赤セイバー

登録日:2011/11/15(火) 01:03:58
更新日:2025/01/09 Thu 03:30:38
所要時間:約 31 分で読めます


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答えよ。そなたが余の奏者(マスター)か?


Fate/EXTRA』で主人公のパートナーとなる3人のサーヴァントの内の1人。

CV:丹下桜



(本項目での脚注のない画像出典:フェイト/エクストラ ビジュアルファンブック 発行:株式会社角川書店 ©TYPE-MOON ©2010 Marvelous Entertainment Inc.)


Fate/EXTRA

◆概要

身長:150cm/体重:42kg
スリーサイズ:B83/W56/H82

クラスはセイバー
「奏者」とは契約者としてマスターに接する時の呼び方であり、
私情を排して剣に徹する時は「マスター」、ひとりの乙女として相手に呼びかけるときは「そなた」と呼び方が変わる。

Fate/stay night』に登場するセイバーと顔が酷似しているが、その実全くの別人である。
このことはTYPE-MOONに『EXTRA』の企画が持ち込まれた段階で既に決まっていたことで、原作者である奈須きのこを驚かせた。
これは『EXTRA』がFateシリーズ的にまったく新しい挑戦であるダンジョン探索型RPGな以上、
少しでも既存ファンを購買層として獲得したいと思った結果だったらしい。

仕上がりの程はというと、『EXTRA』のシナリオを書いたきのこいわく
「いやいや全然似てないよ。性格も顔も蕎麦とうどんぐらい全然違うよ」
とのことで、『stay night』のセイバーとは本当にまったくの別キャラになった。

実際性格は正反対と言っても過言ではない上、元祖セイバーを知るガウェインや他のキャラクターが赤セイバーの顔を見ても無反応なところを見ると容姿も異なっている可能性が高い。
ただ、『EXTRA』の続編である『Fate/EXTRA CCC』で隠しボスとして遠坂凛と共に登場した『stay night』本編のアーチャーは彼女を見て驚いているため、それなりに面影はある模様。


紅く曲線的な大剣「アエストゥス・エストゥス」を持っているが、宝具ではなく彼女お手製の武器である。
刻まれた文は『天国と地獄』の意味をもつ。
セイバーのテンションが高まると炎を纏う空気の読める剣で、衣装を変えると放出する炎の色までそれに合わせて変えてくれる。


ゲーム的には攻撃スキル、補助スキル共に豊富で、ステータスも戦闘に直接影響が出やすい「筋力」「耐久」の伸びが良い、まさに初心者向けのパートナー。
加えて蘇生スキル持ちなので多少ヘタな手を打ってもそう簡単には沈まない。
一方で隠しボスなどの強力な相手には防御スキルを持たないことがネックとなり苦戦することもある。
また、MPの伸びと燃費の関係からガス欠になることも多い。
力押しで運用しても問題にならないことが多い反面、テクニカルな戦い方を要求されると辛い感じか。

余談だが、インタビューやブログなどを見るに、声を演じた声優の丹下桜氏は赤セイバーがとてもお気に入りの模様。
ちなみに2010年の『EXTRA』発売当時、丹下氏は2000年以来の長期休業から復帰したばかり。
「復帰したはいいが、短期的・散発的な活動に終わってしまわないか」という悲観的予測が少なくない中で現れた赤セイバーは、これらの不安さえも吹き払って見せたのだ。



◆人物

性格は我儘な王様気質。
しかし、無邪気で好奇心旺盛な性分のためかどこか憎めない。
ものすごくドヤ顔が似合う
*1
見ているだけでどやっ! と聞こえてきそうなドヤ顔はもはや彼女の大きな特徴のひとつとなっている。


主人公に頼られることに喜びを感じ、それを臆面もなく表に出す。
王様故かノリが良く、イベント事にも興味津々。
その一方で悪名高い自らの正体を明かして主人公に嫌われたら耐えられないと真名を隠すような繊細な一面も。

自画自賛することが多く、発売前にTYPE-MOONエースに掲載された「サーヴァントたちの主張」では自らを指して
「余は唯一無二の存在 あーてぃすとだ」「背丈ほどの大剣を自在に使う美貌の剣士 かつ 最先端のファッショニスト」「芸術への深い理解を有し かつ 表現者でもある」
と語っていた。

しかし、そのようなアピールのことごとくに主人公からの賞賛を期待して期待して期待しまくっている本音が透けて見えている。
「サーヴァントたちの主張」では披露した歌の評価を主人公に不安げに顔を曇らせながら尋ねていた。そして褒められると全力で喜んでいた。



まあ、肝心の歌は


ぶっちゃけジャイアンリサイタルなのだが。
余談だが「きかせて!! ブロッサム先生 メリクリ編」での赤王クリスマスソングは色んな意味で聖歌である。
聞き苦しくない音痴って、すごいね。
ちなみに、史実である。誰も指摘できなかったのか歌好きでもあり、何とオリンピック競技にまでした。嫌な皇帝特権である。



主人公には最初から好意的でデレるのも早い。
本人曰く、「ええい、大好きだっっっ!」とのこと。
その言に違わず物語が進むにつれて主人公に対するベタ惚れが進行していき、果ては自身が才能を認めているやラニが相手でも嫉妬する程に。

やたらと褒められたがる、何かにつけて労えと主張してくるなどとにかく主人公に構ってほしがる。
時には『かまってワンコ』扱いされることも。原画のワダアルコ女史にも『ペット』呼ばわりされている(良い意味で)。
背が低いことは気にしている様子。命が惜しければ指摘するのはやめておこう。



