田所修一

登録日:2011/04/07(木) 18:23:06
更新日:2025/07/18 Fri 22:49:32
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仮面ライダーカブト』の登場人物。

演:山口祥行

ZECT田所チームのリーダー。カガーミンこと加賀美新と、ミサキーヌこと岬祐月の上司。
髪を固め、佇まいを崩さない強面の男であるが、加賀美や岬からの信頼は厚い。
普段はトレーラーの中からゼクトルーパーや加賀美に指示を出すため、カッシスワームのエリアX襲撃などの重大事態以外は前線に出ることが少ない。
また、組織の人間には珍しく、壊滅寸前のゼクトルーパー隊を救うために加賀美へカブトゼクターを託すなど、杓子定規でない柔軟な思考ができる人物でもある。

実家は老舗の蕎麦屋で、弟が店を継いでいる(弟も別ベクトルで強面)。そのためか食事マナーに厳しく、まずい蕎麦を出された際にはブチキレている。

物語中盤、加賀美の身を守るためにガタックの資格者に自ら志願するも、資格者には選ばれず重症を負う(ガタックゼクターは資格者と認めない人物を半殺しにするため、ライダー志望の加賀美がガタックのうわさを聞き付ける前に自身が資格者になろうとした)。
全ては加賀美のためだったが、結局加賀美はガタックの資格者に志願。当初は資格者と認められず、加賀美も重症を負ってしまう。理由があったとは言え、かがみんのバカ…。

その後、加賀美がガタックの資格者になると現場に復帰し、岬と共に加賀美をサポートする形で戦闘に貢献した。

加賀美と岬がZECTに不信を抱き、本部に乗り込むべく反乱を起こした際には、ガタックに変身したままの加賀美を殴り付け、自らの手が出血してなお二人を止めようとする熱い一面を見せた。
その後、組織の人間である自分と部下を大切に思う自分との間に苦悩し、ZECTに辞表を提出しようとしたが、加賀美の説得で思い直し、三人のチームでワームを撃破。チームの結束を深める。

上記のとおり作中ではライダーになっていないが、ヒーローショーではザビーの資格者として変身することがある(通称、田所ザビー)。




以下、重大なネタバレ











実はネイティブ。加賀美らと出会うはるか昔に擬態していたと思われる。

しかしその正義感や部下を大切に思う心は本物である。加賀美が乃木に倒され、変身が解けた際にはネイティブの姿のまま単身でワームの群れに立ち向かった。
この一件で加賀美との確執が生じるが、あくまで人間として戦うと告げる田所に、加賀美はこれまでのことを思い出し、『自分が信じるもののために戦う』と決めたことで和解した。

彼がZECTに入隊した経緯は不明だが、さすがにワームを素通りで入隊させるほどずさんな組織でもなく、おそらくZECT側はこの事実を了解していたと思われる。

根岸との最終決戦では、ネイティブの身でありながら加賀美を信じぬき、ZECTに反旗を翻して最後まで戦った。

ZECT解散後は実家の蕎麦屋を継いだ模様で、ビストロ・サルに集まった面々に蕎麦を振る舞っていた。


なお、実家がある以上「本物の田所修一」がいたはずだが本編時点における処遇は不明。
慣例にならえば死亡しており、最悪田所か他のネイティブに殺されたことになる。
もっとも、彼が最初から最後まで正義の人だったことは紛れもない事実。視聴者間ではその点の疑問について
擬態天道みたいに人間の田所修一本人がネイティブに改造されたのでは」
「事故か何かで死の淵にあった本物と遭遇し、後を託されて擬態した可能性も」
「料理の腕前が弟より上なのに実家を継がなかったということは、弟は地球人のままで、本物の田所家を存続させるためでは」
など、ネイティブの田所に対して擁護的に考察されることもあるが……
何しろ『カブト』本編ではその辺りの解答を一切スルーしているため、いかなる説も視聴者の憶測でしかない。

ちなみに公式の『仮面ライダー図鑑』では、
「年齢から逆算すると生まれ年はネイティブの地球来訪と重なるので、ひよりと同じく妊婦に擬態したネイティブの胎から生まれた境遇なのでは」
というアンサーが疑問形ながらも提示されている。その妊婦の人権はどうなるんだ、というツッコミもあるが


追記・修正は錆びた包丁を持ってる人がお願いします



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最終更新:2025年07月18日 22:49