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ヤッターマン

登録日:2010/10/29 Fri 01:17:11
更新日:2026/08/02 Sun 15:09:22
所要時間:約 9 分で読めるコロン





ヤッターマンがいる限り!


この世に悪は栄えない!

ヤッターマンとは、1977年1月1日から1979年1月27日まで、フジテレビ系列にて全108話が放送された、タツノコプロ制作のタイムボカンシリーズ2作目である。


説明しよう!

各話の流れは概ね以下の通りとなっている。

ドロンボー一味がインチキ商売で金を稼ぎ、メカを作る
ヤッターマンの二人がインチキ商売を嗅ぎつけ、ドロンボー一味の仕業と確信し、ドクロストーンの情報を入手する
ドロンボー一味がドクロベエの情報を元に先にドクロストーンを探しに出て、ヤッターマンが追う
ドクロストーンらしきものを見つけるが、ヤッターマンが追い付き戦闘へ
白兵戦ではヤッターマンが圧勝しメカ戦へ
序盤はドロンボー一味が優勢だがヤッターマンの「ビックリドッキリメカ」により形勢逆転。
ドロンボー一味のメカは解体、爆発してドクロ雲を残す。その後勝利のポーズ
ドクロストーンが偽物だとわかり一件落着
ドロンボー一味に御仕置きだべぇ~

大体このパターンで2年も続いた上に、第2作はおろか劇場版でもドクロストーンがドクロリングに変わったぐらいでこのパターンを大体踏襲した(劇場版ではインチキ商売からメカ戦を何度か繰り返して対応した)。

作風は童話や名作映画等を題材としたものが多く、アニメ第2作ではこれに加えて「みのもんたのサイボーグ説*1」や「一発屋芸人」等放送当時の流行、ドロンジョとトンズラー役の人が長年レギュラーで出演していたアニメを筆頭とした楽屋・中の人ネタが登場するようになり、前半のほとんどのエピソードではゲストが本人役で出演したりメカの声を当てたりしていた。
また、こういうアニメにしては珍しいことに劇場版の出来事が後に本編に大きく関わっているため、テレビアニメしか見ていない人は終盤の展開に困惑すること間違い無し。 

2008年には読売テレビ制作・日本テレビ系列でリメイク版の第2作が制作・放送され、2009年にはの櫻井翔主演で映画化された。

2015年にはシリーズ完結編として『夜ノヤッターマン』、制作・放送され、2022年にはWOWOWで実写ドラマ『DORONJO/ドロンジョ』が放送された。

2026年には消費者庁のダークパターン対策協会による啓発動画キャラクターとして起用され、夜ノヤッターマン以来となる2代目キャストのアニメ化となった*2

ストーリーだコロン!

泥棒の神様・ドクロベエの命令で謎の石・ドクロストーン(アニメ第2作ではドクロリング)を集めるドロンボー一味だが、そんな奴等は許しちゃおけない!

ヤッターマン1号と2号、そしてヤッターワンがいる限り、この世に悪は栄えないのだ!

登場人物だコロン!

レギュラーキャラクター

アニメ第1作のヤッターマンコンビ・オモッチャマ・三悪・ドクロベエは、前作『タイムボカン』の主役コンビ・チョロ坊・三悪・ペラ助と同じキャストとなっている*3
第2作では三悪とドクロベエは第1作と同じキャストが起用されたが、ドクロベエ役の滝口順平は2011年8月29日に亡くなり、残りの3名も存命中に交代したため、4人が揃った最後のアニメ作品となった。

  • ヤッターマン1号/高田ガン
声:太田淑子(第1作・タイムボカン王道復古:第2話)、吉野裕行(第2作・夜ノヤッターマン)、喜多村英梨タツノコ VS.CAPCOM
幼少期(第2作):滝田樹里(TV版)、平田真菜(劇場版)
演:櫻井翔(劇場版)、金子大地(TV版)
愛称は「ガンちゃん」。高田玩具店の一人息子で年齢は13歳。ケンダマジックを武器に戦う。
本編終了後のOVAではアイちゃんと結婚、新婚ボケを見せつけていた。
アニメ第2作では少し優柔不断な性格に。

  • ヤッターマン2号/上成アイ
声:岡本茉利(第1作・タイムボカン王道復古:第2話)、伊藤静(第2作・夜ノヤッターマン)、加藤英美里(タツノコ VS.CAPCOM)
演:福田沙紀(劇場版)、山崎紘菜(TV版)
愛称は「アイちゃん」。シビレステッキを使う12歳の女の子。変身シーンはドロンジョとは違う意味でお色気たっぷり。
アニメ第2作は「メガパー」が口癖。
アニメ第1作の第76話では、ドロンジョではなく彼女がドクロベエの指令メカの爆発に巻き込まれてしまい、御多分に漏れずツナギがボロボロに破れて下着姿になってしまった事がある*4

