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新造人間キャシャーン

登録日:2010/05/01 Sat 21:49:25
更新日:2026/05/26 Tue 12:15:41
所要時間:約 4 分で読めます




たったひとつの命を捨てて


生まれ変わった不死身の体


鉄の悪魔を叩いて砕く


キャシャーンがやらねば 誰がやる!

1973年10月2日から1974年6月25日まで全38回(再放送3話を含む)が放送されたタツノコプロ製作のテレビアニメ。


概要

特徴として、大半のエピソードで毎回共通して登場する数種類の量産型の戦闘用ロボットが攻撃の主体であるという、1970年代としては画期的な演出がある。
また、主題歌は当時『科学忍者隊ガッチャマン』にレギュラー出演していた佐々木功が担当。実に8年ぶりの新曲となった本作を切っ掛けに、彼はアニメ関連曲メインへと活動をシフトさせていくことになる。

主人公の悲劇性やシリアスなストーリーで今も根強い人気を集め、OVAや実写映画も作られた。
ただ『昆虫物語 みなしごハッチ』から本作終了までタツノコプロ作品が続いていた火曜日19:00放送枠は、ドラマ『おらあガン太だ』を挟んで『サザエさん』の再放送枠へと切り替わる事になる。
また、2008年にはアニメ『キャシャーンSins』としてリメイクされている。

ストーリー

東博士の開発した公害処理用ロボットBK-1が落雷によって自我に目覚めた。
BK-1は公害の元凶となっている人間を処理すべきであると考え、「ブライキング・ボス」を自称し戦闘ロボット軍団「アンドロ軍団」を作り上げて世界征服を開始した。
東博士の息子・鉄也は、人間としての生活と引き換えに人間と融合して完成する不死身の「新造人間」キャシャーンとなり、
ロボット犬・フレンダー、恋人のルナとともにアンドロ軍団に立ち向かう。

登場人物

味方

  • キャシャーン/東鉄也
声:西川幾雄(オリジナル版・タイムボカン王道復古:第2話)、草尾毅(OVA版)、古谷徹(Sins)、小野大輔タツノコ VS.CAPCOM
演:伊勢谷友介
主人公。博士に自ら申し出て新造人間となり、キックやパンチでアンドロ軍団の部隊を蹴散らす力を手に入れた。
動力は太陽光。さすが環境学者謹製だけあってエコであるが、効率があまりよくないのかよくエネルギー切れを起こす。
必殺技は額から放つ超破壊光線。竜巻のごとき光の奔流で破壊の嵐を巻き起こす最後の切り札だが、全エネルギーを放出する諸刃の剣でもあり、使用回数は多くない。
新造人間となった身でも熱い心は健在。正義漢溢れるヒーローだが、人間だった頃のジレンマに苦しむ。
貰ったリンゴを味が分からない悲しさで握りつぶしたり、アンドロ軍団の傘下になった街の市長や市民に迫害された際、ルナに「あんな街なんて滅びてしまえばいいんだ!」と劣情をぶちまけることも。
人間に戻る手段は無く、そのまま最終回を迎えた。

  • 東博士
声:山内雅人(オリジナル版)、山田俊司(OVA版:第4話)
演:寺尾聰
鉄也の父。
BK-1を作った科学者でアンドロ軍団に捕らわれの身。終盤、照射することで大量のロボットを破壊できる兵器・スプレーザーを開発させ、ブライキング・ボスとワルガーターを除く、アンドロ軍団を全滅させた。

  • 東みどり
声:武藤礼子(オリジナル版)、高木早苗(OVA版:第3話・第4話)
演:樋口可南子
鉄也の母。
アンドロ軍団に捕らわれていたが、東博士の手で生体データの全てが白鳥ロボ・スワニーに入れられた。
ブライキングの元を飛び出しては、アンドロ軍団の情報を伝えることで、キャシャーンを助けていた。
その行動が怪しまれ、ピンチに陥ることも何度かあったが生き残り、最後は元通り、母の姿に戻れた。

  • 上月ルナ
声:塚田恵美子(オリジナル版)、冬馬由美(OVA版)、矢島晶子(Sins)
演:麻生久美子
鉄也の幼馴染。
父・上月博士(声:北村弘一、演:小日向文世)の残した照射するだけで、ロボットを消滅させる「MF銃」(ロボットの機能を停止させるが、人間や動物には無害)を武器にキャシャーンを支援する。人質にされたり、MF銃を奪われたり、危険な目にも合うが、決して足手まといではなく、生まれ変わった、キャシャーンやフレンダーと元の関係のまま接し、過酷な戦いの中で彼らの心を癒している。

