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擬態天道総司/仮面ライダーダークカブト

登録日:2009/06/27 Sat 21:37:30
更新日:2026/04/12 Sun 15:06:31
所要時間:約 4 分で読めます






ほぅ…まだこの世界をうろついていたのか。

僕は……ふ…2人も、いらない…!

おばあちゃんが言っていた。太陽が素晴らしいのは、塵さえも輝かせる事だ。

塵になるのは…キミだァァァァァッ!!


擬態天道総司とは、特撮テレビドラマ『仮面ライダーカブト』の登場人物。

演:水嶋ヒロ


概要

渋谷隕石が落ちた跡地「エリアX」最深部に幽閉されていた、「ネイティブ」の青年。
ハイパーゼクターの実験体にされており、そのせいなのか、それとも元々なのかは不明だが、時空の狭間と現実を行き来する能力を持つ。

劇中では最初から最後まで天道総司の姿に擬態しており、本来の姿は不明。
後述の通り擬態先の天道の記憶を部分的に持つが、性格は本人とは全く似ておらず、
振る舞いや言動はまるで無邪気な子どものようなもので、一人称も「僕」。
一方で無邪気故に短絡的な面や残酷な面も見せる。


劇中での活躍

ハイパーゼクターの被検体として鉄仮面を被せられ、両手両足には鎖を繋がれて拘束されていたが、
偶然が重なって日下部ひよりに仮面を外されると同時にハイパーゼクターが暴走。
転移させられた先の時空の狭間を、ひよりと2人で彷徨うことになる。

擬態先である天道の記憶を部分的に引き継いでいたこともあって、同行するひよりを守ろうとするが、
同時に彼女に強い執着心を抱き、ひよりを追って時空の狭間に現れた天道と対立。仮面ライダーダークカブトに変身し交戦する。

この時は、自分が人間ではなくワーム(ネイティブ)であることを知ったひより自身が現実逃避していたこともあり、
ひよりも天道と共に現実世界に戻ることを拒んだことで、天道を追い返すことに成功。
しかし、擬態天道は天道を追い返しただけで良しとせず、現実世界まで天道を追跡・抹殺しようとするが、
最終的には加賀美の説得などもあって立ち直った天道/仮面ライダーハイパーカブトの力の前に敗北。
一度は現実世界に現れたひよりによって庇われ、時空の狭間に撤退することができたものの、
時空の狭間への入り口を見つけ、現れた天道の説得にひよりが応じ、現実世界に戻ることを決意。擬態天道はまた一人となってしまう。

自分を拒絶したひよりに強い憎しみを抱いた擬態天道は、彼女ごと世界を滅ぼすことを決めて現実世界に現れるが、
結局ひよりに怪我を負わせ、気絶させはしたものの命までは奪えず、その後の天道との決戦でも完敗を喫し、ZECTに再び実験体として回収される。

そしてこの時、根岸の発言によって擬態天道は人間をネイティブに変貌させる技術の実験体であったことも判明。
擬態天道は生まれつきのネイティブではなく、元々は人間であったのだ。
つまり、仮面ライダーダークカブトは、平成以降の仮面ライダーでは『ビルド』まで数えるほどしかいない改造人間の仮面ライダーである。

しかし、実験体として囚われていた擬態天道を、ネイティブの真の目的に気付き、彼らに反抗する天道が救出。
彼に助けられたことと、「自由に生きろ」と諭されたことで心境の変化が生じたのか、
擬態天道は自分を利用し続けたネイティブに反旗を翻し、ダークカブトに変身して根岸と三島正人を襲撃するも、
既に人間を捨ててネイティブとなり、グリラスワームの能力を得た三島に完膚なきまでに叩きのめされて敗北し、気絶。
そのまま回収され、三島と根岸達が推し進める『全人類ネイティブ化計画』のパーツとして利用される羽目になってしまう。

その後、加賀美/仮面ライダーガタックと天道/仮面ライダーカブトによって三島/グリラスワームは倒され、その計画も阻止されるが、
闘いの余波によって『全人類ネイティブ化計画』の要である電波送信施設が爆発・炎上。
自分を助けようとする天道の呼びかけにも、擬態天道/ダークカブトは気絶したまま応えず、
やがて、潮時と判断した加賀美によって、天道は爆発する送信施設から彼と共に撤退させられ、
その人生をZECT、ひいてはネイティブに利用され続けた青年は、ネイティブの野望と共に炎の中へ消えた。


そして、なんとか送信施設から脱出したカブトとガタックを、野望を阻止されて激怒する根岸がネイティブの姿に変身して襲い掛かるが…

うおおおおおおっ!

