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ポケモン超不思議のダンジョン

登録日:2016/09/19 Mon 16:18:29
更新日:2026/04/21 Tue 08:55:28
所要時間:約 7 分で読めます




ポケモン超不思議のダンジョン』(Pokémon Super Mystery Dungeon)とは、2015年9月17日に発売されたニンテンドー3DS専用ソフト。
『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズ5作目にあたり、シリーズ10周年記念作品。
『X・Y』のポケモンが新たに追加され、当時の全720種類のポケモンが登場する。




【あらすじ】


ある日突然、ポケモンの子どもとしてポケモンの世界にやってきてしまった元人間の主人公。
自分の名前と「自分は人間だった」ということ以外の記憶を全て失くし、路頭に迷っていたところを3匹のオーベムに襲われる。
そこへ通りかかったコノハナを巻き込んで紆余曲折あって彼の元でポケモンとして失った記憶を探しながら暮らすことになる。
やってきたおだやか村でパートナーと運命的な出会いを果たした主人公は、自由奔放なパートナーに振り回されつつ、賑やかな学校生活を送る。
やがてパートナーから「ポケモン調査団に入って世界の謎を解き明かす」という夢を明かされた主人公は、
パートナーと真の友情の証である「きずなのスカーフ」を分け合い、自分自身も記憶を取り戻すため、パートナーと共におだやか村を旅立つ決心をする。
一方その頃、世界の各地で、ポケモンが石化するという現象が多発していた。




【新システム】


  • 主人公
歴代御三家の最初の形態とピカチュウ、リオルの20種が候補。
本作では心理テストが復活しているが、選ばれた後にキャンセルすれば自由に選択可能。

  • つながりオーブ
旧作の依頼掲示板に相当するシステム。
調査依頼をこなすことで依頼したポケモンを仲間にしたり、新たな調査依頼が発生する仕組みになっている。
ポケモン版キズナグラムのような気がしなくもない。

上記つながりオーブを使って仲間にしたポケモンで冒険や他プレイヤーの救助ができる。
システム的には『空の探検隊』のペリッパーのしま、『マグナゲートと∞迷宮』のなかまモードを足したような感じ。
なのでこのモードで入手した道具やお金は本編にしっかり反映される。
ちなみに本作では本編の救助依頼をセルフ救助できるようにもなっている。

  • レンケイ
『マグナゲートと∞迷宮』の「みんなでアタック」に代わるシステム。
各メンバーの持つわざを一斉に繰り出して集中攻撃を仕掛ける。不利なタイプ相性がある程度無視されるのでゴリ押しに有効。

  • リングルとラピス
過去作の装備品とかしこさに相当するシステム。
リングルはラピスをはめ込む穴がある装備品。単体でも効果を持つ物もある。
ラピスはリングルにはめ込むと効果が発揮される。直接使うとステータスが一時的に上昇したり罠無効、能力低下を防ぐなど様々な恩恵を得られる。部屋に入ってから一定ターンで砕け散る。
ポケモンの種類によっては『かくせい』のラピスを嵌めることでメガシンカすることができる。ただし、効果が切れそうになると暴走状態になる*1

  • ジュークボックス
『空の探検隊』や『マグナゲートと∞迷宮』にもBGMを聴けるシステムはあったが、本作では序盤から解放される。
最初は聴ける曲が少ないが、条件を満たすことで最終的にNo.171まで埋まるという仕組みになっている。
1/4はマグナゲートの曲だったりするが



【冒険の舞台】


  • 水の大陸
おだやか村やワイワイタウンがある大陸。

  • 風の大陸
バラムタウンがある大陸で、『救助隊』の冒険の舞台となった大陸と同一。
バラムは韓国語で「風」を意味する。

  • 草の大陸
カピンタウンがある大陸で、『探検隊』の冒険の舞台となった大陸と同一。

  • 霧の大陸
ノエタウンがある大陸で、『マグナゲートと∞迷宮』の冒険の舞台となった大陸と同一。
ノエはハワイ語で「霧」を意味する。

  • 砂の大陸
ラムルタウンがある大陸。どうやら『冒険団』シリーズの舞台らしい。
ラムルはアラビア語で「砂」を意味するالرمل(アルラムル)からか。



【主な登場ポケモン】


  • 主人公
冒頭の謎の声に導かれ、ポケモンの世界へやってきた元人間。
記憶のほとんどを失い、3匹のオーベムに襲われているところをコノハナに匿われる。
記憶を失った原因とポケモンになってしまった理由を調べるため、パートナーと共に調査団に入隊することに。

