仮面ライダー図鑑(Webサイト)

登録日:2019/05/01 Wed 05:23:18
更新日:2024/04/11 Thu 18:05:33
所要時間:約 7 分で読めます






検索を始めよう。


データ収集のためのテストプレイヤーとして君達を利用させてもらった……。
全ては『究極の図鑑』を作るため!


『仮面ライダー図鑑』とは、平成仮面ライダー20作品記念の一環として創設された、仮面ライダーシリーズのあらゆる情報が網羅される予定となっているデータベース。
2019年4月24日にWebサイトとしてオープンしたが、「いずれはアプリ化したい」としている。


【経緯】

立ち上げ以前の平成ライダー20作品記念公式では平成ライダーシリーズ最後の作品である『仮面ライダージオウ』のフォローを中心に活動していたが、
「長期に渡り積み上げてきた財産もフォローしたい」という想いから、シリーズを愛したディープなファンや、データベースを目的としたライトファン、
『ジオウ』のような過去作も絡んだお祭り企画に携わる制作スタッフに役立つようにと立ち上げられた。

仮面ライダーの映像作品に登場したあらゆるものの情報*1を網羅していく予定になっているが、
(特に平成二期以降の)情報量が莫大なため、当初から「完成にはおよそ2年はかかる」と目算されており、実際に2022年9月時点でやっと平成20作品の記事が作られた。
ただし、この時点でもライダーやアイテムの詳細の全網羅には至っていない。
2024年2月の更新で網羅されている作品の記事の作成は『仮面ライダーリバイス』のもので一旦終了した(この時点で『仮面ライダーギーツ』のものが追加される)。

公開時のインタビューでは『仮面ライダービルド』から順に過去作に遡っていく形で更新していくとされていたが、実際は『仮面ライダーエグゼイド』の後に『仮面ライダーディケイド』と順番が飛び始め、その後も『仮面ライダーアギト』→『仮面ライダーキバ』など放映順とは関係なく更新されている。

当初は平成ライダーのみを取り扱っていたが、『クウガ』の更新と共に行われたサイトリニューアルで昭和ライダー・令和ライダーなどの枠が作られ、その後実際に初代『仮面ライダー』の情報が公開された。
そして2023年11月30日に『スーパー1』、『ZX』を掲載したことで昭和ライダーも完成と相成った。
なお、シンZOJといったネオライダーや『THE FIRST』『THE NEXT』『アマゾンズ』『BLACK SUN』『シン』は「Other」にカテゴライズされており、基本的には映像作品としての初出がTVで放送されたかどうかで分類されている模様。
また、ライダー図鑑 / フォーム図鑑 / 怪人図鑑 / アイテム図鑑 / 用語辞典の切り替えがスムーズに行えるようにもなっている。
他方、『仮面ライダーG』については収録されるかどうかは現状不明である。

完成以降は小説や舞台など映像外の作品のデータの追加も考えたいと語られている。
当初は『ビルド』関連のデータ(発売されたばかりのためか、やや資料不足のVシネクストは除く)のみ掲載され、
平成ライダーは2022年9月に『ウィザード』の図鑑が更新され、全20作品が出そろった。
なお、『ドライブ』や『OOO』『鎧武』などあまりにも情報量の多い作品は最初の公開時に全ての情報が出揃わず、その後の更新で情報が追加されていく形となっている。

当初は1~2ヶ月ごとに1作品ずつを追加するという形式だったが、2022年5月末からは週一での更新に切り替わった。
今後は『ビルド』や『ゼロワン』のように追加時点では掲載あるいはそもそも公開すらされていなかった劇場版・Vシネクスト以降の情報、『OOO』『鎧武』のように全ての情報が出揃っていない作品の追加更新を行っていくとされている。

『リバイス』放送中は「仮面ライダーWEB」内にて、その週にどんな内容が更新されるのかがその週のTV放送後に発表されていた。
しかし、番組が『ギーツ』に移ってからはその週にどんな更新をしたのかという事後報告の形に切り替わっている。

ゴルドラ・シルバラのように仮面ライダーか怪人か曖昧なキャラクターなど、公式で明確化されていなかった情報の整理も目的とされており、
怪人として扱われたアナザーアギトの登場に伴い、木野薫が変身するアナザーアギト「仮面ライダーアナザーアギト」に名称が変更されることとなった。
また、ディメンションブラストなのかキックなのか曖昧だったスカイライダーにトドメを刺した仮面ライダーディケイド 激情態必殺技は「自身が光球となって突撃する変則型ディメンションキック」とされた。