  • オモッチャマ
声:桂玲子(第1作・タイムボカン王道復古:第2話)、たかはし智秋(第2作・夜ノヤッターマン)
サイコロモチーフのヤッターマンをサポートする小型ロボ。自分の事を「ボッチ」と呼び、語尾に「~コロン」をつける。
タイトルコールや次回予告も兼任している。

  • ヤッターマンさぁん!号(第2作)
声:桂三度
現在では黒歴史となっている。

  • ヤッターマン4号/ミユちゃん(第2作)
声:佐藤聡美
ガンちゃんの遠い親戚で、幼い頃に結婚の約束をしていた。アイちゃんのライバルとなるが最後は彼女の素質に惚れ込み、お姉ちゃんと呼ぶように懇願した。
パチンコ版では渚カヲル並のプレミアキャラとなった。
また、タツカプ出演時のガンちゃんのエンディングには「ストリートファイターシリーズ」よりリュウ・春麗・アレックス、「ヴァンパイアシリーズ」よりモリガン、「ロックマンシリーズ」よりロックとロールが「1号に助けられた借りを返す」としてヤッターマンに扮して加勢する場面も。

  • 高田徳兵衛
声:菅生隆之(劇場版)
ガンちゃんの父親。
アニメ第1作ではメカの製作を途中で諦めたり、ドロンボーのインチキに騙されたりする駄目なおじさんだったが、第2作の劇場版では優秀なおもちゃ職人でヤッターコングとココングを作り上げた。

  • 高田ひとみ(劇場版)
声:山下亜矢香
アニメ劇場版に登場したガンちゃんの母親。トイトイ王国で起きていた騒動について何も知らずに終わった。

  • ドロンジョ
声:小原乃梨子(第1作・タイムボカン王道復古・平成タイムボカン・世紀末伝説ワンダフルタツノコランド -円盤星人UBO-・第2作・夜ノヤッターマン:最終話)、甲斐田裕子(パンドラとアクビ:前編)
演:深田恭子(劇場版)、池田エライザ(TV版)
幼少期:太田結乃(TV版)
ドロンボー一味の女ボス。24歳。
アニメ第1作の後半ではガンちゃんに惚れたりしており、第2作でも少し頬を染めている。さらに、実写版では初恋の相手になってしまった。
素顔はかなり可愛い。
PlayStationのゲーム『ボカンですよ』では「流石(ながれいし)だね流石(りゅうせき)だね流石(さすが)だね。」という名言を生み出した。
コロコロイチバンで連載していた漫画版では、低年齢層向けとは思えない程グラマラスに描かれており、第1話で服を破かれ巨乳を隠す、第3話で下着姿が一コマ見えた&お仕置きで服が原型がない程ボロボロに破ける、第5話でセクシーなビキニ姿を披露するなど、お色気シーンが多数。
かつてはインターネット上で「本名はササッガワ・ヒロッコ」という説が流布されていたが、実際にタツノコプロダクションが確認したところ、設定資料にそのような名は見当たらず、元ネタと目された笹川浩も小山高生も全く知らない等、虚偽の情報であると確定した模様。
また「小原乃梨子が吹き替えを担当していたフランスの女優のミレーヌ・ドモンジョがモデル」とも言われていたが、これは生みの親の天野喜孝が「モデルはいないですね。」と明確に否定している。
前述したTVドラマ版では過去の名前として「泥川七音(どろかわ なお/ドレミ*5)」という設定が加えられたが、同作におけるガンちゃんとアイちゃんの名前はそれぞれ「高岩田ガン」「聖川愛花」となっているため、パラレルワールドと考えた方が良さそう。
なお、深田恭子はこの実写映画版でブルーリボン賞助演女優賞を受賞し、アニメ版のファンからも「観させられたら確かに深キョンしかキャスティングはなかった」と好評を得ている。

ちなみに、志とヒーローとしての見た目が同じなだけでガンちゃん・アイちゃんとしては別人であるのが示唆されたヤッターマンコンビと異なり、ドロンボー一味はアニメ第1作・第2作で完全な同一人物である様子*6
ただ、第2作の作中で「じゃあ自分達は何年ドロンボーを続けていることになるのか?」という話題をした際に、これ以上本番中に触れるのはマズい(要約)と即座に判断したことなどもあったため、あまり深く考えられている設定ではない模様。尤も、これらは以前の作品も知っている視聴者に向けたファンサービスとしての三悪の中の人ネタだというところが大きいだろうが。