  • パートナー
おだやか村のアバゴーラの元にいるポケモン。
冒険が大好きで、ポケモン調査団に入って世界地図を作る夢を持っている。
不思議なスカーフを巻いているが、その意味は物語を通じて明らかになっていく。
そしてクライマックスには衝撃の事実が……。

主人公がこの世界に現れて最初の頃に出会うポケモン。
「~だど」が口癖で、出会ったばかりの主人公を匿ってあげるほどのお人好し。
おだやか村の住民のほとんどが「村の外は危険」と言い張る中、彼だけは「いろんな世界を見てほしい」と思っている。
実は後述のダークマターに心を操られており、各地の伝説のポケモンを石化して回った準黒幕。

おだやか村の学校のクラスメイト。
気弱な性格故によくヤンチャムやチョボマキにからかわれるが、不気味な気配のダンジョンに1匹で立ち向かったりと、根性がないわけではない。

おだやか村の学校のクラスメイト。
典型的なガキ大将で、よくチョボマキと一緒にヌメラやパートナーをからかって遊んでいる。
その反面、不気味な気配のダンジョンに入ることを恐れる、子どもらしい一面もあったりする。

おだやか村の学校のクラスメイト。
チョボマキの子分のようなポケモンで、よくヤンチャムと一緒にヌメラやパートナーをからかって遊んでいる。
そんな彼だが、ヤンチャムのムチャぶりに振り回されることもあったりする。

おだやか村の学校のクラスメイト。
学校のアイドル的存在で、同級生たちからの人気が高い。
ちなみに体毛の色はピンク。

おだやか村の学校のクラスメイト。
知的でクールな優等生で、テレパシーで会話することもできる。
実は好奇心旺盛で、オバケに遭遇しても全く動じないほど肝が据わっている。
他のクラスメイトと違って親と呼べる存在がおらず、1匹暮らししている*2

おだやか村の学校の校長先生。
子どもたちの自主性を大切にしており、子ども達が起こした物事にも寛容。

おだやか村の学校の教頭先生。
ヒヤッキーとは対照的に、周りの評判を気にして、学校で問題が起こるのを恐れている。
お調子者な一面もあり、「おだてる」には弱い。

おだやか村の学校の教師。
生徒思いのマジメな先生だが、授業をよく中断させられたり、オバケに襲われたりと、ロクな目に遭っていない。

おだやか村の医者で、学校の保健の先生もやっている。
優しい先生だが、リアクションが大きいカモネギについ冗談を言うことも。

ポケモン調査団団長。天然な性格だが、団員たちからの信頼は厚い。
全てをスタイリッシュにこなそうとし、どんな困難も華麗に乗り切る。
実は極度の方向オンチで、特に初めて来た土地では壁や物にぶつかるほど。
彼が決めた調査団のルールには何か過去がありそうである。

ポケモン調査団の調査員で、考古学者。
自室には資料がぎっしりだが、実力も相応に高い。
古代文字について調べているが、苦戦している模様。

ポケモン調査団の天文学者。自称「天才」。
星の洞窟出身なので、もしかしたら『空の探検隊』の「ビッパのねがいごと」に登場したあの個体なのかもしれない。
ものすごく寝相が悪く、眠ったまま襲ってくることもあるほど。しかも本人はそのことを夢だと思っているのだから余計にタチが悪い。

ポケモン調査団の給仕係。
料理の腕は確かなのだが、大食漢故に大量のつまみ食いをしてしまい、食料がなくなるなんてこともしばしば。

ポケモン調査団の調査員で、水中探索を担当している。
先輩肌の性格で、ワルビルに絡まれた主人公たちを守ってくれる頼もしい一面も。
伝説のポケモンを前にしても怯まないどころか、むしろ戦ってみたいと思っている。