そこに、炎上する送信施設の爆炎の中からダークカブトが叫びながら現れ、根岸に組み付いた。
虚を突かれたように呆然と自分を見つめるカブトに、ダークカブトは「僕達の世界を頼む」という遺言を託すと、
自分を散々利用し続けた者の一人である根岸を道連れに炎の中へと突進し、その命を散らせたのであった。

カブト!この世界を、頼んだよ…。僕達の…世界を!



【仮面ライダーダークカブト】



変身……!

HENSHIN

キャストオフ……!

CAST-OFF

CHANGE BEETLE!!


主なスーツアクター:高岩成二、渡辺淳

擬態天道がダークカブトゼクターで変身するマスクドライダー。
カブトの試作型として最初期に作られたライダーで、シルエットやスペックは仮面ライダーカブトと同じだが、
「ダーク」と名前が付いているように装甲は赤ではなく黒で、複眼の色も青ではなく黄。
更に胸、背中、肩の各種装甲には赤色の回路が走っている。
変身時の音声の綴りも同じだが、こっちは若干くぐもった音程で人によってはカブトより野太く聞こえるかもしれない。
戦闘スタイルは、積極的に攻め続ける攻撃主体の戦法。カウンター主体のカブトとは真逆である。

必殺技はカブトと同じくライダーキック。回し蹴りと飛び蹴りの2種類があるが、使用回数が多いのは後者。

ハイパーフォームに変身出来るかどうかは不明だが、ハイパーゼクターの実験素体に使われていたことから恐らく変身可能だと思われる。

当初の予定としては映画『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』にボスとして登場する予定だったらしい。
その名残なのか、使用している武器は仮面ライダーヘラクスなど劇場版のマスクドライダー達が使用している「ゼクトクナイガン」となっている。


客演

仮面ライダーディケイド

ネガの世界」のダークライダーの一人として登場。変身者は青柳和良…に成り代わった怪人。
リュウガオーガと共にディエンドに襲い掛かった。途中から参戦したディケイドにも優位に立つが、ケータッチを入手したディケイドがコンプリートフォームに変身し、戦況は劣勢に。
リュウガ、オーガが敗北し自身もライダーキックで対抗するが、ディケイドの「ファイナルアタックライド カブト」で召喚されたカブト ハイパーフォームとのハイパーライダーキックに敗れ爆死した。


オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー

バースから呼び出されたサブライダーの一人として登場。
全ライダーと共に「オールライダーブレイク」を一緒に決めた。

仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦

ダークライダー3人衆の一人として登場。
アマゾンズチームを倒したエグゼイドの前に現れ、ダークドライブダークゴーストと共に戦うが…

描写が無いままエグゼイドに倒されたと思われ、そのまま出番終了久しぶりの登場でPVでも映ってたのに、実際の扱いはこれである。


ゲーム作品

PS2版はオリジナルキャストだが、それ以外は代役として滝下毅が務める事が多い。

仮面ライダーカブト(PS2)

放送中に発売された本作だが、本編とかなり性格が異なっている(一人称も「」)。
これは本編でのキャラクター設定がまだ固まっていなかった時期にゲームの開発が行なわれていた都合によるものである。
言動が色々と凄いので、ゲームを買うか、各動画サイトで調べてみよう。

また、必殺技のライダーキックも回し蹴りや飛び蹴りではなく、

くるっと回って踵落としで相手をしゃがませる→コード入力で足にパワーが溜まる→そしてそのまま踏みつけ

という派手なものになっており、「本編でもこちらの方が見たかった」という声も多い。

ちなみにオープニングムービーでは本編未登場のダークエクステンダーが映る。


『クライマックスヒーローズ』

無印ではCPU専用として登場。
Wでは、プレイアブルキャラとして登場したが、超必殺技を持っていない扱い。
フォーゼから超必殺技がようやく追加された。

ガンバライド

8弾からライダーフォームで参戦。PVでは、ファイズ アクセルフォームとのスピード対決を披露した。
必殺技の「ライダーキック」はクロックアップで相手の背後に周り、そのままライダーキックで回し蹴りを行うものとなっている。