  • ボヤッキー
声:八奈見乗児
演:生瀬勝久(劇場版)、矢本悠馬(TV版)
幼少期:増山竣大(TV版)
メカや武器作りに精を出すドロンボー一味の知恵担当。本名はブツクサ・ボヤッキー。会津若松出身。
「全国の女子高生の皆さぁ~ん」「ポチっとな」等の名言を生み出した。
OVAと月刊・別冊コロコロコミックにて連載されていた外伝漫画『ボケボケボヤッキー』ではほぼ主役。
外伝漫画のある回では、肉体改造と称して、自らを改造して半身サイボーグとして変貌を遂げた。機械部分には特殊な超硬金属を使用、内部にジェット砲搭載の右手の握力は1t、右目の視力は90.0と、超強化された能力だが…?
原作ではドロンボー解散後、会津若松のおハナと結婚し、クリーン悪トリオのコスイネンに師事して蕎麦打ちを習い、国分寺に蕎麦屋を開いた。
アニメ第2作では一流の蕎麦職人となるべく会津若松から上京。しかしながら、腕前が良くなく、あちこちの蕎麦屋をクビになっていたうちにドロンボー一味となっていた。
余談だが、警部補の矢部謙三が「ポチっとな」と言いながら起爆装置のスイッチを押す場面が存在している。

  • トンズラー
声:立壁和也
演:ケンドーコバヤシ(劇場版)、一ノ瀬ワタル(TV版)
幼少期:東原武久都(TV版)
三悪の力担当。本名はスタコラ・トンズラー。台詞と出番は少ないが本人は「楽だ」と言っているから善しとしよう。
出身地を聞かれ「岩手県~!」と答えているが、これは当時流行していたコマーシャルのパロディなため、本当の出身地は不明。
アニメ第2作では演歌歌手のマネージャーをやっていた。また、第2作での真の願いは中の人つながりかステージでボエーと歌う様子を観客が楽しんでいるというものであった。
あの世界では「×下手 ×音痴 ◎トンズラー」という評価なのだろう。

声:滝口順平
何処からともなく現れて毎度毎度ドクロストーンの在りかを教える三悪のボス。
アニメ第2作ではドクロリングを集めるようドロンボーに指令を送り、行先に合わせたドクちゃんの豆知識を披露する。そしてドクロリング・ストーンが本物であろうがなかろうが「ママより怖い御仕置きだべ〜!」とやるのがお約束*7
最終回では正体が宇宙人であることが明らかになる。
初期設定ではタイムボカンの三悪とドロンボー一味は同一人物だったが、後に無かったことにされた。
さらに、アニメ第2作では時給80円で雇われ、何もなければ午後6時に勤務終了となるという設定が付与されていた*8

  • おハナちゃん
声:滝沢久美子(タイムボカン王道復古:第1話)、岡本茉利(第2作:第34話)
会津若松に住んでいるボヤッキーの幼馴染であり恋人。
カメラが嫌いなのか顔が映らない(正面から映るシーンでも影になっている)。
アニメ第1作では台詞のみの登場。OVAではボヤッキーと結婚し、一緒に国分寺で蕎麦屋を開いていた。
アニメ第2作では都会に出たボヤッキーを今でも想い続けており、縁談の話を断るほど一途である。

  • ナレーター
声:富山敬(第1作)、山寺宏一(第2作)
「説明しよう」などのフレーズで、様々な解説を行う。回が進むと「メカの素」などについては省略することもしばしばあった。
現在でもよく引用されている「説明しよう!」から本当に仕組みの説明が始まるという流れは本作が元祖である
第2作の山ちゃんは語りの他にもおだてブタや凡ゆるメカなどを兼任しており、持ち役が大量に登場したりするとスタッフロールでの役名列挙が凄いことになる。
実写版のナレーションも山ちゃんが担当している(流石にこちらでは「思いっきり顔出しして視聴者投稿タイムを開始」などのメタフィクション演出は封印されたが)。
そもそもアニメ第2作では実写版との連動回がいくつか見られたため、山寺と滝口については早いうちから「実写版でも同じ役を担当する」が決まっていたものと思われる。

  • 笹川浩
演・声:本人(第2作)
アニメ第2作で唯一二次利用が行われていない限定版第2弾ではワンカットのみ、実写映画版では小原乃梨子や立壁和也と共にドロンボー一味のインチキ商売に騙される客で登場(理由は後述)。
タイムボカンシリーズの監督であり、アニメ第2作の総監督。限定版第2弾ではドロンジョへ電話をかけ、深キョンにつくことを公言してずっこけさせた。

  • 大河原邦男
アニメ第2作の第59話でボヤッキーの知り合い枠で登場。
ボヤッキーが「大河原ちゃん」と気安く呼んでいることからかなり親しい様子(先述のようにアニメ第1作からの付き合いである可能性が高い)。
本作のメカデザインを担当した日本を代表するアニメデザイナーである。
本編では白くて角の生えてるロボット自主規制のロボットドロンキングの設計図を送り、ドロンキングのパーツはオタスケサンデー号によってドロンボーの下へ送られた。

