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タツノコプロ

登録日:2012/05/31 Thu 06:52:42
更新日:2026/04/08 Wed 21:27:34
所要時間:約 9 分で読めます




『タツノコプロ』とは、日本のアニメ制作会社である。
2013年3月までの正式な社名は『竜の子プロダクション』だった。

本社の所在地は東京都武蔵野市中町。
現在は日本テレビホールディングスの傘下にあり、タカラトミーの持分法適用会社である。


特徴

テレビアニメが放送され始めた頃からアニメ業界を支えてきた会社の1つである。
作品はまずキャラクター作りから始まっており、特に1970年代から1980年代のキャラクターは一目でそれとわかるデザインが特徴で、現在も根強い人気を誇る。
主役キャラはもちろん、タイムボカンシリーズの悪役三人組やマッハGoGoGoのマッハ号など、悪役からメカニックまで幅広く人気がある。
そのデザインの評価はアニメ界だけに留まらず、『宇宙の騎士テッカマンブレード』のプラモデルは、通商産業省(当時)『グッドデザイン賞』を受賞したこともある。

基本的にオリジナル作品を得意としていて、企画から制作まで自社内で完結する体制を取っている。
その影響なのかセルフパロや他作品のキャラのカメオ出演が比較的多い。 
ギャグからシリアスまで幅広い作風を誇るが、シリアスの場合は下手な深夜アニメよりもよほど鬱な作品も少なくない。
とりわけ、モブは酷い目に遭うどころか大抵死ぬ。業界屈指のモブに優しくないアニメ会社である。
オリジナル作品以外でも『エヴァンゲリオン』『超時空要塞マクロス』のアニメーション制作に携わっており、活動範囲はかなり広い。

1970年代から1980年代初期あたりが全盛期と言われており、この頃は『科学忍者隊ガッチャマン』や『新造人間キャシャーン』『破裏拳ポリマー』などのヒーローアクションから、
コメディ色の強い『タイムボカンシリーズ』、女性が初のリーダーとなったロボットアニメ『ゴワッパー5 ゴーダム』など、バリエーション溢れるアニメを大量に制作していた。
当時からアニメーションのクオリティも高く、今見ても下手なアニメより動く程。

1980年代後半からは勢いが失速していったが、スパロボで人気が高まった『宇宙の騎士 テッカマンブレード』や、今や売れっ子となった新房昭之の監督作品『The SoulTaker ~魂狩~』、
美麗なアニメーションで好評を得た『鴉-KARAS-』など、"隠れた名作"と呼ばれる作品を制作している。

出身者も演出・監督を筆頭にデザイナーなど様々なジャンルの人物を輩出しており。
布川ゆうじ(ぴえろ)、石川光久(Production I.G)、宮田知行(J.C.STAFF)、真下耕一(ビィートレイン)いった面々は独立後()内の会社を設立したほか、メカデザイナーとして有名な中村光毅・大河原邦男やアルバイトでいくつかの作品の演出に参加していた押井守、「FINAL FANTASY」シリーズのキャラデザで知られ画家へ転向した天野喜孝、『こち亀』の秋本治や漫画版プリキュアシリーズの上北ふたご(上北実那&上北希沙)等など、枚挙にいとまがない。

また、『宇宙の騎士 テッカマン』のリメイクである『テッカマンブレード』の他、過去作品のリメイクも積極的に行っており、
『マッハGoGoGo』『キャシャーンsins』『新破裏拳ポリマー』『ヤッターマン』などを制作している。
そしてその大半が、ダーク成分を大量増幅されたり名前以外はほぼ別物というとんでもない魔改造作品だったりする。

テレビアニメの放送局はかつてはフジテレビ系列での放送が殆どだったが、1985年あたりから両者の関係が険悪となり20年近く放送が無くなってしまった。2014年に日本テレビHDが株式を取得して以降は日テレ系での放送が中心となっている。


タツノコプロの代表作品

  • マッハGoGoGo
マッハGo!
Go!
Go!

タツノコ初期に制作されたカーレースアニメで、マッハ号というトンデモレースカーを駆る三船剛が主人公。
マッハ号はジャンプして飛行したりキャノピーが出てきて水中走行が可能になるなどギミックが溢れており、
タツノコらしさを感じさせるマシンとなっている。
海外でも人気を博し、アメリカで『スピード・レーサー』というタイトルで映画化された。

ある時は5つ、ある時は1つ。

実態を見せずに忍び寄る白い影。

正義の影武者、科学忍者隊、その名をガッチャマン!

かつては言わずとしてたタツノコプロダクションの看板ヒーローアクションアニメ。
悪の秘密結社ギャラクターと戦う、5人の科学忍者隊を描いた作品である。
全105話にもかかわらず平均視聴率約21%という驚異的な数値を叩き出し、後のタツノコヒーロー路線を決定づけた代表作。
内容はなかなかシリアスで、公害などの社会問題を取り上げた回や、1つの都市が壊滅するといった、ガンダムも真っ青な展開があったりもする。
今作の「五人組ヒーロー」という形態が、後のアニメ界や特撮界に与えた影響は大きい。
2011年には『おはよう忍者隊ガッチャマン』として、「ZIP!」のショートギャグアニメとして復活した。
2013年にはガッチャマン×SNSをテーマにした新作、ガッチャマンクラウズが放送開始。さらに、実写映画も公開されたが、あまり評価は良くなかった。

たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体。

鉄の悪魔を叩いて砕く、キャシャーンがやらねば誰がやる。

ガッチャマンに負けず劣らずの知名度を誇るアニメで、自我を持ち人類に反旗を翻した、ブライキング・ボス率いるアンドロ軍団に対抗するため、自ら志願し新造人間として生まれ変わった、"キャシャーン"こと東 鉄也の戦いを描く。

こちらもシリアスなSFアクションなのだが、仲良くチームプレイという印象が強いガッチャマンに比べ、キャシャーンは人間でもロボットでもない、"孤独のヒーロー"としての側面が強く、途中では救うべき民衆からも虐げられるなど、暗い部分も多い。しかし、共に戦うフレンダーやルナという仲間や、立ち上がりアンドロ軍団に挑む市民達も存在するため、決して彼は一人ではない。

実は打ち切りアニメだったりする(原因はほとんどオイルショックだが)。
実写化もされ、純粋な映画としては高評価だったが、キャシャーンを知っている者からの評価は著しく良くなかった。
リメイク版は内容・演者が一部を除いて一新されているが、ハイクオリティの戦闘シーンやキャシャーンらしい悲壮感溢れる作風は一見の価値あり。

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「……ひどいじゃないの。」

タツノコの人気ギャグアニメシリーズ『タイムボカンシリーズ』の2作目。
シリーズはおろか、タツノコプロダクションの作品の中でも最も人気のあるアニメで、シリーズで唯一リメイクと実写化が行われた。
お約束づけられた展開ながら、悪役メカやお馴染み「びっくりドッキリメカ」、さらには声優陣の豊富なアドリブなどよって高い評価を得ている。
時にはナレーションがヤッターマンを応援したり、自虐的な歌詞のEDがあったりと、作風はかなり自由。実写化もされ、かなり高評価だった。

破ッ!

裏ィッ!!

けぇぇぇぇぇん!!!

ポリマー!

犯罪結社"鬼トカゲ団"に立ち向かう超人"破裏拳ポリマー"こと鎧武士の戦いを描く、ガッチャマン・キャシャーンに続くアクションヒーロー作品。決まった敵組織というものが存在せず、毎回異なった組織と戦っている。

上記の2作に比べてかなりコメディタッチな作風で、当時のカンフーブームをヒントにしたアクションがウリ。
しかし主人公・鎧 武司が得意なのは柔道と空手。
普段は、「二代目シャーロック・ホームズ」を自称するヘボ探偵・車錠(車=しゃ、錠=ロックで、シャーロックと掛けている)が長を務める、車探偵事務所の新人として活動しているが、事件が起きれば、サッとポリマーに転身し戦う。

ポリマーは様々な形態に変身するのだが、かなり無理のある変身の仕方をしている。
なお、『キャシャーン』に続いてOPは後のアニソンの大御所にして『ガッチャマン』コンドルのジョー・ささきいさおが熱く歌いあげているのだが、
「ダンダンダンダンディンダダァン!」などの擬音語の比率がやたら高い。あと無駄に熱い。
リメイク版OVA「新破裏拳ポリマー」はハイクオリティな作画から注目されたが、途中で打ち切りになってしまっている。

  • 宇宙の騎士 テッカマンブレード
仮面の下の涙を拭え!

地球に飛来した生物"ラダム"とテッカマンブレードとの戦いを描く。
『宇宙の騎士 テッカマン』のリメイクだが、設定はかなり一新されており、何よりもストーリーが暗い。
それはもうキャシャーン以上に暗い。
当時は知る人ぞ知るアニメだったが、スパロボJ・Wに参戦し、ハードなストーリーから知名度を上げた。


少女は華やぐ!輝くスターを瞳に写し

少女は舞う!弾ける夢を胸に掲げ

少女は奏でる!無限の未来を追い掛けて

中学生(たまに小学生)の少女たちが歌い、踊り、競い合う。
CGチームによるショー・ライブは必見。
テーマは『プリティーリズム』はスケート、『プリパラ』はアイドル、『キラッとプリ☆チャン』はYouTuber、『ワッチャプリマジ!』は魔法…と世代ことに異なる。
プリティーリズム・ディアマイフューチャー』以降は韓国のアニメ制作会社・DONGWOO A&Eとの共同制作。
ひみつのアイプリ』以降のTVシリーズはタツノコからOLMに交代しており、タツノコはダンスモーション協力での参加。一方でスピンオフ『KING OF PRISM』シリーズは引き続き制作している。

余談

  • 新旧のタツノコとカプコンのキャラを操作出来る対戦型格闘ゲーム『タツノコ VS.CAPCOM』が2008年12月にゲームセンターで稼働開始しており、同日にはWii版も発売されている。
  • 『タツノコファイト』というタツノコキャラがクロスオーバーした対戦型格闘ゲームも、2000年にプレイステーションで発売されている。これにはゲームオリジナルヒーローである『電光石火ヴォルター』が登場しており、水木一郎の歌う専用OPまで用意されている。
  • ジャニーズ事務所所属のグループ『嵐』とコラボした「Animation film of Blieve」という映像も作られており、同グループのシングル曲「Blieve」(実写版ヤッターマンの主題歌でもある)をバックに、"嵐のメンバーがそれぞれ『ヤッターマン』等のタツノコヒーローに変身して戦う"という内容になっている。




ボヤッキー「追記・修正は任せたわよん」

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最終更新:2026年04月08日 21:27