登録日:2012/07/04 Wed 23:15:34
更新日:2025/04/14 Mon 03:04:48
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暗殺対象である先生からのアドバイスです。
殺せんせーとは、週刊少年ジャンプに連載された漫画「
暗殺教室」の主人公。同時に、彼が死んだらE組はミッション(後述)達成なので事実上のラスボスでもある。
ジャンプ漫画として考えたらギリギリのネーミングとキャラクター造形だが、
ネウロの頃から《
ラスボス兼最凶の味方》を扱っている松井先生なら許される範疇なのだろうか。
【概要】
生まれも育ちも地球のタコ型超生物であり、顔はニコちゃんマークに似ている(ただし腹立たしい)。
最高速度はマッハ20、月の7割を蒸発させるパワーを持ち、ナイフを避けながら他人の眉毛を丁寧に手入れしたり、音速飛行中にテストの採点をしたり、挙句の果てには最新鋭の戦闘機に襲われても空中でワックスをかけてあげたり、コンビニ感覚で北極に行ったりと、
完全にやりたい放題のチートスペックを誇る。
あとは奥の手として月に一度脱皮する。
ただし国が開発した対先生特殊弾には弱いらしく、まるで豆腐の様に細胞を破壊されてしまう。
……まあ、数秒経てば再生するし、そもそも当たらなければどうということはないし。
そんな謎生物すぎる彼(?)だが、月を爆った犯人であり、地球人が三日月しか見られなくなった元凶である。
そして来年には地球も爆る予定らしく、地球は滅亡の危機に晒されてしまう。
そんな中、彼は政府に対して、「殺されるのはゴメンだが椚ヶ丘中学校3年E組の担任ならやってもいい」と提案。
生徒に絶対危害を加えない事を条件に政府から承諾された。
何故E組の担任になる事を提案したのか、その理由は不明であるが誰かに頼まれたらしい。
丸わかりであるが人工的に作られた生物である。
同じ触手を持つイトナに激怒したり保護者である
シロを問い詰めようとするなど彼の生まれた理由などは謎に包まれている。
なお、勉強の教え方は非常に上手いらしく、生徒からも好評だったりする。たまに無理難題を押し付けられる事もあるが。
ちなみにカッコつけるとボロが出て、テンパるのが割と早い。
差別され学校の底辺に置かれていたE組を大事な生徒として扱う。
賞金の100億円ばかりに拘り勉強を蔑ろにしようとしていた際には、喝を入れるためにE組を本気で見捨てる素振りを見せたこともある。
【性格】
基本的に物腰が非常に柔らかく生徒達に対しても敬語で話し、男子には○○君、女子には
○○さんと付けて呼ぶ。
ただし、激怒した時には相手を呼び捨てで呼ぶ事もあり、
丁寧な口調はそのままに「防衛省との契約上君たちを傷つけることはしないが、君たちの家族や友人はその限りじゃない。あるいはE組の生徒以外のすべてを地球諸共吹っ飛ばしてやろうか?(意訳)」と脅迫する恐ろしい面を見せることもある。
(そもそも地球を爆破するつもりなので危険思想については明白ではある)
それでも悪い性格ではないのは間違いなく、殺す側の生徒達へアドバイスしたりする等、生徒達の殺意すらも受け止める器の持ち主だと思われる。
とはいえ、危なくなってどうにか逃げた時子供みたいにはしゃいだり、腹いせに宿題を二倍にする等、大人気ない一面もある。
渚は『器が小さい』……と言うが、前述の包容力からそれは間違いであることは火を見るよりも明らかだろう。
(恐らくテンパると、あるいは些細なことでは器が小さくなる。)
【顔色】
その時の状態や機嫌によって顔色が変わる。
通常時は表紙では緑色、また、カラーページでは黄色であるが、人をナメてる時には緑のしましまになるらしく、
通常時に使われないトーンを使っているから恐らく通常は黄色と思われる。実際アニメや実写版では黄色がデフォルトカラーとして扱われていた。
また、生徒の解答が間違っていると暗い紫、正解だと明るい朱色に変化する(この際○や×の模様が浮かぶ)。
更に油断している時にはうすいピンクに変化し、真っ黒になればド怒り状態となる。なおドのつかない程度の怒りなら赤くなる。
カラーリングは基本完全フリー。(作者談)
【弱点】
絶対に殺されないという自信を持っているが実際のところ多くの弱点がある。
たいていは弱点というより、人格的欠点というべきだが、中には本当に致命的なものもある。
赤字は致命的な弱点
サービス暗殺大会を開催したがそのあとピンチに……。
触手の扱いは精神状態に左右されるため、場合によっては致命的となる。この時は縄と触手が絡まった。
自分を追いつめた生徒たちへの報復として宿題を二倍にした。
壁パンしてもブニョンブニョンとしか音がしない。
デレデレになる。
E組校舎にやってきた
浅野學峯に会ったとき肩もみとお茶を出した。
なんてざまだ!!
