アリスフィーズ(もんむす・くえすと!)

登録日:2012/10/15(月) 02:26:46
更新日:2024/04/18 Thu 12:45:11
所要時間:約 6 分で読めます



「……エロめ」




2010年より順次発売された、同人ゲームソフト「もんむす・くえすと!」シリーズの登場人物。
CV担当は大山チロル氏。原画は人外フェチの中でも知る人ぞ知る「魔物娘図鑑」の健康クロス氏が手がけている。
一人称は「余」。



おそらくモチーフは「ラミア」か「エキドナ」。
上半身が人間に近く下半身が蛇というラミア体型をしている。が、一応人間の姿を取ることも可能。
曰く、この世界に存在する様々な魔物の要素を持っているとのこと。右側頭部の花も飾りではなくれっきとした体の一部。
そこらの魔物とは比較にならない程の力を持つが、その正体は謎に包まれている。
魔物娘の中でもかなり上位に君臨する魔物らしい……しかしどういうわけか幽霊が大の苦手で、幼稚な振る舞いを見せることも多い。

物語開始時、村に立ち入ろうとするスライム娘を撃退した主人公ルカが、気絶している所を助けた(?)モンスター娘で自称「旅のグルメ」。
勇者を目指しながらも魔物である自分を助けたルカに興味を抱き、旅に同行することになる。
その後、勇者というにはあまりに貧弱なルカを見かねて、魔族に伝わる剣技などを伝授する師匠ポジションとなった。



魔物と人間に対して中立の立場を崩さず、戦闘になった場合、魔物側での自身の影響力を考え、すぐさま何処かへと姿を消してしまう。
仮に魔物に敗北するようなことがあっても例外を除いてルカを手助けすることはなく、
基本的には道中の飲み食い、観光、ルカの精液の搾取と、かなりの好き勝手をやっている。


本シリーズにおけるメインヒロインでありかわいい、そしてとてもかわいい。もう一度言うが、かわいい。
中章ではルカにデレまくる。店先で物欲しそうに見つめていたものを買ってもらった瞬間の笑顔の破壊力は、推してしるべし。
中章終盤のためにも、ぜひ買ってあげよう。
だが決して甘いわけではなく、ルカの抱える矛盾や理想のカタチに対して厳しい意見を言う事も多い。
……まあなんだかんだ言ってすぐに慰めてくれるんですけどNE!アリスかわいいよアリス。

学があり博識な一方で箱入り娘だったのか一般常識に欠ける面がある他、かつて部下に下した命令をド忘れしてたり、精を吸われ尽した村人達を回復させる際にうっかりせっかく封印したサキュバス達まで復活させてしまったりと抜けているところも見られる。

何かをやりとげたいい顔で鍋を破壊するほど料理は苦手だが、そのくせグルメ。





選択肢によっては序盤から彼女と戦うことができる。
が、彼女のステータスは、


レベル・145
  HP・32000


などという馬鹿げた数値でありとても勝てる戦いではなく、
かといって負けイベントでもないので素直に選択肢までロードしよう。




……もし彼女と対等に渡り合うその時がやってきたならば。
これまでに得た力を惜しげもなくぶつけ、彼女の想いに答えよう。
その後の選択の是非は、プレイヤーの手に委ねられている。
彼女との旅で出会ったもの全てを噛み締めて、決して後悔のないように。



以下ネタバレ。














ってか魔王


魔物の頂点に君臨する第16代目魔王であり、歴代の魔王達の中でもトップクラスの魔力を持つ最上級妖魔。
部下の魔物達に対して「自己防衛の為以外に人間を攻撃するな」という方針を採っており、
意見の食い違いから彼女の事を快く思っていない魔物も相当数存在する。
即位してまだ間もないらしく、実年齢はなんと22歳。そして処女。
もう一度言うが、処女。

ルカに付き添い行動する中でルカ自身の行動原理が人と魔物の共存というよりはそれを建前にした、
かつての父の行いの罪悪感からくる破滅願望にあることを見抜き、理想の世界の中で自分が生きるように諭す。

幼少の頃、先代魔王である実の母が目の前で勇者に殺害される現場を目撃。
怒りのあまり我を忘れ、暴走した力でその場にいた勇者一行を壊滅させてしまう。
後に、母が命を散らせた理由が、魔物が人間と共に歩む為であったのであると理解するが……、
時すでに遅く、その頃には人間と魔物の間に広がった溝は、もうどうしようもないほどに深いものとなってしまっていた。
のちに明らかになるが、その勇者とはルカの父であるマルケルス。実はこの頃からルカとは因縁があったのだ……。