  • ドクボン(第2作)
  • ネエトン(第2作)
声:たかはし智秋
アニメ第2作より登場したドクロベエの孫とお供のギャルブタ。三悪には厳しいドクロベエも彼には甘い。ドクロリングハンターのボスでもあり、ドクロリングの真贋判定に使うマジックハンドを所持している。
ネエトンの声もたかはし智秋が演じており、次回予告はオモッチャマと兼任で行った。

ドクロリングハンター

アニメ第2作でドクボンがドクロリングを集め易くするために集めた精鋭達。ヤッターマンはもちろんドロンボーも終盤まで正体を知らなかった。
登場する際にはヤッターマンの口上のごとく、独自のポーズを取る決まりがあるのだが、これが超ダサいポーズ*9なので構成員たちからは大不評。
最終決戦でマクドナルド*10に全員招集されたが、セイン以外は全員本業が忙しくて来ることが出来ず、等身大のパネルを置いてごまかそうとしたが速攻で倒れてしまいバレた*11
目的を果たしたことで解散となり、唯一最終決戦に同行したセインもメカから追い出された。

  • セイン・デ・メダチ
声:岸尾だいすけ
メダチ兄弟の兄。髪が青く、レイピアを武器として使う方。メロンメロン美少年ビームなる技を用いて女の子を言いなりに出来るが、アイちゃんには効かなかった。

  • ルイ・デ・メダチ
声:徳本恭敏
メダチ兄弟の弟。髪がピンクで、鞭を武器として使う方。普段はマクドナルドでアルバイトをしている。

  • チルチル・ミチル・ミチタリーヌ
声:井上麻里奈
ドクロリングを解析したいという願望を持つ社長秘書のアルバイトをしている女性。終盤、ヤッターメカを全滅に追い込んだ作戦は彼女が作戦書を書いている。

  • マッスル・ガッテン
声:堀之紀
ムキムキの筋肉を持ち、英語混じりで話す男性。ボスからも「暑苦しい」と嫌われているが、ドクロリングハンターで唯一、本物のドクロリングを手に入れている。

  • バーバラ
声:一城みゆ希*12
占い師の老女。催眠術が使え、それでアイちゃんとドロンボーメカを操っている他、ヤッタージンベエに電撃攻撃を食らわせて内部に格納されていたワン・ペリカン・アンコウ・モグラを戦闘不能に追い込んでいる。

  • レ・オナラブー・ダベンキ
声:八奈見乗児
ドクロリングハンターが召喚したルネサンスの幽霊。顔も声もボヤッキーそっくりで、座る位置までボヤッキーと同じ。開発したメカ「ダベンキメカ」でヤッターメカを全滅に追い込むも成仏し、ダベンキメカもヤッターキングによって倒された。

劇場版ゲストキャラクター

  • プラモン王子
声:沢城みゆき
アニメ劇場版のオリジナルキャラクター。トイトイ王国の王子で、我儘で寂しがり。

  • ブリキン王
声:緒方賢一
アニメ劇場版のオリジナルキャラクター。トイトイ王国の国王で、息子に構ってやる時間がないほど忙しい日々を送っている。

  • パ・ズール大臣
声:森川智之
アニメ劇場版のオリジナルキャラクターで、アニメ第1作でドロンボーたちが「自分たちよりも悪党」と称した人物の集大成とも言うべき最低最悪の外道。しかし、このアニメのキャラなため、コケるときはコケるが。
表向きは国王に忠誠を誓う大臣だが、その陰で世界征服を企んでおり、ボヤッキーを騙してヤッターゼロと地球を崩壊させることの出来るとあるメカを作らせ、それを利用して遂に計画を実行に移した。

