アットウィキロゴ

フォズ(DQⅦ)

登録日:2012/09/04 Tue 11:40:47
更新日:2026/05/16 Sat 18:10:42
所要時間:約 5 分で読めます





フォズは、ドラゴンクエストⅦの登場人物。
転職を司る『ダーマ神殿』の大神官を務める少女。

CV:高橋李依(DQライバルズ、Reimagined)

◆人物像

8番目の石版世界である、過去のダーマ神殿にて登場。

性格は非常に真面目で、誰に対しても敬語で話す。
年齢的にはマリベルよりも若く外見はほとんど子供だが、大神官なだけあって責任感は強く、落ち着いた雰囲気を持った少女。

過去作のDQⅢDQⅥではオッサンが大神官を務めていたため、今作もいつものオッサン大神官かと思いきや、まさかの美少女登場で驚いたプレイヤーも多かったと思われる。

外見は黄色い神官服を身につけた、黒髪おさげの少女(キャラバンハートでは青髪のロングヘア)。
PS版では専用のドットグラフィック持ち。

PS版のドット絵から髪色を勘違いされやすいが、ドット絵の水色の部分は帽子から延びるベールであり、ベールと体の隙間に見える濃い色の部分が本来の髪の毛(おさげ)である。よく見ると髪飾りらしき物が確認できる。
この水色ベールは、当時の4コマ漫画劇場や後述のキャラバンハート等の公式作品ですら盛大にフォズの髪色と勘違いされまくったためか、3DS版ではベールと髪のバランスが調整されてかなりわかりやすいデザインになっている。

彼女が登場するダーマ編は、
  • 他の石版世界と比べてシナリオが長い
  • それに合わせてVII特有の陰鬱な話が多い
  • 強制敗北イベントも多く、悶々とした展開が続く
  • 『呪文・特技が使えない』という厳しい制限がある
  • キーファ離脱直後のため戦力減が辛い
という本作中盤の難所であるが、フォズはそんなダーマ編における“癒し”とも呼べるポジションであり、本作の登場人物の中でもかなり人気が高い。
陰鬱とした話が続く中、フォズは『可愛らしい外見』『しっかりした内面』『仲間NPCとしても非常に優秀』…と、いろいろ引っ提げて登場するので、多くプレイヤーが魅了されるのも致し方なしといえよう。

ドラクエシリーズ全体で見ても、Ⅶのキャラは人気がやや控え目だが、フォズは他作品のキャラを含めても人気がある方。
ちなみにガボとのカップリングが多い。


◆本編での活躍

主人公達が石版から訪れた過去のダーマ神殿は、魔物によって既に陥落しており、悪魔神官アントリアが大神官に成り代わっている。

ダーマ神殿の親衛隊の生き残りであるカシムや『山肌の集落』に集まった神官達は、本物の大神官フォズの奪還を目標として活動している。

フォズ本人は『牢獄へ続く洞窟』の最奥にあるバリアの中に監禁されており、彼女の救出がダーマ神殿編の中盤の目標となる。
バリアは魔物が設置したエネルギー体により作動している為、高所からブロックを落としてエネルギー体を破壊すればフォズを救出できる。

フォズ救出後、主人公らを一度負かしたイノップ&ゴンズと再戦することになるが、フォズが彼らの力を封じてくれる為、負けイベントの初戦と違って今回は勝つ事ができる。
この戦闘後、主人公・ガボ・マリベル・フーラル・カシム・フォズという大所帯で山肌の集落に戻る事になる。

山肌の集落に戻ると、辛い生活を強いられている神官達にフォズは心を痛め、親衛隊の中から有志を集めてダーマを取り戻す事を決意する。
そして、ダーマ神殿の地下闘技場へと続く扉を開ける為のダーマのカギを主人公達に渡す。

その後主人公達が闘技場を勝ち抜き、ダーマ神殿を支配する魔物たちに対して人間らが反乱を起こした頃、フォズも主人公一行にNPCとして加入する。
フォズ曰く「戦いもせず安全な場所でただ待っていたとあっては、大神官の名にキズがつきます」とのこと。

