ブラック★ロックシューター THE GAME

登録日:2011/06/12(日) 22:24:02
更新日:2023/12/09 Sat 03:42:30
所要時間:約 7 分で読めます







西暦2051年
A.D.2051.


開戦から19年
19 years passed form the Invasion.


人類残りあと12人
Human race's extamination is fate.



彼女は目覚めた
She wakes up, but it is too late.


ブラック★ロックシューター THE GAME』はPSP用JRPG(Japanese RPG)作品。
開発はルミナスアークFate/EXTRA、最後の約束の物語で知られるイメージエポック。
原作やアニメとはまた違う設定、世界観で物語を展開していくため、従来の「BRS」とはまるで異なっており、担当声優も変更されている。

月刊コンプティークで漫画も連載されており、単行本2巻で完結した。
単行本巻末で作者が「かなり好きにさせてもらった」と語った通り、ストーリーやキャラ描写がゲームとはかなり異なり実質設定とストーリーの大筋だけを借りたオリジナル作品となっている。


【スタッフ】
キャラクターデザイン&原作:huke
シナリオ:野島一成
ディレクター:新納一哉
アニメーション制作:ufotable
主題歌:ONE OK ROCK「NO SCARED」


あらすじ
西暦2032年。地球は、異星人による苛烈な侵略を受けていた。
西暦2051年。人類残り12人という滅亡寸前の状況で、対侵略者用の最終兵器『BRS』が目覚める――。


【登場人物】
◆メインキャラクター

BRS(ブラックロックシューター)
「………ワン」
CV:坂本真綾
人類最後の希望。
覚醒したばかりで知識に疎い純粋無垢な少女。
人類が異星人への対抗策として作り上げた最終兵器で、人間には扱えないような武装やマシンで戦う。
また原作のように目から青い炎を放出する『アグレッサーモード』で能力が飛躍的に向上する。
武器は大砲「Black rock cannon」と刀「Black blade」。
漫画版ではろりぷに度が大幅に増しており非常に可愛い。
彼女は最後のグレイで完成形であり本名はステラ

ナナ・グレイ
「貴女もいつか色んな事を忘れてしまうのよ」
CV:沢城みゆき
BRSのプロトタイプと呼ばれているグレイの1人(グレイとは人類側の生体アーマメントの総称)。灰色がかった短髪の少女。
BRSの製造過程において量産されたクローン兵器(生体アーマメント)で、滅亡に向かう人類を尻目に生き残り、BRSと出会ったことで行動を共にしていく。
武器は橙色の刀と拳銃。
漫画版ではWRSに敗北して自身の存在がクローンの出来損ないであることを知り、更に生還したものの敗戦の責任を全て押し付けられ、前線の兵士の慰み者にされていた。


◆7人の使者(エイリアン)

ミー
「ハーイ!ブエナス・タルデス!こんにちは!」
CV:中原麻衣
BRSに放たれた第1の使者。地球人からA級エイリアンと認定されている。
魔女の様な姿で性格は明るく仕草は艶やな妖艶な女性で、血を好む吸血鬼。目に見えない高速移動で敵に接近して攻撃を行う。おっぱい。今作の乳揺れ担当。
挨拶代わりにBRSをなめなめなど問題がありすぎる。いいぞ、もっとやれ。
武器は紫色の斧。
漫画版でも最初に現れBRS相手に格の差を見せつけるが、「まともにやり合っても勝てないからわざとスピードを落とした状態でボコられて、それに慣れさせた上でアグレッサーモードを発動して一瞬で決める」というBRSの策にハマり両腕を斬り落とされた上喉を貫かれる。
それでも死ねずにリリオの名を呼びながら這いずり回っていたが、恨み骨髄の人類軍にリンチにされるという敵ながら悲痛な最期を迎えた。
ネブレイドを行う別の宇宙人に母性を征服されて捕虜になっていたが、処刑される寸前にWRS率いるエイリアン軍に助けられて仲間入りした過去を持つ。

マズマ
「生きたまま連れてきたら、本当にこの星をもらえるんだな?」
CV:杉田智和
第2の使者。炎を操る。
好戦的な性格の男性の姿をしており、真っ赤なトレンチコートのような服と左右非対称のガントレットとブーツを身に纏っている。西部劇マニア。
歩く速度は140km/h
武器は真紅の大剣銃。赤セイバーの剣にそっくり。
漫画版ではオペラの台詞を口にしたり、自らの戦い方を「表に立たない監督であり演出家であり作家」と称するなど自己陶酔度アップ。WRSが全てを滅ぼすのを見届けるため、WRSの次に長生きすると語っていた。
BRSに長距離狙撃を仕掛けようとするが、シズに真っ二つにされてあっさり退場した。

