ねだやしの巻物(風来のシレンシリーズ)

登録日:2012/05/16 Wed 14:28:00
更新日:2025/04/18 Fri 17:01:18
所要時間:約 3 分で読めます




アーク様「フハハハッ!風来人どもが!燃え尽きるがいい!!」

シレン「くっ!これでもくらえ!」シュピッ

アーク様「バカめ!巻物を投げてどうす‥グ、グオォオ!吸い込まれる!?な、なんだこれはー!?」

シュン‥‥

アークドラゴンのけはいがダンジョンからきえた!













ねだやしの巻物とは、風来のシレンシリーズに登場する巻物の一つであり、99階ダンジョン御用達のアイテムである。
初期の作品ではRogueの「虐殺の巻物」あわせで「ジェノサイドの巻物」という物騒な名前で採用されていたが、シレン2からこの名義になった。

その効果は「当たったモンスターを消滅させ、しかも同じ系統のモンスターがその冒険中出現しなくなる」というもの。
注意点としては「読む」のではなく「投げて当てる」ことで効果を発揮する巻物であることと、「ねだやせるモンスターは同時に一体のみ」であること。アークドラゴンもイッテツ戦車も〜、とは出来ないので悪しからず。
なお、シレン2やシレン外伝では「レベル違いのモンスター」はねだやしの対象にはならないので注意。
たとえば、アークドラゴンをねだやししても下位種のスカイドラゴンなどは普通に出現する。
これを見越したようなモンスターの出現テーブルにはご用心。

シレン4からはジェノサイドの巻物名義と同じように「系統レベルでその冒険中出現しなくなる」ようになった。代わりにシレン4に限り常時遠投状態のため、外した時のリスクが大きい。

その有用性は非常に高いが、かなり出にくい(極稀に店で高値で売ってる)巻物なので普通は白紙の巻物に書いて使う。白紙に書く為には一度は本物を使う必要があるのだが‥‥ん?



●基本的な使う相手
ナンバリングによって個々の脅威度や、対策のむずかしさがバラバラなので、優先順位は大きく異なることを前記しておく。
「アスカ見参」のドラスの試練(杖と巻物と仲間で頑張るタイプのダンジョン)のような場所では、
手に入れやすいので階層ごとにどんどんねだやす対象を変えていくという使い方も推奨される。
御存知、風来人自動丸焼き機ことアーク様。
ねだやさなければドラゴンシールドで軽減するくらいしか無いので基本必須の相手。
ゲームのテンポにまで打撃を与えてくるのを和らげる効果も大きい。

  • イッテツ戦車様
2倍速で行動し、固定ダメージの大砲をバカスカ撃ってくる強敵。
地雷ナバリ(爆発隠)がなければねだやさないと死ねる。
初代ではアークドラゴンとの二択で中々悩ましい。
「6」では中盤に戦車がガンガン突っ込んでくる。

必殺カベヌケサンバイサンカイコウゲキを持つ鬼畜幽霊と、その後輩。
ダイレップウの一撃は軽いのだが、捕まると腕輪がぶっ壊される。
ねだやせば通路でビクつくことはなくなるし、何よりテンポもよくなるのでTAでは優先的に狙われる。
冥王様はHPの高さもさることながら、その強さと物量による先制攻撃でドラゴン種との二択を迫ってくる。

  • ハイパーゲイズ、ゲンナマゲイズ様
御存知ゲイズ大先生。対策印が取りづらい時の候補。
ハイパーまでならまだしも、ゲンナマにもなると部屋中に効果を撒き散らしてくれるのでめでたくノミネート。
「先生と目が合うと、私‥」てなる前に投げろ。事故死の確率は激減する。

  • シハン、タツジン様
強い装備を手に入れて舞い上がっている風来人を一瞬で地獄に叩き落としてくれる。素の能力も高い。
深層でシハンに装備を吹っ飛ばされて、水没したり、後ろにいた敵に直撃して消されたら泣くしかない。
必着の腕輪・弾きよけの腕輪とかがあるなら、ほかを根絶やしたほうがいい部類でもあるのだが。

  • ねむり大根、みだれ大根様
「先生」の一角。5マスヒマ投げ∞睡眠草及び狂戦士の種でレイプしてくれる。
後に追加されたみだれ大根の凶悪さはあんまりである。こんな喪失ネタの発展があるかー!
身かわし香や睡眠避けがない場合は惜しまずに使いましょう。特に4。
対策が充実したり持ち込み可能ダンジョンで装備が強い時でさえ候補である。