大ボスのアントリア戦くらいしか共闘できないのが残念なところだが、戦闘力はダーマ編のNPCの中でもダントツで優秀。
ヒャダルコにベホイミと、この段階ではかなり強力な呪文を使う他、力もダーマ編で加入するNPCの男ども(フーラル、カシム、ザジ)よりも高い。
リメイク版では一部のNPCに発生する特殊な会心の一撃*1が発生する対象になっており、
運が良ければ200以上ものダメージを連発し、こちらがほぼ何もせずともアントリアを倒せてしまえる。
さらに攻撃力の方も男どもより高く、「意外と肉体派?」などと噂されたりもしたが、リメイク版では通常攻撃時には光球を飛ばすようになった。これはこれで謎だが、りりょくのつえ的なものだろうか?

そしてアントリアを倒すと晴れてダーマ神殿も解放、フォズも大神官に復帰する。
主人公達に感謝の言葉を告げ、本来の職務に勤しむのであった……。


ちなみに現代のダーマ神殿では、過去作同様にオッサンが大神官を務めている。
特にガボはオッサン大神官が気に入らないらしく「転職するならフォズの所がいい」とプレイヤーの思いを代弁話している。ゲーム的には過去・現代どちらでも同じように転職可能。
ルーラですぐに会いに行ける現代のオッサン大神官の方が利便性で勝るが、ガボのわがままに付き合ってわざわざ石版から過去に飛んでフォズに会いに行ったプレイヤーもいたようだ。

リメイク版では一度エンディングを見た後にインターネット酒場で、「幼き大神官の思い出」というフォズ(とメルビン)のサイドストーリー石版がダウンロードできる。
内容は、フォズが神殿地下の邪悪な力を封印するための力を得るために、主人公たち共に『世界一高い塔』の屋上へ行くというもの。
ちなみに世界一高い塔へ入るにはメルビンの力が必須なので、予め彼をスタメンに入れておこう。

なお、この石版での彼女の依頼を最後まで断り続けると、

「そう ですか… すみません 無理を申しました。
どうか お忘れください。

そもそも この事態は私の大神官としての
チカラ不足が まねいたこと。

いつも いつも 皆に無用な苦労ばかりかけて…
わ、私は 私…は…」

と言った後に、なんと泣き出してしまう*2
その後、主人公がマリベルかメルビンにボロカスに言われて、依頼を受けることになる。そりゃそうだ

◆Reimagined

ストーリー上の基本的な出番はオリジナル版とほぼ変わらないが、イノップ&ゴンズ戦後からNPCとして加わってくれるようになった。
ダーマの鍵のイベントが無くなったこともあり、帰還から闘技場までの長い道中をフーラルとカシムと3人ものNPCが参加してくれるため、敵が強くなったReimaginedだが相対的に難易度を下げてくれる。
ただし3DS版にあった会心の脅威の仕様は流石に無くなっており、通常攻撃もそこまで強くはない。

そして闘技場では、基本職限定で転職を事前に解禁してくれる。
事前に注意があるように、こちらでは特技は職業ごとに固定で引き継がないので転職して即挑むと間違いなく苦しいが。


プレイヤーとガボの思いが通じたのか『Reimagined』では現代の大神官がフォズの子孫と思しき少女「ミレッカ」に変更となった。
見た目はフォズそっくりながらも軽い性格と口調だが、異変後の世界でマリベルから「ミレッカさえいればダーマ神殿は心配いらない」と評されるなど力は本物。
その人物に最も適した職業を一目で見抜き、また毎日祈りを捧げている努力家。しかも適していると判断すれば動物化や性転換までこなす程。やってることがデス・アミーゴと大差ないのでは?などと言ってはいけない。まぁ然るべき指南書があればじじいをぴちぴちギャルに出来ることはDQ11(3DS版・S版、ただしあちらはⅥ版ダーマ神殿)で証明済みだが……
魔王が復活した後も主人公たちが訪れた際には明るく振舞っているが、夜な夜な魔物の犠牲になっている人々のことを想って涙を流しているようであり、側近からはダーマの大神官として神殿に訪れる人々に涙を見せない決意なのであろうと慮っている。
ただガボは不満が全くなくなったわけではないようで、「似ているけどフォズの方が好み」という旨の感想を述べている。

