修学旅行のしおり(暗殺教室)

登録日:2012/11/03 Sat 07:34:20
更新日:2025/05/29 Thu 18:26:44
所要時間:約 3 分で読めます





漫画暗殺教室』にて、殺せんせー修学旅行の為に徹夜で作ったしおり。一人一冊。
ページ数は不明だが相当分厚く、生徒から「辞書だろこれ」と突っ込まれた。当然重い。
(班員が何者かに拉致られたときが1243ページで約半分であるからして相当なページ数がある)
初回特典は組み立て紙工作金閣寺。

内容はイラスト解説の全観光スポットやお土産人気トップ100という、ガイドマップに載るようなものから旅の護身術入門から応用までと、かなり幅広い。
マッハのせんせーなのに徹夜するほどの出来なのか、マッハのせんせーだから一日徹夜だけで出来たのか…

その持ち歩きの不便性故に多くの生徒から煙たがられ、使用されず、大半の生徒が最低限の情報だけ記したメモで代用した。

そんな膨大な情報量と引き換えに携帯性に乏しい代物であるが…
このしおりの真骨頂は、殺せんせーが想定しうる事態全てとその対処法。
第16話ラストコマに映った「困った時の対処法P」の見出しには

  • 財布に二千円札しか無い時
  • 五重の塔が倒れてきた時
  • クラスメイトが拉致られた時
  • 八つ橋が喉につまった時
  • 工事中の穴に落ちた時

等、普通に有り得る事態から「そんな可能性どんだけあんの?」と思えるような事態まで書かれている。

対処法はイラスト付きでかなり丁寧に解説されており、
「クラスメイトが拉致られた時」は手掛かりの無い場合の留意点から地元民でない場合の拉致実行犯潜伏対策マップと、
殺せんせーの頭脳が反映された、的確な対処法が書かれている。

実際、の班は渚がこれを律儀に持っていたことから、他校の不良生徒に拉致られた神崎茅野を救出している。

口々にしおりを誉める渚班に、さっきまで悪役面してた不良達は、「そんなしおりあるか!」と極めて普通な反応をしていた。

他にも色々な記述がある。

  • 京都で買ったお土産が東京のデパートで売ってた時のショックからの立ち直り方
→お土産を買ったのではありません。思い出と経験を買ったのです。
(何手先まで読んでるんだよ!)

  • 鴨川の淵でいちゃつくカップルを見た時の淋しい自分の慰め方
→「自分は平安貴族だ」と自分に言い聞かせましょう。平安貴族の求愛は人目を忍んで行うのですから、今この場で一人ぼっちでも何ら不自然ではありません。
(大きなお世話だよ!)

等。

その分厚さと重量はまさに鈍器であり、渚班は駆け付けたせんせーから新たに人数分支給されたしおりで、不良生徒達の後頭部を殴打し、
修学旅行の規律をその身に物理的に叩きこんでやった。頭蓋骨が陥没しそうで流石にシャレにならない気がするが…

派生として夏休みのしおりがある。こちらは夏休みの期間が長いため、修学旅行時を遥かに上回るアコーディオン並みの厚さであった。

当然、誰も持ち運ぶ気になるはずがなく、生徒のほぼ全員が教室に放置したまま帰宅したらしく、その後殺せんせーが直々に生徒一人ひとりに配達し回った模様。


追記・修正はしおりを持ってからお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年05月29日 18:26