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登録日:2015/06/10 Wed 01:09:00
更新日:2025/03/15 Sat 08:18:44
所要時間:約 18 分で読めます
■茅野の真実
128話。
体育倉庫にて、前回行った劇の小道具の片付けを渚と行っていた茅野。
手伝いにやってくる殺せんせー。
片付けの作業中、茅野はこの1年の思い出を回想していた。
修学旅行、体育祭、文化祭。
カルマやビッチ先生、
イトナの加入。
殺せんせーがいつも生徒の事を真剣に考えていた事……
この教室で送ってきた生活に悔いは無い。そんな笑顔で彼女は……
首筋から触手を出し、床を破壊して殺せんせーを落とし穴に嵌めた。
あの茅野が。
小柄で可愛らしく、渚と並んで良きリアクション兼ツッコミ係であり、暗い部分など微塵も見せてこなかったあの茅野が、
幾度と無く殺せんせーを手こずらせてきた、あの触手を繰り出した。
言うまでも無く、読者の衝撃は大きかった。
そう、上記の「他にも持っているぷるんぷるんの刃」とは、他でもない、あの触手だったのである。
上記の通り「茅野カエデ」は偽名であり、本名は「雪村あかり」。
以前は天才子役・磨瀬榛名として活動していた役者であり、
そして何を隠そう、殺せんせーが着任する前までE組の担任を務めていた、雪村あぐりの妹である。
ここから異常でありつつも穏やかだった学校生活は大きく動き出す。
落とし穴を用いた暗殺はあと一歩の所まで追い詰めるも、殺せんせーの機転によって脱出を許し失敗に終わる。
その脱出先を追いかけた所、異変に気付いたE組生徒達に見つかり生徒達にも衝撃を与えた。
そしてカエデは自身の正体を言い、あぐりの妹であること、姉が殺せんせーによって殺されたこと、殺せんせーに明日指定の場所に来る事を告げた後、一時行方を眩ませた。
E組面々は「殺せんせーが雪村先生を殺したと最初から疑ったりはしないけど、もう殺せんせーの過去を話して貰わないと誰も納得できない状況になった」と殺せんせーから真相を聞くことにし、
これまで自身の過去については散々はぐらかしてきた殺せんせーも…「わかりました。先生の過去を話します」とついに真相を話す……前に一つ条件を出した。
「茅野さんも大事な生徒の1人です。茅野さん含めクラス全員が揃ってから」と。
翌日、カエデからメールが届く。
そして触手に支配されたカエデvs殺せんせーが始まる…。
■触手を得た経緯
ある日、夜にとある研究所を手伝う姉の元へと向かった時、彼女の居る研究所が突如謎の大爆発を起こす。
中に姉が居るのが分かっていてじっとしていられるはずもなく、小柄な体を駆使して、大人より素早く、崩れた研究所内を潜っていく。
そこで彼女が見たものは、見たこともない傷口を負い息絶えていた姉と、血を弄ぶ触手の怪物。
その怪物は凄まじい速さで逃げたが、後には
「私は逃げるが椚ヶ丘中学校3-Eの担任なら引き受けてやっても良い」という書き置きと、見たこともない容器の液体。
あかりはその液体と近くにあったノートパソコンを持ち帰った。
理由は分からない。だが、あの「怪物」に対抗するにはこれしかない、と直感したのだ。
その液体こそ「触手の種」。
正式名称:試作人体触手兵器。
人間に後天的に移植出来るタイプであり、強大な力を得られる反面、メンテナンスを怠れば地獄の苦痛を伴うという欠点も存在した。
だが、そんなものはどうでも良かった。
こうと決めたら一直線。姉との共通点だった髪の色も変え、住民票を偽造し、偽名は以前演じた単発ドラマの、没になった役の名前を取った。
進学校である椚ヶ丘中学校の転入試験に歴代最高の成績であっさり合格しながら、
理事長の盾を破壊し敢えて素行不良の行くクラスに落ちた。
(この事から、素性を表すまでの成績も敢えて低めに取り繕っていたと思われる)
そして、かつてのイトナの時と同じように、触手が彼女に聞いてきた。
「どうなりたいのか」を。
彼女は答えた。
ーー殺し屋になりたい 恨み・触手の激痛も全て押し殺し、いざその時が来るまで演じ切れる殺し屋にーー
■それからの一年
そしてE組への転入初日。
殺せんせーへの殺意が悟られぬよう、目立つ事も目立たない事も避けねばならない中、
彼女は毒母親の意向により髪が長く少女に見える少年・渚を見つけ、会話。
おもむろにヘアゴムを取り出す。
(私より目立つ主役を造り 私はその脇役に徹するんだ)
素早い手捌きで、渚の髪型をセットする茅野。
そして彼女は満面の笑みでこう言うのだった。
ホラ! 私と一緒! 茅野カエデ!! よろしくね!!