バイセクシャルであり、美しいものなら男も女も愛でるという寛容な方。
ハレム好きで、生前は美男美女を50人ほど囲い、歌を聴かせたり彫刻のモデルにしたりマッサージさせたりとワガママ放題だった。
生前がそんな感じだったので主人公が他の異性にフラグを立てることに関しては寛大だが、あまりにも度が過ぎると拗ねる。

ちなみにハレム好きとは言え、主人公に攻められるとタジタジになったり履いてないラニに度胆を抜かれたりとエロエロ方面は案外口だけである。
というかバビロンの妖婦とはいったい何だったのかと聞きたくなるぐらいウブで純粋。
続編に登場するランサー(EXTRA CCC・赤)関係のとあるイベントで自分のサーヴァントが赤ランサーの秘密を指摘する場面があるのだが、
その時のやり方及び対応は赤セイバーが自サーヴァント中一番マシと言われているとかいないとか。
まあCERO:Dじゃ聞かせられないよ!だったり未通だったりなんですーーーーーーー!? もしかしてコイツもバーサーカーになっていたのですかーー!?だったりと誰ひとりまともじゃない故に、相対的にマシに見えるという側面もあるが。
ぶっちゃけて言うと割と赤セイバーさんの言い方も大概である。

◆容姿

ちなみに半分尻が出ている普段のスケスケドレスは本人曰く男装らしいのだがそうは見えない。
なんでも舞台用の舞踏服で、性別を偽る目的はなく好きでこの格好をしているらしい。
これについてはアーチャーに「一部男装をしている少女剣士にキャッチコピーを改めるべき」と指摘されている。
背中丸出しと半ケツは本人いわく「芸術性の発露」&「乙女のいじらしさ」
こっちはキャス狐「背中と尻丸出しのいじらしさとか聞いたことねーですよ!」と突っ込まれた。
なお、ドレスの中身はレオタードである。決してパンモロしているわけではない。ないったらない。


元祖セイバーとの大きな違いとしてよく挙げられる胸、つまりおっぱいに関しては、
当初デザイン担当のワダアルコ女史は
「セイバーはBカップぐらいだと思うので、赤セイバーはCカップくらいのイメージで描いている」
と対談で語っていた。

が。『EXTRA』の予約特典や公式サイトのミニゲームなどでその胸はそれはもうビッグサイズに描かれ出し
今ではどこからどうみても盛り盛りぷるぷるな巨乳キャラに。
結局、続編『CCC』でスリーサイズを公開された結果Eカップの巨乳だと判明した。
これはFateシリーズ巨乳代表格の間桐桜と同じくらいの大きさである。
なお本人は「トランジスタグラマー」と公言して憚らない。
ちなみに、『CCC』では衣装にもよるが素晴らしい乳揺れをなさってくれる。

余談ではあるが青セイバーとの体格差は、
身長差:青>赤(4cm青が背が高い) 胸のサイズ:赤>>>>>青(10cm赤がでかい)というような感じ。
だが、これでもどこぞの童話作家に言わせると幼児体型らしい。
ぶっちゃけ比較対象がコレでもない限りそんな発言出てこないと思うのだが。




以下ネタバレ















我が才を見よ!万雷の喝采を聞け!

インペリウムの誉れを此処に!
咲き誇る華の如く!

開け!黄金の劇場よ!!


◆宝具

招き蕩う黄金劇場(アエストゥス・ドムス・アウレア)
ランクB
種別:対陣宝具
レンジ:30~90
最大補足:100~1000人

ネロ・クラウディウスが生前にローマに建設した劇場を魔力で再現した、固有結界とは似て否なる大魔術。
民衆に自らの公演を見せるべく、出入り口を封鎖して監禁状態にした逸話が由来となっている。
固有結界が世界を上書きする魔術なのに対して、こちらは世界の上に一から建築しているようなものらしい。
要は固有結界が環境を整備して改変するなら、こちらは掘っ建て小屋に相手を押し込めている状態。
そのため、固有結界や結界宝具の類の中でも競合することなく発動、敵を弱体化しつつ都合の良い環境で戦える。

作中の劇場以外にも、工芸品を作り上げるための「白銀工房」、料理勝負をするための「灼熱厨房」等、必要に応じて様々な用途の建物を無理矢理建築する。
ゲームでの性能は4ターン経過してから使用可能で筋力貫通ダメージと敵弱体化。攻撃スキルの『童女謳う華の帝政(ラウス・セント・クラウディウス)』使用解禁。

◆データ

【プロフィール】
血液型:不明
誕生日:4月12日
特技:なんでもできるぞ!
好きなもの:湯浴み、芸術、美しいもの、自分、奏者
嫌いなもの:倹約、没落、反逆、低身長を指摘される事
天敵:母親、セネカ

【パラメータ】
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
D D A B A B

他のセイバー達と比べると格段に見劣りするが、それも当然。
セイバークラスの採用水準を満たしていないが後述の皇帝特権により無理やり最高のクラスであるセイバーとなっている。(フェイト/エクストラ設定資料集より)
ゲーム内ではオールEの状態から魂の改竄やレベルアップで成長させてゆく仕様なため、上記のステータスを確認することはできない。
指揮官等の方が本来は向いているらしい。

【スキル】
  • 対魔力:C
本人に対魔力の素養が全くないのでセイバーのクラス補正があってもCという低さである。

  • 皇帝特権:EX
自分が持っていないスキルでも主張すれば短期間だけ獲得できる。
該当するのは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略などと多岐に渡る。
ランクがA以上の場合、肉体面での負荷(神性など)すら獲得する。
取得したいスキルの素養がない場合は、さすがに皇帝特権でもスキルの習得は不可能。
しかし、ネロは万能の天才かつ好奇心旺盛であるため、大抵の才能は取得済み。旅客機の運転だってこなせます。
ある意味、ネロだからこそ活きるスキル。