  • ノコギガッター、タイガーウホーン様
モンスターを投げ飛ばしてくるわモンハウに投げられるわ罠に投げられるわと最悪。しかも堅い。
ノコギガッターは通路含めて縄張りなので投げの頻度がやばいため、GB2ではねだやし候補。
此方側が装備で対策していても防げない独特さもポイント。

  • デビルカンガルー様
マニアの宿敵カンガルー。コイツ自体は「出現頻度は低いが、1体いただけで波乱が起きる」というタイプだが、
出現率が他の敵同様に設定されている危険な出現テーブルのダンジョンがあったりするため、そこではねだやさないと心身消耗、最悪冒険失敗を起こす。

  • デブートン、デブーゴン様
クソ豚。超高射程デブ石でシレンのHPをモリモリ削ってゆく。

  • ドレッドラビ、テリブルラビ様
4以降で悪名をはせたウサギ達。多分ノコギガッター以上に心臓に悪い。
どのフロアにいても1ターンでシレンをお取り寄せして、一緒に誘った他の魔物に集団リンチさせるマジキチ。
しかし、動かずの盾という対策装備があるならなんとか我慢できるかも。

他にはにぎり元締、ガイコツまおう/ガイコツまてん、たまらんガッパ/おてあげガッパ、アメンジャ、オドロ/ドドロ/チドロ、物(袋)荒らし/大物(俊足)荒らし、ゴゴゴペンペン、ドシャブリぼうず、しおやだん、大鬼サソリ、ミラクルチキン等もヘイト対象。
無論、下位種だろうと能力が厄介なら割り切ってねだやしてしまうのも手。
状況と相談して好きな(嫌いな)やつらをねだやしましょう。



ただし………

「ねだやしの巻物は外れた!」

カッパ系

(ピョイッ)←投げられる

シレン「ギャアアアアアアアアアアアァ!!」


ねだやしの巻物はシレンや味方に当たった場合もばっちり効いてしまう。
一応復活の草や身代わりの腕輪等の蘇生アイテムで相殺できるが、無い場合には即刻消滅してお陀仏である。
そして、モンスターの中にはひまガッパ・うしわか丸・バッター種のようにアイテムを投げるか弾き返せる奴も大勢いる。くれぐれも気をつけよう。


●「魔物娘と不思議な冒険シリーズ」において
本シリーズが誰も怪我をしない、死なない優しい世界であることを反映してか、「長期休暇の禁書」という本が出現。
お目当てのモンスター娘の前で読むことで使用し、効果はねだやしの巻物と同等。「嬉しそうに帰って行った!」と表示され、冒険が終わるまで出現しなくなる。冒険中2冊以上読むと「休暇が終わって帰ってきた!」となる。

1では対象と同一種(ドラゴン相手に読んでも上位種のダークドラゴンは出る)しか出禁要請できなかったが、次回作では系統単位で出禁要請できるようになった。ただし変化キツネは六尾までと七尾からは別系統扱い。
その代わりに同じ部屋にいる魔物娘が怒り状態になるという当たり前だが厄介な効果が追加されており、多くのモンスター娘の前で読むとえらいことになる。
なお、全滅の巻物に相当するアイテムは「定時帰宅の禁書」。本作のモンスターは恨みっこなしのお仕事でニンゲンである主人公と敵対しているのである。

中々にレアだが本シリーズは白紙の巻物に相当するアイテムがないので持ち込みなしのダンジョンではあまりあてにできない。

●「ポケモン不思議のダンジョン」において
「ポケモン」というキャラクターを預かり、扱う上で流石にそのような物騒なアイテムは登場しない。
…しないのだが、『』以降の作品では投げ当てた相手が最後に使用した技をその冒険終了が終わるまで使用できなくする「きんしのタネ」という似たような効果のアイテムが登場。どちらかと言えばボス戦で効果を発揮し、ミュウツーのじこさいせいを封じて長期戦になるのを防ぐ、ギラティナの使用する技のいずれかを封じて無効耐性持ちで完封するといった用途が代表的。

ちなみにタネの特性上自分で食べることも可能。当然自分の技も封じられるものの、相手に使ってもらうまで待ったり投げて外したりするくらいなら、自ら封じてしまう方が安全な場合もあるので臨機応変に対応するとよい。


追記・修正はアーク様の前で焦ってねだやしを読んだ方にのみお願いします。

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最終更新:2025年04月18日 17:01