恋査

登録日: 2013/07/25 Thu 21:42:48
更新日:2024/03/19 Tue 19:13:29
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恋査(れんさ)とは、とある魔術の禁書目録の登場人物。


第十三学区にある大学付属病院の看護師。患者にフレンドリーというか慇懃無礼なあだ名(例、老化恐怖症、僕が太ってるのはフライドチキンの陰謀ちゃん等)を付ける変な癖がある。






というのは表向きの姿。


その正体は学園都市製のサイボーグ。
開発コンセプトは「学園都市に七人いる超能力者が全て同時に統括理事会へ敵対行動を取った場合の対応策」。

つまり、彼女一人でレベル5全員を同時に相手にし、かつそれを撃破可能というトンデモスペックを前提に開発されたチートサイボーグ。


彼女自身は超能力者ではないが、自分の体を能力の噴出点(黒夜海鳥の『腕』や垣根帝督の『複製』のようなもの)として設定することで「第一位から第六位までの超能力と、半径200m以内の任意の能力者の能力を引き出す」というほとんど反則のような機能を持っている。
例外として、レベル5唯一の原石であり、学園都市の技術でも原理を解明できていない第七位・削板軍覇の能力は再現できないらしい。


あらゆる人間の身体構造を機械的に再現するためにその体は徹底的に機械化が行われており、現状の技術で再現不可能な脳の視床下部の一部を除き、肉体の99%が機械に置き換えられている。

その唯一残った人間としての部分も消耗品として扱われており、何らかの障害で機能不全を起こした場合、それ以外のすべてを削り落とした状態で保管されているストックと交換される。

しかし彼(彼女)らにとっては統括理事会の薬味久子は恩人であり、自ら望んでその状態になることを受け入れたらしい。



劇中では薬味久子の主導する『人的資源』プロジェクトの完遂のためフレメアを狙い、その過程で黒夜海鳥と衝突し、一方通行の『反射』、垣根帝督の『未元物質』、御坂美琴の『超電磁砲』を駆使し、黒夜を圧倒。

フレメアを助けに来た浜面も蹴散らし、彼を殺害しようとするが、上条によって阻まれる。


幻想殺しで能力を無効化する上条に対し、サイボーグとしての身体能力で反撃。
後一歩のところまで追い詰めるものの、幻想殺しの能力を再現しようとした途端に右腕が爆発。甲体にも異常を来し、脳に損傷を負って機能を停止した。


その後、フレメアの元までたどり着いた上条の前に脳を換装して再度出現。
こちらの人格は能力を多用せず、一番強いの一択として一方通行の能力のみを使用する。

上条とカブトムシ05の連携でダメージを負うものの、逆にそれを利用して『黒い翼』を出現させ、カブトムシ05を撃退。

だがその直後、彼らの戦いを間近で見ていたフレメアが守られる側から守る側に意識を変革させたことでAIM思考体と化した薬味久子が恋査の体の中に叩き込まれ、それによって肉体が崩壊を始める。

AIM思考体となった薬味久子は幻想殺しで消滅する存在となっており、それを消しされば肉体の異常も止まるはずだったが、恩人である薬味を見捨てることを拒否。一方通行が精神の変革によって獲得した『白い翼』を発現させるも敗れた。

そして幻想殺しをくらう直前、自ら心臓を潰して噴出点としての機能を放棄して薬味を逃がし、自身は機能を停止した。

上条は大事な人のために戦った彼を「ヒーロー」と呼び、最後の一瞬自分を追い越していたのかもしれないと独白している。


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最終更新:2024年03月19日 19:13