  • 頭痛持ち:B
生前からの呪い。精神スキルが失敗しやすい、芸術のスキルも発揮されにくいと持っていてマイナスなスキル。
原因は、母親のアグリッピナに毒物を盛られていた為。暴君化の原因の一つでもある。
このスキルと飽きっぽさのせいで、皇帝特権で取得したコツをほいほい忘れてしまうこともあるとか。

  • 三度、落陽を迎えても:A
皇帝ネロの最期の逸話から生まれたスキル。
自決したネロはその三日後、ローマ兵士に発見された。その最期を憐れに思った兵士が遺体に布をかけた時に一度だけ目を開け、ローマ兵士を労ったという。



◆真名

『暴君ネロ』と名高いローマの皇帝。勿論史実では男性だが、型月マジックで女体化した。
とはいえ史実でも自分が花嫁になって男と結婚式を挙げたとか割と性的に滅茶苦茶な所があるので先達よりは筋が通っている。彼女も史実通りバイだしね。
本名はネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス。うん、長い。
(余談だが「アウグストゥス」の名は歴代ローマ皇帝のみが名乗ることを許された“称号”。つまり、ローマ皇帝はみんなアウグストゥス)
即位直後の数年は師セネカの助けもあって善政をしいていたが、元老院との対立と、キリスト教徒の弾圧から暴君と呼ばれた。

市民を愛しており、市民から絶大な人気を誇ったが反乱により国から追われた。
最初は何とかなるだろうと考えていたがそんなことはなく最後は自決した。
その最後は決して美しいものでなかったが、その人生を否定はせず認めている。
心残りなのは市民を愛したが、自身は誰からも愛されずこの世から去ったこと。

この過去のエピソードは漫画版でも描かれ、過去のネロの姿だけでなく、師であるセネカや母親の顔が初めて描かれた。
ゲームでは淡々と語られたネロの人生だったが、漫画版では母親殺しや師の自殺に対する苦悩、自殺する時の悲壮な表情等が描かれ、より心に来る演出となっている。

なお、基本的に一人称は「余」だが、実はネロ本来の一人称は「私」。
彼女いわく、個人であることを許された幼少期にのみ使っていた一人称であり、ローマ皇帝となったことで個人として振舞うことが許されなくなり、「余」を使い始めたという。
彼女が「私」という一人称で話す時、つまりは皇帝から個人に戻る時は、ローマ皇帝「ネロ・クラウディウス」であることを捨てるほどの価値が有る相手に出会えた時だという。

ネロを象徴する逸話としては黙示録の獣の数字「666」と言えば聞き覚えのある方もいるだろう。
これは「ネロ・カエサル」の名をヘブライのアレフベートに置きかえ、その綴りをカバラの数秘術で置き換えることで得られる数字。
某二十七祖の名前の由来。

なお、ネロに剣士としての逸話が無いにもかかわらずセイバーとして召喚されているのは、
本人の最良のサーヴァントがセイバーであるからには、余がセイバーなのも道理であろうという台詞から、
スキル「皇帝特権」によりネロ本人の意思で無理矢理セイバーになったからではないかと推測されている。

というか、マテリアルブックできのこが「皇帝特権でなんとかした」とぶっちゃけた。
マジかよ皇帝特権…。

また、『CCC』では皇帝特権・剣術というスキルを習得するようになった。
この事から戦闘時に皇帝特権による剣技底上げをしている可能性も出てきた。

なおネロ本人にセイバーとしての逸話がないため当然と言えば当然だが、
他のセイバーの剣が有名かつ宝具としての能力も持っているのに対して彼女の剣は正真正銘ただの剣である。
まあ剣自体が宝具じゃなくともヘラクレスのように超絶剣技(武器を選ばない「射殺す百頭」)が宝具となってセイバーになれる例もあるのだが。
ま、メデューサがライダーとかギルガメッシュがアーチャーと元ネタからのアレンジが激しいFateで細けぇ事にこだわんな!

ライダーのクラスならアリーナの移動が楽だったか、等とのたまってらっしゃるのでライダーのクラスにも成れると思われる。
しかし戦車が好きと言いながら、戦車は尻が痛いので嫌、だそうで。さすがワガママ暴君!

だがローマ式戦車は立ち乗り馬車だというのに尻が痛いというのは謎。型月のローマは史実とかけ離れているのかもしれない…。

ちなみに『Grand Order』でタイムスリップして彼女が統治する一世紀ローマに訪れる機会があるのだが、
そこで見ることができるのは生前の状態で鯖に混ざって戦う皇帝陛下野生でポップするアンデッドモンスター
コロッセウムの剣闘士として登場するゾンビやデーモン……。
やだ、型月のMUKASHI怖い。

◆他の人物との関係

青セイバーとの仲は、『EXTRA』本編では国を治めるため性別を隠して統治した事を褒めたりと割と好意的な感想を漏らしている。
また『TYPE-MOONエースVOL7』の赤青初対面漫画では、共に友情を感じており関係良好であった。

しかし『コハエース』では「青はオワコン(笑)」「赤うぜぇぇ!!」という犬猿の仲。
エイプリルフール企画や『Carnival Phantasm』のオマケでも、青セイバーに「類似品」「菓子折もって挨拶に来い」「私以外のセイバー死すべし」と毛嫌いされている。


Fate/Zero』を執筆した虚淵氏から「女版ギルガメッシュ」と呼ばれたり、『EXTRA CCC』発売前に背中合わせのイラストを描かれたりと、そこはかとなく人類最古の英雄王とゲーム外での縁がある。
*2
だがCCCのPVで彼に言及した際は「かなりウザイ」「自分とキャラが被っている」と余り好意的ではないコメントを送っており、
ラジオ(『Fate/EXTRA 月海原学園放送部』第4回)で共演した際もあまりいい雰囲気ではなかった。

