黒崎真咲

登録日:2013/06/20 (木) 21:40:41
更新日:2025/02/12 Wed 21:29:30
所要時間:約 3 分で読めます




BLEACH』の登場人物。
主人公・黒崎一護の母。
一護が「うちはおふくろを中心に回っていた」と語るように、家族は彼女を慕っていたのだが、第1話時点で既に故人。
ちなみに彼女の遺影は「真咲フォーエバー」と書かれたアホみたいに巨大ポスターのようなもの。
しかも複数パターン壁に貼られているので、痛々しく見苦しいほどの旦那の愛が伝わってくる。

過去エピソードをよく差し挟む『BLEACH』だが、真咲に関しては一護が九歳の頃に謎の死を遂げた様子と、8巻で一心から一護に渡り、21巻でコンをグランドフィッシャーから護ったお守りの作者であることぐらいしかない。
只者ではない伏線が予測できても、本編での細かな描写は完現術篇が終わってもほとんどなかった。



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根幹に関わるネタバレ注意




忘れられた頃に設定や裏話を引っ張り出す『BLEACH』で彼女の素性が判明したのは、初登場から12年後。



―――私は 黒崎真咲




滅却師(クインシー)です



彼女は純血統の滅却師。
身寄りのない彼女は黒崎家最後の生き残りとして身を寄せる石田家の跡取りの息子と結婚する予定だった*1
ある時、護廷十三隊隊士の連続事故死を巡り、窮地に陥った十番隊隊長・志波一心を、竜弦の反対を押し切って助けに向かう。
その死神は、自らが滅却師と知っても気さくに接してくる一心に真咲も心を開いていく*2のだが、藍染惣右介が実験のために作り出した特殊な虛から傷を受けた真咲は、虚への抵抗を持たないために急速に虚化。

未練に足を引っ張られて恩人を見殺しにした俺を明日の俺は笑うだろうぜ!

真咲の虚化を防ぐため、二度と死神に戻れないこと*3を承知で一心は浦原の手を借りて内なる虚を抑え込む。

その後、一心は唯一使えそうだった医療技術を活かして町医者を開業。高校を卒業し、石田家を出た真咲と恋仲になり、結婚。一護達が生まれた。
父の未練に~の台詞が、息子の

「そいつを見殺しにするような つまんねえ男にはなりたくねえんだよ、俺は!」

とリンクするように、その精神は一護に受け継がれ*4、一心の死神の力、真咲の滅却師の力、二人が抑え込んでいた虚の力もまた受け継がれていく。

そして相反する力の影響で強大な霊力は抑えられることになるのだが、それはまた別の話。

命日となった9年前の6月17日。

滅却師の始祖は不浄と定めた滅却師の力を自らのものとするために行動を起こす。

魂魄に虚を混ざる真咲は滅却師の力を喪失してなお、疑似餌*5の本体に襲われそうになっていた一護を守り抜いたものの、自身は命を落としてしまった。

さて、ここまで書いた通り、真咲は隊長格を苦戦させるような虛を撃退するほどの滅却師。

本来であれば、あんな調子こいて一刀両断される馬鹿に殺されるわけがない……はずだった

そして一心から全ての真実を伝えられた一護はユーハバッハ打倒の決意を新たにし、本来の力を目覚めさせる。







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  • 主人公の親
  • 6月生まれ
  • 6月9日生まれ
  • ふたご座
  • 故人
  • 主人公の母親
最終更新:2025年02月12日 21:29

*1 竜弦の方は真咲に惚れていたようだが、彼女にその気はなかった

*2 自らの祖先を滅ぼした存在として伝えられていた

*3 虚化を防ぐためには、死神の魂魄を人間化する義骸に一心が入り、真咲とリンクさせたそれに死神の力を流し込み続ける必要があった

*4 処刑されるルキアを救う理由を問われ、始めて会ったときに力を与えて自分と家族を救ってくれたことが理由であることを述べたときの言葉

*5 人間の魂魄に偽装し、その姿を見ることができる程度には霊力の強い魂を食う