06弾では、ライダーアビリティ「クロックアップ」が実装されたカードがSRで収録。…が次弾のシャバドゥビでライダーアビリティそのものが廃止されてしまった。
一応、シャバドゥビ5弾でしれっと必殺技として収録されたが、シャバドゥビ6弾で稼働終了した為、使える期間はかなり短かった。

尚、参戦したカブト作品の中では唯一LR化を果たしていない。なんせ初参戦の弾に同じダークライダーのリュウガが新必殺技引っ提げてLRの枠を取ったので…


『ガンバライジング』

バッチリカイガン2弾からライダーフォームが参戦。LRとCPの「レジェンドVSセレクション」で収録という破格の待遇となっている。
必殺技は、「クロックアップ」と「ライダーキック」が実装。
ライダーキックは第40話のアレンジで、直前にクロックアップを発動した後にゆっくり相手に近づき、回し蹴りを決める演出となっている。

バーストライズ4弾では超絶ウィークリーバトルのボスとして登場。マスクドフォームがボスバトルで初登場した。*1
体力が半分以下の状態になるとキャストオフし、ライダーフォームにフォームチェンジする。そして体力が四分の一以下の場合だとなんとネイティブ体に変化する特別仕様となっている。

そんなマスクドフォームはバーストライズ6弾でカード化。必殺技は「アバランチブレイク」が実装。動きはカブトの流用だけど。
ただ残念なことに、バーストしてもキャストオフは行わず、終始マスクドフォームで戦い続ける事になる。さらに言えばマスクドフォームの収録はこれ一枚きりだった。

その後、2022年のプレミアムバンダイ限定販売の「50thアニバーサリーセット」にて、「50周年LR DarkEdition」枠として収録。
新必殺技として、上記と演出が異なる「ライダーキック」が実装、第43話を再現した飛び蹴りを再現している。


『ガンバレジェンズ』

シンクロ神話5章で正式参戦。
LRのカードはスピードが低いカードが多いディフェンダータイプだが、リーダーアビリティとライダーアビリティを上手く機能すればアタッカータイプ並みのスピードレベルの高さでセンコウを取り易くなる。
必殺技のライダーキックは第40話の再現。直前の殴り合いまで再現されている拘りっぷりである。

台詞のレパートリーが少なかったガンバライドから無理やり流用しているせいか、あらゆる場面で不気味な笑い声を発してた。
流石に流用の限界を感じたためか、次弾でボイスがカブトと共に一新され、台詞がまともな物に変更された。*2


余談

「ダーク○○(ライダーの名前)」といった名前はこのダークカブトが初めてあり、ここから『ダークライダー』という存在が確立されていく。
ダークライダーとして初めて本編に登場したが*3、本編での扱いは残念ながらあまり良いとは言えず、初戦でカブトに勝ったぐらいしか活躍に恵まれなかった。
一方で如何にも邪悪そうな見た目や名前とは裏腹に、変身者は悪人というわけではないという斬新な設定は視聴者の間では語り草になっている。

『カブト』自体コメディ要素が強い本作だが、彼もネタに事欠かせない。
ダークカブト初登場時のサブタイトルが「強敵黒カブ」と本編のシリアスな内容とは程遠い略し方になってしまっている。
他のサブタイトルもこんな感じの物が多いため、恐らく新聞のテレビ欄を表記する都合上、サブタイトルを5文字まで制限されている為だと思われるが無理があるような…
また、第43話で天道と加賀美に襲い掛かった際に発した掛け声が「てぇ~い☆」と聞こえてしまい、どうしても笑いを誘ってしまう。



まだだ…まだ追記・修正し足りない!

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最終更新:2026年04月12日 15:06

*1 一応、LR収録のライダーフォームのスキャン演出で一瞬だけ登場していた。

*2 代役の滝下毅は既に逝去している為、別人が担当してると思われるが誰が担当しているかは不明。

*3 『カブト』以前には映画『劇場版 仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』に登場した仮面ライダーリュウガぐらいしかいないのだが。