登場メカ

  • ヤッターワン
声:池田勝(第1作)、山寺宏一(第2作)、髙坂篤志(夜ノヤッターマン)、拝真之介(パンドラとアクビ:後編)
ガンちゃんが最初に作った巨大メカ。
骨の形をしたメカの素を食べる事でビックリドッキリメカを生み出すが、バスガマシーン戦(実写版ではバージンローダー戦、おそらく尺の都合で悪のメカ数が少ないため)で大破。それ以前にも装甲を剥がされ丸裸にさせられたことも。
アニメ第2作では最後まで活躍している(酷い目にあったことと言えばウグイスノジョーの攻撃をモロに受けて伸びたぐらい)。ドロンジョからは「おはワンワン」と呼ばれた(所謂中の人ネタ)。
ちなみに、移動時はヤッターワンの両側のハンドルに捕まって二人が立ち乗りしており、実写版の設定がアニメ版にも適用されるなら、大気圏突破から再突入は出来るが、気密はザルどころか皆無に等しい。
また、もう一つの実写版独自の演出として、ETCを使用して高速道路を通っている。即ち、少なくとも三池監督の解釈では、ヤッターワンはちゃんと四輪車としての公的承認を受けていることになる*13
デザインは、アニメ第1作ではマフラーが太く、1灯式のパトランプと片側2輪ずつの車輪で、第2作ではマフラーが細く、両端が上向きのワイドランプと片側3輪ずつの車輪に加え、肩に角が生え、左足の操縦桿が前後だけでなく、左右にも動かせるようになっており、実写映画では色は赤一色で、両腕が無い故に手回し式サイレンやレバーなどが省略されている。
しかし、依然としてアニメ第1作のデザインの方が知名度は高く、2015年に放送された『夜ノヤッターマン』の最終話の終盤や、2019年に放送された『タイムボカン 逆襲の三悪人』の第13話や、同年に放映された『パンドラとアクビ』の後編では、オリジナル版のデザインとなっている(ただし『パンドラとアクビ』では若干色が薄く、腰と腕に穴が空いており、同作の主人公の一人であるパンドラと同じリボンを付けているという違いがある)。

  • ヤッターキング
声:池田勝(第1作)、山寺宏一(第2作)
アニメ第1作第45話で壊されたヤッターワンの代わりに生み出された新ロボ。かなりの大きさを誇り、メカの素もビッグサイズになっている。
第2作ではヤッターワンがヤッターゼロのメモリーと融合して変身。二足歩行の騎士を思わせる姿をしているが、第1作を思わせるような形態に変形可能。劇場版限定かと思われていたが、本編でも第58話から登場した。戦闘シーンが別のアニメであるかと思ってしまうくらい格好良い上に、そのBGMに山本正之の歌うヤッターキング2009が使われているため、一見の価値あり。

  • ヤッターペリカン
声:池田勝(第1作)、山寺宏一(第2作)
ヤッターワンに続く二体目の巨大メカ。ドジョウ型メカの素を食べてビックリドッキリメカ(ビッグショックメカとも)を生み出す。
アニメ第2作では未来世界のガンちゃんが造ったメカという設定で、翼を持った鳥らしい姿になった。エセ英語で会話し、ジンベエが登場するまでは出動時に坂上二郎の「飛びます飛びます。」を披露するのが定番だった。翼で敵を切り裂き*14背中にキャノン砲も備え、背中にヤッターワンを載せられる、浅いところなら水中戦も可能と珍しく殺意高めな高性能だが、その分と言わんばかりに結構難儀な目に遭わされることも*15

  • ヤッターアンコウ
声:池田勝(第1作)、山寺宏一(第2作)
ワン、ペリカンに続く三体目の巨大メカ。メカの素はアンパン。
アニメ第2作ではかまめしどんみたいな声のラッパーに。当時ブレイクし始めたばかりのフグじゃねーよハリセンボンズというお助けメカも追加された。更に後述のジンベエより気密性が高かったため、ウツボブースターとドッキングすることで飛行及び宇宙への航行も可能に。
ちなみに、アニメ第2作でアンコウが選定された理由が語られているが、その理由が「アイちゃんが怒った時の口がアンコウにそっくりだったから」と本人の前で言ったため、ガンちゃんは叩きのめされた。

  • ヤッターブル(第1作)
声:池田勝
逆立ちしたブルドックの姿をしたアクションメカ。ホットドック型のメカの素を食べる。

  • ヤッタードジラ(第1作)
声:田中勝
怪獣型のアクションメカ。第58話から登場したメカの中で一番出番が多い。メカの素はドラヤキ型。

  • ヤッターパンダ/コパンダ(第1作)
声:池田勝(パンダ)、滝沢久美子(コパンダ)
珍しい親子型のアクションメカ。モチーフは子連れ狼とアメフト選手。メカの素はサトウキビ型。

  • ヤッターよこづな
声:緒方賢一(第1作)、山寺宏一(第2作)
終盤に登場した闘犬型アクションメカ。メカの素は白星。
アニメ第2作では江戸時代の先祖が作った絡繰り人形になっている。

  • ヤッターゾウ(第1作)
声:池田勝
ヤッターキングとほぼ入れ代わりで登場した輸送メカ。出番は少ない。まあメカの素がないからなぁ。

  • ヤッタージンベエ(第2作)
声:山寺宏一
アニメ第1作のキングやゾウポジションにあたる、ヤッターメカを運ぶ母艦ユニット。情に厚く事あるごとに感動し大量の涙を流す。
母艦ユニットだが、なんと劇場版にて対応メカの素が発覚。ジンベエだから煎餅形。
気密性はバッチリだが小回りがきかないため、前述通り宇宙行きはアンコウに譲った。