ポケモン調査団の調査員で、空の探索を担当している。
……もう一度言おう。空の探索を担当している。空を飛べないのにどうやって探索するんだ……。
そんな彼だが、何かと面倒見が良く、主人公たちと共に行動することが多い。

ポケモン調査団の連絡係。
おヒゲの電波でメンバーたちとの連絡を取り合うのが彼女の役目で、それ故に留守を任されることが多い。
ほとんどのメンバーが住み込みで働いている中、彼女だけは自宅から通勤している。

ポケモン調査団の調査員で、地中調査を担当している。
一人称は「オレ」……じゃなくて「オイラ」。ここ、重要です。



【難易度について】


  • 過去作に比べると難易度が非常に高い
全般的に殴り合いで敵を突破することが難しい。本編からして新しく登場した「えだ系アイテム(他のダンジョンシリーズでいう杖)」のような各消費アイテムでの逃げプレイ、およびレンケイでのごり押しによるクリアすることを前提にしているフシがある。
えだ系アイテムは杖系アイテムの特徴を持ちながら矢弾のようにまとめられる他、階段の位置を表示するガイドの枝なんてものがある以上、ある程度意図してこのようなバランスになっているとはいえるが……
こちらのポケモンは従来のシリーズからしてもHPがかなり低く、成長率も悪い。
レベル5で40弱、レベル20で60、レベル50ほどで80くらいしかなく。前述のオレンのみでHPの最大値を上げても、2,3発の攻撃で倒される事は珍しくない。
中盤以降のダンジョンでは1発もらえば即死もありうる。 終盤ではタイプ相性で威力を半減できても即死することもある。
対して野生ポケモンはこちらとは比較にならないほどHPが高く、2発ほど効果抜群のわざで攻撃しても倒せないこともままある。だが、イベントで一時的に進化すると一方的になぎ倒せるかなりピーキーな設定。序盤から野生ポケモンが容赦なく、序盤で登場し、高威力かつ急所に当たりやすい部屋技「かまいたち」でこちらの命を刈り取る。近づいても高威力の「かみなり」、HP吸収の「パラボラチャージ」と隙がないエレザードや、アイテムに化けており取ろうとすると姿を現して変身し変身対象を除いたこちら側の全員を混乱させる凶悪なメタモン、範囲が「10マス先、貫通」と化したハイドロポンプで複数匹を葬るとゲストポケモンが倒されるとキングドラに進化するシードラなどが挙げられる。
前作から引き続き、通常攻撃のダメージは最高で5。素振り以外の用途が見いだせないままである。その分PP回復アイテムが多く出る方向でバランスを取ってはいるのだが。
野生ポケモンの行動が賢くなっており、遠距離わざ・能力変化わざがあるポケモンはこちらが射程内にいるとそれらを積極的に使用してくる上に、部屋の中では距離を取ってくるようになった。
前者は対抗手段がないと一方的に殺されることも珍しくなく、後者はただただテンポが悪い。このため、他のローグライクゲームで敵を引き寄せるために使う「素振り」が機能しにくい。
しかし、通路だと射程範囲内にいても相手に隣接しない限りは遠距離わざを使う事がなくなった。強力な遠距離わざを使う敵は通路に誘い込んで倒すのが効果的になっているが、仲間を連れまわすのが基本な本作ではどうにもやりにくい。
また、行動が賢くなったのは味方も同じで、遠距離わざがある場合、過去作と比べ積極的に援護してくれるようになった。敵に対抗するための遠距離わざ・部屋わざの重要度は過去作以上に高い。
上記の性質にも兼ねるが、野生ポケモンに飛び道具を投げたり撃ってもキャッチされてしまう。
更に野生ポケモンに気づかれていると投げ返されるため、飛び道具が無力に近い。
全体的にわざが外れやすい。わざ成長システムの仕様上、素の性能があまり高くない事や、新たに導入された「素早さ」がわざの命中率に関わっているのが原因。
特に序盤は命中重視のわざでも体感できる程にわざを外す。このため肝心な時にわざを外してピンチになる事が日常茶飯事でストレスを感じる要因となる。ラピスや消費アイテムによってフォローできないこともないが。
更に野生ポケモンに気づかれていると投げ返されるため、飛び道具が無力に近い。