シズ
「うん、そうだね。急がないと横取りされちゃう」
CV:日笠陽子
第3の使者。眼鏡っ娘。策士。
カーリーに搭乗して高い機動力と火力で翻弄してくる。
武器は黄色の長剣。
漫画版では兄と共に生きるためにナフェのクーデターに加担、マズマを始末した後人類軍に合流して生存を保証する代わりに自分達に食料=人間を供給するという案を持ちかける。
その後2ヶ月間WRSへの切り札としてBRSを鍛え、人類軍と交流する内に人類を家畜化するのではなく別の共存方法を模索するように心境が変化していった。
最期はクーデターを察知したWRSに粛清され、証拠隠滅を企むナフェによって消滅させられた。

カーリー
「……うが!」
CV:下山吉光
シズの兄。巨漢。ドM。馬。
狂暴な性格でまともな言葉が話せず、双子のシズだけが理解者。
体格を活かした巨腕を振るう。
シズによると元はハンサムであり、こんなんになってしまったのは地球で野生動物ばかりネブレイドしたかららしい。
漫画版では目を塞いでおり、「見たものを無差別にネブレイドしてしまう衝動を抑えられないから」という設定が加えられた。
妹であるシズを大事にしたりBRSを鍛える過程で師弟関係に近いものを築くなど、ゲーム版よりも人間味のある描写が増えている。
シズとともにWRSに粛清され、ナフェによって消滅させられた。

リリオ
「ぼくは誰も、どこへも連れて行かない」
CV:神谷浩史
第4の使者。冷酷な殺戮者。
真面目な奴かと思ったらミーが好き過ぎて病気だった。
武器は連射性に優れた緑色のボウガン。
漫画版ではヤバさが増しており、ミーの死体を慟哭しながらネブレイドしていた。
その後復讐のみを目的にエイリアン軍を離脱して単身BRSを襲うが、全ての記憶を取り戻したBRSがリリオの「大事な人を失う」気持ちを理解して抵抗しなかったことと、ネブレイドしたミーがBRSを許していたため毒気を抜かれて中断。
その後ナナに無理矢理救命ポッドに入れられたBRSを衛星兵器に戻した後、発射を阻止するため動力炉で自爆して散った。

ナフェ
「うはwwwマジ照れるwwww」
CV:下田麻美
第5の使者。メカを統率する使者。
ウサミミのようなヘッドパーツが目立ち、少女のような幼い容姿とは裏腹に残忍なことを平然と行う。ザハからの信頼は厚い。鼻歌がとても可愛い。
武器は桃色の機械腕。ストレングスと被ってる気が(ry ミニラビットというビット兵器も操る。
漫画版ではクーデターを画策するが、WRSが動いたのを察知すると即座にシズとカーリーも人類軍も切り捨てて保身を図った。
しかし計画は最初からバレバレであり、WRSに実質最後通牒を突き付けられて軌道エレベーターでBRSとナナを本気で迎撃する。
意外な実力者であり二人を圧倒するが、ナナの援護を受けシズの剣術を会得したBRSにぶった斬られ敗北。殺されることはなかったものの、軌道エレベーターの崩壊を遅らせるためミニラビットで亀裂を塞ぎ、BRSとナナを行かせて自らは軌道エレベーターと運命を共にした。

ザハ
「総督、今少しのご辛抱でございますよ」
CV:秋元羊介
第6の使者。使者達の指揮官。
長い白髪と筋肉質な体躯、顔半分を覆う牙のような飾りが強者の風格を放つ。ファンからの愛称は東方先生。
武器はやっぱり(?)黒色のモビルファイター
最期はライダーキックのごとく強烈なBRSの飛び蹴りを食らって敗北した。
漫画版ではWRSに唯一心から忠実であり、シング・ラブとしている時は執事役を務めていた。戦うことはなく、BRSに敗れたWRSを連れて何処かへと姿を消した。