一方で花札では金色は良いという理由で金ぴかを気に入っていたり、TYPE-MOONエイプリルフール企画で放送した赤生@ちゃんねる第1回では、
「おっ! 金ぴかから巻き上げた霊薬があったぞ。カルピスで割ると美味い」
などと発言している辺り、第一印象こそ最悪なもののそう毛嫌いするほどでもないようだ。
仲の方は未知数だが。
「なにこれ美味し~い! 飲み薬なの?
 なんか、ついつい大事にとっておくけど結局ラスボス戦でも使わない味がするわ!
 これどこに売ってるの?」
「余も知らぬが、金ぴかを物理で殴るとたまにドロップする。隙あらば奪うが吉だな!」
本当に未知数だが。

なお、他者に対する尊大な態度や豪奢な生活ぶりから金ぴかとキャラが似ていると言われることもあるが、実際は赤セイバーの方が金ぴかより数十倍素直で純粋な性格である。
というかきのこ曰く赤セイバーのキャラ造形は同じ暴君でもこちらを意識したものになっているらしい。



◆台詞集

「せめて女帝と讃えぬか、痴れ者がっ!余を子供扱いするでない! 我が奏者まで真似たらどうしてくれる!」

「英雄、色を好むと言うしな!美少年は良い。美少女はもっと良い。何であれ、美しいものは大好物だ!」

「Regnum caelorum et gehenna…….築かれよ、我が摩天!ここに至高の光を示せ!」

「もっと強い刺激を。もっと熱い愛を。
 それが余の魂の在り方。
 栄光と破滅に向かう、炎の一生だ」

「それがそなたの騎士道か。ふむ────これは見込み違いだったか。
 余も大概酔っていると自負しているが、貴様の泥酔ぶりも大概のものだぞ?そのヘン、分かっておるか?」

「…そうか。ではその悔しさは、そのまま抱えて進むとしよう。賢く振り切ろうとする必要はない。
 人間は最期まで死に慣れる事は出来ぬ。それに、余は余なりに、個人を悼み未来に誓うところがある。
 例えば…我が奏者をあの者のように独り残しはせぬし、余もまた独りになりはしない」

「奏者よ、そなたに我が最後の勝利を……我が剣のすべてを……愛すべき勇者に捧げよう!」

「はっ、太陽の化身が馬鹿を言え。陽はまた昇るというのだろう?我が奏者が呼ぶ限り、余は灰になっても蘇るぞ!」

「奏者よ、思い出せ!というか、何故余の名前を忘れているのだ!
 余は悲しい!余はそなたの名前はおろか、そなたの事を考えぬ事がないというのに!」

「然り!我が剣は原初の情熱(ほのお)にして、剣戟の音は宙巡る星の如く。
 聞き惚れよ。しかして讃え、更に喜べ。
 余は至高にして至上の名器────剣の英霊、そなたのサーヴァントだ!」

「端的に言えば惚れた!
 星が落ちるほどの一目惚れだ!
 そなたになら、余は魂を捧げよう!」

「戦いは勝つまでやるものだ!敗北しようが命を絶たれようが、不屈の精神で立ち上がらなくてどうする!
 ここぞとばかり余を見習うが良い!三度までなら蘇るぞ!」

「余は奏者の幸運を信じていたぞ、うむっ。」
「このチキン肌は大目に見るがいい。人は恐れを知る生き物だ」

「うむ! よく分からぬが、さきほど光を追い抜いた!
 紛れも無く愛の力だな!
 そして知るがよい。
 主の危機とあらば、時間を遡ってもはせ参じる────
 それが舞台の華役にして、恋する乙女の心意気だ!」

「やはり我らは最高に相性がいいようだ。
 となれば、もはや婚姻するしかあるまい!余の準備は、いつでも出来ておるぞ!
 夫が良いか?妻が良いか?余はどちらでも構わん。そなたであれば、余は満足だからな!」

「どうも、貴様ら。声優の丹下桜である。」

「全サーヴァント中、情熱の炎がもっとも似合う少女剣士────赤セイバーと覚えるがよい!」
「あ、その呼び方でいいんだこの人」







以下、ネタバレの中のネタバレ








本来ならばサーヴァントとして、召喚されることはほぼ有り得ない。
何故ならば彼女は暴君として有名であり、またとある宗教では大悪とされているため召喚する魔術師が存在しないからである。

それでも彼女はいつも選定の場に出向いては「今回も呼ばれなかったな…」とアンニュイな気分で過ごしていた。

寂しがり屋だがそれ以上に誇り高いネロは自分の安売りはしなかった。
自分と同等、もしくはそれ以上の天才でなければ契約する気はなかった。

そんな中、ネロは瀕死の状態でありながらも必死に戦おうとする才能のなき者の声を聞く

「その純粋な願いに応えぬというのなら、もはや天運などどうでもよい!
 あの気高き魂の叫びに、余が応えずして何とする!」

セイバーはマスターによる召喚ではなく、自らの意思で選定の場に舞い降りたのだ。

「応えよ──── そなたが余の奏者か?」








【以降のシリーズでの活躍】


◆ゲーム『Fate/EXTRA CCC

新コスチューム“ブライド”で登場。着ている当人曰く「なんだかピチピチする」とのこと。
*3
これを受けて前作の『赤セイバー』という愛称に対し、CCCのセイバーは『嫁セイバー』もしくは嫁王と呼ばれるようになった。ちなみにこの呼び方、丹下氏が発祥との噂も。
当時、他の外伝作品で彼女とは別に「『赤』のセイバー」が登場したからか嫁王と呼ばれることが多かった模様。