  • ヤッターモグラ(第2作)
声:山寺宏一
鼻のドリルと尻のシールドマシン、お助けメカのコショコショミミズを備えて地中で活躍するはずだがいまいち出番は少なく、劇場版を除けば戦ったのは僅か4回。ただし、当人はその事を気にしていない様子。
モグラらしくオンラインゲーム好きな引きこもりだが、趣味は日光浴。
しかし、ペリカンといい、アンコウといい、どうしてガンちゃんが作るメカは性格が変になるのだろうか。
メカの素は「グラ」タン型。

  • ヤッタードラゴン(第2作)
声:山寺宏一
三日月が付いた兜に甲冑を思わせる胸飾りと、戦国武将の伊達政宗を思わせる姿をした龍型ヤッターメカ。後述のメカの素も含めて恐らくドジラのオマージュキャラ。
伝説の世界にいた竜神がメカの素を食べて誕生(要するにガンちゃんが組み立てていない)し、普段は勾玉に納められていてピンチの時に風水の条件が揃わないと出て来れないという、平成版キングを除けば歴代ヤッターメカの中でもとりわけイレギュラーな存在で、後述の最終回まではサイボーグみたいなものであった。
前述の出現条件に加えて歌舞伎のような大仰な身振りと古風な口調が特徴の為、劇場版を除くと戦った回数は僅か3回だが結構存在感を示している*16。また、竜神だけに劇場版では落雷を用いたテレポートを披露し、雷を使う攻撃が出来るらしいシーンもある*17
第58話で破壊されてしまったが、自ら2号機になる形で復活(その際、本人は「ヤッタードラゴン2.0」を名乗った)し、同時に条件に縛られることなくいられるように、即ちジンベエへの搭載も可能になった。
なお他のヤッターメカとは劇場版及び最終回しか対面していないが、他のヤッターメカに対しては「ペリカン殿」、「ジンベエ殿」というように「殿」をつけて呼称する。
メカの素は「ドラ」ゴンだからということでドラ焼き型。
また、音楽担当繫がりで登場BGMが『燃えよドラゴンズ』のセルフオマージュ曲になっていた。

  • ヤッターコング/ココング(劇場版)
声:山寺宏一(コング)、たかはし智秋(ココング)
劇場版のみに登場した、ガンちゃんの父親の徳兵衛が作ったロボ。アメフト選手のような外見をし、ファンファーレはココングが行うなど、前述のパンダ・コパンダのオマージュキャラクターと考えられる。「フォー!」が口癖。

  • ヤッターゼロ(劇場版)
声:山寺宏一
こちらも劇場版にのみ登場。正確にはヴィランによって生み出された偽物と言うべきか。破壊兵器として作られヤッターワンに倒されたが、正義の心が残されていたためヤッターワンと奇跡の合体を起こした。

  • おしおき三輪車
ドロンボー一味がヤッターマンに敗北後、アジトへ逃げ帰る時に使用する3人乗りの自転車
これに乗っている最中にドクロベエによるお仕置きが発動する。
あくまでも移動用のメカ故に武装はないが、水面を移動出来たり宇宙空間でも使用出来たりと意外と万能。
『オタスケマン』のオジャママンなど、他のシリーズの三悪が使用したこともある。
ゲーム『タツノコ VS. CAPCOM』ではドロンジョの最上位必殺技に登場する(いつもの如く御仕置きが執行されるが何故か相手に当たる、というもの*18)など、もっと戦闘的なメカを作っても毎回のように敗戦・全損するのもあって*19名実ともにドロンボー一味を象徴するメカ。

劇場版だべぇ~

  • 実写版
2009年3月7日公開。漫画・アニメ作品の実写化に多いアレンジは抑え、極力原作を意識した作りがされている。
三悪の中の人はチョイ役(三悪の資金集めの為のインチキ寿司屋のシーンの客)で出演。ただし、ボヤッキー役の八奈見乗児は顔出し出演を望まなかったため、ボヤッキーのモデルでタイムボカンの生みの親でスタッフなのに出たがりでもある笹川浩が出演している。

アニメ第2作ともタイアップが行われ、実写版三悪がゲスト出演している。この回は権利的にややこしいためか、配信やDVDへの収録は行われておらず、現在は合法的に視聴する手立てがない。

  • アニメ第2作
2009年8月22日公開。タツノコアニメでは初にして唯一の完全オリジナルの長編もの*20サブタイトルは『新ヤッターメカ大集合!オモチャの国で大決戦だコロン!』。
トイトイ王国を舞台に世界征服を企むパ・ズール大臣の野望を阻止すべくヤッターマンが奮闘する。
話の流れは大体本編と一緒だが、テーマに「父と子のすれ違い」が隠されており、さらに中盤ではショッキングなシーン、終盤では燃えるシーンのラッシュと、王道もののアニメ映画としても楽しめる。さらに、オールドファンにも観やすくするための工夫もあり。

