロインとしてはリノンよりも人気があるといっても過言ではない。
というよりその立ち位置にいるリノンがアレなので、ナオミの方がよっぽどヒロインらしい。
使用ゾイド:ガンスナイパーNS

◆レオン・トロス
CV:千葉進歩
チームブリッツでシールドライガーに乗っていたリノンの兄。
ビットの参戦を期に修行の旅へ出ていたが、かつて最強のゾイド乗りが旅したと言われている伝説の谷で紅いブレードライガーと出会い、ビットと戦うため「チーム・フリューゲル」で戦線復帰する。

余談だが、この紅いブレードライガーはファンの間で「バンのブレードライガーではないか」と言われている。
使用ゾイド:シールドライガーブレードライガー


《チームライトニング》

ライトニングサイクスを使うタスカー姉妹とジャック・シスコのチーム。
高速戦闘が得意。

ジャック・シスコ
CV:藤原啓治
スピードに生き甲斐を見出す男。
元々は雇われパイロットだったが、後にチームライトニングに入った。
雇われの頃には金と運の両方を要求しており、高額な報酬ととともにトランプのスートを当てることを条件としていた。

初登場時にはチームチャンプに雇われ、ビットと戦っている。
凄腕だが協調性は低い。チームメイトの機体が無理に彼に合わせようとして損傷してもまったく悪びれることはなかった。
ハリーと組んだ時も他のメンバーには足の遅いカノントータスに乗るよう命じ、完全に後方支援に徹するように仕向けていた。

一方、自身と同等の腕前を持つチームメイトと認めれば抜群の連携を見せるなど、とにかく自分の信念に忠実な人物である。

声や使用ゾイドが前作のアーバインと全く同じ。
使用ゾイド:ライトニングサイクス

◆クリス・タスカー
CV:柚木涼香
チームライトニングのリーダーであり、美人姉妹の姉。
青いパイロットスーツが特徴。

妹のケリーにも言える事だが、彼女のライトニングサイクスは足の装甲の側面は赤い塗装を、頭部のバルカン付近は青い塗装を施されている。

ゾイドサーガ2以降の女性モブファイターは彼女に似ているが、残念ながらジャック・シスコがチーム・ライトニング名義で出てくる事は無い。
使用ゾイド:ライトニングサイクス

◆ケリー・タスカー
CV:比嘉久美子
美人姉妹の妹。緑のパイロットスーツを着ている。
使用ゾイド:ライトニングサイクス


チームタイガース

黄色く塗られたセイバータイガー三機で構成されたチーム。メンバーは全員関西弁。元は強豪チームだったが、第一話でチームブリッツに負けてから連敗する様になってしまった。

ビットに「チームにゃんにゃん」と名付けられ、ジャッジマンにまでその名前でコールされてゾイドごとずっこけて戦闘不能=敗北した事がある。

元ネタは勿論、プロ野球チームの阪神タイガースから。
本作が放映されていた2001年は阪神が低迷していた時期であり、それを踏まえた設定である。
セイバータイガーの背中にコマンドウルフ用のアタックユニットの砲身を切り詰めた様な装備を取り付けている。

◆カークランド
CV:宮下道央
タイガースの主将。
メンバーから「兄貴」と慕われており、一番威勢がいい。
部活のランニングのようなコールでチームを鼓舞する。
使用ゾイド:セイバータイガー

◆オマリー
CV:粟津貴嗣
メンバーその一。
使用ゾイド:セイバータイガー

◆ラインバック
CV:堀川仁
メンバーその二。
使用ゾイド:セイバータイガー


《チームエレファンダー》

バックドラフト団お抱えの闇バトルチームの一つ。基本エレファンダー単機の編成であるがその強さは折り紙つき。
後にストラの意向でバックドラフトを脱退し正式なチームとしてゾイドバトルに参加する。

◆ストラ・スティグマ
CV:咲野俊介
バックドラフトに所属するゾイド乗りでありチームリーダー。部下からは「大尉」と呼ばれる。
冷静な人物でバックドラフトには珍しく正々堂々の真剣勝負を好む好人物。
幾度かビットと戦い、彼との勝負に拘り部下と共に正式なウォーリアーへ転身した。
使用ゾイド:エレファンダー


《チームベガ》

終盤、バックドラフトが用意したチーム。ウォーリアー一人、ゾイド一体の編成とのことだが、その強さは圧倒的。
非合法を厭わないバックドラフトではあるが、正式な登録を済ませ終盤の大会に参加してくる。

◆ベガ・オブスキュラ
CV:くまいもとこ
弱冠10歳にして「無敗のキング」と称される腕前を持つ天才ウォーリアー。
子供特有の純真さと、闘争心を併せ持つ少年。
彼の駆る恐竜型と相まって、凶悪なほどの強さを持つ。
前作のライバルキャラに似ている気がしないでもない。
使用ゾイド:バーサークフューラー



用語


◆ゾイドバトル

ゾイドバトル連盟により行われるゾイドを用いた戦闘試合。
殺し合いという訳では無く、バトルモードと呼ばれている詳細なルール(機体数制限、コックピット及びゾイドコアを破壊してはいけない等)が設けられた競技である。
ゾイドバトルの出場者はゾイドウォーリアーと呼ばれる。
チームはバトルの戦績によってCやA等にランク分けされる。


ジャッジマン

ゾイドバトル連盟から派遣されるジャッジロボット。
案山子を思わせる細い形状をしている。
ロボットながら人間臭い面があり、負傷しても勝敗のコールはきっちりと行うプロ根性を誇る。
冒頭のナレーションも彼であり、本作の名物キャラといえる存在である。

普段はジャッジ衛星という巨大な人工衛星に格納されており、毎回カプセルに入れられたまま宇宙から降ってきては大穴を開け、バトルが終わると帰っていく
見た目は全く同じだが実は多数存在し、AIは個体によって決まった周波数を持ち、性格が違う。

ベンジャミンの妄想の中ではあるが、シャワーを浴びたり、ベンチプレスを行ったり、口元が光ったりとイケメンのように美化されたジャッジマンが描かれたこともある。
担当声優は前作でハーマン大尉を演じた堀川仁氏。ただし音は加工してあるので少々分かりにくい。

◆ゾイドバトル連盟

ゾイドバトルを運営している組織。
無数のジャッジ衛星(サテライト)を保有しており、現在はウルトラザウルス(前作とは別の個体)を本部としている。
基本的に静観しているが、時にはバックドラフトに対抗したり粋な計らいをする事もある。
頼りなく見える事もあるが戦力的には作中最強。


◆バックドラフト団

非公式で違法な賭けバトル((ダーク)バトル)をふっかける犯罪組織。闇バトルは危険が大きいが、勝てば多大な報酬が手に入る。
所属するゾイド乗りは殆どが悪人だが、中には高いプライドを持つ者もいる。

ダークジャッジマンという素行の悪い(ギャル口調の)黒いジャッジマンを保有しており、通常のジャッジマンの上に降ってきてバトルを乗っ取る事もある。
後にトロス博士の旧学友にして悪友であるラオン博士も加入した。


◆アルティメットX

バックドラフト団が探している謎のゾイド。
失われたオーガノイドシステムを保持していると言われる存在。





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《チーム追記》バーサス《チーム修正》!


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最終更新:2024年02月25日 18:22