なおこの衣装、露出度は下がったものの前作衣装と同じくケツの割れ目は見えている
これはキャラデザのワダアルコ女史GJと言えばいいのか、拘束具を用意したBBよくやったと言えばいいのか。

皇帝時代は着ることのできなかった花嫁衣裳を着て喜んだり(ザビ夫に「嫁に来てくれ」と求婚された)、
自身の最強スキルで「余は奏者が、大好きだ!!」と高らかに告白したり(通称「告白剣」)、エリザの音波攻げk…ゲフンゲフン、歌を唯一理解しドル友になったり、
紐水着を着るのにモニョって着た結果そのあまりの大胆さに恥ずかしくなり、挙句に魅惑のお尻でザビ夫に鼻血を吹かせKOしたり、
その可愛さに堪らなくなったザビに押し倒されて本番までいきそうになったりとやりたい放題。

さらにキャス狐紅茶や「その寝台は我のもの。雑種はいい感じの部屋の隅」な金ぴかとは違ってザビーズと同じベッドで寝ているらしく、
その関係はどう見ても万年新婚状態でイチャついているBAR-カップルにしか見えない。
爆発しろ

女主人公であるザビ子の場合はふたりの関係性についてやたら「友」と強調され、男主人公よりイチャイチャイベントが削られている。
まあ、そっちでも可愛い嫁王を押し倒せるけどね!!! バイセクシャルだから問題ないね!!!

サーヴァント個別EDでは奏者ととうとう行き着くところまで行ってしまう。
「観念して、余を幸せにするがよい!」
また、とあるヒロインとの未来を選択しサーヴァントとは永久に別れることになるCCCルートでは、別れのシーンのあまりの健気さと悲痛さに心を抉られるプレイヤーが続出。
次の周回でセイバールートに走って上記の幸せいっぱいEDへまっしぐらになる奏者が大量発生したとか何とか。


◆漫画版『Fate/EXTRA』

アーチャーキャスターを押し退け主人公のサーヴァントとして登場。
召喚直後に人形ではなくアサシンと戦闘するなど原作と若干ストーリーの流れが違う部分はあるが、性格に大きな変更点は無い。

サービスシーン(お風呂)ではその美しい肢体を存分に披露して下さる。
さらにぱんつはいてないラニに照れた白野に対し、
『あれ(穿いてない)が好みなら余も検討してやらぬこともないが?』と赤くなりながらも対抗する強気な面も。赤王かわいいよ赤王。
その自信からか後のイラストでもドヤ顔で自慢のボディを披露したりしている。
しかし、不意打ちで白野に裸を見られた時は「余は泣くぞ」といって涙目になった。

◆ゲーム『Fate/EXTELLA

主人公を通してムーンセルから王権を受け取っており、セラフ内部を一部自分の国として改装している。
残る領域をキャスターが占有していると知り、統一を目指して戦うことになる。

彼女のもとには情熱などを司る「精神」のマスターがいる。思ったことをすぐ口にし、しかも結構褒め称えてくるため、構ってワンコなセイバーも照れることが多い。

戦闘スペックは、高速移動しながらの攻撃や時計を止めての攻撃などがあり、扱いやすい。
花散る天幕(ロサ・イクトゥス)は演出が変わっており、巨大な炎の斬撃を正面に放つ形となっている。
王権により特殊な戦闘形態としてムーンクランチという姿に移行できる。
両手両足に炎をともし、頑健そうな腕アーマーが特徴的。半浮遊しており、足の炎がバーニアのよう。フルフェイスの兜もあるのだが変身直後に放り捨ててる。
それはいいのだが、このセイバー。ちょっと問題がある。
「皇帝パーンチ!」(爆炎ドーン)
「陛下キーック!」(火柱ボーン)
「正妻ガードブレーイク!!」(両腕から無数のレーザーっぽいものが縦横無尽にシュバババ)
…剣は?
ガードブレイク技に至ってはもはやライトニングプラズマ。自国領内に獅子座のモチーフであるネメアの獅子像があるのは狙ってやったように感じてしまう。
剣は空気の読める炎の剣だしセイバークラスもスキルで無理矢理獲得したものだから、まあなくはないのかもしれないが。

以下、前作なども含めた彼女の変遷
赤セイバー→白銀嫁→黄金聖闘王→プラチナ美女神
ムーンセルも頭柄を抱えそうなクラスチェンジである。


◆サウンドドラマCD版『Fate/EXTRA』

こちらでも主人公のサーヴァントとして登場。
ゲーム版や漫画版とはまた少し違った展開になっており、様々なスキルを駆使して戦う赤王を見ることができる。
声を担当する丹下さんのこれでもかという熱演により更にラブリーさが増している。


◆ミニゲーム『とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦』

PS Vita版『Fate/Stay night Realta Nua』の購入特典であるミニゲーム。

「電子の海から豪華絢爛」というチーム名でキャス狐アーチャーの3人で参戦。

*4
奏者ラブっぷりはここでも変わらず、導入部ではその姿を求めてとても可愛らしい子犬ボイスを聞かせてくれる。
元の世界へ戻るために、2人と協力して面白おかしくイロモノな敵を突破していく。



まあEXTRA組の濃さも他にまったく引けをとらないのだが。
狐「あれ、生粋の人類悪です。放っておいたらこの並行世界は間違いなくお花畑で埋め尽くされますよ」
弓「化け物め……行くぞセイバー! あの愛歌という少女は人類の敵、規格外の存在だ!」
赤「うむ、まったく同感だ! まさかこれほどとは!
  あの少女、余の好みにはまり過ぎる……!」
 「さあ───開け、黄金の劇場よ! あの美しい少女を、余のハレムに加えんが為に!」
愛歌「わたし、あの人すごく苦手だから帰っていい? っていうか逃げさせて。あれ、私以上の変態よ!」
さすがは宝具がグロテスクの語源な赤王様である。