渚の今の髪型はカエデが教えたものであったのだ。だが、彼女にとって自分の復讐心を隠すための都合の良いスケープゴートに仕立て上げるために過ぎなかったこの行為が、渚の心を救っていたこと、その誤算が後にまさか心身共に自分を救うことに繋がることは思いもよらなかったであろう……
それから年の終わりが近づくまで、茅野は「無害でひ弱な少女」を演じた。
触手の激痛に耐え、明るく当たり障りの無い少女を演じてきた。
殺せんせーの触手の使い方を間近で学びながら。
そう、全ては姉の命を奪った「あの怪物」・殺せんせーに復讐する為に……
というのが、この1年間をE組で過ごしてきた茅野の真相。
一見突飛な後付け話にも思えるが、甘いもの好きであるとか、泳げない(水が苦手)とか、方向は違うが巨乳への執着等、
殺せんせーや、触手持ちだった頃のイトナとの共通点も多く、
更にはよーく目を凝らしてみると、髪の毛の辺りに「髪には見えない何か」がちょろんと出ているコマもある。
(後者に関してはかなり分り辛いが、作者公認であちこちに忍ばせていた為こじつけではない)
又、『本編前に赤羽業が起こしていた騒動』『木村正義の下の名の本当の呼び方』『椚ヶ丘中学校の文化祭の規模』等を3年生にもかかわらず知らなかった描写が有ったため、
読者間では転入生説は上がっていた。
また、78話・竹林の時間において「以前ここで理事長の私物を壊した奴がいた。そいつは問答無用でE組送りになったらしいよ」という浅野学秀の台詞があるなど、読み返してみると細かく伏線は張られていた。
上記の通り、結局、体育倉庫での(
死神の戦法を真似た落とし穴戦術+触手)暗殺は失敗し、クラスに素性が露呈。
そして、椚ヶ丘公園のすすき野原にて、再び暗殺を仕掛ける手段を取る。
そして、またも読者に衝撃を与えた回、「殺し技の時間」へと繋がっていくのだった……
つまり、彼女の今までのキャラは「思い込んだら一直線」な所などといった一部を除いてほぼ演技であり、
この一年、賞金目当てとか地球の為とかではなく、姉の死への復讐の為1年間を過ごしてきたのだ。
このため、彼女本来の固有スキルは「演技」。「スウィーツ親方」としてのスキルも仮初のだったと思われる。
……まあ巨乳アンチな点については、回想にてあぐりのゆさゆさな巨乳を羨ましがる場面があったので、割と元からだったかもしれないようだ。
■その後
「殺し技の時間」にて、触手に侵されかけていた精神を渚のあまりにも意表を突き過ぎた
キスによって救われ、
続く133話・告白の時間にて、暗殺を瀕死になりながらも凌いだ殺せんせーにより触手を抜かれた茅野。
ここから数話かけての殺せんせーの過去を聞き、殺せんせーが姉を殺めたのではない事を知る
(殺めたのは
柳沢が用意していたトラップ触手の半ば誤作動であり、殺せんせーは最期を看取っていただけ)。
殺せんせーになる前の「彼」はあぐりから妹のことは知っていたが、
妹は休業期間で子役から成長しなければならないからと距離を置かれていたため、
話は知っていたが色々偽装していたカエデ(あかり)があぐりの妹だとは気づいていなかった。
そして真相を知り、暫くは殺せんせーの事を誤解し姉の仇と決めつけた事、E組のクラスメイト(特に渚)を騙した事を激しく後悔する事になった。
そしてE組全員が殺せんせーの過去を知り、殺せんせーへの「殺意」に変化が訪れつつあった冬休み。
仲の良かった渚、杉野、神埼、
奥田が、入院する茅野の元へとお見舞いにやってくる。
「みんなに呼ばれている内に気に入った」から今後も茅野と呼んでくれて良いと話す。
自分は姉の死の真実を知れたが、他の生徒が殺せんせーに対して暗殺を仕掛けにくい雰囲気になってしまった事を謝った後、
渚から「あの夜のキス」について謝られる。
謝る渚の唇が妙に艶っぽく見えたようだが、「助けてくれたんだから感謝しか出ない」と満面の笑み。
渚は「友達やめるとか言われたらどうしよう」と不安がっていたが、「ずっと普通に友達」と宣言しており、
大きな一悶着があったが、これからも渚&茅野のコンビ関係は変わらないであろう。
…と思いきや…
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茅野の様子を見て何かに気付いた神崎が皆に帰りを促し、皆が病室を出た後である。
(う……うわあああああああああああああああああああああああああああああ)
一人になった茅野は、ベッドの上で顔を真っ赤にしながらばたばたぶんぶん悶えていた。
(あんなっ……あんな……人格ごと支配されるみたいなっ……)
(あんなの知っちゃったら……もう演技なんて出来ない!!)