  • フレンダー
声:加藤昭二
鉄也の可愛がっていたペットの犬・ラッキーがモデルとなった変形ロボ。ロボット犬なので、民衆からは嫌われている。
キャシャーンの口笛に反応し颯爽と現れ、鋭利な爪と牙、口から吹く炎、ジェット・カー・マリン・タンクの4段変形等の能力を駆使して、キャシャーンをサポートする。

アンドロ軍団

  • ブライキング・ボス
声:内海賢二(オリジナル版・OVA版・Sins)、天田益男(パンドラとアクビ:前編)
演:唐沢寿明
元は東博士が開発中のロボット「BK-1」だったが、落雷によるショックで世界浄化のために世界征服に燃える独裁者になった。

人間には情け容赦ないことで有名。例えば、
  • アンドロ軍団に寝返った人間を電気椅子で殺害。
    「人間を裏切る奴は、いずれロボットをも裏切るわい。」
  • 街にピエロ爆弾を送り込み、見とれたギャラリーの人間達を爆殺し街ごと吹っ飛ばす→同様の手口で数々の街を破壊
  • アンドロ軍団に全面降伏した街を気まぐれで全滅させる
その一方で「入浴などの人間の習慣を模倣する」「自身をモデルにした絵画を人間に描かせる」など人間に憧れを抱いているような描写もまた多く*1、キャシャーンの事もサグレーに決定的証拠を突き付けられるまでは「とても強い生身の人間」と頑なに信じていた。

ロボにはデレな面が多い。幹部達と部下で宴会やったり楽しく食事するシーンもある。特にスワニーはペットとして愛玩している。

  • バラシン
声:立壁和也(オリジナル版)、菅原淳一(OVA版:第3話)、玄田哲章(Sins:第4話)
演:要潤
軍事作戦担当の軍事部長。

  • サグレー
声:加藤吉敏(オリジナル版)、天野由梨(サグリア、OVA版)、杉崎亮(パンドラとアクビ:前編)
演:佐田真由美
情報担当の情報部長。OVAや実写映画では何故か女性化している。MF銃により、機能停止したため、最終戦には参加出来なかった。

  • アクボーン
声:仲木隆司(オリジナル版)、田口昂(オリジナル版:第4話)、二又一成(OVA版:第1話)、丸山智行(パンドラとアクビ:前編)
演:宮迫博之
軍需担当の製造・技術部長。
以上3体は元は東博士によって作られたロボットだったが、ボスの手によってアンドロ軍団幹部となった。
アクボーンはブライキング・ボスや東博士に、一度「バカボーン」と言われた。

  • ワルガーター
フレンダーに対抗して作られた、黒豹がモデルの変形ロボ。フレンダーよりも、攻撃的な見た目をしている。
フレンダー同様に変形可能だが、こちらはガードラー、モグラーカー、ヘビータンクの三形態。ブライキング・ボスの用心棒として、サポートする。

  • ツメロボット
アンドロ軍団主力ロボット。破壊活動は専らこいつらが担当。ツノが弱点で、破壊されると爆発する。

他にも『脱走ロボット ロメオ』というエピソードでは、キャシャーンに倒されそうになった際に「殺サナイデ。」と懇願し、
アンドロ軍団から脱走して村人と共に働くようになったロボが登場する。
キャシャーンや村人を助けるべく活躍するのだが……。

主題歌

佐々木功のアニメソング・デビュー曲であり、彼にとっては1965年発売の『ウェディング・ドレス』以来の新曲である。

  • たたかえ!キャシャーン(オープニング)
作詞:タツノコプロダクション企画文芸部
作曲・編曲:菊池俊輔
歌:佐々木功

  • おれは新造人間(エンディング)
作詞:タツノコプロダクション企画文芸部
作曲・編曲:菊池俊輔
歌:佐々木功






こうして この項目に平和が戻った


だが アンドロ軍団に追記・修正される


冥殿の姿を目の当たりにした


キャシャーンの心は 晴れなかった



冥殿の無念を 怒りに変えて


闘え キャシャーン


キャシャーンがやらねば 誰がやる!

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最終更新:2026年05月26日 12:15

*1 しかし、これらの行動は部下からはまるで理解を得られなかった。