WRS
「私を喜ばせられるのは、私自身だけ」
CV:坂本真綾
総督。
「自らをネブレイドしたい」という欲望を満たすだけのために地球に侵攻した。
地球で「シング・ラブ」という名前で活動しており、伝説の歌手として有名になっていた。
おまけシナリオでは自身の欠点を「宇宙一の好奇心と時々底を尽く自制心」と語っており、本当に自らをネブレイドして消滅してしまう。総督ェ……
漫画版では動機こそ同じだが、そのために自らの遺伝子データを提供した科学者ギブソン博士との交流で彼に恋心を抱いたことで人間味が芽生え、一度は侵略を中止して人類と共存しようとする。
しかし自身とギブソンとの子供とも言えるグレイを見た時「美味しそう」と呟いてしまったことでギブソンにやはりエイリアンは変わらないと絶望され、グレイを守るために核爆弾で自爆される。
そのことで全てに絶望して以前以上の狂気に堕ち、地球人どころか仲間であるエイリアンすら絶滅させるべく苛烈な侵略を再開した。
BRSとの最後の戦いにて最強の攻撃「シング・ラブ」を放とうとするが、その名前の由来がギブソンに褒められた言葉であることを思い出し、まだ彼への愛情が残っていたため撃てずに敗北。ザハに連れられて何処かへと姿を消した。


【用語】
◇使者
地球へ数多のメカを率いながら攻撃を開始した15人のエイリアンをこう呼び、19年に渡る人類の長い抵抗の中で8人の使者は既に倒れているが、未だ7人が健在で人類に対し攻撃を続けている。

◇ネブレイド
エイリアン達が有する、死亡した他者の『能力・記憶の全て』を自分のものにする能力のこと。
エイリアンが人間やグレイに対して使う場合は『ネブレイド』の意味合いは『殺害』と大差ない。同じ存在ばかりネブレイドしすぎるとエイリアンに影響がでる。
その方法は言ってしまえば捕食。漫画版ではムシャムシャ食っていた。

◇サポート兵器
軍事企業ダダリオ・ネクスト社が異星人のテクノロジーを応用して製造したもので、BRSら生体アーマメント用に開発された支援兵器。どれも高性能すぎるため人間には決して扱えないモンスターマシン。

  • ブラックトライク
人間にコントロールすることが不可能なほど高出力なバイク
最高速度は時速360Kmに及ぶ。
ナナも個人でカラーリングが異なるプロトタイプを所有してたりする。

  • ブリュンヒルデ
BRS用にモデファイされたV/STOL型(垂直/短距離離着陸)の戦闘機。
劇中、BRSが操縦した回数は一回のみとイマイチ目立たない。

【システム】
ゲーム冒頭でのBRS覚醒時、BRSの能力はまだ完全には機能しておらず、ゲーム中で課されるさまざまなミッションや"レコード"をこなすことで"スキル"を習得したり、能力が強化される。
スキルには強烈なダメージを与える攻撃スキルや、BRSの能力を一時的に上昇させる補助スキルなどがあるが、セットできるのは4つ。

異星人たちに蹂躙された広大なフィールドを駆け回り、敵シンボルに触れるとリアルタイムのバトルに突入する。
勝てば経験値が得られる他、“レコード”で示される条件数の敵を倒し、レコードを達成することでスキル習得と能力強化ができる。
なお、レコードには『バイクミッションをノーダメージクリア』等の特殊な条件を持つものもあり、満たせば特別なコスチューム等をゲットできる。

戦闘ではさまざまなアーマメント兵器がBRSの行く手を阻み、バトルではコマンド入力ではなく、移動や攻撃、回避などの行動をアクションゲームのようにタイミングよくボタンを押すことで行い、敵と戦うセミアクションバトルを展開していく。
ただし、行動の度に溜まるとマイナスになる『ヒートゲージ』が上昇。
100%溜まってしまうと『オーバーヒート』となり、一定時間一切の行動ができなくなってしまうので、適度にBRSの行動を止め、クールダウンさせる必要がある。

また使者(大ボス)戦では相手のHPを0にするとボタンプッシュバトルになり、○ボタン連打を成功させるとスタイリッシュなトドメ演出で決着する。だがイベントみたいなもので、連打せず放置しても負ける事はない。連打しない限り延々と競り合う。

ちなみに限定版の予約が予想を大きく超えていたらしく、初回通常版にWRSのチャームを付けて緩和を促す事態に。
ゲーム本体はオマケ状態だったという声も。まあこれよか酷い限定版商法も最近じゃ珍しかないんですけどね。これとかあれとか。

PV第2段公開時には公式サイトとツイッター上で「BRSを1億回クリックして叩き起こす」という覚醒祭が催されたりした。

アニメ版との差別化のため、ストレングスやゴールドソーなどのキャラは登場しないらしい。
しかしデッドマスターは名前だけ登場。





これより「追記・修正」作戦を開始する!タリー・ホウ!

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  • サクランボ
  • クローン
  • クリア後が本編
  • 途中ヒロイン交代
  • ラスボス行方不明
  • ネタバレ項目
  • どうせみんないなくなる
  • そして誰もいなくなった
最終更新:2023年12月09日 03:42