  • ダンジョン関連
ストーリーの関係でおだやか村の子供や調査団の仲間とともにダンジョンに潜ることは多いが、今までにない6人ほどの大人数で冒険することもしばしばあり、とてもはぐれてしまいやすい。
はぐれてしまうのがシステム的に不可能なら、せめて別動隊として動いてもらうことはできないのだろうか。
また、中盤以降はこれで加入する仲間は主人公とパートナーと比べてレベルが高く、2倍近くあることも。そうした仲間のいるダンジョンやボス戦ではこちらはアイテムなどで補助に徹し、攻撃は仲間に任せたほうがよほど戦いやすいくらいである。
ダンジョンの壁を掘るわざ「いわくだき」を覚えている野生ポケモンはそれを乱用し、「○○はいわくだきをつかった!」と表示され続けるためにテンポが悪くなる。メッセージ履歴が埋め尽くされることもしばしば。
敵味方問わずヌケニンが出現すると効果がないにもかかわらず適当なわざを繰り出すためテンポが悪くなる。
序盤からフロアの形状は広く部屋数も多めで、敵AIも前述の通りなためダンジョン毎の個性は出現ポケモン以外ないに等しい。
味方ポケモンは作戦「いっしょにいこう」を選択していると、野生ポケモンがいない間は部屋にあるアイテムを拾いに行くようになった。
今回はリーダー以外ではモンスターハウスに入っても野生ポケモンが降ってこないため、予め仲間をモンスターハウスに入らせてラピス等を集めてもらうメリットもあるが…
部屋に入る際はプレイヤーが先頭なのでラピス収集が楽になるということもなくただいらないアイテムを捨てさせられるだけになりがち。
他の作戦を選択しているときも何故か敵を倒した時ターンのみ「いっしょにいこう」と同じ行動をとるなど、作り込みが甘い。
タネを食べたときのおなかの回復量が5から2に、おなかの減少が従来の10ターン毎から7ターン毎へとなり、ダンジョン内で餓死しやすくなってしまっている。
『マグナゲート』と同様、栄養ドリンクでのおなかの回復もなし。
加えておなかが0になった際のペナルティも1ターン毎に減る体力が1から3へと大幅に上昇しており、回復わざで強引に飢えを凌ぐことは困難となっている。

  • 好きな時に冒険に連れて行けない「シャッター」システム
不定期に「ポケモンにも都合がある」とのことで、ポケモンの顔アイコンにシャッターが下りている事があり、この場合冒険に連れて行くことができない。
  • 好きなポケモンを使いたいプレイヤーは多く、せっかくポケモンが全種類使用できるという評価点に水を差してしまっている。プレイヤーからは、アイコンの見た目から「閉店ガラガラ」などと呼ばれ、本作の中で特に非難される要素となってしまった。

攻略難易度が高い上に前作以前と違いエンディングを迎えるまでは強制的にストーリーが進行する。
エンディング後は砂の大陸のとあるダンジョンに行かない限りはストーリーが強制進行しないので、行きたい気持ちは分かるがこの強制進行していない間にストーリーを進めず主人公のレベルを上げたり、つながりオーブを進めたり、アイテムを収集しておくことを推奨する。(そのダンジョンに行ってしまうと再びストーリーの強制進行が始まる為)


CONNECTED!
追記・修正はエンディング直後、ストーリーを進めず主人公のレベルと繋がりオーブを限界まで進めてからお願いします。


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最終更新:2026年04月21日 08:55

*1 暴走状態になる前にリングルを外しておけば回避可能。

*2 余談だが、パートナー以外のクラスメイトの自宅を訪れることができるのは彼女の自宅のみである。