またフォズは主人公と別れた後も後の世で主人公たちの助けになるように、歴代のダーマの大神官に祈りを捧げて宝玉を作り上げる使命を受け継がせていた*3
これによりどこでも大神官、現在ではミレッカと宝玉を通してつながるようになり、どの時代どの場所でも転職可能となった。これにより、ダーマ神殿を往復する必要がなくなり、エスタード島封印後もダーマ神殿に訪れるイベントは無くなっている*4

アイラ加入後にミレッカに会いに行くと業務と同時に行っていた修行が完了し、職業の掛け持ちが解禁される。
会わずに謎の神殿に行くとミレッカから連絡が入るので、見落とすことが無い親切仕様。
過去の方でもその地方内に限りルーラが使える仕様になっているので、「どうしてもフォズのところじゃなきゃ嫌だ!」というプレイヤーへの利便性もほんの少し改善されている。やるかどうかは別として。フォズのところでも掛け持ちは可能。い、いつのまに…!

また、神殿内でもアイドル的存在なのか、ある本棚を調べるとフォズのブロマイドが見つかる。


◆他作品への出演

ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート

Ⅶで登場した時よりさらに幼く、修行中の身である。
サマルトリア地方、ローラの門の近くに浮かぶ小島にある祠、そこの旅の扉から現れる。
キーファ一行のキャラバンに保護され、そこで転職の修行がてらモンスターの転生を行う事になる。
キャンプでは紫のテントの中に常駐する。
心の解説もするが、一部の職業の心に対しては少し反応が激しい。

キーファには何かを感じたようで、こっそりキーファも別世界の人間かと聞いている。

元凶を倒した後は一旦元の世界に戻るが、キーファが戻ってきた直後にフォズも戻ってくる。

ちなみにキャラバンハートでは青髪のロングだが、本編では濃紺のおさげヘアー。
これはキャラバンハートのキャラデザイナーのミスで、どうやらドット絵上のヴェールの水色部分を髪と誤解したことによるもの。
証拠に小説版をはじめ、各種媒体で当初から濃紺のおさげとヴェールで統一されている。
しかし青髪のロングが神秘的な雰囲気が出ていることから、こちらのデザインが好きという人もそこそこいる。

小説版ドラクエⅦ

2巻に登場。
新書版では口絵の登場人物紹介にいるどころか、表紙にもセンターでいる。メルビン涙目。

小説版は特にフォズに対して設定が掘り下げられており、

  • 赤目
  • フォズの目は魔力を捉える目で、普通の光を見る視力としては人間は輪郭を判別出来る程度に見える。
  • その力は単に転職以外にも、相手がどんな職に就けるかを見抜く力がある。
  • フォズの目にガボは白い狼のように見え、アルスの水の紋章についても触れている。
  • 元々は山奥に暮らしていて大神官として見出だされた子供で、人間かどうかすら曖昧な存在。
  • 代謝を止める事も可能で、成人したらそのまま老化しないであろう、アントリア曰く“魔を越える化物”。
    でも本人はそんな自分が不安である。

等々。
また、メラミやザオリク、ベホマラーといった呪文も見せている。

ドラクエⅪ

フォズ自身は未登場ではあるが、ベロニカの着せ替えとしてフォズの見た目になれる装備が登場。
彼女の最強装備でもある。




        
 ■■    ■■
  ■  ■■■
   ■■■■■
   ■■■
   ■■ ■■■
 ■■  ■■■■■■
  ■■■■■■■
  ■   ■■
   ■■■■■
   ■■ ■■
  ■■ 
  ■■■■■■■■
 ■■■■■■■■
  ■■■■
  ■■■■
 ■■ ■■■■
■■■■  ■■■■
■■■■■■■■■■
 ■■■■■■
 ■■■■ ■■■■■■■
 ■■ ■ ■■ ■■■
  ■■■   ■■
   ■■■  ■
     ■■■■■


この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年05月16日 18:10

*1 16分の1の確率で攻撃力の約2.5倍のダメージを与える

*2 おまけに「わ、私は 私…は…」の仮名がずれるという凝り具合

*3 事件解決後、フォズは主人公一行が未来の人間であることを見抜いている。

*4 メタ的な話をすると、これはオリジナルでは転職不可の詰み防止だったため