主題歌だべぇ~

第1作

オープニング

  • ヤッターマンの歌(第1話 - 第58話)
作詞:若林一郎
補作詞・作曲:山本正之
編曲:神保正明
歌:山本正之、少年少女合唱団みずうみ

  • ヤッターキング(第59話 - 第108話)
作詞:若林一郎
補作詞・作曲:山本正之
編曲:神保正明
歌:山本正之、スクールメイツ・ブラザーズ

エンディング

  • 天才ドロンボー(第1話 - 第58話)
作詞・作曲:山本正之
編曲:神保正明
歌:小原乃梨子、八奈見乗児、立壁和也

  • ドロンボーのシラーケッ(第59話 - 第108話)
作詞:若林一郎
補作詞・作曲:山本正之
編曲:神保正明
歌:小原乃梨子、八奈見乗児、立壁和也

第2作

オープニング

ヤッターマンの歌を以下の者が担当したが、第60話のみ第1作から音源流用している。

  • 第1話 - 第10話
編曲・歌:音屋吉右衛門(世良公則・野村義男)
レーベル:ドリーミュージック

  • 第11話 - 第17話・限定版1
編曲・歌:ET-KING
レーベル:ユニバーサルJ

  • 第18話 - 第28話・限定版2
編曲:深澤秀行
オリジナルアレンジ:神保正明
歌:西尾夕紀
レーベル:コロムビアミュージックエンタテインメント(現:日本コロムビア)

  • 第29話 - 第35話
編曲:成田忍
オリジナルアレンジ:神保正明
歌:腐男塾
レーベル:テイチクエンタテインメント/インペリアルレコード

  • 第36話 - 第59話
編曲・歌:高見沢俊彦
レーベル:EMIミュージック・ジャパン(現:ユニバーサル ミュージック ジャパン/ヴァージン・ミュージック

音屋吉右衛門バージョンに関しては山本正之が自身のHPで苦言を呈し(記事は既に削除されているが、魚拓とかを漁れば見られるかも?)、ファンの間でも賛否両論存在する。
西尾夕紀版のアレンジが最もオリジナルに近い。

エンディング

  • diverge(第1話 - 第10話)
作詞:Hiroko and Mitsuyuki Miyake / Hidemi Ino
作曲:Mitsuyuki Miyake
編曲:Mitsuyuki Miyake / Takasui Morio
歌:mihimaru GT
レーベル:ユニバーサルJ

  • 皆既日蝕(第11話 - 第17話・限定版1)
作詞:秋元康
作曲:水沢狛江、ババダイスケ
編曲:ババダイスケ、JULEPS
歌:JULEPS
レーベル:ユニバーサルJ

  • 恋想曲(第18話 - 第24話)
作詞:黒瀬真奈美、leonn
作曲:籐子、日比野元気
編曲:河野伸
歌:黒瀬真奈美 with 12人のヴァイオリニスト
レーベル:ユニバーサルJ

  • 今(第25話 - 第28話・限定版2)
作詞:ET-KING
作曲・編曲:ET-KING、NAOKI-T
歌:ET-KING
レーベル:ユニバーサルJ

  • GIVE ME UP(第29話 - 第35話)
作詞・作曲:P.Nigro, M.Nigro, M.DeSan Antonio
日本語詞:Kanano Kato
編曲:Susumu Kawai
歌:玉置成実
レーベル:ユニバーサルJ

  • 勝つんだ!(第36話 - 第48話)
作詞・作曲:ジャジィはなわ
編曲:成田忍
歌:腐男塾
レーベル:テイチクエンタテインメント/インペリアルレコード

  • ZEROからはじめるストーリー(第49話 - 第60話)
作詞:エガワヒロシ
作曲:松井亮太
編曲:吉田明広
歌:ワカバ
レーベル:喝采

実写劇場版

主題歌

  • Believe
作詞・作曲:100+
編曲:吉岡たく
歌:
レーベル:ジェイ・ストーム

劇中歌

  • ヤッターマンの歌2009
作詞:若林一郎
作曲・補作詞:山本正之
編曲:藤原いくろう
歌:山本正之

  • 天才ドロンボー実写版
作詞・作曲:山本正之
編曲:藤原いくろう
歌:深田恭子・生瀬勝久・ケンドーコバヤシ

  • ヤッターキング2009
作詞・作曲:山本正之
編曲:ザ・クロマニヨンズ
歌:ザ・クロマニヨンズ

余談だコロン!