マッハ20なのに……。この状態になってもしっかり暗殺は避ける。解放的なトロッコ列車は平気。
わざわざ取りに京都から東京に帰った。
暴力教師と思われるのが怖いらしい。
また菅谷がぐれたと勘違いしたときカウンセリングの本を読み漁っていた。
レッドアイ「はよ食え!!」
ジャンプアニメツアー2014同様、担当声優が関智一のままで第18話がアニメでやった時にスネ夫を思い出した人も結構いたかもしれない。
湿気が多いと身体が肥大化してスピードが低下する。また、頭部にキノコが生える。
クラス全員分のノンフィクション恋愛小説を書いている。
カルマ曰く「あれもどうなのいい大人が」、律曰く「ハワイからずっと泣きっぱなし」。
イトナの噂にビビり奥の手の液状化を発動させた。
体力を消耗する。
体力を消耗する。
破壊された部分が大きいほどスピードが鈍る。
ダイラタント現象を起こす。
つかみどころのないキャラで行きたかったらしい。
ビッチ先生の左腕をキャンパスにして描いた。
が、その結果は…
…。
放課後は寒冷帯に逃げるらしい。
小うるせえ……。
ふやけて運動能力が非常に落ちる。
サンタに挑戦しようとしたがプレゼントを買う金がなかった。
自分が一番怖がっていた。
自殺しようと考えたらしい。
ボエーっとジャイアン並みである。
竹林にすぐ見つかった。
ケイドロ時。
完全に破壊されると死ぬ。
もっと笑いながら走って!!
人気投票時。
4年に一度のにわかファン。
もっとわかるように説明しろよ!!
遅いうえに信号待ちが不便らしい。
デモに訴える。
月をも破壊するパワーは速度によるものであり、腕力そのものは非常に弱いので、常人でも簡単に取り押さえられる。
だが粘液でヌルヌル滑るので触手一本掴むことすら困難な上、それができたらとっくに殺せている。
逆効果というよりトドメ。
新鮮な草(カラムシ)で服を作ったら痒くなった。
最終暗殺前に名簿確認の為に全員いるかどうかを最後の最後まで確認していた。
殺たんBで判明。ラスベガスでチャンスを与えた。
以下、番外編にて判明した弱点。
これまで判明しなかったアジトは自身の顔を模したものという驚愕の事実が判明した。
アジトの中はゴミが散乱しておりかなり汚い。
- もはや使う事より集める事が目的になってしまっている
指している事柄は世界中から集めてきたエロ本。
カシスオレンジ一舐めでベロベロ。この状態になってもしっかり暗殺は避ける
女子大生に過度に憧れる。
【台詞】
「もっと工夫しましょう」
「でないと……」
「最高時速マッハ20の先生は殺せませんよ?」
「殺せるといいですねぇ」
「卒業までに」
「先生ちょっと中国行って麻婆豆腐食べてきます」
「にゅやッ」
以下、殺せんせーの正体についてネタバレ
「夏休みの南の島で烏間先生がイリーナ先生をこう評しました。”優れた殺し屋ほど万に通じる” 的を得た言葉だと思います」
「先生はね、教師をするのはこのE組が初めてです。にも関わらずほぼ全教科を滞りなく皆さんに教える事ができた…それは何故だと思いますか?」
「2年前まで先生は…死神と呼ばれる殺し屋でした」
今のような超破壊生物になる前の彼は、
2年前まで“死神”と呼ばれる世界最高の殺し屋であった。
かつてE組生徒諸共殺せんせーを殺そうとして烏間先生と死闘を繰り広げた
死神を名乗る殺し屋は、自分の殺しに利用するために取った弟子である。
人間時の顔はかなり
イケメン。
劣悪なスラム街で育ったゆえか誰も信じられず「人はゴミのように死ぬために生まれた」「人は殺せば死ぬ」など殺伐とした価値観を持ち、
死だけが信頼できるために殺し屋になることを選ぶなど、今のような駄目人間の縮図だが面倒見がとてもよく器が広い教師の鑑のような殺せんせーとは全く異なる性格。
殺し屋としては極めて有能で弟子同様、声や表情は誰でも安心させるほど優しくホッとさせるなど穏やかな雰囲気だが、
優れた才能により「絶対に突破不可能な警備の中で某大国の大統領を「自然死」させる」「軍隊幹部2ダースを一週間で皆殺しにし10年続いた内戦を終わらせる」などの不可能と思われる殺人を悉くこなして、千人を殺す頃には死神の異名を得ていた。
その最中、死神の技に魅入られ弟子入りを望んだ二代目の才能を見込み、殺しの幅を広げるために取る。
弟子入りの理由故に力を求めた弟子に対し、存分に技術と自分との力差を思いっきり知らしめたりして心の底から従順にしようと仕向けるも、ある仕事の途中でその弟子に裏切られ捕えられてしまう。
捕えられた処遇として政治的判断と優秀なモルモットを欲した天才科学者・柳沢誇太郎(後の