別に平気だというような顔で感謝の意を述べていた茅野だったが、あの夜のキスはしっかりと彼女のハートに突き刺さっていた。
「触手がある自分は瞬間火力でなら殺し屋として遅れを取る訳がない」と自負していた(実際、イトナも触手持ちだった頃の自分よりも強いと認めていた)茅野だったが、
渚の強烈なキスで「いとも容易く心臓を撃ち抜かれた」とのこと。
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そう、長らく読者に支持されながら、未だどちらも明確な好意を見せていなかった渚と茅野であったが、
ついに茅野は渚への明確な好意を持ったようだ。
触手による殺意に溺れて死にかけていたのを、あんなロマンチックかつちょっと強引な方法で救ってくれた渚に惚れるのも無理はないというものだ。
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なお、上記の恋する乙女な態度を見せた後でも、
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巨大な殺意と苦痛を耐えながらの演技をしなくても済んだ彼女は、またしても演技の道を選ぶ。
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【バレンタイン】
2月14日。
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おや おや おや……
それを誰に渡そうというのかね?
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そう言って見せられた写真は……
例の殺し技の瞬間にこっそり激写されていた写メを見せられ撃沈。
その驚異的な演技で地獄の苦しみとも言われる触手の副作用も本心をも隠し続け、殺せんせーにすら悟らせなかったかつての天才子役と同一人物とは思えないほど、
あの『殺し技』を受けて以降、渚への本心は全く隠せていないのであった…。
悪魔のツノを生やした赤髪の男カルマと鬼のツノを生やした金髪の女中村は、
2人をくっつけて2人まとめていじり倒せる玩具を完成させる為に渚が自己評価が低く、言わなければ好かれている事など永遠に伝わらないであろう事を述べ、茅野の背中を押す事に。
茅野は「お芝居の恋だったら何度も演ったし勉強もしたが、現実で同級生を好きになるなんて経験無い」と半ばパニック状態であった為、
『チョコをこっそり渡すならここくらいしか無い』と睨んだカルマは、他のE組のメンツの渡し方を3人でこっそり観察し参考にさせようとする。
……独特すぎる例が多く具体的な手本にはなり得なかったが、『一番言いたい事を一言添えれば充分』という結論に纏まり、いざ実行のとき。
上手い具合に教室で一人となった渚の袖を掴み、引き止める茅野。
この、恋する乙女の精いっぱいの勇気が込められた袖掴みが実に可愛らしい。
しかし引き止めたはいいものの、
(…ヤバい バクバクして考えられない どんな顔とどんな言葉で渡せばいいの!?)
どんな芝居よりも緊張するその瞬間にはなかなか踏み切れず。
というか、2月14日に女子に引き止められても全く察しない渚の鈍感力も相当なモノである
苦し紛れに渚の進路を問い、曖昧な答えを返されるもそれが『先生』である事を推察する茅野。
その時、渚は窓の外、裏山の木に止まっている殺せんせー(※あぐりの水着写真に夢中)を見つける。
懐から対先生用の銃を出し、殺意を見せる(射程外としてすぐ諦めたが)。
そしてそんな渚の真っ直ぐな殺意を見て、茅野は気付いた。
(…ああ そうか まっすぐ標的を向いてる渚の顔を… 私は好きになったんだ)
家族も復讐も失った自分が空っぽにならずに済んだのは、渚が(復讐に狂っていた)自分を殺してくれたから。
渚の真っ直ぐな殺意が、心の穴を満たしてくれたから……
どんな言葉と顔で渡せば良いのかを決めた彼女は、
突然の『お礼』にどぎまぎしている渚をよそに、「また明日」とその場から立ち去る茅野。
渚は今、先生になるという進路をまっすぐ見ている。
隣の自分が脇見をさせてはいけない。
彼への感謝に何かをしてあげるなら、
それは自分の自慢の『演技の刃』で、最高の笑顔で彼を応援する事……