アニメ第2作では版権管理が昔より厳しくなったこともあってか、以下のエピソードにしては再放送・配信が行われていない。
  • 第3話『バカデミー賞を獲るのだコロン!』
  • 第5話『王子とチョコレート城だコロン!』
  • 限定版1『今夜限りのドロンボーVSみのもんた アナタも一緒に脳力対決!ガッチャマンマッハ号も登場スペシャルだコロン!』
  • 第19話『無人島でブータレキャンプだコロン!』
  • 第21話『はりきりホッター魔法の宝だコロン!』
  • 第23話『クリスタルスカル発見だコロン!』
  • 限定版2『今夜限りのドロンボーVSドロンボー!生瀬・ケンコバ・深キョンにあのヒーローも登場スペシャルだコロン!』

ただし、限定版1に関してはチバテレビのみ放送し、配信サービスでも視聴可能。

アニメ第2作第1話でドロンボー一味が発売したインチキスーパーカー「ドロンボー・ゼロ」は、初代放送当時に発表された日本初のスーパーカー「童夢-零」そのもので、クレジットには同社の制作協力も入っている。

バーチャルYouTuber化したんだべぇ~

タツノコプロ56周年記念として、2018年10月19日にヤッターマン2号・カミナリアイと、ボヤッキーが公式にバーチャルYouTuber化。
両者ともイラストレーターのフライ氏によってリデザインされており、ボヤッキーに至っては最早別人のようなダンディなイケメンとなった。

規制が厳しくなった現代でドロンボーが活動を続けることが難しくなり平和が訪れた世界観で、
アイちゃんは前々からやりたかったYouTuberに挑戦、
ボヤッキーはドロンボー復活のためのアイデアを募るという名目で女子高生と交流するためにイケメンに生まれ変わったという設定になっている。
2022年5月31日に活動を終了した。




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最終更新:2026年08月02日 15:09

*1 放送当時、みのもんたが還暦を過ぎたにもかかわらず、平日に2つも生放送の帯番組を抱え、更に他局でも収録レギュラーを持つなど体力面が問題視されていたことによる。

*2 実際は2015年のCRから2代目キャストが起用されるようになったが、コマーシャルでのアニメは第1作の映像が使い回されていたたため。

*3 木江田博士役の槐柳二は老人役として第8話と第29話(いずれも別人)に出演している。

*4 ちなみに、色はブラジャーが黄色でパンツがピンク色であった。

*5 前者の読み方はとある親戚がつけたもので、後者の読み方が本来のものである。

*6 視聴者投稿の「アニメ第1作ネタ」を完全に理解しているなど。メカ作成時の『天才ドロンボー』歌唱も、第2作では視聴者の「第1作ではそれ用のキャラソンがありましたよね?」という復活希望のお手紙を受けてがきっかけである。

*7 ただし、第2作ではその理由が「ヤッターマンに負けた」や「今回のゲストや地元の人に迷惑をかけた」など、第1作の「晩飯が不味くなる」や「持病が酷くなる」などに比べれば断然マシであり、特に後者に関しては元々旅行回の多い・第1作でも多かった本作では(作風を鑑みれば)タツノコプロダクションのエース格に入るようなメンバーが旅の恥は搔き捨てはアウト、として御仕置き執行は止むを得ないところもあるだろう。また、ある回では「あんなシーンの後では無粋」と、視聴者に見せないようにしたこともあるため、方針が異なるだけで彼なりにアニメとしての纏まりを考慮して執行を決めている面は残ってもいる。

*8 その80円の時給すらドクロリングが入手できなければ出ないとのこと。

*9 ビートたけし氏の「コマネチ」に似たようなポーズ

*10 よくある言い換えではなく実名で出ているが、これはマクドナルドがスポンサーに付いていたため。ハッピーセットでタイアップしたこともある。

*11 ルイに至ってはその店でパートタイムで労働していた。

*12 アニメ第1作の第68話にもケイ役として出演した。

*13 現実では強度検査のために「破壊前提の個体を」まるまるもう1台作る必要が出る可能性があるなど、全部自作であるヤッターワンがナンバープレート交付を受けるのは至難の業となる可能性が極めて高い。

*14 劇場版では「飛ぶ斬撃」まで披露した。

*15 油をかけられて墜落させられたり、ガムでベトベトにされたり、列車事故の対応をした際にはアンコウとワンが到着するまで1人で持ち堪えなければならなかったり。

*16 事実出現した時は、ドクロリングハンターによってアイちゃんこと2号が操られたり、ヤッターメカが大破したりと、何れもドラゴン無しではヤッターマン側が詰んでいた時だった。

*17 パチスロ「新ドロンジョにおまかせ」ではこの技は「雷の術」と命名されている。また同作では火を吐き出す「灼熱の術」という技も持っていることが判明している。

*18 システム上もドロンジョの自傷ダメージは一切無い。

*19 一応、アニメ第1作で作ったメカを作画のみ平成二桁仕様にデザインアレンジして、第2作でも作っていることも見られてはいる。

*20 一応、他にもあることはあるが、この作品程長尺ではない。