Carnival Phantasm

TYPE-MOON 10周年記念作品であるキャラ総出のお祭りOVA。
タイガー道場に半ケツで乱入。

「余は出ないがな!!」


◆エイプリルフール企画

2013年路地裏さつき ヒロイン十二宮編では、アイドル皇帝赤セイバーとして登場。
宝具の効果で逃げ道をなくしたり皇帝特権で第七聖典をダメージ軽減したりリザレクションしたりやりたい放題だった。
「うぼぁーーー!」「さあ わがうでのなかで いきたえるがよい!」などネタが一部ラスボス調。
「くっ…だが青あるかぎり赤もまたある……。
 余には見える……再び武内新しいセイバーをでっち上げる……その地獄……が(ガクッ」
それ以上いけない

2014年の企画ではなんとニコ生デビューを果たした。
「待たせたな! 我が愛しのローマ市民たちよ」
赤王的には日本国民だろうが群馬県民だろうが皆ローマ市民らしい。
(ちなみに、Fate世界では彼女が敬愛する始祖ロムルスも、「全てはローマ」という感覚から、どの国の人でも接するうちにローマ人扱いして優しくなるらしい)
第2回では放送時間ほぼ丸々使って艦これの実況を敢行。
キャス狐の艦これアカウント(実際にはコハエース作者の経験値氏のアカウント)を落陽させた。
お気に入りの艦娘は北上のようだ。
この時に作られた「大好きローマ艦隊」は何だかんだで現在も稼働中。あれ? タマモッチ艦隊どうなった…
そして第3回では驚きの特別ゲストを迎えての暴走トークが炸裂した。
キャス狐をツッコミに回らせるとは…、赤王、恐ろしい子…
ちなみにその特別ゲストとの収録は通しでやったとゲスト本人がラジオで発言している。



◆スマホゲーム『Fate/Grand Order

◇セイバー:ネロ・クラウディウス


サーヴァント・セイバー。ネロ・クラウディウス、呼び声に応じ推参した!
うむ、よくぞ余を選んだ! 違いの分かる魔術師よな!


Fate/Grand Order』では☆4のセイバークラスのサーヴァントとして登場。本作では真名で呼ばれる機会が多いため、ファンからは「ネロちゃま」の愛称で呼ばれる。
だが、所謂『スト限』枠に入るのでピックアップ以外での入手難易度は高め。
救いは『EXTRA』シリーズの顔ともいえるキャラクターなため、ピックアップ機会がかなり多いことだろうか。特に自身の名前を冠した『ネロ祭』の時には必ずピックアップされるのでネロちゃまが欲しい奏者はその機会を忘れずに。

メインストーリーでは第二特異点『永続狂気帝国 セプテム』になんと生前のネロが登場。カルデア一行と協力し特異点の修復に尽力した。
ストーリー中では頻繁に頭痛を訴え、理由は不明ながらサーヴァントに匹敵する魔力を持っていることなどが言及されており…?


サーヴァントとして召喚されると『EXTRA』シリーズの記憶を持っているのか、玉藻の前ランサー(EXTRA CCC・赤)に対して特殊セリフがある。
また、主人公に対しては、『EXTRA』シリーズの主人公のように「奏者」とは呼ばず、あくまでマスターとサーヴァントとしての関係として一線を引いている。

イベント等での出番も多い。
特に『ネロ祭』なる闘技場での大会風イベントは2015年から2017年まで行われてきた。
本人は基本的にラスボスポジションであり、毎回毎回ガッツ付与に拘る傾向にある。詳細はこちら

ウオオオオ、メダルゥゥゥウウウ!!
アツメルゥウウウウウ!!


ただ、大活躍間違いなしと思われた『CCC』コラボでは玉藻・無銘ともどもチョイ役になってしまい、ヒロイン度もメルトリリスに完全に攫われてしまった。一体CCCでネロが何をしたというのか………………


性能としては耐久能力に長けたアタッカー。
なぜかデメリットなしの回復スキルになっている「頭痛持ち」と「皇帝特権」の2種類のHP回復スキルに加え、
3度目の幕間の物語で追加される「三度、落陽を迎えても」で自身に3回のガッツ状態を付与することで粘り強く戦える。
「皇帝特権」は成功率こそランダムだが非常に倍率の高い攻防アップスキルでもあり、判定に成功すれば3ターンの間火力・耐久力を大きく伸ばすことができる。
強化クエストをクリアすると頭痛持ちが「富の杯」に変化。NPチャージと「水辺」「都市」限定でArtsバフも入るようになり課題の攻撃面やNP効率も補えるようになる。
宝具は童女謳う華の帝政(ラウス・セント・クラウディウス)。おなじみ黄金劇場を展開し、敵を一閃する。
ゲーム中での効果はArts属性、防御力無視の全体攻撃宝具で、敵の防御力を1ターンダウンさせる。使用時はEXTRAのBGMに変わる特殊仕様。

単純に場持ちの良いアタッカーとして使っても良いが、落陽のガッツを生かして殿要員に起用するのもアリ。
使い勝手という点だけで見ると絆ヘラクレスに劣るものの、あちらと違って絆マックスにする必要が無いのは大きな強みといえよう。

◇セイバー:ネロ・クラウディウス(ブライド)


期間限定の☆5サーヴァントとして、いわゆる嫁王スタイルの彼女も実装された。


うむ、装いも新たに再登場だ!
嫁セイバー、あるいはネロ・ブライドと呼ぶがよい!