また、トランスチームシステム魔進チェイサーなどの仮面ライダーに近い怪人、オルタナティブやV-1システムのような疑似ライダー、果てはタイ焼き名人、アルティメット・フォームといった面々も仮面ライダーのページに記載されているが、
これらは背景の「KAMEN RIDER 〇〇 / MASKED RIDER 〇〇」の文字の有無やソートの「仮面ライダーじゃない」で区分けされている。
一方でゴルドドライブゲムデウスクロノスのようにライダーシステムを用いて変身しながらも「怪人」にカテゴライズされる者も散見される。

この辺りのブレに関してはたびたびファンの間でも物議を醸しているが、公式では「作品にはファンの方の数だけ『こうだ』という解釈や想いがある」「サイトの紹介の仕方が全てではない」としており、図鑑での記述や分類はあくまでも解釈の一例であるというスタンスで運営されている。
そのため、たとえ自分の解釈と異なっていても決して目くじらを立てたりせず、「自分とは違うが、そういう解釈もあるんだな」程度のフラットな目線で読み進めるのが無難だろう。
2022年12月に『BLACK SUN』は配信数ヶ月で情報が公開されており、唯一メインアイコンのライダーが主役の2人になっている仕様(初期はBLACK SUNのみだった)。


【データベース】

仮面ライダー・怪人・登場人物・アイテム&その他・用語辞典の5項目に分かれており、それぞれのライダーの項目ではライダーズクレストも掲載され、強化形態ではそれを意識したような趣向が見られる。
なお、キャスト名は放送当時のものに準拠して掲載され、名前の横に「(現:○○)」といった表記はなされない他、『鎧武』に登場した仮面ライダーは「アーマードライダー」表記で統一されている。

網羅を目的としているだけはあり、当初掲載されていた『ビルド』についてのデータだけ見ても凄まじい量を誇り、
例として登場人物なら超バトルDVDに登場した仮面ライダービルド クマテレビフォームのテレビに映ったアナウンサーや、第42話以降の氷室幻徳が着ている黒い革ジャンの元々の持ち主だった小学生などの名有りのモブキャラ
用語辞典なら桐生戦兎が第17話でオウルハードスマッシュに投げ付けた「一斗缶」や万丈龍我が第19話で一気に8本も飲んだ「完全徹夜ドリンク」、
石動美空が第22話で戦兎から託されたハザードトリガーの「破壊装置」や猿渡一海が第24話で万丈とのやり取りで発した「エビフライ」など、少しでも登場したものなら何でも載っていると言っていい。

それぞれ作品の公式サイトに掲載されていたデータをベースに詳細なデータを加え、
変身者や使用アイテム、関係者など関連する情報の解説ページにも飛びやすい作りとなっている。


テレビ朝日公式サイトに変身体の各部設定が載るようになったのは『カブト』以降であり、『響鬼』までの作品は基本的に能力値と大まかな解説のみだった。
そのため、設定の情報収集は図解が存在する児童誌や『超全集』など本の資料が中心となっていたが、それらの媒体は時間の経過と共に実物を入手することが難しくなってくる。
加えて『鎧武』以前の作品はテレビ朝日系の公式サイトが閉鎖されており、ウェブアーカイブでも全てのページが保存されているわけではないため、今回のウェブ上での掲載は非常にありがたい事といえる。

超バトルDVDやネット配信のものなど初出となる情報も多く、人によっては手元の資料が必要ないレベルである。
一方、当時の公式サイトにも図鑑にも設定が未掲載の仮面ライダーアビス、劇場版限定フォームで『週刊仮面ライダー オフィシャルパーフェクトファイル』にて設定が初公開されたが、図鑑には未掲載の仮面ライダードライブ タイプスペシャルといった、今後の情報更新が待たれるケースも少なからず存在している。
先述の通り中には『ドライブ』や『OOO』のように後々の別の更新で情報が追加されたものもある。
特に武器アイテム等は詳細解説のムラが激しく、かつて公式サイトでの解説があったハズが全く言及されていなかったり(前述の『ドライブ』『OOO』にその傾向がある)、
逆に全てのアイテムを一度に詳細に解説している『555』や『剣』の例があったりと、シリーズによって解説の有無の差がまだまだ激しい粗削りな状態とも言える。