シロ)により死刑を回避し、柳沢の「生命から
反物質を生み出す研究」のための実験台として生きることとなった。
その時に未知の変化が起こると予想される実験にて監視を必要としたためにE組の前担任・雪村あぐりに出会う。
実験台にされた死神だったが、殺しのために習得した一般の学者を遥かに超える知識量により、実験1か月が過ぎる頃には柳沢の提唱する超理論の根幹を理解しきるなど超人的な技能を発揮、
実験によって死神の体は前人未到の破壊の力を手に入れられると確信し、自分の反応によって実験の内容を操作しようと企む。
現役教師のあぐりに対し、自分の持ちうる知識を使い助言をしたりして仲を深める中で、死神自身も対等に見てくれるあぐりと接するうちに本当の意味で「見られる」ことが嬉しいことだということを知る。
そして実験により触手が発現して自身の本心が顔に出るようになってから、あぐりによってスラムでの劣悪な環境でなければ今の殺せんせーのような人間になると言われたことから、
性格の変化は触手によって、殺し屋ではない人間としての死神生来の性格が表面化していったものであった。
しかし、あぐりとの幸せも突然に終わりを告げることになった。
今のE組のメンバーの多くが出揃って間もない3月のある日、柳沢が
反物質細胞の老化の検証のために月に設置した無人実験室で
「死神」の細胞を移植されたマウスの老化が限界に達すると
反物質精製サイクルが暴走し、月を七割消し飛ばすほどの大爆発が発生した。
(つまり、殺せんせーが月を破壊したというのは間違いではないが正しくもない)
柳沢がかねてより抱いていた不安が最悪の形で的中し、
柳沢たち研究チームは死神が爆発し地球が滅びる前に殺処分しようと米国本部に連絡を取る。
そのことを偶然耳にしたあぐりからこのことを知った死神は、実験で手に入れた並外れた「力」への未練と何より先行きがほぼ無くなってしまった自身の寿命への自暴自棄から暴走状態に至り、
これまで培ってきた暗殺技術で触手を駆使して研究員や警備員を皆殺しにし、研究所を破壊しつくした。
暴走の限りを尽くす死神をどうにかして止めるべく、あぐりは構わず駆け寄った。
しかし柳沢が死神殺害のために設置した兵器の誤作動により、あぐりは致命傷を負ってしまう。
この時になって初めて、我に返った死神はあぐりを懸命に介抱するも完全に手遅れだった。
あぐりは息絶え絶えに死神の触手に触れながら、教師としてE組の事を託し彼の中で静かに息を引き取ったのだった。
この時のあぐりの遺言に加え、過去に弟子を“道具”としてしか見れなかったことへの後悔(弟子が烏間に倒された後に言った「影響を与えた者が愚かだったのです」などの言葉は、かつての自身が影響を与えたものであったことなど過去の行いへの反省から出たものである)を経て、
自作のアカデミックドレスとあぐりのくれた大きなネクタイを身にまとい、現在の『超破壊生物』の「殺せんせー」へと姿を変え、教師としてE組の育成に心血を注ぐことを決意したのだった。
『触手が彼に聞いてきた “どうなりたいのか“を』
「…弱くなりたい」
弱点だらけで思わず殺したくなるほど親しみやすく、この触手に触れるどんな弱いものも感じ取れ、守れ、導ける、そんな生物に、そんな教師に。
時に間違うこともあるかもしれない、時に冷酷な素顔が出るかもしれない。…でも精一杯やろう。
彼女がやろうとしていた事を自分なりに、自分の最も得意な・・殺り方で
…それからマッハ20の新米教師は、ゆっくりと、ゆっくりと立ち上がった。
これらの過去は、E組の一同に全ての真相に至らしめ、同時にこれまで問題にしなかった「自分たちが最高の恩師を殺す使命を負っている」という現状を突き付けられ、これまで「暗殺者と標的」という関係で成り立っていたE組も、大きな転換期を迎えることとなった。
殺せんせーの最期
政府による最終暗殺計画により、天からのレーザーと地の盾によって追い詰められた殺せんせー。地の盾は地中まで貫通しており、潜って脱出することも不可能だった。(完全防御形態ですら貫かれると察している)
ニュースを見た生徒達は、殺せんせーに会いに行こうとするも捕まってしまう。
イリーナや烏間の協力、今までの訓練の成果もあり、なんとか脱出し、山中の敵も撃破して「最後の登校」を果たした。
触手人間と化した二代目死神や柳沢の登場により体力を使い果たし、地面に倒れ込んだ殺せんせーは、生徒達に「瀕死のターゲットを見逃してどうする、殺し時だ」と促す。