こちらは「天に星を」「地に花を」「人に愛を」という自分を含めたパーティーメンバーを強化できる3種のスキルを持ったサポート寄りのサーヴァント。
☆5セイバーでは貴重な単体宝具持ちなのでスキルを自分に使えばアタッカーもそれなりにこなせる。
Artsパの主砲、マーリンや孔明と並べてのサポートサブアタッカーなど需要に合わせて変われる良妻待ったなしの花嫁である。玉藻激怒不可避。でも玉藻との相性も抜群です。
スキルもLv1から割と倍率が高いので初心者に難儀なスキルレベルアップの手間も軽減されるなどいいところが多い。
難はスキルが便利なのでチャージタイムが長く結局スキルレベルアップが必要になってくる点と、恒常ではないのでピックアップで引くしかないという点である。
設定資料集『FGO material』曰く、
ネロ・ブライドが最後の一人になった時にこの全てをネロひとりに使うととんでもないチートサーヴァントが降臨することになる。まさにスーパーブライド人。とのこと。

あくまで衣装替えだった『EXTRA CCC』とは異なり、『FGO』でのネロ・ブライドは「月の聖杯戦争に参加しなかったら」というイフの可能性。
つまり何が言いたいかというと…

今回は  おまえ(プレイヤー)  が  本命  だ。(byきのこ)

花嫁補正の為かステータスも変化、挙句の果てに属性が混沌・花嫁(・・)に変わっている。
マイルームでのデレっぷりは限界突破、特に絆レベル5のセリフの破壊力は凄まじい。
「『アナタ♪』とか言っちゃうか余!?」

こちらで使用する宝具は星馳せる終幕の薔薇(ファクス・カエレスティス)。別名、告白剣。
ただの剣技だが、その派手さ、麗しさ、花嫁衣装が放つその圧倒的マリッジさからもはや宝具といってもよいのではないか? ん? という本人の申告による宝具扱いとなった。とのこと。
Arts属性の単体攻撃宝具で、やけど状態、防御力ダウン、クリティカル発生率ダウンの3種のデバフを相手に付与する。宝具強化も入ったので威力面で劣るところも少なくなった。


ちなみに第五特異点『北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム』にもこちらの衣装のネロがはぐれサーヴァントとして登場し、カルデア陣営に加わるが、
こちらは「CCCを経験したネロ」であり中身は別物。
終生のライバルエリちゃんと共に肩を並べて戦った。
オルタニキはネロちゃまに酷いことしたよね…。


◇キャスター:ネロ・クラウディウス(水着)



突然の水着、驚いたか? 驚いたであろうな?うむ、余も嬉しくてドキドキしている!
キャスター、ネロ・クラウディウス、召喚に応じ参上した!忘れられぬ夏にしようではないか!



2017年の夏の水着イベントにおいては期間限定排出の水着サーヴァントとしても登場。レア度は当然☆5、クラスはキャスター
皇帝特権で無理になっているセイバーよりクラス的に相性が良いらしい。属性は混沌・まともな属性持てないのか
宝具は誉れ歌う黄金劇場(ラウダレントゥム・ドムス・イルステリアス)
Buster属性の全体宝具で無敵貫通+宝具威力アップをかけた後、海から現れた黄金劇場にガイナ立ちしながらステージ中央にずずいと登場し全力砲撃を放つ。

あれは誰だ!?
美女だ!
ローマだ!
もっちろん!!
余だよっ☆

性能面ではアタッカータイプのキャスター。キャスターとしては珍しくBuster2枚持ちなため、宝具込みでバスターブレイブチェインが組める。
スキルはNPチャージ&HP50%以下でNP獲得アップ付与の「暴走特権」、攻撃+防御アップに防御時のクラス不利打ち消す「七つの冠」、
指定の味方にガッツ+攻撃アップ付与の「死なずのマグス」と三種ともに非常に優秀。
七つの冠と死なずのマグスを自身に重ねがけすると最大80%の攻撃力アップが得られる。ここまでくるとクラス補正による攻撃力下降などまったく気にならないレベル。
宝具がBusterなのでマーリンとの相性も抜群に良い。死なずのマグスを他者に流すことでサブアタッカーに回ったりも出来る。
七つの冠で防御不利を打ち消せるのでバーサーカーによる猛攻を浴びての事故死も防げるなどトータルで見るとキャスター最優クラスのアタッカーと言える。

通常攻撃はArtsが特に優秀で、6ヒットもする上にNP効率そのものもトップクラスに良好(実装当時は1位だったが、現在でもベスト5には余裕で入る)な上、
Arts攻撃の性能を底上げする陣地作成スキルもA+ランクで所持するため、Arts攻撃の性能は非常に高い。
ただしNP獲得率アップスキルが条件付きの「暴走特権」しかなく、自身のみではArtsチェインを組めないため、
パーティがBやQばかりのサーヴァントだった場合は普通だが、他サーヴァントの恩恵を受けられる状況では凄まじいNP効率を発揮する。
やろうと思えば短期間で宝具連射も可能。
ちなみにこのArts攻撃、モーションの見た目でもかなり優遇されており、
遠距離から普通に撃つとどう見てもファンネルにしか見えないオールレンジ攻撃になり、
AAと繋げて近距離攻撃になると原初の火での斬り付け攻撃になるが、
BBAと「2発目の近距離攻撃」として繋げた場合にのみ見られる空中に飛びあがってからの湾曲レーザー掃射のモーションまである。

そんな彼女の明確な弱点と言えば、宝具演出がとても長いこと。
計測によると全サーヴァント中ワースト1位であり、
等速でネロが1回「余だよ☆」してる間にバニヤンなら6回宝具が打てるという。

