サラ(クロノ・トリガー)

登録日:2012/01/15(日) 19:48:32
更新日:2025/04/20 Sun 13:41:44
所要時間:約 2 分で読めます





初登場作品は『クロノ・トリガー』。
登場する時代は古代B.C.12000。
ジャキのお姉さまである。

魔法王国の女王ジールの娘であり王女。
母のジールを超える魔力を持ち、魔神器を制御する事ができるほどの魔力を持つのは三賢者を除いてサラしかいない。

天の民でありながら、魔法を使えない地の民の元に足を運ぶ優しい王女である。

魔神器に関わってから変わってしまった母を案じている。


サブキャラクターであるため、戦闘には参加しないがメインキャラクターであったなら膨大な魔力を生かした魔法砲台になっていただろう。


以下ネタバレ





魔王(ジャキ)の姉であり魔王と同レベルの魔力を持っていたであろう彼女でも魔神器は制御仕切れなかった。
実はジャキの潜在魔力はサラを凌ぐと言われている。

クロノ達は赤きナイフ(後にラヴォスエネルギーを吸ってグランドリオンになる)で魔神器の力を抑えようとするが抑えきれず暴走。
母ジールとクロノ達、予言者、そしてサラを取り込んだ魔神器の中でラヴォスに出会う。

ラヴォスに立ち向かうか。

ゲートに飲み込まれるか。

時代が交差する時、彼女の運命は変わる。








続編、クロノ・クロスでもキーパーソンの一人として登場。


以下クロノ・クロスでのネタバレ






実はサラは、凍てついた炎(ラヴォスの一部)を通してラヴォスにリンクできる「調停者」であることが判明する。調停者とは、星とラヴォスの争いをやめさせる者を指す。もっと簡単に言えば、ラヴォスを完全に倒すことが出来る力を持った存在である。

「クロノたちと魔王が協力した歴史」にて倒されたラヴォスだが消滅はしておらず、時の闇の彼方に巣食い、様々な歴史の中で無念を抱いて倒れた生命体を吸収し続けていた。
ジール崩壊の後、国や母を救えなかった無念と絶望を胸に時空の狭間をさまよってサラも取り込まれてしまった。そして彼女は、自らを含めてすべての消滅という負の感情を暴走させてしまう。こうして生命体を取り込み続けたラヴォスは、「時を喰らうもの」と呼ばれるまったく新しい生命体へと進化。これが本作のラストボスとなる。

そんな中、ヒョウ鬼の毒で苦しむセルジュの泣き声を聞き、その時間軸に接触。自らの分身を作り出し送り込んだ。すべての消滅を願うような人生を歩んだ自分とは違う人生を生きてほしいと、「サラのペンダント」に願いを託して……。

これがヒロインのキッドであり、偶然にも(?)ルッカに拾われ育てられ、後に海で溺れているセルジュを助け出すことになる。ルッカは正体について薄々分かっていたようで、キッドに宛てた手紙で意味深な言葉を記している。

アルティマニアによれば、キッドは二重人格であるという(これは劇中では特に語られない)「もうひとりの人格」は献身的で生への望みが薄く、無に帰したいという衝動を持つ。なお、二重人格について「キッド」は知らない。二重人格になった理由に関しては、「キッド」がこういう側面を持っていたのか、あるいは「もうひとりの人格」が「キッド」のような生き方を望んだのかと記載されており、どちらが主人格かは不明となっている。

終盤でダークセルジュに組し、セルジュに刃を向けてくるのはこの「もうひとりの人格」である。しかも主人公とヤマネコが入れ替わっているのを知った上で攻撃してきた。これらの知らないセルジュは大層落ち込み、「キッド」と旅をした日々に思いを馳せていた。切ない……。
後に「キッド」はセルジュによって過去の悪夢から救い出され、仲間として帰ってくるが、「もうひとりの人格」がどうなってしまったのは不明。

キッドのペンダントが時空に干渉する力を持っているのは、サラが持っていたペンダントと同じものであるため。ルッカによれば、これはサラがキッドを生んだ際に託したものだとのこと。なぜサラのペンダントにそんな効果があるのかというと、これもドリストーン製(ラヴォスの欠片=凍てついた炎)のため。凍てついた炎には時間に働きかける作用があると噂されており、実際に未来の科学者たちはこの炎を用いて時間に関する研究・実験を行っていた。

まとめると

ラヴォス外殻似の時喰いに女の子が乗っかってる図は正直シュールそのものだが、そのままほっとくと時空そのものが崩壊するらしい。ラスボス戦で正しい手順を踏んでからクロノクロスを使えば彼女を解放できる。普通に攻撃して倒した場合は逃げられてしまい、スタッフロールが流れるだけのバッドエンドになる。

ちなみに、トリガーでは紫の髪だったがクロスではなぜか金髪になっている。更に幼女化している。見た目はキッドを幼くした感じで簡素な白のワンピース姿。クロノ・クロスを使って浄化した真エンディングのみ喋るが、敬語は使わずセルジュに対して「おまえ」と呼んだり前作とは口調がまるで異なる。

クロノ・トリガーDS版では時喰いの前身と思われる夢喰い(ゆめくい)が登場。
時の闇で戦う隠しボス。ラヴォスが星自体を喰らっているのに対し、この夢喰いは星に住む人々の夢を喰らう者。実体を持たない存在。
サラ自身の肉体は魔神器の消失と共にすでに現世には存在せず、膨大なエネルギーとともに負の感情、絶望の残留思念として次元のはざまに飛ばされる。
クロノ達に葬られた後のラヴォスの怨念が、次元のはざまを漂っていたサラの絶望渦巻く思念を取り込み吸収。こうして夢喰いが誕生した。クロノ・クロスと同じくこちらもラヴォス外殻にサラが乗っているという構図。
サラの残り僅かな自我をも完全に取り込みつつある。
時の狭間のバケツから時空や次元が交差する不安定な空間に飛び、そこで別次元の魔王と対峙、魔王を追い、
更に時空ではない次元が不安定なゲートを通じてたどり着いた先では既に戦闘状態の魔王とサラを取り込む謎の魔物が交戦状態にあった。
魔王の悲願だったサラ救出も、力及ばず吹き飛ばされる。
クロノ達が後追う形でサラを呪縛している魔物、夢喰いと戦い、辛くも勝利をおさめるも解放には至らず。
魔物、夢喰いがわずかに機能を低下させているこの瞬間にのみサラは自我を取り戻し、クロノ達に語りかける。
絶望し自らの存在を消し去りたい想いを喰われラヴォスの怨念の呪縛にあることと、もうすぐその自我も失われラヴォスに完全に呑まれること。
そしてクロノ達が持つチカラは元々ラヴォスが与えたものであり、今のままではどうにもならないこと。
魔王、ジャキにはもう以前のサラではないことを告げ、深追いしないように決別する。「さようなら。」と。
今のクロノ達に為す術はない・・・。
サラの残る力でクロノ達は再び各々の時代へ戻される。
魔王は抗えない運命に悲観し考えるのをやめた。記憶の一切を失いクロスへとリンクする。

より詳しいクロノクロスのサラ詳細
ttp://members.tripod.com/~p_j_schneider/chrono_corridor/ms_tl.html#1


誰かの為に涙した人だけ追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • クロノ・トリガー
  • CHRONO TRIGGER
  • クロノ・クロス
  • お姉様
  • ペンダント
  • ラスボス
  • ラスボス←装飾品
  • ネタバレ項目
  • サラ
  • 王女
最終更新:2025年04月20日 13:41