そう決めた彼女は、本当の想いを告げる事は見送り、引き続き『隣の友達』役を演じていく事を決めたのであった。
そんな様を出歯亀の如く見ていたカルマは、『ここ一番で自分を殺して他人の為の選択を取るのは姉譲り』と評した。
そして中村はというと……
健気だわねー…
あんな健気じゃ私が横取り出来ないじゃん
……相談に乗ってくれた片方は実はあわよくば、を狙っていた恋のライバルだった……というのは茅野の知らない所のおはなし。
以下、最終決戦時のネタバレ
VS二代目
触手の細胞を移植した柳沢と触手の怪物と化した二代目死神に苦戦する殺せんせーを見てるだけしか出来ないE組の面々の中、唯一二人の強敵に前に飛び出した小さな少女…茅野。
茅野は触手を持っていた頃の経験を活かして殺せんせーを苦戦させていた二代目相手に善戦するも、力及ばす無常にも姉と同じようにその胸を触手の一撃で貫かれてしまう…
しかし、間一髪で飛び散った血液や細胞を殺せんせーが保管してくれていたおかげで、その手によって蘇生する事が出来た。
それは、かつて愛する者を守れなかった殺せんせーがその悲しみを繰り返さないために得た、医学知識の応用…ある意味では殺せんせーと亡き姉に救われたとも言える状態でもあった。
そして最後に渚の手によって消滅する殺せんせーをクラスメート達と共に看取った。
そして月日は流れていき……
7年後
殺せんせーの消滅から7年後、大人になったかつて茅野カエデと名乗っていた雪村あかりは、緑に染めていた髪を黒く戻し、女優・磨瀬榛名として女優業に復帰していた。
身長も157cmに伸びており、中学時代に培った身体能力とどんな苦痛の中でも笑顔でいられる能力を用いてどんな役も熟せる天才女優として多忙な日々を送っていた。ただし胸はほとんど成長していないのは内緒だ!
ビッグネームとなったからか、変態終末期こと岡島のエロ視線の標的にされており、ローアングル撮影をされたり水をかけられたりするセクハラ被害に遭っていた。
渚は教師になる夢に一直線だったため渚との仲は特には進展していないようであるが、いつかその身に渚との間の子を宿す事を夢見ているような描写もあり、それが最後のカットとなった。
そしてオマケに。
【Extra】
連載終了後から約1年半後に出版された、受験英語の解説書『殺たん(D)』。
本書は暗殺教室のキャラや場面を使用した大学受験レベルの英語解説が為されているのだが、
合間に書かれている小説では、本書の内容に合わせて、あれから月日が経ち高校3年生となったE組の面々が、カルマの発案で卒業旅行として茅野の映画ロケ先にお邪魔するという内容となっているのである。
『磨瀬榛名』として女優業に復帰し、大ブレイク中の彼女の仕事ぶりが見られるのだが、
誰かさんが見ている前では慣れてるはずのキスシーンを失敗しまくったり、
仕事終わりにE組の面々で行った観光では船上の舞台で渚と2人でぎこちないながらもダンスを踊ったり(挿絵あり)、
そして終盤、現地の盗賊団に人質として取られヘリで連れ去られそうになった場面では、
盗賊団から逃れる為にヘリから落下する茅野を、同じくヘリの梯子から飛び降りた渚が空中で受け止めるというまるで映画のワンシーンのような一幕まである。
お姫様抱っこのような形で空中で茅野を抱える渚、その渚の腕の中でどこかうっとりとしたような表情を浮かべる茅野の挿絵は渚カエファンなら
必 見 である。
必 見である。
曰く「渚は殺せんせーと同じくらいピンチの時に助けてくれるヒーロー」であり、
『今後どんな人気俳優がキスしてこようがあのキスには敵わない』らしい。もう告白しちまえよ
そして渚の方も、ハリウッドの有望株だが女癖が悪いハリウッド俳優版前原俳優・ジェロームと茅野のキスシーンに『茅野が心配』と複雑な気持ちを抱く等、
やはり渚にとっても茅野は特別で大切な存在である事をうかがわせている。
そしてラストでは勢いとノリだけでなぜかちょこっとだけ復活した殺せんせーに「早くくっつけ」といわんばかりに物理的に渚の背中に身体をくっつけられてしまい、「?」状態の渚とは裏腹に茅野が思いっきり赤面してしまった。
この小説は作者の松井優征本人が書いたものではないが、本人の言葉として
『細部に渡って徹底した監修をさせていただいた』
『漫画本編の正式な続きと思ってもらって間違いない』
『渚と茅野の活躍が見たかった方には特にオススメ』