流石に林檎さんとサモさんに激怒されてしまうので『CCC』でおなじみの「あかいいなずま」そのものは登場できなかったものの、
引いたときの姿はビキニの形が微妙にあかいいなずまっぽい感じになっている。髪型はツインテ。再臨後の姿は自分の目で確かめよう。
攻撃時にはパイプオルガンを模した劇場礼装で砲撃したり、砲身を飛ばしてオールレンジ攻撃を仕掛けたりラムで殴ったりする。
三連装砲に見えるような形なので某艦これのヴィットリオ・ヴェネト級みたいだとか戦艦ローマだ!とか一部で評判。

性格はFGOブライドとFGOネロの間くらい。シナリオ内ではプライドから変化しているのでぐだお/ぐだ子に首ったけである。
セリフもいちいちあざとさとかドヤァ…感を隠さない。ファンなら引いておきたかったサーヴァントと言えよう。

自信満々な様子はシナリオでも現れており、
とある美しいと言われたくない女王が禁句を聞き

「────! 美しいと言ったか? 言ったな!」

と暴走しかけた際には

「言ったぞ!それは余のことだ!」

と返して暴走を止めている。




◇妖妃ドラコー

第1部第七章「臨界繁栄都市バビロン」にて、本来そこに鎮座するはずだった黄金のサーヴァントの姿はなく、
その姿形が酷似した悪王ネブカドネザルⅡ世と名乗る王が居た。

一度人類に敗れた屈辱と痛みを持つ創生の娘「ラーヴァ/ティアマト」、そして名無しのサーヴァント「船長」の力添えで悪王を打ち倒したことにより、背後にいた「それ」はようやく姿を現した。

その存在の偽りの名妖妃ドラコー。名乗ったクラスは人類悪ことビーストⅥ
外見はネロ・クラウディウスを幼女化・竜人化させ、あかいいなずまを装備させたような超きわどいもの。ロリコン歓喜?
彼女の目的は、人理の全てを完全な終わりへと導く「人理消滅」であった。

だが彼女はあくまでもビーストの幼体に過ぎず、七章での彼女との死闘もあくまでも前哨戦に過ぎなかった。


◇ソドムズビースト

妖妃ドラコーが黙示記録帯を喰らい成体へと至った姿。
バビロンの大淫婦」または「赤い竜」などと呼ばれる、キリスト教にとっての最大悪。
その外見は豊満なボディに成長した彼女に、の滴るドレス…というか血そのものをまとったか非常にきわどいもの。もどして
FGOアーケードの全国プレイヤーが総力を挙げて挑むレイドボスであり、AC版シナリオのラスボスという大役に収まっている。

グランドライダーノアや、彼女を追ってアーケード次元にまでやってきたプロトセイバー、そして本家マーリンそのまんまな性能をしたプロトマーリンの助力もあって打ち取られた後は、自身を打ち倒した人間の行末を見守るためにアルターエゴのサーヴァントとしてカルデアに在籍。
艦これアーケードのケッコン艦と同様、カードを印刷した本人でないと読み取れない(=他人からカードを買い取ってもゲームで使うことが出来ない)特別仕様となっている。
おかげで本編専業勢が血の涙を流すことに…

なお、配布でかつ特殊な鯖の影響か、再臨しても「余の姿は変わらぬ。」と一言で切り捨てられ、カードは発行されてもグラフィックは全く変化しない。最終再臨になってカードイラストこそ変わるもののグラフィックはそのままである。
「懲りもせず、よくもまぁ……。 だが、残念だったな。 余は変わらぬと再三言ったであろう。 成長した獣、都市喰らいのドラコーになるには……そうだな、あと2000年ほど待つがよい。」


だが2023年4月、ティアマトとともにとうとう本家にて実装。


我が名はドラコー。ソドムの獣、ドラコー。
うむ……ああ、そうだとも。クラスは―――ビースト
ふふ……ははははは! こいつは傑作だな!
貴様、とんでもない当たりを引いてしまったぞ!
アーケードではアルターエゴであったが、本家では味方サーヴァントでは初となるビーストクラスでの参戦。
…なのだが、アーケードで全国のプレイヤーを絶望の淵に叩き落とした絶望はどこへいったのか、どことなくポンコツ属性を醸し出しており…
「余の姿は変わらぬ。都市喰らいのドラコーになるには、2000年ほど待つが良い。……何?変わった?……変わっているな

なお、プロトセイバーに対し「貴様の真の目的は、Gの方であろう?」と意味深なことを漏らしている。


【余談】

2010年にEXTRAの広告として「セイバー危機一髪」というミニゲームが発表され、
内容は「赤セイバーのために風呂を沸かす」というゲームであるが、無駄にフルボイスである。
現在もFate/EXTRA公式からプレイできる。なお、内容はゲーム本編とは全く関係がない。
プレイ内容が下手だと罵倒されたり、温度を上げすぎて悲鳴を上げさせたりできるので、ドMもドSも満足な内容である。



余は余に追記・修正してくれる者が好きだ。追記・修正待っておるぞ!




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最終更新:2025年01月09日 03:30

*1 左:TYPE-MOON10周年記念描き下ろしイラスト 右:赤生@ちゃんねる第1回、第2回

*2 Fate/EXTRA material 初回限定版 書籍 TYPE-MOON 特典冊子収録イラスト

*3 出典:Fate/ EXTRA CCC OP Animation PRODUCTION NOTE Labyrinth BOX 出版社: メディアパル (2013/11/30)

*4 出典:PS Vita版Fate/stay night [Realta Nua]、PS Vita版Fate/hollow ataraxia封入特典「とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦」開発元:TYPE-MOON(ノーツ) 発売元:角川ゲームス