母の意志を次ぎ、人間と協調の道を歩むか。
それとも、魔王として人間を滅ぼすのか。
若き魔王は、選択を迫られていたのである。

そもそも、人間と歩み寄ることは可能なのか。
目の前に現れた「共存」という理想を語る少年。
誰もが笑うであろう馬鹿げた夢を叶える為、前へ歩き続ける彼の姿に、彼女は一縷の希望を抱く。

母の願い。それを打ち砕いた自分。理想の為に走る少年。
そうして彼との長い旅の中で彼女が導き出した結論と手段は、到底理性的なものではなかった―――――




「……楽しい旅だったな、ルカ」



「貴様と世界を巡った日々……その思い出は、余の最高の宝物だ……」


「さあ、貴様の手で……この旅の幕を引いてくれ」




以下終章ネタバレ













最終決戦の結末。力をつけたルカはアリスの願い通り魔王に打ち勝ちながらも、彼女の願いに反して魔王の生命が絶たれることはなかった。

魔王である自分が勇者に討たれることにより世界には平和が訪れるという考えは皮肉にも彼女がかつてルカに対して指摘した「自己犠牲の誘惑」そのものであり、その指摘がブーメランする形でルカ自身に真っ向から否定されることとなる。
加えてもし思惑通り彼女がルカに討たれたとしても、そこには「魔王が人間に倒された」という結果だけが残り、そうなれば人間と魔物の対立は今度こそ修復不能なまでに悪化するだろう。
母とルカへの罪悪感のあまり我を忘れていたアリスは自らの過ちを悟り、改めてルカとともに共存の道を新たに探すことを決意。
しかし、意に沿わぬ勇者と人間をとうとう見限ったイリアスにより世界中に天使たちが侵攻を開始。
アリスはイリアスの手により肉体を封印され、一時期は幼年の姿と化してしまい、大きく力を失ってしまう。

だがルカやたまもたち四天王、そして共通の敵を得たことにより手を取り合うようになった人間や魔物たちの手により、天使たちへの反撃が開始。
以後はルカのサポートに回っており、自分の肉体の封印を解いた後も同行していた。

最終決戦ではルカとともに先陣を切ってイリアスや黒のアリス率いる軍団に立ち向かい、様々な困難や強敵も、仲間たちの手助けを得て乗り越える。
そしてとうとう、ルカと共に真の敵・イリアスを討つことを果たす。


ルカとアリスによる旅は某変な蛇によって書籍にまとめられ(かなり脚色あり)、またルカとは公認の仲として世界中から認知される。
そしてたまもの仕掛けた酷い快楽への誘いの数々を回避したルカと結婚。
初夜は相変わらずあひぃではあったものの、その際に無事に双子の男女を懐妊した。


平和になった世の中が自分たちの子供の世代、いやそれ以降も続くことを願いつつ、夫と再び世界中を回る旅に出た。
もっとも、彼女の狙いはもちろんグルメであったが……。




もんむす・くえすと!ぱらどっくすRPG」にも当然メインヒロインとして登場。
ただし自称「アリスを導く白兎」に何らかの術でロリ化させられ、イリアス大陸に飛ばされてしまった。

物語最序盤で同じくロリ化したイリアス様と選択する形で仲間になる。
目的はもちろん自分をこんな姿に変えた白兎を探すため。

対となるイリアス様と違い前作ネタ成分は少なめ。
また前作のように勇者一行を壊滅させたせいで魔物と人間との間に亀裂が生まれた、ということもない。
むしろもんぱらの世界は前作のルカとアリスが夢見た人と魔物の共存社会にかなり近づいている。


ロリ化させられた上に記憶の一部が欠損してしまっているが、博識な面は健在でルカ一行の行動方針に度々助言する。
もんくえでは終章まで共に戦うことはなかったが、本作では序盤からパーティメンバーとして戦ってくれる。
当初は死に場所探しの前にルカさんと諸国漫遊を楽んでいたもんくえの大きいアリスと違い、最初から明確な行動指針がある分真面目な面を見せることが多く、むしろこちらの方が大人びているフシすらある。
もんくえ以上にノリが軽い性格になったルカさんに合わせてややツッコミ要員としての毛色が強い。
ただし根っこの性格は変わらず食いしん坊属性も健在。ほぼ全ての食べ物で好感度が上がるため、最も好感度が上げやすいキャラの一人。
ルカに対してはもんくえ同様憎からず思ってはいるものの「少年勇者と女魔王のボーイミーツガール」という側面が強かったもんくえに比べると、ぱらルカさんの朴念仁っぷりのせいもあり、ガッツリイチャイチャするような場面は少ない。22歳の彼女をガールと呼んでいいのかは別として
何せもんくえでは要所要所で両者の仲を進展させるのに欠かせないエピソードとなっていた二人っきりの静かな野営も、本作では大量の仲間と共にキャンプファイヤーを取り囲んだキャラバン状態なので、勝手が違うのも仕方ないところである。