自分たちが殺さなくとも天からのレーザーで殺せんせーは死んでしまうことを理解した生徒達は、自分達の手で殺す事を決意。
烏間とイリーナに挨拶したのち、生徒全員の出席をとり、最期は
潮田渚により殺された。
生徒達とイリーナは全員涙を流し、烏間も涙を堪えている様子だった。
大好きな生徒達に看取られながら穏やかに迎えた死は、彼にとっては本望だったと言えるだろう。
消滅前、彼は生徒一人一人に
卒業アルバムとアドバイスブック、卒業証書と3本のUSBメモリ、プルバック式殺せんせーミニカーを遺していた。
生徒達はそれぞれそのアドバイスを参考に後に順調に志望の進路へ進んでいる。
旧校舎周辺の山は殺せんせーを暗殺した際の賞金300億円の一部でE組が買い取り、旧校舎は「(あぐりと殺せんせーの)二人がいて、みんながいつでも戻ってこられる」ように元E組メンバーが交代で定期的に「手入れ」を行っている。
【プロフィール】
容姿:中肉中背、わずかに小柄。
見る者によっては、少年のようにも映ったという。
能力:人間を超えるレベルで万能の力を持つ。
目撃した者によっては、翼で空を飛んだようにも映ったという。
性格:極めて非情、人間とは思えぬほど冷徹で合理的。
ある女の目には、優しさと責任感に溢れた、不器用な男が映ったという。
生年月日:不明
身長:背のびしたら3mぐらい
体重:見た目より軽いっぽい
経歴:超破壊生物→E組担任
趣味、特技:超音速巡行、教育
この一年で身に着けた教師用技術の数:授業技術、医療技術などを合わせて合わせて、暗殺技術のざっと3倍
とても役立った技術:全世界参考書暗記
全く役立たなかった技術:突然教室が陥没してブラジルまで通じる穴が開いた時、生徒が地球中心部に墜ちる前に救う技術
追記・修正はマッハ20で生徒全員の表札を集めながら、お願いします。
「追記・修正出来るといいですねぇ、卒業までに… ヌルフフフフッ…!」
- コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-08-10 23:32:23)
- 殺せんせーに姿を変える時の「弱くなりたい」は相当深い名言。 -- 名無しさん (2016-08-11 23:12:34)
- 殺せんせーはもうすでに生まれ変わっているかもしれない。 -- 名無しさん (2016-10-13 00:57:44)
- 「一度E組を本気で見捨てようとしたこともある」って書いてるけど、どう見ても見捨てようとはしてなかっただろ。一学期中間の時は、自分に自信を持てない生徒達に喝をいれる為に厳しい事を言っただけだし、もし本気で見捨てる気なら条件なんか出さずに黙って出ていくだろう。 -- 名無しさん (2017-05-23 18:38:24)
- 先生の特徴は黄色い丸頭で鼻毛使いのボーボボの影響かな アニメの学園祭編でもボーボボがゲスト出演していた -- 名無しさん (2017-11-22 17:05:22)
- 修学旅行編の『私だって過去の恋バナなどゴロゴロあります』→唯一の大本命とその他仕事の過程で関係持った女性が大勢(おそらく殆どを始末した)? -- 名無しさん (2017-11-25 13:30:24)
- ちなみに巨乳好きは元からという。鼻血まで出すほど興奮したのはあぐりさんだったからなんだろうけど。 -- 名無しさん (2018-11-22 10:44:11)
- コミックスでのおまけで殺せんせーとあぐりさんがじゃれ合ってるのがめっちゃ萌えた -- 名無しさん (2019-08-23 20:22:55)
- 殺せんせーからマークされてた鼻くそ弁護士って一体マジで何者だったんだろうな…? -- 名無しさん (2020-05-31 16:04:06)
- マークされてたっけか。最終巻あの弁護士だけ殺せんせー解説しなかったような -- 名無しさん (2022-09-07 17:42:35)
- 殺せんせーのシルエットがあぐり先生のドツボで笑った。あの世でどうかお幸せに… -- 名無しさん (2023-02-03 16:38:59)
- 永久なる疾風の運命の皇子は元のイケメン姿なら割りと似合うというねw -- 名無しさん (2024-04-05 09:11:31)
- 殺せんせーって割とエグい事やらかしてるんだけどやっぱ好き -- 名無しさん (2024-04-06 20:55:30)
- スピード以外はガチで弱体化してるのがおそろしい1 -- 名無しさん (2025-02-09 16:57:51)
最終更新:2025年04月14日 03:04