また、当時の誤字らしき解説文や、バンダイ側の独自設定を一部そのまま取り込んでいるケースも散見され*2、特に『響鬼」における関東十一鬼の非公式設定であるはずのS.I.C.シリーズの情報を引用している点は大きく批判されている*3

2022年6月からは「毎週更新」としてテーマに沿ったこまめな更新をする形へとシフト。
前述のように詳細の記載がされていなかったライダーやアイテムにも意欲的な詳細アップデートが図られた。
特定作品を更新する回もあるが、必ずしもそれに囚われることなく、例えば父の日ということで「お父さんライダー」更新をしたりなど、作品の枠を超えた更新スタイルを見せてくれるように。
また、Vシネマ / Vシネクスト系は図鑑で立ち上がった2019年までのものに限定されるが、例外として2021年に配信された『ゴースト』と『セイバー』のクロスオーバー作品『仮面ライダーセイバー×ゴースト』と『仮面ライダースペクター×ブレイズ』の登場キャラなどや、
2022年7月当時は映像ソフトが正式販売されていなかった『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』の情報が解禁されている。
現在、登場しているものの紹介されていない怪人も少なからずいる。


おやっさん枠・異星人・黒幕社長・神警察関係・焼肉ヒロイン・秘書などえらく細かいキーワードによるソート機能も付いており、
これまで公式では使用されていなかった中間強化形態や最終フォームなども使用されており、目的とする情報を見つけやすくなっている。
条件に該当するものが存在しなかった場合でも、登場人物の台詞が表示され、楽しめる仕様。
ソート用のキーワードに関しても順次追加されていく予定となっている*4

ちなみに2023年時点では掲載されている内容はほぼ全てが映像作品であり、その他の漫画や小説、ファイナルステージなどといったメディアミックスまでは現状あまり手が及んでいない。
講談社キャラクター文庫から刊行された小説版の内容が「映像作品の後日談」の形式となっている『小説 仮面ライダーフォーゼ ~天・高・卒・業~』『小説 仮面ライダー鎧武』『小説 仮面ライダードライブ マッハサーガ』『小説 仮面ライダーエグゼイド ~マイティノベルX~』、
本編の間に挟まるエピソードの『小説 仮面ライダーW~Zを継ぐ者~』については一部補足的に掲載されているが、
同じく後日談のはずの『小説 仮面ライダークウガ』『小説 仮面ライダー剣』『小説 仮面ライダーウィザード』、並びに前日談の『小説 仮面ライダー響鬼』については全く触れられていない。
『剣』の小説に関しては『たそがれ』についても未記載である。
また、『小説 仮面ライダーゴースト~未来への記憶~』に関しては眼魔世界の住人や大天空寺に関係する過去編の内容には触れてはいるものの、Vシネマ『ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクター』の後日談に当たる部分には触れられていない。
なお、『アマゾンズ』の漫画作品仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火』に関する情報は漫画オリジナルのキャラ、漫画でのみ明かされた情報を含めて用語辞典の方で解説されている。
『W』の続編である漫画作品の『風都探偵』は現在も連載中ということもあってか、当分は掲載されないと思われる。
他方、ファイナルステージに関する情報は『ディケイド』や『鎧武』のものが用語辞典で解説されている。




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最終更新:2024年04月11日 18:05

*1 劇中未登場の仮面ライダーオーズの亜種形態や、仮面ライダービルドのトライアルフォームなど、理論上の存在でしかないものは除く。逆に劇中で登場したものならオーズ ラゴリタのような一瞬しか登場しなかったもの、果ては関東十一鬼のようにオープニング映像にしか登場しなかった者も公開される。

*2 前者のケースは『キバ』のザンバットソードにおける「獣戦車」の表記、後者のケースは『ディケイド』のアタックライド・ストライクベントにおける「昇竜突破(ドラグクローファイヤー)」など。

*3 仮面ライダー勝鬼はホルン型の音撃管、仮面ライダー剛鬼は巨大な音撃棒、仮面ライダー闘鬼はトロンボーン型の音撃管、仮面ライダー蛮鬼は2つのネック付きギターを使うと記述されているが、これらは全てS.I.Cの独自設定であり、実際の設定には他の鬼と変わらないとある。そもそも厳密にはホルンではなくスーザフォン、トロンボーンではなくファンファーレトランペットを使うというアレンジであり、剛鬼に至ってはS.I.Cでも普通のサイズの音撃棒である。

*4 2号ライダーが複数いる作品、3号・4号ライダーといった名称を正式化するかなど課題も多い。