コラボイベントでは三枚のおふだからやってきたマガツと「ショタ主人公の師匠を務めるヒロイン」という立ち位置故か意気投合。
ルカと何かと共通点が多い白念に興味を示したのか、「これほどまでに美味しそうな弟子を育て上げるとは見事」とマガツの手腕を讃えた。
当然目移りしたというわけではなく「ルカの方が美味しい」「娼夫対決をしたら絶対にルカの方が多く客を取れるはず」という謎の対抗意識を見せていた。


キャラ性能は優秀なアタッカータイプ。攻撃力と魔力に優れているので戦士・魔法使いどちらもいける。
また魔王は様々な魔物の遺伝子が混ざっているという設定上、初期から6つの一般種に転種でき、
さらにそこから上級種にも転種が発展するので尋常ではない数の種族になれる。
もんくえではろくすっぽ料理もできない有様だったが、本作では料理人系の職業を極めればきちんと美味しい料理を作ることも可能である。
欠点としてはあまりにも転種先が豊富すぎて育成方針を定めるのが難しいことと、基礎ステータスは高いが固有アビリティが貧弱なので特化型のキャラに比べるとやや見劣りすること。
特に中章で加入するご先祖さ……アリストロメリアはアリスのそれに加えて植物系列にまで転種が可能で、強力な固有スキルまで持つ魔法特化キャラなので、上手く差別化を図りたい所。

イリアスルートを選んだ場合、別行動をとることになるが、拠点となるポケット魔王城をイリアスに盗まれた挙句、ルカはおろか誰の庇護も受けられず寂しく旅をするハメに。
アリスルートのイリアスはなんだかんだでイリアス教における崇拝対象のイリアスであることに変わりはないため、ルカからしてもそれなりに接点がある存在なのだが、
その逆のイリアスルートのアリスはルカからすると完全に他人なので会話らしい会話もあまりないという、くえにおけるメインヒロインぷりから打って変わって可哀そうな立ち位置に。
おまけに旅に同行してくれるのが自分の大嫌いな妖狐の二尾銀狐の「もふゆ」とバニースライムの「うさこ」。
「自分がこれから立ち上げる新生魔王軍における四天王の一員」とのことだが、正直荷が重いだろう。
ただし境遇に腐ることなく冒険そのものはきちんとこなしており、同じ3人旅でもイリアスのそれに比べると割と余裕を持っているためなんだかんだで結構たくましい模様。
お供二人に関しても強力な魔物が出現する地方にもぐんぐん足を延ばしているため、四天王には及ばないまでも結構な強さまで成長できているようだ。

外部出演

もんぱらのコラボイベント終了後の姿、ロリ状態で参戦。
カズヤ、ルカ、マリオンの三人とともにSHRIFTの世界を救うために尽力する。
…なおコラボイベント後、ルカさんはSHRIFT世界で起きたことを忘れてしまうらしいのだが、アリスは覚えているらしい…
もんぱら終章でそのことがどのような影響を与えるのかは不明。

もんくえ終章後より、おそらくルカさんと初夜を過ごしたのち、
「そうだ、京都に行こう」というレベルの軽いノリで異世界へとやってきた。
Live2D立ち絵と声優付きでの出演、もちろん寝室シーンもあり…だが、寝室相手はモンスター娘TDの主人公ではなくルカさんである。
まあ何だかんだ言いつつ最後までルカさん一筋を貫いた彼女なので、当然と言えば当然。

コラボ第二弾にて、ゲシュペンス島の溶岩に浸かったことでロリになってしまう。なんのことかわからないって?そういう世界観なんだから仕方ない
とはいえ弱体化されたわけではないので、元に戻る方法を探しつつも島での冒険をエンジョイすることに。しかし、そこには思わぬ仇敵が…。
なお、プレイヤーも1600円支払えば手持ちのアリスをロリにすることが可能であり、さらにロリ状態での寝室シーンも追加される



追記・修正は人と魔物の共存を望む旅のグルメの方がお願いします


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